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【株式会社JTB 採用担当者インタビュー】旅行だけでなく、あらゆる交流を創造! 欠かせないのは旺盛な好奇心と挑戦意欲

  • インタビュー
  • 2023.03.17

株式会社JTB 人事チーム

求人担当 佐藤武勇さん
求人担当 園田菜穂子さん

目次

    多様な“人財”こそが、幅広い事業を支える基盤に

    「dodaキャンパス」を利用する企業の採用担当者は、学生にどのような力や経験を求めているのでしょうか? 今回は、株式会社JTBの人事チームに、近年の事業展開や学生に期待する力についてお聞きしました。

    ――JTBグループと聞くと旅行業をイメージする人が多いと思います。実際に今、御社ではどのような事業に力を入れているのでしょうか。

    佐藤さん:JTBグループは「交流創造事業」を事業ドメイン(事業の展開領域)としています。交流創造事業とは、さまざまな交流を創り出し、促進する事業のこと。旅行はもちろんですが、MICE*事業、オリンピックやワールドカップなどの国際スポーツ大会を斡旋するスポーツ事業、地域の魅力を発掘し、発信していく地域交流事業など、さまざまなフィールドであらゆる交流を生み出していくのが、我々の仕事です。

    *Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字からつくられた造語。ビジネストラベルの1つの形態。

    ――幅広い事業を展開していくうえで、御社が大事にしている点は?

    佐藤さん:JTBグループの最大の強みは多様な“人財”です。旅行分野はもちろん、イベントの企画運営、出版・映像事業、保険、不動産、金融など幅広い分野の専門人財が在籍しており、国内だけでなく世界中で活躍しています。

    弊社では「人材」ではなく、「人財」という言葉を使います。これは、JTBグループで働く一人ひとりの社員が、あらゆる価値を創出する源泉であり、最大の資産だと考えているからです。

    ――社員研修の充実も図っているそうですね。

    佐藤さん:JTBでは、学びを「続ける」ことを重視しており、目指すべき人財像を「自律創造型人財」としています。その理由は、成長に終わりはないからです。具体的には、「自ら課題を立て、学び、挑戦し続ける」、「自らの意思で未来を描き自己成長し続ける」、「国際的な視野で社内外のメンバーと協働し新たな価値を創造し続ける」、といった人が挙げられます。

    そしてもちろん、会社としても必要な時に必要な学びの機会を提供するというスタンスで、いつでもどこでも学べるよう、J-CampusというLMS*を導入しています。社員講師による集合研修、ウェビナーやeラーニングに加え、社外の研修等を含む年間約1,000本の研修コンテンツを展開、研修とOJTを通じて、常に成長し続けることができるんです。

    *LMS:Learning Management Systemの略。 eラーニングを含むJTBグループにおけるあらゆる「学習」を管理するためのシステム。

    あらゆる場面でつながりをつくり、新たな価値を創出

    ――コロナ禍はツーリズム産業に大きな影響を与えました。今後、JTBグループはどのような活動に力を入れていくのでしょう。

    園田さん:ここ数年、旅行に行きたくても行けなかった人も多く、その反動もあってこれまで以上に旅行ニーズが高まりつつあります。

    一方で、私たちはお客様を待っているだけではいけません。そこで近年は、旅行の促進やイベントの開催で人の流れを生み出すだけでなく、新たなコンテンツの創出に取り組んでいます。

    例えば、「旅行×教育」と聞いて、一般的にイメージされるのは修学旅行ですが、我々は中学・高校向けにキャリア教育やSDGsに関するコンテンツも提供しています。あるいは、ふるさと納税サイトを運営してお客様と地域をつなぎ、その土地を訪れなくても地域を応援できる事業も進めています。

    交流創出事業の「交流」とは、言い換えれば「つながり」です。個人と個人、個人と地域、日本と世界、リアルとバーチャル――こうしたつながりが増えるほど、新たな価値が生まれ、社会課題の解決にもつながっていきます。つながりが生み出す価値は無限だと考えています。

