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地方学生が東京で就活する際にかかる費用やその内訳とは?5つの節約術や就活成功法をご紹介

  • 就活ノウハウ
  • 2020.09.01
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就職活動を行っている学生の中には、東京での就職を目指して活動している人も少なくありません。そこで気になってくるのは、東京で滞在するために欠かすことができない「交通費」や「宿泊代」「食事代」などのお金事情ではないでしょうか?

ここでは、地方学生が東京で就活する場合にかかってくる費用の目安や、東京での就活に向けてできる節約アイデアについて紹介します。

目次

    就活にかかる費用は?

    就活平均金額
    就職活動全体にかかった平均金額の比較

    2022年度の卒業を予定している大学生・大学院生を対象に就職みらい研究所が行った『就職プロセス調査』によると、年々就職にかかる平均費用は減少傾向にあります。

    選考を含めたオンライン化によって最終選考だけ対面形式を採る企業も少なくありませんが、複数の企業を受けるような場合、まだまだ交通費などの費用は抑えたいところでしょう。

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    就活で必要な費用とは?まずは内訳を知ろう

    説明会や面接といった企業訪問に必要な交通費をはじめ、履歴書や写真購入など、意外にお金がかかる就活。ここでは、項目別にその内訳についてご紹介します。

    ①交通費

    まず、就活で必ず必要となる費用が交通費。セミナーや面接などで移動が必要となる場合、多かれ少なかれ出費があります。首都圏に住んでいれば、それほど気にならないかもしれませんが、地方の大学生にとっては、かなりの出費となる可能性も。新幹線や飛行機を使う必要がある場合、交通費だけで10万円ほどかかってしまう場合もあります。

    まずは、自分の住んでいる地域と訪れる地域の交通費は事前に把握しておきましょう。

    ②宿泊費

    次に、就活で必要となる費用は宿泊費です。いくつかの企業を数日間回る場合や朝早くの面接などの場合には、宿を確保する必要が出てきます。最近は選考もオンライン化が進んでいるため、それほど頻度は高くないかとは思いますが、最終面接になると対面形式を採る企業も少なくないため、ある程度は費用が必要となるでしょう。

    ③衣服費

    就活用のリクルートスーツなど衣服費も必要です。スーツやワイシャツ、ネクタイや靴、カバンなど一式を揃える必要がありますので、これも結構な出費となります。また、連続で着用することを考えると、替えのワイシャツなども必要となるでしょう。

    ④その他

    この他にも、就活で必要となる費用は色々とあります。

    ・説明会や面接の予約をする際に携帯やスマホを活用すれば通信費
    ・就活対策のための書籍購入費
    ・身だしなみを整えるための美容院代
    ・飲食費
    ・履歴書や証明写真代

    これらはあくまで一例です。自分は何にどの程度のお金がかかりそうなのか、大体で良いので一度書き出してみることをオススメします。必要な金額が分かるので、就活スタート時にやっておくと良いでしょう。

    就活費用を節約する5つの方法

    就活にかかる費用を節約するにはどうすればいいのでしょうか。就活にかかる費用は、工夫次第でどれも大幅に節約することが可能です。ここでは具体的な節約方法5つをご紹介します。

    【1】航空機代や新幹線代は学割や早期割を活用

    交通費を少しでも安く抑えたい場合は、「LCC」を利用したり、夜行バスや電車を乗り継いで向かったりといった方法を実践している学生もいます。 LCCは「機内サービスがほとんどない」「機内が狭い」「預け荷物が有料」などといったデメリットがありますが、交通費を抑えたい就活生にはピッタリでしょう。

    また、夜行バスは長時間の移動になってしまいがちですが、その分車内でビジネス本を読んだり就活に向けての最終チェックを行う時間にも充てられるので、過ごし方によってはとても有意義な移動時間になります。

    飛行機や新幹線を利用して東京へ向かう場合には、学割や早期割を利用することで割引価格が適用されます。ここでは一例として、各航空会社が実施している割引サービスの内容をまとめました。

    ANA/JAL「スカイメイト」「スマートU25」

    スカイメイトは満12歳以上26歳未満の方で、搭乗日当日に出発空港にて「空席がある場合のみ」利用することができる割引です。予約できないので心配ですが、空席状況などを入念にチェックして就活に利用するといいでしょうスマートU25はスカイメイトと同じ条件ですが、ANAのみの割引サービスとなります。


    ANA 「スマートU25」


    JAL 「スカイメイト」

    ソラシドエア 「予約ができるヤング割」

    満12歳以上満22歳未満を対象とした割引サービスで、予約することも可能なので就活に大活躍。予約変更はできず、購入期限は予約日を含めて4日以内と設定されています。また、断然お得な運賃で搭乗できる「バーゲン75」は、搭乗日の75日前までに予約する必要があります。


