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「キャリアデザイン」の考え方〜大学4年間の過ごし方が将来を左右する

  • 大学1,2年生
  • 2018.10.26

この春、念願のキャンパスライフをスタートさせた人は、4年間の大学生活をどう過ごそうかと期待を膨らませているのではないでしょうか。


しかし、大学の4年間はあっという間。出会いがたくさんあり、友人と遊んだり、資格取得のためにがんばったり、サークルや部活に打ち込んで仲間との忘れられない思い出もできるでしょう。一方で、アルバイトやボランティア活動など課外活動に熱中する人もいるはずです。


THE BLUE HEARTSの名曲「夢」のように、やりたいことは両手じゃ抱えきれない! そんなあなたたちに今回は「キャリアデザイン」、つまり卒業後にどのような人生を歩んでいきたいか、どのように夢を叶えようか、というワクワクする話をしていきます!



人生の3大要素「人間関係」「財産」「仕事」について考える

ざっくり言うと、人生は「人間関係」「財産」「仕事」の3つの要素で構成されています。


1つ目の「人間関係」は生まれてから死ぬまでついて回るもので、親兄弟、学校の友だち、就職した後は会社の同僚、上司と部下、結婚後は配偶者と子ども、といった具合に無数の人間によって形成されるコミュニティに自然と属すことになります。


2つ目の「財産」は、お金や家などが該当しますが、資格や知識、技能といった無形のものも含まれます。これらは安定した人生を送るためには必要不可欠なものばかりです。


そして3つ目の「仕事」。就職して賃金を得るために仕事をしますが、それ以外にもボランティアや家事など、人間が社会とかかわる営みの総称ととらえてよいでしょう。


注意したいのが、これら3要素は独立したものではなくすべて関係しているという点。例えばアルバイト(=仕事)一つ取っても、給与(=財産)を得るための行動であり、職場の先輩、バイト仲間、お客さんといった輪の中(=人間関係)に属さなくてはいけません。4年間の大学生活の中で、色々な人たちとの出会いを重ね、多様な経験を積んでおけば、社会人としてスタートを切るときに大きなアドバンテージとなり、必ずみんなの背中を押してくれるはずです。



キャリアデザインの3つのステップ

3大要素のうち、「仕事」については、卒業後に就職をしてからが本格的なスタートと言えます。しかし、学生のうちから自分自身のキャリアについて考え、悩み、ときには人に相談をして決断、行動に移していけば、将来の「なりたい自分」のイメージをつかみやすくなり、就活時の焦りやミスマッチをうまく回避できるはずです。


それではキャリアデザインのための3つのステップについて考えてみましょう。



【ステップ①】自分を知る

自分の強みと弱み、自分らしさとは何かなど冷静に自己分析をすること。性格によって向き・不向きな職業もあるため、将来何をしたい、何になりたいといった願望とは別軸に、シンプルに自分の性格に合った職業は何かを考えることも重要です。また、強みと弱みについては就活でも面接時によく聞かれる質問内容なので、今のうちから明確にしておきたいです。


また、早い段階から自己分析をし、弱みや苦手なことを自覚しておけば、大学4年間で新しい経験をして、弱点を克服したり、強みを伸ばしたりすることもあるでしょう。意識的に自分を客観視するように心がけておきましょう。


たとえば、下記の図のように、自分の歴史を振り返ってみるといいでしょう。小学校、中学校、高校などのタームに分けて、どういう出来事やあり、それに対して自分がどう感じたのか? を整理することで、自己分析が進むはずです。

【ステップ②】なりたい自分をイメージする

ステップ①で自分を知ることによって、おおまかなキャリアデザインが見えてくるでしょう。しかし、社会の現状や仕組みに関する情報や知識が十分でないため、実際にどのような企業があって、どのような職種が向いているのかといったところまでを知るのは難しいかもしれません。


そこで大事になるのは、まずは情報を収集すること。新聞やニュースをチェックすると同時に、学校のキャリアセンターなどの窓口で相談してアドバイスを受けることも大事です。もし社会人として働く先輩に業界の動向や、実際の仕事の内容、職場の雰囲気などを聞くチャンスがあるのならばぜひ相談してみましょう。


情報をたくさん集めることによって見えなかった部分がクリアになってくるため、なりたい自分もイメージしやすくなるでしょう。幼少時からの夢や憧れの職業が明確にある場合は、どのようなスキルや特性、経験が必要なのか?を徹底的に調べてみましょう!



