プロフィール
都内の4年制大学(法学部)卒業。最初に目指した職業は「アナウンサー」
新卒 :株式会社ドワンゴ
(企画職。ゲーム、着うたを中心にサービス開発/サイト制作/アーティストプロモーションを担当)
2社目:株式会社カプコン
(WEBディレクターを経てモンスターハンタータイトルのプロデューサーを担当)
3社目:パーソルキャリア株式会社
(企画職として現在はアプリ「マイポテ」(現在はサービス終了)を担当)
目次
みなさんお元気ですか?体調崩していませんか?
今年はすべての人にとって、大変な1年になってしまったかと思いますが、気づけばあと約1ヶ月ですね。
12月は大変な1年を頑張った自分を褒めてあげつつ、来年に向けて少し振り返りをしてみても良い時期かもしれません。
さて、今回のコラムでは【関野流!面接の質問対策】をお届けしたいと思います。
(すごく多いわけでもない気がしつつ、ある程度の数の面接経験はあるのではと思います)
また、社会人になってからは面接官として対応をさせていただいたこともありますので、双方での経験を踏まえての「面接対策」を書いていきたいと思います。
【よくある質問1】あなたの長所と短所を教えてください
面接でよく聞かれる質問ランキングの第一位!と思うくらい遭遇率の高い質問ですね。
この質問、長所を答える際のポイントは「具体的な理由」だと思います。
「粘り強くやりとげる力」「行動力」「リーダーシップ」色々な答えがあると思いますが、その長所がどれだけ凄いか?よりも、長所を裏付ける具体的な理由にポイントが置かれています。
何でそれが自分にとって長所なのか?そう思える実体験は何か?周囲からも評価される長所か?
といった裏付けを答えられるかが大事かなと思います。
短所を答える際のポイントは「短所を認識して次のアクションにどう繋げているか?」です。
時々、短所を伝えることに抵抗があったり、考えすぎてしまう人がいますが、どんな人にも必ず短所はあるので、正直に話すことが大事だと思います。
短所があるからダメなのではなく、短所を認識しているか?認識した上で、どういうアクションを起こそうとしているか?
が面接官の知りたいポイントになりますので、そのあたりを念頭に答えることができたらバッチリなのではないでしょうか。
以下、例になります。
例)短所は細かい所まで気になりすぎてしまい、1つの作業に時間が掛かりすぎる点です。
人によっては「丁寧」という評価をいただけることもありますが、短所として認識していますので、上手く他の人と連携すること、効率的な作業方法の検討などから、この短所を改善/克服できるよう努めています。
作業時間を把握するために
実際にタスク管理系のスケジュールアプリをいくつかダウンロードして使っていたりもします。
※短所は正直な方がいいと言ったものの、正直すぎたり、あまりに粗雑な短所はNGです。
例)朝が苦手で起きられない。遅刻でよく怒られるのが短所です。
アナリストや分析系の職種を希望しているのに「数字が苦手なのが短所です」。
こうなると「短所以前の問題」「適正の問題」という見られ方をされてしまうので、取り繕う必要はないですが、しっかり自分と向き合って考えてみてくださいね。
【よくある質問2】○年後にこの会社でどうなっていたいですか?
この質問、関野の経験則としては「謙虚さ」「誠実さ」が大事かなと思っています。
「1年でノウハウを学んで、独立してやるぜ!○年もこの会社にいるつもりはない!」
「忙しいのは嫌。偉くなりたくない。ある程度のお給料がもらえればいい。」
など様々な考えもあるでしょうが、それを正直に言ったら・・・ですよね?
なので、ここでは、ご自身が希望し面接を受けている職種のお仕事内容を(何となくでも)理解した上で
1)その仕事内容に精一杯取り組むこと
2)一人で自走して仕事ができるようになること
3)興味がありやってみたい職種≒夢
の3つを軸にしてお話するのがいいのではないかと思います。
例)
○年後には、企画として一本立ちし、自身が考えるサービスを最低1つは世の中に提供していたいです。
とはいえ、まずは自身の配属された部署の業務を理解し、少しでも早くその部署で仕事を一人で任せてもらえることを目指します。
そういった地盤をしっかりと固めた後、企画職として経験を積めたらと思います。
また、市場分析にも興味があるため、アナリストとしての経験もしたいです。企画と分析の双方が経験できたら、○年後には自身でサービスを立ち上げられる人材になれるのではないか?と考えております。
ジョブチェンジも一般化してきていますので、一本道化してキャリアを説明することは難しいかもしれませんが、その会社で【自分がやりたいこと/やってみたいこと】をゴールに据えて、そこに向けて謙虚さをポイントに順番を整理すれば、こういった質問への回答が見えてくると思います。
【よくある質問3】なぜ当社を志望したのですか?
この質問への対応ポイントは以下の3点になるかと思います。
「企業のサイトを見ておく」
「商品やサービスがある場合は実際に使うなどして感想を言えan>るようにしておく」
「自分の言葉を使う」
企業のサイトを見る=企業理念を見る
これは当たり前!と思うかもしれませんが、物凄く大事なことです。
これにより、その企業の特徴や大事にしているものが分かります。
1つの業界でも海外展開に積極的な企業、商品数が多い企業、環境問題に取り組んでいる企業、
などなど、色々な特徴がわかります。
そして、サイト上では商品やサービス内容を歴史として紹介していたりもします。
実際にどんなサービスを提供しているのか?中には開発秘話的な貴重な内容まで見ることができます。
最近では口コミサイトやSNSから企業情報を得てしまう人がいますが、企業を知るためには、何より企業のサイトを見ることが一番の近道です。
では、企業サイトに書かれていることを前提知識として、当日はこの理念に共感しているかのように、
それっぽく話せればいいのか?というとそれでは採用/内定には近づけないと思います。
企業理念のどこが良いと思ったのか。どこが他社にはなく、その企業だけの魅力と感じたのか。
その商品の何が良いと思っているのか?
