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理系の学校推薦でも就活で落ちることはある?合格率は?

  • 就活ノウハウ
  • 2020.09.01
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理系の就活は自分で企業を探す自由応募と、学校側の推薦応募による就活の2種類があります。学校推薦は自由応募よりも採用されるチャンスが高いと言われていますが、推薦だからといって油断すると、どんなに学校側の評価が高くても落ちることがあります。

今回は、理系の学校推薦の気になる合格率と、内定を勝ち取るポイントについて解説します。

目次

    学校推薦を利用する場合のメリット・デメリット

    学校推薦とは、企業側から大学に採用オファーが届き、学長や教授から推薦状を書いてもらうことで面接を受けられる仕組みです。そして、学校推薦を利用する際は、次のようなメリットとデメリットが存在します。「すぐに就職できる」と安易に考えないよう、実情をしっかり把握しましょう。

    学校推薦のメリット

    企業側の求める学生の条件に対し、推薦に値すると判断されると、他の学生よりも優先的に選考されるのが最大のメリットです。自由応募に必須のエントリーシートなどの1次選考をパスできることが多いので、上手くいけば最短で採用に至ることができます。

    企業側も大学側が認めた優秀な人材を優先的に確保できるので、双方にメリットがある採用方法なのです。

    また、学校推薦と自由応募の併用は不可能ではありませんが、自由応募を優先するとトラブルになる可能性があります。併願の際は、学校推薦の合否が出てから自由応募する、というスケジュールの組み立てが重要です。

    学校推薦のデメリット

    学校推薦は採用に繋がりやすい反面、基本的に「内定を辞退できない」ので注意が必要です。企業と学校の結び付きを強固にする学校推薦において、内定を辞退することはトラブルの原因となります。今後の推薦に悪影響を及ぼす可能性も考えられる上に、そもそも併願NGの場合も多いので、推薦を受ける企業は「第1志望」であることが絶対条件です。

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    理系の学校推薦の就活生の合格率はどのくらい?

    合格率は大学や学部によって異なる

    学校推薦の合格率を数字で提示する大学も一部ありますが、それが基本のデータとは言えず、大学や学部によって異なるのが現状です。

    学校推薦があっても落ちることはある

    学校推薦は採用される可能性が高いというだけで、「100%内定をもらえる」というわけではありません。企業側における「学校推薦の重要度」よって、合格率は以下のような幅が生じます。

    ・重要度が高い企業は、ほぼ内定なので100%に近い
    ・1次選考を免除する位置付けの企業では、およそ50%
    ・2次選考を免除して最終選考をする企業では、およそ30%


    ほぼ内定の企業を除き、選考を免除するだけなので、それから先は自由応募と同じ扱いになります。そのため、面接などの試験内容によって落とされることがある、ということを理解しておきましょう。

    具体的な合格率は教授や先輩、キャリアセンターに尋ねる

    具体的な合格率は教授や先輩、キャリアセンターに尋ねる

    学校推薦には種類がある?

    学校推薦の中でも、「教授推薦」「後付け推薦」という方法があります。どのような違いがあるのでしょうか?

    学校推薦は教授推薦とも呼ばれる

    教授推薦とは、教わっている教授から推薦を受けることで、学校推薦と内容は変わりありません。学校推薦と同様で、就職活動では自由応募よりも有利になり得ます。

    後付け推薦は入社確約の意味合い

    後付け推薦とは、自由応募で応募した企業が内定辞退を防ぐために、「内定が出る直前」に推薦状の提出を学生に求めることです。もしもこのケースになった場合、企業側に採用の意思が強いので「入社確約」ということを意味します。

    しかし、第1志望の企業であれば引き受けるべきですが、それ以外の場合は注意が必要です。内定を焦るあまりに引き受けた場合、学校推薦と同様にあとから辞退することは難しくなります。よく考えずに引き受けたら後悔する可能性があるので、大学のキャリアセンターなどに相談して、しっかり考えてから答えを出しましょう。

    そもそも学校推薦をもらえない学校もある

    新卒採用を行うすべての企業が学校推薦を行うわけではなく、学部によって異なります。

    就職しやすいと言われる理系学部も例外ではなく、企業側のニーズがある学部に人気が集中する傾向があります。「工学部」は自動車や電機、機械などさまざまな分野からオファーがある一方、「生物系」や「化学系」では職種によっては学校推薦がほぼないことも珍しくありません。

    また、企業によっては、年度によって学校推薦を実施しないこともあります。「昨年は学校推薦があったから今年もある」とは限らないため、自由応募も視野に入れておくことが大切です。

    理系推薦枠で内定を獲得するポイントは?院生が有利?

    選考の免除という意味合いが強い学校推薦では、内定をもらうために選考試験をクリアする必要があります。「理系の学校推薦は落ちない」と高を括ると落ちてしまうので、次のポイントを踏まえて対策しましょう。

    学校推薦でも就活準備と企業調査は必要不可欠

    学校推薦の選考試験で落ちる理由は、以下の3つが多いと言われています。

    ・コミュニケーション能力不足
    ・志望理由が不明確、熱意が伝わらない
    ・筆記試験、技術面接における専門能力不足


    このような理由が多い原因は、一言で言えば「準備不足」でしょう。また、企業ごとの学校推薦の位置付けを把握していない「調査不足」という面も、落ちる原因になると言えます。

    企業に入りたいという熱意と意欲を伝える

    学校推薦を利用する学生の中には、「入社への熱意や意欲が感じられない」という理由で落とされるケースもあります。内定がほぼもらえると考えている学生はこの傾向が強く、「選考試験を安易に考えている、早く就活を終わらせたいだけ」といったマイナス評価に繋がりやすいです。

    入社への熱意を伝えるためには、「自己分析」をしっかり行うことが基本です。「入社後にどのような仕事をしたいのか?」ということを明確にして、企業に貢献できることをアピールしましょう。

    事前説明会やOBOG訪問などを積極的に行うこと

    自由応募では当たり前と言える「業界研究や企業研究」ですが、学校推薦で落ちる学生は、この部分が欠けていることが多いです。

    企業研究に役立つ「事前説明会」に加え、「OBOG訪問」を積極的に行いましょう。特に、OBOG訪問は企業との接点を増やすことに繋がるので、自由応募でも有利に働く効果が期待できます。

    研究内容によっては院生のほうが有利な場合もある

    理系職種の場合、高度な専門知識が要求されることが多いため、学部生よりも院生のほうが有利になる可能性もあります。大学院で深く研究をした実績が「思考能力の高さ」と「課題解決能力」があると評価されやすいからです。

    自由応募を選択する場合は逆求人サービスがおすすめ

    理系の学校推薦は、自由応募よりも早く内定がもらえる可能性があることを加味すると、文系の学生よりもアドバンテージがあると言えます。しかし、学校推薦なら100%内定をもらえると油断するのではなく、自由応募と同様に、選考試験に向けた準備と調査が必要不可欠です。

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