- 効率よく就職活動を進めたい
- 自分では気付けない優良企業と出会いたい
- 自分に興味を持ってくれる企業を知りたい
と考える人たちの中で、今話題なのが「逆求人サービス(オファーサービス/スカウトサービス)」です。
逆求人サービス(オファーサービス/スカウトサービス)は、インターンシップ募集や説明会募集などに使われる求人方法として、近年、就活生・企業ともに利用数を伸ばしています。
そこで今回は、逆求人サービスの概要や活用するメリットについてご紹介します。
目次
逆求人サービスとは?今までの就活とどう違うの?
逆求人(逆オファー)サービスとは?
逆求人サービスとは、自分の強みや過去の経験、希望条件などをプロフィールに登録すると、その情報を見て興味を持った企業から直接オファーが届くサービスです。
従来の、学生側から企業に応募して選考を進める形式とは異なり、企業側からオファーというかたちでアプローチをもらい、企業と学生とが出会う方法です。
新しいスタイルの採用手法として注目され、近年企業・就活生の利用者が増加。逆求人サービス以外に「オファーサービス」や「スカウトサービス」とも呼ばれ、現在ではさまざまな逆求人サービスが展開されています。
その中の一つがベネッセの就活支援サービス「dodaキャンパス」。あなたを魅力に感じた企業から、早期選考や特別選考といった特別なオファーをもらうことができます。登録が未だという方は、ぜひ登録しておきましょう。
逆求人が注目を集める背景
現在は少子化や労働人口の減少により、求人数に対して求職者が少ない「売り手市場」です。企業は優秀な人材を確保するための新たな採用手法を模索しており、直接求職者にアプローチできる逆求人サービスは、効率的な人材確保の手段として注目されています。
また、就活生にとってのメリットが多いという点も逆求人サービスが伸びている理由です。企業から直接オファーを受け取ることで、自分の価値を再認識し、自己肯定感を高めながら就職活動を進めることができます。また、自分では知り得なかった優良企業との出会いや、早期選考・特別選考のオファーを受けるチャンスが増加するといったメリットも!
就活生と企業それぞれにとってWin-Winのサービスということから、昨今注目を集めています。
就活生が逆求人サービスを活用する5つのメリットとは?
逆求人サービスは、利用する学生に多くのメリットをもたらします。 代表的な5つのメリットについて詳細に見ていきましょう。
1.待っているだけで就活が進む
逆求人サービスを利用すると、就活生は自分のプロフィールを登録し、定期的にログインすることで企業からオファーを受け取ることができます。自分から積極的に企業にエントリーする必要がないため、効率的に就職活動が進む方法です。
従来の就職活動と同様に、自己分析や企業研究、面接対策などは必須ですが、逆求人サービスを活用することで、就活を効率的に進めることができます。
空いた時間を有効活用することで、勉強やアルバイト、サークル活動などに時間を割くこともできるでしょう。待っているだけで就活が進む逆求人サービスは、忙しい学生や効率的に就職活動を進めたい方にとって大きなメリットです。
2.自分では知り得なかった優良企業との出会いがある
日本には約200万社以上の企業があると言われており、その中から「自分に合った企業」を見つけ出すのは至難の業です。
そのため、知っている企業を中心に探索してしまうのは無理もありません。
しかし、知らないだけで優れた企業は世の中に沢山あります。また、知っている企業が自分に合っているとは限りません。 自分の知らない優良企業と出会うきっかけを持つことは、企業とのミスマッチのリスクを減らし、納得できる内定を獲得するのに役立ちます。
先述の通り、逆求人サービス(オファーサービス/スカウトサービス)は、プロフィールを登録しておくだけで、自分に魅力を感じてくれた企業が直接アプローチしてくれる仕組みなので、自分では気付けなかった優良企業と出会いやすいのが特徴。
これは、近年多くの就活生が利用するようになっている大きな理由です。
3.早期選考や特別選考のオファーに期待できる
企業から早期選考や特別選考のオファーを受けることで、就職活動を有利に進めることが可能です。
