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部活動を面接やエントリーシートでアピールするには?面接官にわかりやすく伝えるコツを紹介

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  • 2018.10.01

新卒採用を行う企業は、学生生活で「何に打ち込み、どのような学びを得たのか」を通して、学生の人間性を判断することが多いです。
とは言っても
「部活で学んだことを、就活でどうアピールすればいいの?」
就活にプラスになる部活動のアピール方法がわからない就活生も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、部活動を通して学んだ気付きやエピソードを伝えるコツと、効果的なアピール方法についてご紹介します。

目次

    部活動のエピソードから何をアピールすべきか?

    就活でアピールポイントになる部活動のエピソードは、「部活動を通して得た学びから、自分が成長できたこと」を探してみてください。

    具体的にいうと、次のようなことが面接で有利に働く傾向にあります。

    ・部長やキャプテン=リーダーシップを学んだ
    ・副部長=全体を俯瞰して見る力が身に付いた
    ・マネージャー=サポート役の重要さを学んだ
    ・コミュニケーションの大切さと協調性を学んだ
    ・後輩を育成することで、指導力が身に付いた
    ・部活内のトラブルに対し、改善策を模索する力が身に付いた
    ・目標を達成するために、モチベーションを高く保つコツを学んだ

    部活動は楽しいことやつらいことなど、さまざまなエピソードがあるでしょう。しかし、就活にとってプラスとなるのは、表面的なエピソードではありません。「どのように考えて、どのように努力していたか」という過程やストーリーが重要です。その過程やストーリーにこそ、あなたの価値観や思考、人間性が表れてくるからです。

    もちろん、「全国大会で入賞」といった比較的大きな成果を残したなら、積極的にアピールしてもいいでしょう。ただその場合も、部活動を通して得た学びと、その学びに至るまでの背景を必ず説明するようにしましょう。

    部活動で得たことを仕事にどう活かせる?

    部活動で身に付けたあなたの強みを、「仕事にどう活かすことができるか」という視点でアピールすることも重要です。 そこで、部活動を通して経験したことが仕事にどう結び付けられるか、具体的な例を紹介します。

    キャプテンや部長の経験がある場合

    キャプテンや部長はチームメイトの士気を上げて、チームの団結力を形作る重要な役割です。練習メニューを組み立てたり、チームの方向性を決めたりすることで、リーダーシップが自ずと身に付くはずです。

    また、キャプテンや部長という役職は、チームメイトの「信頼」を得ないと成立しません。部下から信頼される、いわゆる「できる」リーダーは、会社にとって喉から手が出るほど採用したい人材です。

    キャプテンや部長の経験を通して得たリーダーシップをアピールすることで、ゆくゆくはチームリーダーを任せられる、という印象を与えることができるでしょう。

    副キャプテンや副部長の経験がある場合

    副キャプテンという立場は、トップを「補佐」する役割を担います。キャプテンや部長の苦手なこと・できないことを引き受けてサポートする、あるいは、キャプテンや部長の判断に対し、客観的な意見を提案する場面も多いでしょう。

    ・キャプテンにはチーム全体の指揮に集中してもらい、自分は部員一人ひとりの細かい技術指導の役割を引き受けた(他人の苦手分野や手の回らない部分の巻取り)
    ・一歩、引いた立場から部を見ることを徹底していたので、キャプテンの判断に対して「いまは○○をすべきではないか」といった客観的な意見を提案できていた(客観的な視点での意見提案)
    ・部員がキャプテンには言いにくいことも、自分が代わりに意見することで、キャプテンと部員との懸け橋的な存在になれていた(組織の調整役)

    副キャプテン・副部長として、自分なりにどのように「補佐」の役割を全うしていたのかをアピールするといいでしょう。上記のように、ナンバー2のポジションだからこそ得られた経験や能力があるはずです。

    マネージャーの経験がある場合

    マネージャーは、チーム全体のサポート役です。雑用を一手に引き受けるだけでなく、練習メニューの考案や部員の悩み相談など、さまざまな経験があるでしょう。

    ・事務や会計の仕事を一手に引き受けて、キャプテンや副キャプテンがチームの指揮・指導に集中できる環境を作ってきた(縁の下の力持ち)
    ・効率的な練習メニューの考案を、キャプテンに積極的に提案していた(自分で考えて行動できる)
    ・部員の相談や悩み事に対して、親身になって向き合うことで、部員のモチベーション維持に貢献していた(組織の雰囲気を良くする)

    マネージャーは、キャプテンやプレイヤーのように目立った成果をアピールしにくいポジションかも知れませんが、日々の活動の中にこそ、企業にアピールできる経験・強みがあるはずです。

    役職を持った経験がない場合

    役職を持った経験がない場合、自分自身のスキル向上に費やした努力や、チームで活動することによって協調性を得たことをアピールするといいでしょう。

    また、大学4年間を部活に費やした方であれば、粘り強さや継続力も高評価につながります。1つのことを継続するのは簡単なようで意外と難しいため、「最後まで投げ出さずに職務に全うしてくれそうだ」という印象を与えることもできるでしょう。

    エントリーシートや面接で部活動をアピールする方法とは?

