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【就活生必見】企画職の仕事内容や求められる人物像とは?

  • 業界・企業研究
  • 2024.02.26

「企画職」と聞けば、ドラマや映画に登場するかっこいいビジネスマンやキャリアウーマンの姿を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。一般的にいわゆる「花形」だと言われるのが企画職。会社のビジネスや商品を独自のアイデアで世に広めていく……そんなふうに働く姿に憧れを抱いている方も多いでしょう。

そこで今回は、実際に企画職とはどういった職種なのか、どうすれば企画職につけるのかなど、企画職に関するさまざまな疑問を解決していきましょう。

目次

    企画職の仕事内容や種類とは?

    「企画職」というカテゴリでも、実際に担当する業務内容は業界や企業によってさまざま。ここでは、企画職と言われる仕事にはどのような内容があるのかを押さえておきましょう。

    ・商品企画、商品開発

    企画職と聞いて、多くの学生がまず思い浮かべるのが、「商品企画・開発」の仕事でしょう。会社の新商品の開発・企画、既存の商品やサービスをアップデートするのが仕事です。

    顧客のニーズやその時の流行、会社の戦略、コストなど、さまざまな視点に立ってアイデアを出し合います。何もないところから新しいものを生み出すことは、決して簡単なことではありません。だからこそ、得られるやりがいは何にも替えがたいものになることでしょう。

    ・販売促進

    商品企画が誕生させた新しい商品やサービスを消費者の目にとまるような工夫をし、商品を買ったり、サービスを受けたりしてもらうための戦略を立てるのが「販売促進」の仕事。セールスプロモーションともいわれています。

    テレビCMや雑誌広告などのいわゆる広告とは違っていて、もっと消費者にダイレクトに伝わるアプローチを行います。たとえばポスターやPOP、什器(棚やショーケースなど、ディスプレイ用の器材のこと)など、店頭での販売促進グッズを作ったり、購入者に向けたノベルティの配布やポイント交換制度を導入。試食やサンプリングで多くの人に商品を試してもらったりと、実際にその場での購入に繋がるような施策を企画します。

    商品を買おうと思うきっかけづくりや、購入を迷ったときの最後のひと押しになったりと、販売促進の企画次第で売上は大きく変わります。手がけた仕事が数字に直結するので、結果が目に見えやすく、高いモチベーションで仕事に取り組むことができるでしょう。

    ・広報・PR

    商品やサービスを広く世の中に知ってもらうための企画を担当しているのが「広報・PR」です。広告活動ではなく、テレビのニュースや情報番組で取り上げてもらったり、雑誌や新聞の企画で記事にして商品を紹介してもらったりするためのPR活動を行っています。具体的には各社の記者に向けた発表イベントの開催やプレスリリース(報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表)記事の作成、TVや雑誌、新聞関係の会社とのリレーション(関係性)強化などです。

    メディア関係者との信頼関係が仕事を大きく左右するので、広報担当者の人間力と人脈も大切になってきます。責任も大きいですが、その分充実感も大きい仕事です。

    ・営業企画

    営業企画は、営業活動がより円滑に進むよう社内の営業社員向けにさまざまな企画を立てて後方支援する仕事。ただし、会社によって担当する仕事や企画が異なるため、仕事内容も会社によって大きく変わってきます。

    営業活動を直接的にサポートする仕事の例として、売上数値の分析や目標設定、営業戦略の提案、競合他社の情報収集と分析、提案資料の作成などが挙げられます。営業社員が営業活動に専念できるような環境を整えるのです。

    また、営業社員のモチベーションを上げて売り上げに繋げるための企画を行っている会社もあります。たとえば売上インセンティブ(基本給とは別に上乗せされる報奨金)施策や営業実績キャンペーン、表彰制度などです。会社として売上をあげていくために、縁の下の力持ちとなって会社を支える重要なポジションです。


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    新卒でも大丈夫?企画職に関する疑問を解決しよう

    このように、会社の経営に大きくかかわる企画職ですから、花形ポジションと言われるのも納得できます。さらに企画職について深く知っていただくために、さまざまな疑問にお答えしていきます。

    ・新卒ですぐに企画職になれるの?

    企画職の新卒採用パターンには2種類あります。ひとつは、はじめから「企画職」として募集しているもの、もうひとつは、「総合職」として募集し企画職に配属されるというものです。

    どうしても企画職につきたいと考えている方は、「企画職」として募集している企業や、そもそも企画・制作をメインとしている企業を選んで受けるといいでしょう。「総合職」採用でも企画系の仕事を担当させてもらうことも可能ですが、希望が100%通るとは限りません。もちろん、営業など他の仕事を担当したのち、企画職に抜擢されるということも。さまざまな経験を積んだ上で将来的に企画の仕事に関わってみたいという方は、面接時点でアピールしてみてもいいかもしれません。

    ・マーケティングとの違いとは?

