インターンシップに応募するときに証明写真を求められる場合があります。しかし、いざ写真を準備するとなると「スピード写真で撮っても大丈夫?」「服装や髪型はどうしたらいいの?」などの疑問が浮かぶのではないでしょうか。
そこで今回は、インターンシップ向けの証明写真について詳しくご紹介します。
目次
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インターンシップの証明写真に関する基礎知識
はじめにインターンシップの証明写真が何のためにあるか、写真が必要な書類の種類や準備する期限など、基本を解説します。インターンシップにこれから参加する人は確認しておきましょう。
写真はなぜ必要?何に使う?
インターンシップ向けの証明写真は、本人確認のために求められます。本人の印象を確認する目的もありますが、氏名や経歴などと同じく、写真は個人情報の一つです。
インターンシップ向けの証明写真が必要となる主な場面は三つあります。一つめは基本情報の確認を目的とした履歴書を作成するとき。二つめはあなたの熱意や可能性などを伝えるエントリーシート(ES)を作成するとき。三つめは就活情報サイトにプロフィール画像を登録するときです。
写真が求められる場面が異なっても、一般的には、同じ写真を使い回しても問題ありません。
写真が必要な時期
インターンシップ向けの証明写真は、参加するインターンの申し込みが始まる前に準備します。一般的なインターンシップのスケジュールは以下のとおりです。
- インターンシップ情報サイトオープン:4月1日
- 夏インターン申し込み:4月~
- 秋冬インターン申し込み:9月~
証明写真の使用期限は一般的に3カ月〜6カ月です。そのため、たとえば大学3年生の夏にインターンシップへ参加するのであれば、大学2年生の1月〜大学3年生の4月ごろに撮影することになります。
インターンシップの写真を好印象にするコツとは?
インターンシップの参加可否が証明写真によって決まる可能性は少ないですが、選考者の印象を左右する側面があるのは確かです。そこでインターンシップの写真を好印象にするための表情や髪型、服装などのポイントを解説します。
柔らかい表情を意識する
インターンシップ用の証明写真に適している表情は、口角を上げて、歯が見えない程度にほほ笑んだ状態とされています。オーディション用写真のような笑顔はやりすぎですし、逆ににらみつけるような真面目過ぎる表情も適しません。
そのため、自然で柔らかな表情を目指しましょう。どうしても自然な表情にならない場合は、一度思い切り笑顔をつくってから自然な笑顔に戻す方法があります。
また、柔らかな表情をつくる際は適度にアゴを引くことも大切です。アゴが上がっていると威張った印象になりますし、逆にアゴを引きすぎると、おもねるような印象になってしまう可能性があります。
しっかり顔が見える髪型
証明写真の主目的は本人確認ですので、しっかり顔が見える髪型にします。目元に髪がかかるとしっかりと顔が見えないため、短く切るか、スタイリング剤やヘアピンなどを使って横に流す方法をとるのが一般的です。
また、髪型によってはサイドの髪が顔を覆うようになり、顔が暗く見えることがあります。この場合、たとえば女性ならハーフアップのまとめ髪にするなど、顔をしっかり出す工夫をすると良いでしょう。
清潔感のある服装
証明写真は清潔感のある服装が基本です。一般的にはスーツが良いとされており、実際、8割以上の人がスーツを選んでいるというデータがあります。とくに、グレーや紺などの落ち着いた色のスーツは、フォーマルな印象を与えやすいため無難です。
暑い季節に写真を撮影する場合もありますが、ノージャケット、ノーネクタイはフォーマルでないと思われるリスクがあります。また、従業員が私服で勤務しているような自由な社風の企業へ応募する際も、過去の慣例や応募要項を調べたうえで、ビジネスカジュアルにとどめるのが一般的です。
いずれにしても、服装にシワやヨレ、シミがないか、頭髪のフケが付いていないかなどをチェックしてから撮影に臨みましょう。
目線はカメラに向ける
証明写真はカメラ目線でなければなりません。目を細めたり大きく見張ったりすることなく、自然にカメラを見た写真を撮りましょう。
撮影で緊張すると、目つきが不自然に見えてしまうこともあるかもしれません。撮影に緊張してしまう人は、カメラではなくカメラの奥を見る気持ちで見ると、改善される可能性があります。また、やる気がなさそうな目つきや、冷たい目つきにならないよう、普段より少し目を開き気味にしたり、楽しいことを思い浮かべてみると良いでしょう。
背筋を伸ばして姿勢を正す
撮影の際は、背筋を伸ばした正しい姿勢をとりましょう。横から見たときに耳と肩が一直線になるようにすると、背筋がきれいに伸びた姿勢になります。
証明写真では顔に意識が集中しやすいものですが、実は姿勢も大切です。猫背でアゴが出ているとだらしない印象を与えかねません。逆に胸を張りすぎて反り返ると、威張った印象になる場合もあります。写真で相手に与える印象をイメージしながら、忘れずに姿勢を正しましょう。
背景は無地を選択する
写真の背景は無地を選びます。柄や模様が入った背景は証明写真向けではありません。証明写真でよく用いられるパターンは次のとおりです。
- 白の無地
- グレーの無地、グラデーション
- 青の無地、グラデーション
「就活では白背景を選ぶべき」などのルールはなく、好みの色を選んで問題ありません。
証明写真を撮影する場所・方法|ベストな方法は?