【ステップ③】具体的な行動計画を立てる

そして、最後は具体的なアクションに移していくこと。行動に移す前に、今の自分となりたい自分の間にどのようなギャップや課題があるかを考え、そこを一つ一つクリアしていく努力が必要です。


下記は、「キャリアデザインマップ」と呼ばれる図です。自己分析が済み、なりたい自分をイメージできたら、必要とされる能力やスキルを考えてみましょう。次にその能力やスキルは“どうすれば得られるのか”を分析して、具体的な行動に移します。


目標を達成するための手段は多種多様です。限定することなく、サークル活動やボランティア、海外留学、資格取得など大学の内外であらゆることに挑戦してみましょう。悩み、考え、行動に移した人と何もやらなかった人とでは、4年間の間で大きな差がつきます。


特に、最近はインターンシップも1・2年生から積極的に導入している企業も多いです。一早く志望の企業や業界で触れることで、より自身の長所や短所、向き・不向きを把握することができるはずです。キャリアデザインのために費やした時間は就職時に大きな力となることでしょう。



<小学校教諭になるためのキャリアデザインマップ>

壁にぶつかるのは当然。自分の考えを持ちながらも柔軟に!

将来のキャリアデザインを描き実行しながらも、ときには壁にぶつかるときもあるでしょう。そういったときに心がけてほしいポイントがあります。


まずは、途中で軌道修正しても問題ないということ。様々な経験を重ねていくうえで「やはりこっちの業界の方が向いているかも」「すごくやり甲斐を感じる」など人間であるがゆえ心変わりもあるだろうし、大きく舵を切ってもやり直せる時間はたっぷりあります。むしろそれくらいの柔軟性があった方が頼もしいです。


次に、一度は自分の頭で考え抜くこと。仮に気持ちが変わって軌道修正した場合でも、一つの夢に対して一度は考え抜いているのであれば、そこまでの積み重ねがベースになるので安定した方向転換が図れるはずです。自ら考え、自分の力で得た情報が無駄になることは決してありません。


最後に、人の意見を鵜呑みにしないこと。もちろん他人のアドバイスに耳を傾ける素直さは重要ですが、色々な意見に流されていくうちに自分の方向性を見失ってしまうことも考えられます。他人はいろいろとアドバイスをしてくれたとしても、人生の責任を取ってくれるわけではありません。アドバイスを受けながらも最終的には自分の意思で決定することが大事です。もし、他人に反対される道でも、自分が決めたのなら一度は進んでみてもいいのではないでしょうか。


キャリアデザインは大雑把でもいいので、とにかく一度考えてみることが大切。ただ一つの分野に固執するのではなく、リラックスしてさまざまな目線で物事を捉えてみましょう。


色々と情報収集して知識をつけていくうちに考え方が変わることもよくある話ですし、ほかにも、行きたいと考えていた分野が、世の中の流れで急激な市場縮小を見せたり、就職口が大幅に減ったりなんてもこともありえます。


そして、何より大学4年間は可能性に満ち溢れています! 自分次第で無限に成長できるはずです。4年間を過ごしているうちに、当初は富士山を登頂するのが目的だったのが、エベレストに登頂してしまった、なんてこともあるかもしれません。まずはキャリアデザインを行い、軌道修正をしながら、最終ゴールへ向かっていきましょう!



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