    重要なことは、「結論から話す」ことです。この場合、結論とは「部活動を通して身に付けた強み」のことです。冒頭で「私の強みは○○です」と、単刀直入に結論を伝え、そのあとで、その強みを裏付ける部活のエピソードを説明していきます。

    一番伝えたいことを話したあとは、それに至った理由、具体的なエピソード、仕事にどう活かせるか、という順番で話すことがポイントです。具体的なエピソードでは、成長する過程に起きたことや、成長による自分自身の変化を説明すると、より説得力のある内容になるでしょう。

    最も成長できたスキルを伝える

    部活動を4年間継続した場合、忍耐力や継続力が身に付いていることが多いかもしれません。また、キャプテン経験者はリーダーシップやマネジメント能力、指導力などのスキルを軸に作成できるでしょう。

    軸にしたい内容の文章を、冒頭で簡潔に伝えましょう。

    【例文:強み・スキル】

    『体育会ラクロス部でキャプテンを務めていた経験から、課題に対する解決策を考えて実行し、成果へとつなげることに自信があります』
    『私は体育会硬式野球部でマネージャーを務めた経験から、縁の下の力持ちと自負しています』

    部活のエピソードは1つに絞る

    ここで重要なのは「成長できたと感じるきっかけになったエピソードに絞る」ことです。どれだけ大変だったかをアピールしたい気持ちから、あれやこれやとエピソードを出してしまうと最も伝えたいことが相手に伝わりにくくなります。

    【例文:エピソード】

    試合で練習の成果を発揮できず、チームとして苦しい時期が続いていました。その状況を打破すべく、練習メニューの手直しに加え、練習内でメンバーのポジションを変えるという大胆な改革を行いました。結果、新しい試みがチームの刺激となって、ようやく試合本番で思うようなプレーができるようになり、優勝を手にしました。これまでの習慣を変えることは大変勇気のいることでしたが、自分が考えたことをメンバーが実行し、結果につなげてくれたのは感謝しかありません。

    部活で得たスキルが仕事でどう役立つかを考える

    エントリーシートでは自己PRに加え、「入社後にどう役立てるか」という抱負を記入するのが基本です。 入社できた場合に部活で培った経験やスキル、強みを活かして、自分はどのようなことに貢献できるかということを考えれば、自ずと答えが見えてくるはずです。

    また、就活で評価の高い3つのスキルを軸にした場合、次のような形で締めるといいでしょう。

    【例文:まとめ】

    ・忍耐力…『仕事においては、長期間続く大規模なプロジェクトもあるかと思います。体育会系ラグビー部の活動を4年間継続してきた忍耐力で、大変な仕事でも粘り強く対応し、貴社に貢献したいと考えております』

    ・リーダーシップ…『いずれ、後輩や部下ができたときも、キャプテンとしての経験を活かして、ゆくゆくはリーダーとして貴社に貢献できるよう尽力いたします』

    ・協調性…『チームで仕事を進める以上、他のメンバーとの軋轢やコミュニケーション不足は避けていく必要があるかと思います。部活動で培った協調性で、チーム内の調整役となり、皆が仕事を円滑に進められる環境を作っていければと考えています』

    最後に自己PRの例文を全文でご紹介します。

    自己PRの例文

    【例文】
    私の強みは、物事を投げ出さない継続力です。大学時代は剣道部で活動していましたが、全くの未経験で入ったこともあり、最初は周りとの実力差に悩んでいました。しかし、負けず嫌いな性格もあり、少しでも早く同期や先輩に追いつきたいという気持ちから、週5回の練習に加えて、町の道場にも通って技術を磨いていました。

    初めは、授業や通常の練習との両立は非常に大変でしたし、なかなか上達が実感できず、投げ出しそうになったこともありました。しかし、「他の人よりもうまくなりたい」という向上心を支えにして、4年間継続することができました。剣道の技術レベルは入部当初から大幅に向上して、大学3年時には、全日本学生剣道選手権大会で入賞を果たすことができました。

    物事を簡単に投げ出さずに、継続する姿勢を養えたことは、とても貴重な経験だったと思います。剣道を通して培った継続力は、仕事においても活かせるものだと考えております。

    まとめ

    部活動で得たことを就活で上手にアピールするには、事前の準備が欠かせません。部活動の経験を棚卸しして、これまでに何を得て、何を学び、どう成長できたかを、思い出しながらまとめましょう。

    また、部活内の仲間に、過去の自分について客観的な意見を聞いてみることも有効です。第三者の視点が入れば、自分では気付かない部分を知ることができるので、大きなヒントを得られるかもしれません。

    部活動で得た経験を、就活の場面で上手にアピールして、就職したい会社から内定を獲得しましょう!

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