「1次面接はWebで行います。」このように企業から伝えられ、正しい服装やマナーが分からず戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、Web面接の流れや好印象を与えるための基本マナーについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- Web面接とは
- Web面接の具体的な流れ
- Web面接前、面接中の基本マナー
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目次
Web面接とは?
インターネットにつながるPCやスマートフォンを使い、オンラインで実施する面接のこと。ネット環境と端末があれば、場所を問わず参加できるのが特徴です。まずはメリットと主要ツールを押さえましょう。
Web面接のメリット
Web面接のメリットは下記の3点です。

特に遠方企業との面接では、移動の負担がなく、就活生にとって大きなメリットとなります。
※一方で、通信トラブルや機器の不具合など、慣れていないと戸惑う場面もあるため、事前の接続確認は必須です。
Web面接でよく使われるツール
Web面接でよく使われるツールは下記の4つです。
企業から指定されたツールによっては、アプリのダウンロードやアカウント作成が必要な場合もあるため、余裕をもって準備しておきましょう。
Web面接の流れを3STEPで確認!
対面では「受付→入室→面接→退室」が一般的ですが、Webでは開始までの手順が少し異なります。
1)企業からツールとURLが届く
使用するツールやURL、アクセス方法、IDなどが企業から案内されます。指定された時間になったらURLにアクセスし、面接が始まります。
2)開始10分前にアクセスして待機
接続確認・画角調整を済ませ、音声テストも実施しておきましょう。
対面面接のように、10分前にはツールにアクセスして待機。接続トラブルに備え、余裕をもって準備しておきましょう。
3)双方接続で面接スタート
お互いがアクセスした時点で面接開始です。ノックや合図がないため、画面に映った瞬間から選考は始まっていると考えましょう。表情や声のトーンに注意し、しっかり自分の良さをアピールしてください。
もし開始時間を過ぎても企業が接続しない場合、トラブルの可能性もあります。電話やメールで速やかに状況を確認しましょう。
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これだけは押さえたい!Web面接「前」の基本マナー