証明写真を撮影する方法としては、写真館、スピード写真、自撮りの3つがあります。結論を先にいえば、ベストの方法は写真館です。それぞれの方法の特徴を解説します。
写真館がベスト
証明写真を撮るなら写真館が最適といえます。なぜなら、プロが使用するカメラや照明などの専門機材がそろっており、撮影用のスペースや背景も用意されているからです。お店によってはヘアメイクやスーツレンタルにも対応しています。
また、撮影に慣れているスタッフから、表情の作り方や姿勢のとり方などを教えてもらえるのもメリットです。自分では気付きにくい問題点を指摘してもらうことで、好印象を与える写真を残しやすくなるでしょう。
【写真館の特徴】
撮影代の相場 | 6,500円~(一例) ※ヘアメイク、スーツレンタルなどは別途料金 |
所要時間 | 60分程度 |
注意点 | 家族写真やブライダル関連などの他分野に特化している場合があるので、事前に確認しておく |
上記はあくまで一例ですので、写真館を検討される方はホームページなどで費用や時間、サービス内容を確認してみてください。
なお、インターンシップの応募では、全体の半数超が写真館を利用している傾向があります。
スピード写真は撮り方に注意
写真館の利用が難しい場合に利用できる方法はスピード写真です。好印象を与える写真にこだわる人には不向きですが、証明写真としてのクオリティは問題ありません。近場の商業施設や駅前、コンビニなど人通りが多いエリアに設置してあり、気軽に撮影できるのもメリットです。
一方、自分でボタンを押して撮影するため、姿勢が悪くなったり目線の高さがズレたりしないように、気を付けなければなりません。また、自分で写真を切り抜くときに、きれいに裁断できずに見栄えが悪くなるといったリスクもあります。
【スピード写真の特徴】
撮影代 | 800円前後 |
所要時間 | 5~10分程度 |
注意点 | 表情や姿勢などを自分で注意しながら撮影する必要がある |
なお、インターンシップ応募では4人に1人程度がスピード写真を選んでいるというアンケート調査もあります。
自撮りは緊急事態のみ
スマートフォンやデジタルカメラを用いて自撮りする方法もあります。しかしこの方法は、どうしても間に合わない事情があり、写真館やスピード写真が利用できない人だけの方法です。
自撮りは撮影の難易度が高く、見栄えの良い写真が撮りにくいためです。たとえば腕が写り込んだり、肩の位置がそろわなかったりします。また、近距離から撮影すると、スマートフォン特有のゆがみが出てしまう場合もあるでしょう。そのほか、自宅の家具やカーテンなどが写り込んだり、照明の位置によって影ができたりすることにも注意しなければなりません。
そのため、自撮りする際は誰かに撮影してもらえること、撮影に適した場所があることが写真の質を左右する条件です。
【自撮りの特徴】
撮影代 | 無料(プリント代除く) |
所要時間 | 2~3分程度 |
注意点 | 見栄えの良い写真を撮る難易度が高い |
とあるアンケート調査によると、自撮りを選ぶ人は1割程度しかいないそうです。手抜きと思われないためにも、なるべく避けたほうが無難でしょう。
インターンシップの写真撮影の注意点
最後に、インターンシップの参加や就活全体における写真の注意点を解説します。証明写真を準備する前後で覚えておきたい情報を3つまとめたので、就職活動に役立ててくださいね。
本選考用とは分けて準備する
インターンシップ用と本選考用の写真は分けて準備すると安心です。使用期限は一般的に3カ月〜6カ月で、本選考の募集要項に「〇カ月以内に撮影されたもの」と指定する企業もあります。
また、毎日鏡を見ていると自分自身では気付きにくいものの、数か月経つと思いのほか見た目の雰囲気が変化している場合も少なくありません。髪型やメイク、日焼け具合などで変わるもののため注意しましょう。
同一写真を焼き増しして使う就活生もいますが、できるだけ提出期限から逆算しつつ準備をしましょう。とくに、インターンシップの参加が大学3年の夏で、本選考まで間が空く場合は撮り直したほうが安心です。
本選考を意識する
インターンシップと本選考は別物ですが、インターンシップを軽く捉えずに写真を準備することが大切です。インターン先がそのまま志望企業になることもあります。
また、政府によるインターンシップの定義変更によって、インターンシップでの学生の評価が採用選考時に活用できるようになりました。つまり従来に比べて、インターンシップと本選考のつながりが強くなったわけです。近年はインターンシップ参加者を対象にした早期選考を実施する企業も増えており、就活生としては、本選考を意識しながらインターンシップに参加する必要性が増しています。
写真撮影後に髪型・髪色を大きく変えない
企業の担当者が本人だと認識できるように、髪型や髪色は写真撮影後に大きく変えないほうが無難です。たとえば、黒髪から金髪、ブリーチにしたり、ロングヘアからショートカットに変えるなどすると、企業の担当者が戸惑うこともあるでしょう。
明らかに雰囲気が変わった場合には、写真を撮り直すことをおすすめします。
インターンシップ応募に向けて写真の準備を始めよう
本記事のおさらい
- インターンシップ向けの証明写真が必要になる場面と時期
- 好印象な写真にするためのポイントや注意点
- おすすめの撮影場所や方法
インターンシップの応募に証明写真は欠かせません。慌てて準備して納得できない写真にならないように、余裕を持って撮影を済ませておきましょう。表情や姿勢、服装、髪型などのポイントを押さえて撮影に臨むと、好印象を与えることかできる写真となるはずです。
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