就活で「やりたいことがわからない」と悩む学生は少なくありません。数多くの業界や企業を比較すればするほど、「本当にやりたい仕事はなんだろう?」と、迷うことも多いでしょう。
今回は、「やりたいことがわからない本当の理由」を整理し、やりたいことを見つけるための方法を見ていきたいと思います。診断ツールを活用して自己分析を行い、「あなたらしさ」が生かせる仕事を見つけてみましょう。
dodaキャンパスの就活軸診断では【所要時間5分】であなたが大切にしている価値観を言語化!診断結果はそのままキャリアノートに反映できるので、あなたの大切にしたい軸に合った企業からオファーが届きやすくなります。
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目次
やりたいことがわからない時は自分の価値観や興味を整理してみよう!
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「やりたいことがわからない」と感じる理由の一つに、「自分の価値観や興味が整理できていない」という点があります。
「自分が大事にしていること」や「好きなことや得意な事」が不確かなままだと、どの業界や職種を選べばいいのか迷ってしまうでしょう。
やりたいことがわからないと悩むなら、これから紹介する方法を使って「あなたならではの価値観」や「人の役に立ちたい事」などを具体的に洗い出してみましょう。そうすれば、企業や職種選びのヒントが自然に見つかるはずです。
1.過去の経験から夢中になった事を思い出す
やりたいことがわからない時は、これまでの人生で「夢中になったこと」を徹底的に洗い出してみましょう。部活動で時間を忘れて没頭したり、アルバイトに打ち込んだりした経験を思い出し、「どんな事に夢中になれたのか?」を書き出します。
例えば、「人と関わることにワクワクを感じていた」「分析やデータ整理が苦にならなかった」という経験があるなら、それを生かせそうな仕事が見つかるかもしれません。過去の経験や思い出に共通点があれば、自分の価値観や仕事選びの基準が見えてくるはずです。
2.自分が好きな事や得意な事から考える
自分が「好き」「得意」と思える分野を洗い出すのも、やりたいことを見極めるために効果的な方法です。
例えば、趣味や自分にしかできない特技など 「あなたならではのスキル」があるなら、仕事でも生かせる可能性があります。あまり難しく考えず、「SNSでの情報発信が好きなら広報やマーケティング」、「料理が得意なら飲食関連」といった具合に、まずは思いつくままリストアップしてみると良いでしょう。
好きなことや得意な事をきっかけに、「具体的にどんな職種があるのか」「どんな企業が該当しそうか」をリサーチすると、やりたいことが見えてきます。
3.「自分らしさ」を軸に考えてみる
仕事選びで大切なのは、「自分らしさを生かせる環境」を意識することです。
自分らしさとは、「誰よりもコツコツと作業するのが好き」「チームの中でリーダーシップを発揮したい」など、人それぞれで異なる強みや価値観のことです。
就活では、自分の魅力を最大限に発揮できる環境や役割を見つけることが大切になってきます。自分らしく働ける環境を見つけることで、モチベーションも維持しやすく、仕事へのやりがいも自然と高まるでしょう。
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4.日常の中で興味がある事を掘り下げてみる
何気ない日常にも、やりたいことを見つけるヒントはたくさんあります。SNSやニュースサイトで気になるトピック、つい見入ってしまう動画や記事など、小さな「興味」を掘り下げてみましょう。
そこから一歩進んで、関連するサービスや企業を調べてみると、想像以上に面白い発見があります。自分が「面白い」「もっと知りたい」と思える領域を掘り下げる作業を繰り返すことで、自分が本当に関心を持つ仕事や業界に出会うチャンスが広がります。
5.アルバイトやインターンを数多く体験してみる
実際に仕事を体験することも、やりたいことを明確にする効果的な方法です。アルバイトやインターンに挑戦すると、職場の空気感や具体的な業務内容をリアルに感じられるだけでなく、自分が楽しく続けられるかどうかを判断しやすくなります。
複数の業種を経験すれば、求められるスキルなどがそれぞれ違うことに気づくでしょう。体験を通じて知った「やりがい」や「得意・不得意」を自己分析に反映させることで、より納得感のある仕事選びができるようになります。
6.自分が大切にしている事から繋げてみる
「譲れない価値観」や、「これだけは欠かせない」という要素を見つめ直すことも大切です。「社会的な意義を重視したい」「競争より安定を重視したい」など、人によって優先順位はさまざまです。
例えば「成長できる環境がいい」「人と協力して何かを成し遂げたい」など、自分が大切にしているキーワードをいくつか挙げてみましょう。「そこで感じた価値観を実現できそうな仕事は?」というように探していくと、自然と自分に合ったキャリアの方向性が見えてきます。