Web面接を成功させるには、通常の面接と異なる特徴を理解し、事前に対策しておくことが大切です。ここでは、特に重要な4つのポイントを紹介します。
1.静かな場所・背景を整える
Web面接の場所を選ぶポイントは下記4つです。
- 生活音が入らない静かな場所
- 背景に不要なものが映らない場所(可能なら白壁)
- 安定したネット環境
- 十分な明るさ(日中でも照明ON。端末の背後から照らさない)
基本的には自宅がオススメです。ネットカフェや飲食店では雑音や映り込みが避けられず、会話がスムーズに進まない可能性があります。また、照明は昼間でも点灯し、顔を明るく見せましょう。端末の後ろにライトを置くほか、白い紙を顔の下に置いて光を反射させる「レフ板効果」も有効です。
2.服装は対面面接と同じ意識で
服装は企業の指定に従い、指定がない場合はスーツが無難です。
最近のカメラは高画質のため、シワや汚れは目立ちます。「上だけスーツ」はNG。思わぬアングルで映ることもあるため、全身を整えるのが安全です。
3.マイク・カメラの動作を事前にチェック
面接前にマイク・カメラの動作確認を行いましょう。音声が聞き取りづらい、映像が映らないといったトラブルは第一印象を損ねる可能性があります。最低でも下記3点は必ずチェックしてください。
- 音声:家族や友人とテスト通話でクリアに聞こえるか確認
- 映像:カクつき・暗さの有無、肩〜頭が自然に入る画角
- 視線:本番は画面ではなくカメラを見る(下目づかいに映るのを防ぐ)
なお、面接本番では、画面ではなくカメラを見ることがポイント!画面を見続けると視線が下向きに映り、暗い印象になってしまうため注意しましょう。
4.万が一に備えて連絡先を控えておく
企業の電話番号・メールを控えておきます。トラブル時は簡潔に状況連絡 をするよう心がけましょう。
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本番で差がつく!Web面接「中」のマナー
いよいよWeb面接本番。ここでも対面とは異なる独自のマナーが存在します。スマートフォン(スマホ)を利用する時に注意すべき内容もありますので、スマホ利用予定の方は必見です。
話し方はゆっくり、表情は明るく
最初と最後に、明るい声で一礼します。オンラインは温度感が伝わりにくいので、普段よりゆっくり・はきはきを意識します。緊張対策に、画面外に簡単なカンペを置くのはOK(要点のみ)です。メモ用の筆記具も手元に用意しましょう。
スマホ参加の基本
スマホでWeb面接を行う場合は、手持ちは避けて必ず固定しましょう。
- 手持ちは不可:スタンド等で固定し、目線の高さにカメラを。
- 通知は完全オフ:バイブも音として拾われます。サイレント+通知OFF推奨。
- データ通信量に注意:容量不足は映像乱れ・音切れの原因。Wi-Fi推奨。
データ通信量にも注意が必要です。容量不足になると映像が乱れたり、音声が途切れ途切れになる恐れがあります。事前に残容量やWi-Fi環境を確認しておきましょう。
Web面接に関するよくある質問
最後にWeb面接に関するよくある質問に回答します。不安がある方はしっかり確認しておきましょう。
Q:対面面接とWeb面接の違いは?
大きな違いは「会場で直接会うか、画面越しでやり取りするか」です。Web面接は移動が不要で、自宅や静かな場所から参加できますが、画面を通す分だけ相手の雰囲気や細かな表情が伝わりづらくなります。
そのため、対面面接以上に声のトーンや話すスピード、表情の明るさを意識することが大切です。また、ネット環境やカメラの位置、背景の整理など、機材面の準備も欠かせません。これらを整えておくことで、スムーズに会話ができ、好印象を与えやすくなるでしょう。
Q:Web面接で回線トラブルが起きたらどうする?
焦って自己判断せず、すぐに採用担当者へ電話やメールで不具合発生を連絡しましょう。
防げない回線トラブルもありますが、事前準備で回避できるものも少なくありません。例えば、Wi-Fiが不安定だと、Web面接の途中で通信が途切れる可能性があります。準備不足と見なされないためにも、事前に回線速度を確認し、使用ツールごとの推奨速度と比較しておきましょう。
なお、回線速度はこちらのサイトで測ることができます。
Q:Web面接のアカウント名やプロフィール写真は何でもよい?
本名を使用し、プロフィール画像は設定解除または証明写真に近いものに変更しましょう。
Web面接のツールによっては、ニックネームやプロフィール画像が普段の設定のまま表示されます。場合によっては「真面目に面接を行う気がないのでは?」と悪印象を与えてしまう可能性も。プロフィール設定も「社会人としての第一印象」の一部と考え、事前にチェックしておきましょう。
オンライン面接は、対面面接に比べて相づちや共感などの感情が伝わりにくい側面があります。だからこそ、あなたの強みを事前にしっかりと言語化して備えましょう。dodaキャンパスのAIは、あなたの経験をもとに最適な表現を提案し、人事担当者に刺さる文章へブラッシュアップできます。ぜひ活用してみてください。

マナーを守ってWeb面接を成功させよう!
Web面接は対面面接とは異なる独自のマナーがあります。知らずに臨むと「せっかく良いアピールができたのに好印象にならない」という可能性も。受け答えの中身をしっかり評価してもらえるよう、本記事で紹介したマナーをしっかりと体得していきましょう。
最後に本記事の内容を簡単にまとめます。
本記事のまとめ
- Web面接は、自宅からできるため、移動時間や交通費において大きなメリットがある
- Web面接も対面面接と同様に、10分前にはアクセスして待機しておくことが望ましい
- Web面接前の基本マナーは下記4点
1)静かな場所、背景を整える
2)服装は対面面接と同様に
3)マイクやカメラの動作や画角を事前にチェック
4)面接担当者の連絡先を控えておく - Web面接にスマホを用いる場合、本体は固定し、通知はオフにする
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