企業は優秀な人材を他社より早く確保したいと考えており、逆求人サービスを通じて積極的に学生にアプローチします。その際、エントリーシートの提出が免除されたり、面接回数が少なくなる特別選考の案内が届くことがあるのです。
また、個別説明会への招待を行う企業もあるため、ライバルの学生よりも深い企業研究を行うことができるでしょう。
このチャンスをつかむためには、プロフィールを充実させることが重要です。自己PRや志望動機を具体的に記載し、あなたの魅力をしっかりと伝えましょう。
4.新たな自分の魅力を知るきっかけになる
企業はあなたのプロフィールを詳しく読み、独自の視点で強みや可能性を見出してくれます。自分では普通だと思っていた経験が企業に評価され、新たな業界や職種に興味を持つきっかけになることがあるかもしれません。
- ボランティア活動が評価され、社会貢献度の高い企業からオファーを受けた。
- 趣味のプログラミングが認められ、IT企業からスカウトされた。
- アルバイトでの接客経験が評価され、サービス業界からオファーが届いた。
このように、企業からのオファーは自己理解を深める大きなヒントになります。自分の新たな一面を知ることで、就職活動の幅が広がるでしょう。
5.自己肯定感を維持しつつ就活できる
逆求人サービスでは企業があなたのプロフィールを見て興味を持ち、オファーを送ってきます。これは、企業があなたの能力や可能性を評価している証拠です。これにより自分の強みや魅力を再確認し、自己肯定感を維持しながら就職活動を進めることが可能です。
実際、逆求人サービスを利用した学生からは「企業から強みを見出してもらえるため、落ちることなく就活を進められた」という声も挙がっています。
自分の能力や適正に関する不安を軽減することで、自信を持って面接やエントリーシートに取り組むことが出来るでしょう。
知っておきたい!企業が逆求人サービスを利用するメリットとは?
ここまでは就活生にとってのメリットを見てきましたが、企業にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか?
意欲の高い学生にアプローチできる
逆求人サイトに登録する就活生は、自分の魅力や能力を企業に売り込もうという意欲が高い傾向にあります。そのような意欲の高い学生に対して積極的にアプローチできる逆求人は、優秀な人材を求める企業にとっても魅力的です。
自社を知らない学生に対してもアプローチできる
従来の就活スタイルでは、自社に興味を持ってエントリーしてきた学生にしかアプローチできませんでした。
しかし、自社のことを知らない学生の中にも、優秀な学生が多くいるのも事実です。逆求人を使うことで、応募を待っているだけでは出会うことのできない優秀な学生に直接アプローチできるメリットがあります。
時間や経費がかかりづらい
従来の採用活動では、求人広告の掲載や合同説明会の開催など多くの手間と費用が必要でした。しかし逆求人サービスを活用することで、これらの自社紹介プロセスをカットして直接学生にアプローチすることができます。
また、自社の求めるスキルや適性を持つ学生と直接つながることで、ミスマッチの削減ができるため、書類や面接などの選考ステップを省略することが可能です。
逆求人サービスでオファーをもらうコツ
企業からオファーをもらう確率を上げるためには、魅力的なプロフィールを作成することが重要です。企業の採用担当者は、あなたのプロフィールを見て「自社にマッチしているか」「活躍できそうなスキルや経験、ポテンシャルがあるか」を判断しています。
ここでは、採用担当者の興味や期待を引き出すプロフィールの作成方法を確認しましょう。
あなたが伝わる自己PRを登録する
自己PRは、あなたのプロフィールを読む企業担当者が最も注目する項目の1つです。ここであなたの魅力を伝えることができなければ、マッチした企業からオファーが届く確率は大きく下がってしまうでしょう。
自己PRでは「あなたの強みとその根拠」が明確に伝わることが重要。採用担当者が知りたいのは「?」「自社の業務でも活かせる強みを持っているか?」という点です。そのため、自分の強みを端的に伝えることが大切になります。
ポイントは、冒頭で単刀直入に「私の強みは◯◯です」と伝えることです。自己PR欄をパッと見たときに、すぐに強みがわからないと、それ以上続きを読んでもらえない恐れがあります。