    「デジタル総合職」の採用も開始。求められるのは挑戦する意欲

    ――御社の採用コースについて教えてください。

    佐藤さん:大きく分けて「総合コース」と「基幹コース」があります。

    基幹コースは特定の業務に専門的に取り組む職種で、勤務するエリアもある程度固定されます。携わりたい事業に特化し、高度な専門性を発揮していただくイメージです。

    一方で、総合コースは交流創造事業のあらゆる業務に携わっていただくことになります。例えば、個人や企業、行政機関等に対する営業、ホテルや航空会社との仕入造成業務、イベントや学会、国際会議などの企画や運営、お客様と同行する添乗業務、Web・システム業務など、本当にさまざまです。

    JTBグループは新しいことにチャレンジできる環境が整っていますから、総合コースは挑戦意欲が高い人にとってはやりがいを感じる職種だと思います。自分の努力次第では、国内の交流促進だけでなくグローバルな交流を創造できるのが一番の魅力ですね。

    ――総合コースに求められる力とは?

    佐藤さん:まず、自分で判断する力です。交流創造事業では多種多様な仕事に取り組んでもらいます。いろいろな判断をしなければならない場面が非常に多いので、何が最適なのかを自分で判断できる人が活躍しています。

    好奇心も重要です。現代は人々の価値観が多様化し、マーケットも絶えず変化しています。常に正しい答えがあるわけではありません。新たなソリューションを生み出せるのは、さまざまな情報を積極的にキャッチする好奇心旺盛な人ではないでしょうか。

    私は就職活動中の学生に「とにかく色々な場所に出かけてください」と伝えています。さまざまな場所で、さまざまな人から刺激を受けることで、好奇心が生まれ、挑戦意欲が湧いてくるからです。

    ――2023年度の採用から総合コースの中に「デジタル総合職」を新設しました。こちらはどのような職種ですか?

    園田さん:初期配属のみWeb戦略、システムマネジメント、サイト制作やWebマーケティングなどのデジタル領域全般に関わる業務に携わります。その後のキャリアは総合職に準ずる形になるので、単なるデジタル職ではなく、デジタル総合職という形にしています。

    デジタル領域と聞くと、理系のイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、理系でなくてはいけない、あるいはITスキルが高くなくてはいけないというわけではありません。

    もちろん情報系学部出身で、大学で身につけた知識やスキルを活かしたいという方は大歓迎です。一方で、文系でもプログラミングに興味があったり、SNSなどを通じた情報発信に関心があったりする人も、ぜひ応募していただけるとうれしいですね。

    ――御社のデジタル領域で活躍している人の特徴はありますか?

    園田さん:総合職と同様、挑戦心のある方や、人と人とのつながりを大切にしている方が活躍しています。デジタル系の仕事は、1人で黙々と取り組む印象を持つかもしれませんが、実際はそんなことはなく、社内外の人とのコミュニケーションが何よりも大事だと思っています。

    ――最後に、就職活動中の学生、これから就職活動を迎える学生にメッセージをお願いします。

    佐藤さん:就職活動中はさまざまな企業のビジネスパーソンと出会い、会話できる有意義な時間だと思います。自らが成長できる機会だと捉えていただいて思いっきり楽しんでほしいと思いますね。

    園田さん:将来の道がまだ定まっていない人は、自分が興味あることに、どのような会社が関わっているのか調べるところからスタートしてもいいと思います。すでによく知っていると思っていた領域に、実は意外な会社が関わっていることを発見するかもしれません。就職活動期間を、いろいろな視点から物事を見る時間にしていただきたいですね。

    そして、行き詰まったら、視点を広げる意味でも息抜きの意味でも、ぜひ旅行に出かけてください!

    ――お二人とも本日はありがとうございました。

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