    ソラシドエア 「予約ができるヤング割」

    スターフライヤー 「スターユース」

    満12歳以上26歳未満の方限定で利用できる割引サービスで、発売開始日から当日まで購入することができます。割引サービスの中には「予約変更不可」と条件が付いているものも多いですが、スターユースでは「当日空港で空席があれば便の変更が可能」となっています。東京と福岡の往復が15,000円程度なので、とてもリーズナブル。就活中の学生に最適です。


    スターフライヤー 「スターユース」

    【2】格安の宿泊施設を活用する

    仮に東京に滞在する期間を4日とすると、「4日分の食費」「宿泊費」も必要になってきます。滞在期間が長くなればなるほど宿泊代が高くなってしまうので、できるだけ格安の宿泊施設を利用して節約に努めたいところ。

    東京には1泊2,500円程度(1ヶ月なら約4万円)で宿泊できる「就活シェアハウス」という施設が豊富なので、そういった就活生向けの宿泊場所を利用してみるのも一つの方法です。また、1〜2泊の滞在であればネットカフェなどを利用すれば、ホテルを利用するよりも大幅に宿泊費を削減できるでしょう。

    【3】面接や説明会を同じ日に入れる!

    面接や説明会などを同じ日に設定すれば、交通費や宿泊代などが1回分で済みます。複数社を同日で受ける場合には、各路線で発売されている一日乗車券などを活用すると交通費を安く済ませることが可能です。

    また、同日で受ければスーツやワイシャツなどのクリーニング費用も少なくなるでしょう。もちろん、こちらの都合だけで面接や説明会の日にちを動かせない場合もたくさんあるかもしれませんが、融通が利く場合には、確実に節約になります。

    【4】もらえるものはもらう!借りられるものは借りる!

    書籍やスーツ、カバンや靴、ネクタイなど、貰ったり借りたりできるものはありませんか?頼める人がいる場合は、もらったり借りたりして節約しましょう。頼める先輩や知り合いがいなくても、今はネットで中古品がたくさん出回っています。メルカリやヤフオクなどで何でも手に入る時代ですので、フル活用してみてはいかがでしょうか。また、同級生などと共用できるものは協同で購入するのも手です。

    【5】証明写真はデータを持っておく!

    証明写真は、その都度撮り直していては余計な費用がかかってしまいます。データを自分で持っておくことで、撮影費用を抑えることができます。撮影の際には、データを受け取れるところを調べておくと便利です。

    就活の履歴書に貼る証明写真で気を付けるポイントとは?

    地方就活生が無駄を省いて効率的に就活を進めるには?

    地方就活生にとって東京で就活をするということは、就活に関することだけではなく「滞在先の確保や交通の手配」にもアンテナを張っていかなければいけないということです。 ここでは、地方就活生が無駄を省いて効率的に就活を進めるために役立つアイデアをご紹介します。

    オンライン面接など、Web上での選考を活用する

    地方就活生が東京へ出向こうとすると、どうしても就活以外に考えなければいけないことが増えてしまうものです。東京へ行かなくても面接ができる「オンライン面接」や「Web選考」を実施している企業を活用すると良いでしょう。

    オンライン面接では就活費用を大幅に抑えることができますが、オンライン面接ならではの注意点がありますので、事前にポイントを知ることが大切です。

    Web面接で失敗しない!場所、背景、服装、回線速度などのマナー

    地元や近隣エリア、学内で開催される合同会社説明会に参加する

    地元や近隣エリア、あるいは学内で開催される合同会社説明会にも積極的に参加しましょう。特に、東京から企業が出展している合同会社説明会には、ぜひ参加されることをおすすめします。東京に出向くことなく情報を入手できるチャンスです。

    地元企業への就職も検討する

    そもそも、自分がやりたいことは東京でしかできないことなのか、今一度「なぜ東京で就職したいのか?」について自問自答してみるといいかもしれません。

    地方にも魅力的な企業はたくさんあります。競争率も東京より低いのが一般的なので採用される確率も上がるかもしれません。1回あたりの説明会に参加する人数も少ないため、顔や名前を憶えてもらいやすいというメリットもあります。

    地元に密着した企業に入社して、自分が育った街を盛り上げるのも、やり甲斐があって楽しいものではないでしょうか?

    地方大学の学生は就活で不利?

