自己分析の大切さはなんとなく理解しているものの、具体的にどう分析すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか? あるいは、自己分析の方法がありすぎて、何を選べばいいのか悩んでいる方もいるかもしれません。
今回は、dodaキャンパス編集部オススメの就活前に役立つ自己分析本をご紹介!すでに就活が終わった先輩方や新卒社会人の方にアンケートを取り、オススメの本を集めてみました。
きっと、自分の知らない面を教えてくれる書籍に出会えるはずです。
目次
自己分析はなぜ大切?あらためてメリットを考えよう
なんとなく大切だと言われている自己分析。そもそも就活をするうえで本当に必要なのでしょうか? 自己分析の本をご紹介する前に、あらためて自己分析のメリットを4つお伝えします。
・自分の価値観がわかる
自己分析をすることで、自分の物事に対する好き嫌いがわかります。「人から感謝されたときに嬉しくなる」、「嘘をつくのが嫌い」など、これまで自分がしてきた行動の理由や判断基準がはっきりしてくるはず。
これらを知っていくと、自分の価値観がわかってきます。業界や企業・職種選びを考えるうえでひとつの指標になるでしょう。
・自分の適性がわかる
また自己分析では、自分の適性を知ることができます。適性とは、物事に対する向き不向きのこと。就職活動をはじめたばかりの頃は、自分の好きな企業や職種という理由だけで就職先を選んでしまいがちです。しかし、好きなことが必ずしも自分の得意なこととは限りません。適性に合っていない仕事を選ぶと、好きなことや働くこと自体が嫌になる可能性もあります。
そのため、“自分の適性を知る”ことは働く場所を選ぶうえで大切なことなのです。
・就職活動の軸を決めることができる
自分の価値観や適性を知ることで、就職先を選ぶ“基準”を持つことが可能に。
就職活動では、企業の情報が次から次へと入ってきます。情報量の多さに、どんな業界や企業、職種を選べばいいのかわからなくなってしまうことも……そんなとき、自分の好き嫌いと向き不向きを基準に就職先を絞り込めていれば、情報量の多さに惑わされることなく、自分に合った場所を探すことができるのです。
・自己アピールがしやすくなる
自己分析では、自分の長所や短所を知ることができます。
長所を把握し、希望する業界や企業、職種になぜ自分が向いているのかを考え、言語化することは、エントリーシートの作成や面接時の自己アピールで必ず求められること。また短所を把握することで、自分の課題が明確になり、具体的な対策方法を検討できます。そのため自己分析は、就職活動におけるアウトプットの手助けになるのです。
あらためて、自己分析をしたいという方は以下の記事をチェック!
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就活前に読んでよかった!自己分析本オススメ6選
自己分析のメリットが理解できても、どうアウトプットすればいいのかわからないもの。そうした時には、書籍を頼ってみましょう。心理テストのように設問に答えていくだけで自分の強みがわかるものから、シート形式でアウトプットするものまでタイプはさまざま。
さっそく、就活前に読んでおきたい自己分析の本をご紹介いたします。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
(日本経済新聞出版社) トム・ラス 古屋博子訳
ストレングス・ファインダーは、自分の思考や行動の反応パターンを診断するツールです。 書籍に書かれているアクセスコードをWebサイト上で入力することで、自分の資質を診断。アメリカのギャラップ社が分類した34種類の資質の中で、受験者が持っている上位5つを知ることができます。
可視化された自身の資質をもとに、「なぜその資質が上位なのか?」、「この資質はどんな仕事に向いているのか?」と考えることで、エントリーシートや面接に活かせるでしょう。
また著作内には、「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」が書いてあるので、診断結果だけをみて満足してしまうのも避けられ、より実践的に使うことができます。
9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係
(PHP文庫) 鈴木秀子
エニアグラムとは、個人の特性を表す分類のこと。20の質問に答えることで、9つあるタイプのどれに自分が当てはまるかを知ることが可能です。
自身のタイプを知るだけではなく、各タイプに起こりやすい失敗などが書かれており、自分を客観的に見つめ直すことができます。自分の凝り固まった考えに気づくことができるかもしれません。
受かる!自己分析シート
(日本実業出版社)田口久人
『受かる!自己分析シート』では、自己分析の研究を重ねている著者が独自でつくったシートに沿い、自分の強みを知ることができます。また「自己分析」だけではなく「他己分析」や「企業研究」ができるシートも掲載されており、分析のみで終わらない点も魅力です。ワークシートが41シートあるので、コツコツ取り組むのがオススメ。
じっくり自分に向き合ってみたいという就活生にぴったりです。
ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
(CCCメディアハウス) ロバート・スティーブン・カプラン 福井久美子 訳
『ハーバードの自分を知る技術』では、自分のキャリアの考える方を知る術が身につくでしょう。
多くの学生や社会人のキャリア相談を行って来た著者が、長所や短所や本当にやりたいことを理解する方法を語っています。特徴は、様々な悩みを持った人物のエピソードが書かれていること。物語として読み進めながら、出てくる問いに立ち止まれる一冊になっています。
あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
(KADOKAWA) 梅田幸子
『あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析』は、「心が喜ぶ」をキーワードに自己分析の方法を提案してくれる書籍。
「自身の強みがどう仕事に結びつくか」や「自分が苦手で耐えられないことはなにか」、「自分が能力を発揮できる時間はいつか」などの問いから、自分の特徴を考えることができます。曖昧な自分の考えを整理するのにオススメです。
考えるシート
(講談社+α文庫)山田ズーニー
『考えるシート』は、自分の思いを言語化する手助けをしてくれる書籍。
就職活動で求められる「志望動機」と「自己PR」を書き始める前にすべきことが書かれています。「考える道具」としての「問い」が具体的に書かれており、その問いに答えていくことで、自身のやりたいことを浮かび上がってくるのです。また自分の考えが相手に伝わる言葉を得ることもでき、そのままエントリーシートや面接に活かすこともできるでしょう。
自己分析で、知らなかった自分に出会おう
自己分析は、自分を客観的に理解する手段のひとつです。やってみることで就職活動を有利に進めるだけではなく、これから生きていくうえで必要な自分の扱い方を把握することができるでしょう。
まずは今回ご紹介書籍のなかで、一番「おもしろそう」だと思ったものを手に取ってみるのはいかがでしょうか。
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