など、そこから深掘りし、自分の言葉で言えるようになることが大事です。
面接官は、企業理念を一語一句間違えずに言えるかチェックしているわけでも、
共感とベタ褒めの言葉が欲しいわけでもありません。
一生懸命に考え抜いた、その人らしい言葉や表現を見ています。
洗練された綺麗な言い回しや、自分ではない誰かの感想を丸暗記した回答では、すぐにボロが出ます。
自分なりに素直な感想。共感している点。商品やサービスへの愛情。
これを素直に話してくれた方が、間違いなく面接通過率は高くなると思います。
志望理由は確かに難しいですが、その企業のどこが好きかな?とシンプルに考えながら企業のホームページを見て、
「好き探し」をするところから始めてみるのが良いのではないでしょうか。
以前から好きだった企業は新たな魅力に気付けるかもしれませんし、
未知の企業と運命的な出会いをするかもしれません。
さて、続きましては、ちょっと変わった面接の質問をいくつかご紹介します。
業界の特徴だったり、いい意味でその人の本質を見抜くためだったり、目的は様々ありますが、ここでは関野が出会った変わった面接の質問をご紹介します。
【変わった質問1】あなたのこだわりは何ですか?
真面目な質問が続いた後に唐突にこの質問が来たりすると、少し戸惑って、言葉に詰まるかもしれません。
趣味や特技でなく、あえて「こだわり」を聞く理由は何か?
憶測ではありますが、ここできっと面接官が知りたいのは「適応力」「ロジカルな回答」なのではないかと思います。
趣味や特技はある程度面接前に回答を準備している人が多いですが、「こだわり」は準備していないはず!
そして、そのこだわりの理由をロジカルに説明できるか?
長所のところでも書きましたが、具体的な理由をしっかりと伝える力を見ているのではないでしょうか?
また、こういった質問に対しウケを狙った返しをしようと努める人がいますが、ウケるよりも理由や具体性です。
笑いを取れて盛り上がったから面接上手くいった!ではなく、きちんと答えられたらか?がポイントなんです。
【変わった質問2】今、この場で内定をもらったらどうしますか?
ビックリするし、少しニヤニヤしちゃうかもしれない質問ですね。
この質問も本質は同じで、「適応力」「ロジカルな回答」がポイントなのだと思います。
また、こういった感じの感情を揺さぶるような質問に対しては「素直さ」「落ち着き」もポイントになると思います。タラレバとはいえ、内定ですから、正直に喜んだ方がきっと印象はいいでしょう。
ただ、そこですぐさま「他の会社を今すぐ辞退します!」ではちょっと浅はかかもしれません。
例)素直に嬉しいです!ちょっと飛び跳ねるかもしれません(笑)
子供の頃から御社の〇〇が好きで、今でも〇〇は愛用していて、自分なりの商品アイディアもあります。この商品に携わることを目標に就活を続けてきました。
また、御社でなら○年後も自分らしく前向きに働けるのではないかと思っています。
ただ、まだ選考が進んでいる企業もありますため、一度冷静になり、少しだけ俯瞰で自分の将来を見つめた後、この喜びを噛み締め御社への一歩にしたいと思います。
例を書くのにだいぶ苦戦しました(笑)。でも、やっぱり素直さと冷静さがポイントになりそうだと思いました。
面接官も人ですので、こういう質問で喜ぶ反応の方が嬉しいとは思います。
【変わった質問3】一度だけ過去に戻れるとしたら、いつに戻りますか?
これも「適応力」「ロジカルな回答」がポイントになりそうな質問ですね。
正直、どの過去であったとしても正解だと思います。
・その過去はどんな過去か(聞く人にイメージが湧くような具体性が大事)
・その過去に戻って何がしたいか(具体的な理由が大事)
このあたりをポイントにお話できれば、きっと大丈夫なのではないかと思います。
リセットして生まれる前からやり直したい!受験生の頃に戻ってもっと良い大学に入りたい!
といった、今の自分を否定したり、ネガティブな感じのものは恐らくダメだと思うので、前向きな感じの回答にするのもポイントになりそうだなと思いました。
最後に
さて、気づけば割と文字数が多くなってきていたので、今回はこのあたりで終ろうと思います。
面接には色々なテクニックがありますし、僕もいくつか教えてもらってきて、実際に使ったりもしました。
でも、面接で一番大事なのは「自分の言葉で話すこと」だと関野は思っています。
自分らしさを正直に出すのが入社して後悔しない秘訣だと思います。
だって、入社することがゴールではないですよね?
取り繕って面接を突破して、入社してみたら雰囲気が合わない!辛い!では、勿体ないです。
面接は対話ですし、面接官も実はドキドキしながら対応していたりもします。
せっかくならその対話を楽しみつつ、良い結果を掴んでいただけたらと思いますので、今回の内容が少しでもお役に立てば嬉しいです。
面接の質問ネタはもうちょっと書けそうなので、反響あればもう少しご紹介したいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
また次回お会いしましょう!やば、年賀状、そろそろ書かなきゃ・・・!!
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