    企画職と混同しやすい職種に、マーケティング職があります。大きく言ってしまえば、企画職はマーケティングという幅広い仕事の中のひとつです。

    マーケティングの仕事は新商品・既存商品に関わらず、商品を売るためにさまざまな調査を行い、売るための仕組みを組み立てていくことです。具体的に言うと、ターゲット(消費者)を選定し、ニーズ(ターゲットの求めていること)をキャッチ。ターゲットに合わせた最適な宣伝活動や流通方法を決定していくことです。商品とターゲットをつなげるためのコミュニケーション活動のすべてが、マーケティングの仕事なのです。

    企画職は定量調査(例:アンケート)や定性調査(例:グループインタビュー)などのマーケティング・リサーチで得た綿密な調査のもと作り上げた戦略にもとづいて、具体的な商品を作り出したり、販売方法を決定したり、宣伝活動を行ったりする、というわけなのです。

    ・資格やスキルは必要なの?

    新卒採用では、専門職でない限り資格を重視されることはありません。ましてや、企画職は専門知識や資格よりも、企画力や分析力、コミュニケーション能力が必要とされる仕事ですから、必ずとっておくべき資格というものはありません。

    ですが、企画職に就いたときに業務に活かせる資格を取得していることは就活においてアピールポイントとなります。たとえば、「商品プランナー」、「販路コーディネーター」、「商品開発コーディネーター」などです。万が一直接活かせる仕事ではなかったとしても、それらの資格を取得するために努力したと熱意と実績は、採用担当者から大きな評価を得られることでしょう。

    企画を目指す就活生の志望動機、求められる人物像とは?

    ここでは、企画職に求められる人物像と、それをもとにした志望動機の一例をご紹介しましょう。

    【求められる能力1】情報をリサーチし、分析する力がある

    華やかにみえる企画の仕事ですが、実際の業務ではとにかく地道なリサーチを行い、その情報を分析することから始まります。いかに顧客のリアルな声を拾い、分析し、商品開発や宣伝活動に役立てていくかが大切なのです。時には、さまざまなツールを使って、分析していきます。

    客観的で正確な分析力や、消費者のニーズを見抜く力、だけでなく、顧客との関係を築いて正しい情報を集めたり、集めた情報から必要なデータを分析したりする能力が評価されます。

    ≪志望動機例≫

    「大学では◎◎のような研究を行ってきました。研究を行う過程で●●というアンケートを○名の方からとり、さまざまな情報や数値を分析する作業を行いました。そのアンケートから~という研究結果を導き出すことができました。この時の経験を、企画という仕事で活かしたいと考え、企画職を志望いたしました。」

    【求められる能力2】企画提案力がある

    分析した結果からつくり出した商品やサービスも、最終的に社内でゴーサインがでなければ世に出回ることがありません。そこで、社内のさまざまな立場の人と調整を行いながらも自分の企画の魅力を十分に提案していく力が求められます。

    ≪志望動機例≫

    「アルバイト先で、スタッフの間で働き方について○○という不満の声が多くありました。それが原因でやめてしまうアルバイトスタッフもいたほどです。そこで私は○○を改善するために、店長に●●していただきたいという提案を行ったところ、納得して受け入れてもらえました。結果としてスタッフの満足度も向上し、大変働きやすい職場になりました。この経験から、私は企画し、それを提案することが得意だと気が付きました。この能力を企画職という立場で活かしていきたいです」

    【求められる能力3】会社や商品への愛情

    会社の新しい商品やサービスを生み出す仕事をする人は、やはり会社に愛情を持っていなければなりません。会社の理念や商品のことを本当によく理解してはじめて、より良いものを生み出すことができるからです。

    ≪志望動機例≫

    「昔から御社の●●という商品を使っておりました。もちろん新商品も出るたびにチェックさせていただいており、毎回どのような商品が発売されるのを楽しみにしています。そうしているうちに、私も御社の商品の開発に携わりたいという思いが強くなりました」

    このように、自分の経験や能力を企画職としてどう生かすことができるのかをアピールするのが良いでしょう。

    企画職採用中の企業からもオファーが届く

    企画職は「新しい商品やサービスの企画をする仕事」だと思えばとてもわくわくしますし、多くの人が憧れるのものですが、一方で、さまざまな努力が積み重ねられている職種でもあります。

    企画職には特別な資格やスキルは必要ありません。だからこそ、あなたの熱意とやる気、そして人間としての魅力が採用に大きく左右します。「チャレンジしてみたい」という気持ちを大切にし、自信をもって就活に挑んでみましょう。きっとそれが、企画職を目指す人にとって大きな強みとなるでしょう。

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