「就職活動で企業や業界研究を始めたい」
「どんなサイトで企業や業界の詳しい動向を追えばいいんだろう」
就活をしていると、一度はこう思うことがあるはずだ。情報が氾濫している時代だからこそ、良質で学びがあるものをセレクトしたい、と。
世の中の動向が分かれば、自身の視野が驚くほど広がり、価値観や考え方が違ってくる。さらに言えば、生き方が変わるきっかけにもなるかもしれない。こうした情報収集は、就活のためだけではなく、自身の成長にもつながるのだ。
今回の記事では、就活生におすすめのニュースサイトを紹介する。記事を読み終わったら、すぐにサイトにアクセスしてみよう。
情報収集が就活成功のカギを握る!
“就活”というと、説明会やエントリーシート、面接などのプロセスばかり気になってしまう人が多い。しかし、これらの就活のプロセスの土台となるのは“情報収集”。
世界で起こっていることや日本の情勢を知れば、社会人として自分がどういった行動を目指していくべきかが分かる。エントリーシートで自分をアピールするため、面接官に響く内容を伝えるためには、確かな情報収集が重要だ。
ニュースサイトで得た情報をただ読み流すだけではいけない。きちんと内容を咀嚼し、「自分はどう思うか」「その内容に反対か賛成か」などを自身の言葉で語れるようになろう。その情報に対し、自分の意見が言えるようになれば、論理的に考える力にもなり、ビジネスパーソンとしての活躍も見込めるし、もちろん就活にも役立つ。ニュースを見ながら、常に「この情報は正しいのか?」疑問を抱くようにし、さらに調べることを習慣にすればアウトプットもしやすくなるのでおすすめだ。
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どんなものを参考にすればいいの?就活生におすすめの情報サイト5選
1.NewsPicks
「NewsPicks」は、さまざまなメディア媒体の政治、経済、社会情勢、海外情報などパラエティに富んだ情報をまとめているサイト。大きな特徴は、各界の著名人がニュースに対してコメントを寄せている点だ。著名人の中には、有名起業家、大手企業の幹部や社長、大学教授などみんなが知っている人も多い。
まずニュースをしっかり読んで理解し、その上で著名人たちはどのような意見を持っているのかを見ると良いだろう。さまざまな人の意見や視点に触れることは、自分の視野を広げることにもつながる。時には同意ができない意見を目にすることもあるかもしれない。そのようなときは、否定するのではなく、その意見を加味した上で自分の考えを言えるようになっておくことが大切だ。
2.日経ビジネスオンライン
多くのビジネスパーソンから支持されている「日経ビジネスオンライン」。日本各地で話題になっているビジネスの裏側や背景に迫る記事コンテンツを掲載している。経済やマーケット、物理など、さまざまなスペシャリストたちが執筆を担当しており、レベルの高い記事を無料で読むことができる。
またビジネスがどのような原理で動き、時に失敗し、そして復活していくかを学べるコンテンツが多いのも特徴のひとつ。まだ社会人になっていない学生にとって、日頃からこのようなコンテンツに目を通しておくことでビジネスのリアルな姿を知るのに絶好の機会となるだろう。
3.ウォール・ストリート・ジャーナル
アメリカのニューヨークに本社を置く「The Wall Street Journal」の日本語版。グローバルな働き方をしたいと思っている就活生にとって、「ウォール・ストリート・ジャーナル」は必読のサイトだ。日本だけではなく、さまざまな国の情報を仕入れ、他国の情勢を理解することは大切だ。他国の視点と日本の視点を比較してみるのも面白いだろう。客観的な視点や判断力を得るための第一歩として、同サイトをぜひ閲覧しよう。
「The Wall Street Journal」はこちらから!
4.BUSINESS INSIDER
「BUSINESS INSIDER」は、ニューヨークに拠点を置く、アメリカ合衆国のビジネス系ウェブメディア。記事を執筆するジャーナリストやライターは、20代の人も多く、ミレニアム世代(1980年代から2000年代初頭に生まれた若者の総称)に支持されているのが特徴だ。
ファッションや音楽など、みんなに身近なカルチャーを切り口にした記事も多いので、他のメディアがハードル高く感じる学生は、このメディアからチェックしてみると良いだろう。
5.ダイヤモンド・オンライン
「ダイヤモンド・オンライン」は、書店で一番売れているビジネス週刊誌『週刊ダイヤモンド』が母体。政治・経済や国際社会に関するニュースだけでなく、キャリア・スキルなど幅広いコンテンツが掲載されている。
就活生からすると、少々難しい記事や年齢層の高い話題が多いと感じるかもしれない。しかし、将来入る会社の上司や経営層がどんな話題に興味を持っているのかを知るのは、就活を進める上でも有利になるだろう。
2月~3月頃には、就活生にも役立つ記事が増える傾向にあるので、この時期にはぜひチェックしてもらいたい。
番外編1. 各種SNS
TwitterやFacebookといったSNSで志望している企業名を検索してみると、プレスリリースや最新情報、その会社の社長や幹部がさまざまな意見を発信していることもある。上層部の人たちがどのような考え方のもと日々経営に向き合っているのかや、どういった情報に興味を持っているのかなど生の声を知る貴重な機会だ。
番外編2. インターネット以外で情報収集をする
インターネット以外にも就活の情報収集ができるシーンはたくさんある。例えば、OB/OG訪問や企業の説明会。泥臭く、自分の足で情報を掴みにいくことが就活を制するポイントと言えるだろう。
社員に直接話を聞ける企業説明会は、インターネットに載っていない情報を手にするチャンス。また、自分の疑問や質問を積極的に聞きに行く姿勢はとても重要。面接官に名前を覚えてもらえれば、面接やグループディスカッションで有利なる可能性も考えられる。
就活や情報収集の不安が解決できるだけではなく、社員の人柄や社風を知る絶好の機会である。自分がこの会社で働いていくことができるのかを考えてみるきっかけにもなるだろう。
「無知の知」こそが、考える姿勢を作り出す
情報収集のポイントは、毎日コツコツやること。今回紹介したニュースサイトのアプリをダウンロードしたり、SNSをフォローするなど、通学や移動中の電車などで毎日情報を取得するようにしよう。
記事の中には、聞きなれないビジネス用語や難しい単語が並び、どういった内容なのか理解できないものもあるだろう。しかし、分からないからと言ってそのままにするのはもったいない。現代はインターネットの力でなんでも調べられる時代。分からない言葉は全て調べてみることが大切だ。わからないことをそのままにしないで、調べて理解することで初めて知識と成る
その昔、哲学者ソクラテスは「無知の知」という言葉を残した。この言葉は、自らの無知を自覚することが、新たな知識を吸収し人として成長することを表す。
毎日情報収集をしていくことで、世の中の動きが把握できるようになる。断片的に情報を得るだけでは、一つ一つの出来事しか認識できないことも。なぜその出来事は起きて、誰が関わっていて、その後の展開はどうなっていっているか、5W1Hを常に意識しながらニュースを毎日追いかけてみよう。分かることが増えれば、理解できる幅も広がる。
日頃から情報感度を高く持ち、自分で考える力を育めば、就活をしているときはもちろん、社会人になってからも重要なスキルになるはずだ。
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