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部活・サークルをやってないと就活で不利になる?

  • 就活ノウハウ
  • 2020.09.01

大学生活といえば、学業の傍ら部活やサークル活動に励んで過ごしている……というイメージが世間的にも強いかもしれません。しかし実際には、部活にもサークルにも属さずに大学生活を送ってきた人もいます。そのような学生の多くは、就活の時期になると「部活・サークルをやっていないから不利になるのでは?」と心配し始めるかもしれません。

「部活やサークルは、選考に影響する?」
「入らなかった理由はどう答えればいい」
そんな疑問にお答えします。

目次

    企業が部活・サークル活動を質問する意図は?

    部活やサークル活動について企業が質問する意図は何なのでしょうか?人事担当者は志願者の学生時代の思い出について聞きたいと思っているわけではありません。その質問によって何を知りたいと考えているのか、まずは考えてみましょう。

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    人間性を知りたい

    部活・サークルにどのように取り組み、そこでどのような役割を担っていたか、そして活動を通して何を考え、何を得たか……という話を聞き出すことで、その人の性格・人間性がある程度見えてきます。

    目標達成の経験や成長過程、成長後のことを知りたい

    活動の中での目標達成や課題解決の経験を経て、どのように成長したのかということも、部活・サークルに関する質問からわかります。活動を共にしている仲間とのコミュニケーションの様子や、そこで培われた価値観や倫理観、目標・課題をクリアする際の行動特性などは、応募者が社会人になったとき、どう活躍できるのかをイメージする材料となります。

    部活やサークル以外に取り組んで学んだことを知りたい

    志願者が部活・サークルをやっていなかった場合は、その代わりにどんなことに取り組んでいたのかを知り、そこから人間性を見出したいという意図があります。

    部活・サークル経験の有無は選考に影響する?

    結論から言うと、基本的には影響しないです。

    ほとんどの企業は、部活・サークルの経験自体を重んじているわけではありません。全国大会で優勝など大きな成果を残していた場合には、その成果自体がアピールとなることもあります。

    大切なのは、どのような部活・サークルをやっていたか・どのような役職に就いていたかということではなく、活動の中での行動・思考です。何を実行し、結果として何を得たか(学んだか)を伝えることのほうが重要です。

    部活・サークルに入っていない理由を聞かれたら?

    部活・サークルに入っていない理由を聞かれた際にも、焦る必要はありません。以下のポイントを押さえて、正直に答えましょう。

    入らなかった理由を素直に回答する

    部活・サークルに入っていないからといって評価が低くなるわけではありません。入っていない理由を聞かれても落ち着いて素直に回答しましょう。

    部活・サークル以外で熱中したことをアピールする

    就活生の中には「他の学生はサークルで華やかに活動していたのに、自分はゼミでの研究やアルバイトくらいしか頑張ったことがない……」と弱気になっている人がいるかもしれません。

    しかし、学業だけに打ち込んでいたこともアルバイトに励んでいたことも、決して後ろめたく感じる必要はありません。学業は学生の本分であり、アルバイトは社会に出てからの仕事と繋がることも多いため、むしろ高評価になる可能性があります。

    大事なことは、経験そのものではなく、その経験から何を学び、どう成長したかという点です。

    部活・サークル以外で熱中したことの例

    研究(ゼミ)
    ボランティア
    留学
    アルバイト
    インターンシップ
    趣味
    資格取得

    部活・サークルに入っていない理由を聞かれた際の注意点

    部活・サークルに入っていない理由として、ただ理由のみを答えるのではなく、必ずその代わりとなるアピールポイントを伝えられるようにしましょう。その際には、以下の注意点を参考にしてください。

    目的、課題、努力の過程や学んだこと、成長できた点を述べる

    部活・サークルの代わりに取り組んだことに関して、以下のポイントを述べられるようにしましょう。

    「何を目標・目的として取り組んだのか」
    「そこで直面した問題・課題」
    「解決のために行った努力・工夫」
    「その経験を通して学んだこと・成長できたこと」

    嘘はつかない、話を盛らない

    部活・サークルで活躍していた人に負けないエピソードを話したいと思うあまり、嘘をついたり話を盛ったりしてしまう人がいますが、何百人と就活生を見てきている面接官には見破られてしまいます。嘘や話を盛ることによってその後の回答に矛盾が生じ、質問に答えられないといった事態にもなりますので、絶対にやめておきましょう。

    自慢話をしない

    もし大きな成果を残すようなことを成し遂げていたとしても、ただの自慢話に聞こえるような伝え方にならないようにしましょう。たとえば、「イベントを企画し300人を集客して成功させた」のなら、アピールとなるのは結果そのものよりも、どのように努力して成果を得られたのかという過程です。それを念頭に置いて話を進めましょう。

    部活・サークル以外の活動をアピールする例文

    最後に「4年間アルバイトに打ち込んでいた」ケースとして、例文を一つご紹介します。この構成を応用して、自分のエピソードに置き換えてみてください。

    例文

    『私は大学時代、輸入雑貨専門店でのアルバイトに力を入れていました。扱っているのが海外の商品のみということで、日本では馴染みのないものが多く、立ち寄ってくださるお客様の人数に売り上げが比例しにくいという課題がありました。そこで私は、商品についての知識だけでなく生産国の文化も学び、お客様に商品の魅力を知っていただけるように積極的に話しかけるように心掛けました。その結果、商品を購入してくださる方が毎月少しずつ増え、お客様にも信頼していただけるようになり、常連のお客様も多くなりました。4年間同じ店舗でアルバイトを続け、後輩指導も任せていただきました。このアルバイト経験を通して実感した、「自分の仕事に対して、まず自分自身がよく知り、知識を常に深めていくこと」の大切さを、社会人になってからも忘れず仕事に励みたいと考えています。』

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    就活の選考過程において大切なのは、部活・サークル活動自体ではなく、何を目標・課題として取り組み、何を学んだのかということです。成長過程と成長後をアピールする回答ができれば、部活・サークルをやっていなかったとしても物怖じする必要はありません。

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