「すべてじっくり目を通してもらえるはず」という意識は捨てて、「そもそも読まれない」という前提に立って、結論から書き出す癖をつけましょう。
冒頭で自分の強みを伝えたあとは、その強みの根拠となる過去のエピソードを詳細に書きます。どのような経験をして、そこでの課題はどういったものがあって、それを乗り越えるためにどんな行動を取ってきたのか……。
その具体的なエピソードを語ることで「なるほど、だからその強みが身についたのか」と、納得してもらうことができるでしょう。
【強みが伝わる自己PRの例文】
私の強みは、課題を見つけ、それを改善するための方法を考案して実行できることです。
→冒頭で強みを単刀直入に伝えることが重要
私は、体育会ラクロス部のキャプテンとして活動していました。私の大学のラクロス部は強豪ではなく、大会に出場しても初戦敗退することがほとんどでした。部員のモチベーションも下がり続けており、練習の雰囲気も活気がありませんでした。この状況に問題意識を感じ、早急に対策を練りました。そこで気づいたのは「練習方法が体系化されておらず、技術の向上につながる効果的な練習ができていない」という点です。そこで私は、日々の練習項目をリストアップし、技術向上に役立つものだけを厳選して、練習メニューを組み直しました。そして部員一人ひとりに新しい練習メニューの目的やメリットを説明しました。その結果、約半年で部員の技術レベルは著しく向上。練習へのモチベーションも上がり、部の雰囲気も活気が溢れるようになりました。
→どのような課題に直面して、どのような対策を練り、その結果どうなったのか、というストーリーを具体的に書くことがポイント
仕事においては、さまざまな課題に直面することがあるかと思います。そのようなときでも、ラクロス部での経験を活かし、課題解決のための方法を模索して実行したいと考えています。
→強みを仕事にどう活かすのかという視点を書いて締める
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※本サービスは2026年卒の方が対象です
現状の希望条件を登録しておく
具体的な希望職種・業界・勤務地などを登録することで、あなたによりマッチした企業からオファーをもらえる可能性が高くなります。企業は多くの学生のプロフィールを確認しているため、希望条件が明確に記載されていないと自社に合うか分からず、オファーを送りづらいのです。
希望条件を登録する際は下記のポイントに留意しましょう。
希望条件を登録する際のポイント
- 具体的に書く:曖昧な表現を避け、具体的な職種や業界を記載する。
- 優先順位をつける:絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を明確にする。
- 最新の情報に更新する:希望が変わった場合は、すぐにプロフィールを更新する。
明確な希望条件を登録することで、企業とのミスマッチを防ぎ、効率的な就職活動を行うことができるでしょう。
ログインして活動中であることを知ってもらう
企業にあなたが活動中であることを知ってもらうためには、逆求人サービスに時々ログインすることが大切です。ログイン履歴が新しいほど「この学生は積極的に就職活動をしている」と判断される可能性が高くなります。
定期的にログインし、新しいメッセージが来ていないか確認したり、プロフィールを更新しましょう。これにより、企業にあなたの活動状況が伝わり、オファーを受け取るチャンスが増えます。また、ログインすることでサービス内の最新情報や企業からのメッセージを見逃さずに済むというメリットも。
「定期的にログイン」し「プロフィールを最新に更新」し「企業からのメッセージに迅速に返信する」ことが逆求人サービスで成功する秘訣といえるでしょう。
逆求人サービスで納得の就活を実現しよう!
逆求人サービスを活用することで、あなたの希望や強みに合った企業と効率的に出会うことができます。また、自分の価値を企業に認めてもらうことで、自己肯定感も向上するでしょう。
みなさんがマッチ度の高い企業と効率的に出会い、自己肯定感を高めながら納得のいく就職を送ることを願っています。
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