7.役に立ちたい事や誰に喜んで欲しいかを考える
「誰をサポートしたいのか」「どんな形で社会に貢献したいか」という視点で考えると、やりたいことが明確になることがあります。
例えば、「子どもたちの学習を支援したい」「高齢者が暮らしやすい社会を作りたい」という想いがあるなら、その想いを実現できそうな企業や仕事を探してみるのもよい 良いでしょう。
自分の活動がどのように人の役に立つかをイメージすると、就活時のアピールポイントとしても具体性が増します。
8.自己分析ができないなら診断ツールに頼るのもおすすめ
「自分で考えてみても、なかなか答えが出ない」と感じる方は、診断ツールを活用してみましょう。
dodaキャンパスの「キャリアタイプ診断」では、 いくつかの質問に答えるだけで自分が大切にしている価値観や向いている方向性を客観的に把握できます。
診断結果を参考に、「そういえばこの要素って意外と好きかも」「自分らしく働くために必要な条件ってこれだな」など、これまで気づけなかった自分を見つけられるかもしれません。
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「自分のやりたいことがわからない」と感じる理由
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「やりたいことがわからない」と感じるのには、「自己分析が足りていない」「やりたいことを特別なものと考えすぎている」など、さまざまな理由があります。
理由を明確にしないまま就活を進めると、自分の強みを発揮できない企業や職種を選んでしまうなど、望まない方向に進んでしまうことにもつながります。
自己分析が足りていない
「自分の強みや好きなことはなにか?」など、自己分析がしっかりできていないと、やりたいことが見えにくくなります。どんな場面でやりがいを感じたか、どのような環境で成長を実感できたかなど、自分自身を見つめなおす作業を怠ると、どの企業や仕事を選べば良いのか迷ってしまうでしょう。
「自己分析をしなくても、自分の事はわかっている」といった先入観は捨てて、まずはじっくり自分と向き合う時間を確保してみましょう。
「やりたいこと=特別なもの」など考えすぎている
「やりたいこと」と聞くと、特別な才能や明確な夢が必要と思い込んでしまいがちです。
実際には、 小さな興味や得意分野の延長線上に、「やりたいこと」は存在します。あまりにも理想を高く設定しすぎると、逆に自分の可能性を狭めてしまうことになりかねません。
「小さな好きからスタートしてもいい」という楽な心構えで、企業や仕事選びをしてみましょう。
周囲の期待を気にし過ぎている
家族や友人、大学の先生など周囲の意見に耳を傾けすぎると、自分が本当に求めているものがわからなくなる可能性があります。
家族などに「大企業が良い」「公務員が安定している」などと言われ続けると、内心は違和感を抱いていても「これがベストなんだ」と、 知らず知らずのうちに自分の考えを否定してしまっているかもしれません。
周囲のアドバイスを聞くのは大事ですが、最終的に決断するのは自分自身です。自分が納得できる道を選ぶためにも、「周囲の期待」と「自分の本音」を一度切り離して考えてみましょう。
失敗を恐れている
失敗に対する恐怖が大きいと、新しい分野や未知の仕事に踏み出しにくくなります。
例えば「この仕事を選んで、自分に合わなかったらどうしよう」「周りから否定的に見られるのでは?」という気持ちが強いと、せっかくのチャンスも逃してしまいます。
就活では、行動せずにチャンスを逃すリスクに注意しましょう。自分の可能性を過小評価せず、直感を信じて「自分の好きな事」に突き進んでみるのも良いでしょう。
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就活に備えてやりたいことや好きな仕事を見つける4STEP
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自分の「好き」や「得意」を把握していても、実際にどう就活へ生かすか迷うことも多いでしょう。
そんな時は、診断ツールや業界研究・イベントやインターンシップなど、さまざまな方法を試してみるのがおすすめです。複数の方法を試すことで、やりたい仕事の方向性が、よりハッキリと浮かび上がってくるはずです。
診断ツールを活用してみる
自己分析が苦手なら、まず診断ツールを利用して、客観的なデータを得るのがおすすめです。
例えば、dodaキャンパスの「自己分析サポートAI」なら、いくつかの設問に回答するだけで自分の強みがわかります。これまで気づけなかった、意外な自分の強みや価値観を発見できるかもしれません。
診断ツールで得た結果をもとに、「どうしてこの結果が出たのか」を深く掘り下げると、自己分析がぐっと進みやすくなるでしょう。
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業界研究で視野を広げてみる
