理系学生が行う自己分析は、文系学生が行うものと、どう違うのでしょうか?自己分析を行う目的自体は共通していますが、実は理系と文系とでは、自己分析で掘り下げるポイントが若干異なります。
ここでは、理系学生がエントリーシートや面接で効果的な自己アピールを行うための、自己分析ノウハウをご紹介します。
目次
自己分析方法は理系と文系で違いはある?
自己分析の目的は理系と文系で違いはない
自己分析を行う目的そのものは、理系と文系による大きな違いはないと言えます。大学時代の経験(学業やアルバイト、サークル・部活動、ボランティアなど)をリストアップし、その経験から学んだことや身に付いた資質・強みを、エントリーシートや面接で具体的に伝えられるように言語化していくこと。この 大枠は共通しています。
例えば、理系学生ならではの強みを言語化した一例が下記です。
理系の強みの例
・数字に強い
・高い専門知識がある
・論理的な思考力が身に付いている
・一つの物事に貪欲に取り組める
・研究を通じて仮説検証のPDCAが回すスキルが身に付いている
・ExcelやWord、Access、PowerPointなどのOAスキル・PCスキルが高い
そのため、理系の就活生は、エントリーシートや面接の場面で、上記のような強みをアピールできるエピソードを語ると良いでしょう。
なお、まだ自分自身の経験や強みのたな卸しができていないという方は、自己分析から取り掛かると良いでしょう。自己分析のやり方はさまざまありますので、下記の記事を参考にしてご自身に合う方法でやってみてください。
理系独自の自己分析方法とは?
ここでは、理系ならではの自己PRや志望動機を用意するために注目すべき、自己分析のポイントをご紹介します。
専門分野に関する自己分析
アルバイトやサークル活動に関するアピールだけでは、文系学生との差別化ができません。そのため、自己分析で掘り下げるべき項目に、 専門分野の研究に関するものを含める必要があります。 そこが文系学生がアピールできない、理系学生ならではの訴求ポイントだからです。
アルバイトやサークル活動に関するアピールだけでは、文系学生との差別化ができません。そのため、自己分析で掘り下げるべき項目に、専門分野の研究に関するものを含める必要があります。そこが文系学生がアピールできない、理系学生ならではの訴求ポイントだからです。
【掘り下げるべき質問の例】
・なぜその専門分野を学ぼうと考えたのか?
・具体的な研究内容はどういったものだったのか?
・どのような目的意識で、学業・研究に取り組んでいたのか?
・喜びや楽しさ、やりがいを感じたのはどんなときか?
・研究で苦労したこと、辛かったことは?それをどう乗り越えたのか?
・専門分野で学んだことを、仕事でどう活かすのか?
これらの質問に対する回答を書き出していくと良いでしょう。その回答が、自己PRや志望動機を組み立てるときの材料になります。
専門分野に関連する企業の面接を受けるときは特に、研究に関連する内容を詳細に聞かれることが想定されます。そのときに、研究内容の詳細やぶつかった課題・悩みとそれへの対処、専門分野での学びの仕事への活かし方などを具体的に答えるためにも、専門分野に関する掘り下げは必須だと言えるでしょう。
自分自身の性格に関する自己分析も併せて行う
専門分野に関する自己分析以外にも、自分自身の性格に関する自己分析も必要です。専門分野の知識だけではなく、学生の人間性も採用の判断基準になるからです。
理系の技術職でも、社内のチームとのやり取りや顧客との打ち合わせなど、人と接する機会は多いものです。チームで仕事に取り組む際の姿勢や、社内外の人間と良好な関係を築けるかどうかもチェックされていることが多いでしょう。
どれだけ専門分野の知識があっても、一人で完結できる仕事は多くはありません。だからこそ、採用担当者は「この学生は、仕事は人との関係性があってこそ成り立つものだと理解しているか?」を見極めようとします。
そのため、自分自身の性格面を掘り下げていくと良いでしょう。採用担当者が理系学生に抱いている不安要素を打ち消すための要素を探していくイメージです。
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企業は理系に、文系とは違う魅力や能力を期待しているので、理系ならではの強みをエントリーシートや面接でアピールする必要があります。そのためには、文系とは少し異なる視点で自己分析を行うことをおすすめします。今回ご紹介した切り口で専門分野の掘り下げを行って、効果的な自己PRや志望動機の作成に役立ててください。
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