    東京との情報格差がある

    東京では頻繁に企業説明会や就活生のためのイベントが開催されています。また、その気になればOB・OG訪問ですぐに社会人と出会うこともできます。東京で就活している学生であれば当たり前に知っている情報でも、地方では知る人が少ないということもよくあります。

    OB・OG訪問をしようにも、地方では「その職業に就いている人を探すことさえ困難」という場合もあります。こうした状況からも、情報面で地方学生が不利になってしまうのは否定できません。

    新卒採用やインターンシップの受け入れをしている企業が少ない

    地方では新卒採用を行っている企業やインターンシップの受け入れをしている企業が少なく、選択肢が限られます。どこでもインターネットで情報を収集できる時代になりましたが、就活はオンラインだけでは完結できないため、リアルなコミュニケーションができる機会の少なさが情報格差につながっていると言えるでしょう。 また、インターンシップなどの活動を特に行っていなくとも、趣味や何らかのイベントを通して社会人と接する機会も東京の方が多いでしょう。そのため、就活スタートの時点で、東京の学生と地方の学生とでは、経験値の差が出てしまいがちです。

    上京のためにお金がかかる

    地方学生が東京で就活をする場合、避けて通ることができないのが「就活費用の工面」です。会場までの交通費、宿泊費、現地での食費など、一度の上京だけでもかなりの費用がかかってしまいます。交通手段に飛行機や新幹線を利用すればそれだけでも往復数万円、できるだけリーズナブルな手段として格安航空便や夜行バスを使ったとしても、宿泊費などを含めるとトータルの費用はやはりかさんでしまいます。

    地方学生が東京での就活を成功させるには?

    地方学生が東京での就活を成功させるには、「情報収集」「スケジュール管理」「費用工面」が重要になります。その5つのポイントについて確認していきましょう。

    インターンシップに参加する

    近年はSNSやWEBを通じてのオンライン説明会なども開催されるなど、以前よりも地方学生が情報収集をしやすい環境になりました。それでも、自分が直接経験したことや、OB・OGとコミュニケーションを通して得た情報に勝るものはないでしょう。

    早い段階から東京での就活を視野に入れているなら、1dayインターンシップへの参加を考えてみましょう。1dayインターンシップは一日だけではありますが、WEBでは得ることのできないリアルな経験を積める場です。実際の業務の様子を知ることができますし、気になっている疑問点を直接社員に聞くこともできます。社風や社員の質なども確認できる貴重な機会でもあります。

    スケジュール調整が上手くいけば、一度の上京で複数企業のインターンシップを経験することも可能なので、地方学生には特にメリットが多いと言えます。

    地元で開催される合説や学内で開催される就職関連セミナーにも積極的に参加

    東京と比べて何かと不利になってしまいがちな地方学生ですが、だからこそ「それでも熱意を持って地方から就活をしに来る地方学生」を積極的に採用したいと考える企業もあります。

    地元開催の説明会や学内開催のセミナーにも、そのような東京の企業が出展していることもあります。東京だけでなく地元での情報もこまめにチェックし、気になるものがあれば積極的に参加しましょう。

    先輩にヒアリング

    東京での就活を考えるなら、まず確認したいのが「身近にいる、東京での就活を経験した先輩の存在」です。東京での説明会や選考の様子、他の就活生の雰囲気といった情報は、ネットで調べるのと実際に体験した人に聞くのとでは、大きな違いがあります。

    スケジューリングや費用面についての話や、東京での参考になる情報も聞けるはず。周りの先輩で心当たりのある方がいれば積極的に相談しましょう。もし思い浮かぶ方がいなければ、友人などに紹介してもらうのもいいでしょう。

    緻密なスケジューリング

    就活においてスケジューリングはとても大切ですが、地方学生にとっては特に重要なポイント。学業やアルバイト・サークル活動と東京での就活を両立させるには、東京の学生以上に緻密なスケジュール管理が必要です。

    どのくらいの時間を就活に費やせるのか、何回上京できるのか(その時期は具体的にいつなのか)、滞在日数は何日なのか……などを細かく割り出し、手帳やパソコン、スマホなどで管理するといいでしょう。

    無料で使えて機能が充実しているアプリとして、ここでは「Googleカレンダー」「Lifebear(ライフベア)」がおすすめです。

    東京での就活を継続させるための費用の工面

    採用に力を入れている企業では地方学生に対して費用を助成してくれる場合もありますが、ある程度の資金は事前に用意しておきましょう。就活は人によって終了時期が異なるため、納得のできる就職先が見つかるまで何度上京することになるかわかりません。

    就活が始まるまでにまだ時間があるのなら、それまでにアルバイトをして貯金を増やしておくといいでしょう。自費で何とかするのが難しい場合は、親に援助してもらえないか相談してみるのもいいでしょう。もし親からの援助が難しい場合は学生ローンなどが選択肢としてあります。もちろん、返済の負担を考えれば気軽に利用できるものではありませんが、どうしても就活費用が工面できないときは、選択肢の一つとして押さえておくといいでしょう。

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