自分に合いそうな仕事を探すには、業界全体の特徴やトレンドを知ることも大切です。
例えば「IT業界は今こんなサービスが伸びている」「メーカー業界では海外展開に力を入れている企業が多い」といったことを勉強すると、興味がなかった分野にも魅力を感じられるかもしれません。
dodaキャンパスの「業界研究ファイル」などを活用すれば、各業界の基本情報を効率よく押さえられるので、まずは幅広く目を通してみるのがおすすめです。
dodaキャンパスの「業界研究ファイル」では、人 気12業界の業界動向やビジネスモデルなど、さまざまな業界の詳細がわかる資料を無料でダウンロードできます。求められる人物像や押さえておきたいキーワードなども理解できますので、興味がありそうな業界から情報を整理してみると良いでしょう。
![業界研究ファイル](/career/assets/20240708144851/images/gyokaikenkyu.png)
面白そうなイベントやセミナーに参加する
イベントやセミナーに足を運んでみるのも効果的です。企業説明会やジョブフェアでは、実際に社員の方と対話できる機会があり、ホームページだけではわからない社風や業務内容を知ることができます。
「なんとなく面白そうだな」という感覚で参加したイベントで、新たな発見ができることも少なくありません。視野を広げる意味でも、気になるイベントがあれば積極的に情報収集してみましょう。
インターンシップで実際の仕事を体験してみる
興味のある企業や業界をより深く知るためには、インターンシップへの参加が欠かせません。
実際の業務を体験すれば「得意を活かせるか」「どんな瞬間にやりがいを感じるか」など、座学だけでは得られないリアルな気づきが得られます。
職場の雰囲気や一緒に働く社員の人柄を、肌で感じられるのも大きなメリットです。自分がどのように働きたいのかを具体的に考えるためにも、興味がありそうな企業のインターンシップには、ぜひ応募してみましょう。
やりたいことがわからない時は「やりたくない事」を考えるのもおすすめ
どうしても自分のやりたいことが見えてこないという場合は、逆に「やりたくないこと」や「苦手な環境」を洗い出してみましょう。
嫌だと感じるポイントをはっきりさせると、消去法で残った選択肢が「意外と自分に合っているかも」と気づくケースがあります。
失敗や不満を振り返ることは、少しネガティブに思えるかもしれませんが、その裏には「大切にしたい価値観」や「ストレスを感じにくい働き方」のヒントが潜んでいます。
やりたくない事を書き出してみる
最初に「自分が絶対にやりたくないこと」をリストアップしてみましょう。
例えば、「長時間の立ち仕事は体力的に辛い」「ノルマに追われるのは苦手」など、普段から感じている正直な気持ちを整理してみるのがポイントです。やりたくない事を書き出してから、消去法で自分の考えを整理していくと、不思議と「興味がある仕事や職種」が見えてきます。
苦手要素を避けることで、自分がストレスなく働ける方向も見極めやすくなるでしょう。
過去の失敗や不満がヒント
アルバイトや部活動などを振り返り、「うまくいかなかった」「どうしてもモチベーションが上がらなかった」など、失敗や不満を思い出してみるのもおすすめです。
そこにどんな要因があったのかを振り返ると、「何を嫌だと感じるか」「どんな点にストレスを抱きやすいのか」を具体的に把握できます。
例えば「数字管理ばかりの仕事に苦労した」「一人で黙々と作業するのが合わなかった」という発見があれば、逆の特徴を持つ企業や職種を選んでみるのも一つです。
苦手な環境から自分の適性を考えてみる
職場の設備や人間関係など、環境が合わないだけで実力を発揮しづらくなることもあります。
「オフィスワークより外で身体を動かすほうが向いている」「大人数より少人数でチームを組むほうが落ち着く」など、環境の好みは人によってさまざまです。
苦手な環境を具体的にイメージしたら、次はその逆を考えて「こんな環境ならやりがいを感じられそう」と想像を膨らませてみましょう。そうすれば、自分に合った仕事が探しやすくなります。
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やりたいことがわからないなら自己分析を徹底的にやってみよう!
就活で迷いが生まれる根本的な原因の多くは、自分を十分に理解していないことにあります。好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なこと、そして大事にしている価値観を一つずつ確認していくと、自分らしく働くためのヒントが自然と見つかります。
dodaキャンパスの診断ツールなどを活用すれば、短時間でも客観的なデータを得られます。焦らずじっくりと自己分析を行い、自分が本当に納得できるキャリアを見つけていきましょう。
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