プロフィール
都内の4年制大学(法学部)卒業。最初に目指した職業は「アナウンサー」
新卒 :株式会社ドワンゴ
(企画職。ゲーム、着うたを中心にサービス開発/サイト制作/アーティストプロモーションを担当)
2社目:株式会社カプコン
(WEBディレクターを経てモンスターハンタータイトルのプロデューサーを担当)
3社目:パーソルキャリア株式会社
(企画職として現在はアプリ「マイポテ」(現在はサービス終了)を担当)
友達や職場の方、前職でご一緒だった方々から「読んだよ」ってお声が嬉しかったり恥ずかしかったり・・・
やっぱり反響は嬉しいですね。そんなこんなで第四回までやってきました!!
「ドワンゴ(ITエンタメ)」→「カプコン(ゲーム)」→「パーソルキャリア(人材)」
36歳で3社(3業界)を歩んできた関野が、学生の方々に「一人の社会人のリアルな声」をお届けするこちらのコラム。
・「カプコン(ゲーム)」編で文字量の関係でどうしても書ききれなかったお話
・関野がキャリアノートを書いてみた
の2本立ててお届けしたいと思います。
約9年間、カプコンでお世話になり、非常にたくさんの方々と一緒にお仕事をさせてもらいましたが、その中で、どうしても前回書ききれず、今回に持ち越してでも書きたかったのは、私が業務で悩んだ時、困った時に「この人ならどうするだろう?」と頭をよぎる尊敬する2名についてです。
一人は同じタイトルで苦楽を共にしたディレクターのOさん。彼は私と一緒に動画に出たりもしていたので、ゲームに詳しい方はお顔が浮かぶかもですね。
もう一人は同じ部署、同じタイトルでランチに飲み会、出張などなど・・・私のカプコン人生で一番長いこと一緒に業務をしてきたMさん。
ここから先は私の元同僚自慢!みたいになりそうですが、必ず読んでくれた皆様にとって役に立つことがあると思うのでお付き合いいただければと思います。
Oさん:とにかく前を向かせる能力
Oさんは会議の場でも、ちょっとした雑談でも、とにかく彼が発言するとサービスが前を向きます。
ディレクターというタイトル開発の総監督的な立場なので、努めて振る舞っていたとしても、ナチュラルにその振る舞いが出来ているとしても、これはもう才能だと思います。
何かを作って、世の中に送り出して、運営して・・・ゲーム、エンタテインメントの世界でも、やっぱり苦しい時は苦しいですし、みんなで頭を抱えるようなことが多々あります。
ディレクターという責任ある目立つ職種なので、ユーザーの方々だけではなく、上司や同僚、チームメンバーなど、日々色々な所から意見や指摘が舞い込みます。
開発を代表してプロデューサーと角を突き合わせ意見を戦わせることも多いです。
売上の施策で急な依頼が発生したとき、開発スケジュールで困ったとき、新イベントの対応で悩んだとき、あらゆる場面で相談をしてきましたが、Oさんとのやり取りは、どんな時でも、必ず最後は前向きな形で終わっていました。
相談の結果となる実装物・対応方法など業務的な所は100点の結果でないことも多くありましたが、今振り返っても1つ1つにおいて悔いのない対応ができたのは、常に前向きな結論へと誘導してくれた彼のお陰だからこそと思っています。
自分の長所をお話する際に「私は周りを明るくする才能があります」「ポジティブ人間です」といったキーワードを使われる方がいらっしゃると思いますが、この長所の具体的かつ昇華版は「周囲を前向きにして何かを前に進める力」なのではないかと私は思います。
Mさん:難しいことを誰にでもわかるように伝える力
Mさんはプロデューサーとアナリストの双方の能力に優れている方。
日々のサービスの数値や動向を見て、問題点と改善提案、仕様の改修など、多方面でやり取りが多かったのですが、何がすごいって、Mさんの作る資料は「誰に対してもわかりやすい」のです。
一瞬目眩がするような数字がたくさん並んだ分析資料も、コメントなどで注視すべきポイントがフォローされているので安心して見られるのです。
社会人になり業界知識が蓄えられ、施策やサービスの理解が深まってくると、どうしても「わかる人が見たらわかる」資料になりがちです。そして時には「あの人は分かってないから(僕の資料を見ても理解できない)!」という穿った思考に至る場合すら出てきます。
お恥ずかしい話ですが、私もこの思考になったことが何度もあります。
「わかる人にはわかる資料」は専門的な感じがしてパッと見「何か凄そう」と思うかもしれないですが、説明をする相手が増えた時に相手に合わせて資料を調整することになりますし、同じ資料を複数パターン作ることになり、正直何もカッコよくありません・・・。
なので、時間効率の意味でも資料の精度の意味でも「誰が見てもわかる資料」というのは最高にカッコいい資料なのです!
難題が多いプロジェクトにおいて、毎回これが出来るというのは本当にすごいと思っていました。
Oさん、Mさんの魅力、素晴らしいスキルはまだまだあるのですが
・周囲を巻き込み前向きにプロジェクトを前進させる力
・誰が見てもわかる、全員を同じ視点にもっていき、提案ができる力
周りの人の魅力を素直に認められるようになろう
今回は関わりが深く、何度もやり取りを行ったお二人を例に書かせていただきましたが、カプコンに関わらず、ドワンゴでも、パーソルキャリアでも、私の周りには多方面ですごい方々がたくさんいます。
きっと、みなさんの周りにもたくさんいらっしゃいます。
みなさん、素直に周囲の人の長所を認められていますでしょうか?
社会人になると周囲はみんなライバル!みたいに言われる場面もあるかと思います。
転職で中途入社となると、即戦力という観点から、すごい速度で成果や実績を求められたりもします。就活においても、グループディスカッションや合同面接などで、周りを出し抜こうと思って一人で抱え込もうとしてしまう時があるかもしれません。
そんな時、今日の話が少しでも頭をよぎれば・・・と思います。
周りにいる同僚、上司、先輩、関わる全ての人の「ここがすごい」と思える点を見つける癖をつけていけば、巡り巡って必ず自分のスキルアップになると思います。
学生時代からでも習慣にしておけば、きっと社会人になって役立つと思います。
何より、自分の周りの人たちを片っ端から否定している人より、関わる人たちの魅力を理解して「あの人、〇〇が凄いよね!あれは才能だわー!」って話をたくさん出来る人の方が、かっこいいじゃないですか!!
「自己PR添削」と「適性検査」をやってみた!!
ここからは、関野がdodaキャンパスで「自己PR添削」と「適性検査」をやってみたので、感想と合わせてご紹介できればと思います。
※本来は大学生限定のサービスなのですが、今回特別に体験させてもらいました!
自己PRの添削を受けてみた!
自己PR添削の結果はこちら
キャリアノートを拝見し、特に自己PRでは段落に分けてとてもわかりやすく、あなたの持つ力が表現されていると感じました。
よりあなたの魅力を伝えるために、3点改善してみましょう。
「最も伝えたいことに絞る」
「採用担当者のニーズに応える」
「結論・理由・具体例・結論を意識する」
ことです。
特に、「結論・理由・具体例・結論を意識する」に関して説明すると、 採用担当者に魅力を伝えるためには、説得する文章として、基本の構造PREP法(結論・理由・具体例・結論)を意識して書くとよいでしょう。
今回は例として、「物事の良さを人に伝え、ファンを作る力」を中心に考えてみます。
(結論)物事の良さを人に伝え、ファンを作ることに自信があります。
(理由)自分自身も何がウリなのかを把握して、かつ、相手のニーズに合わせて考えて提案できるからです。
(具体例) 具体的には、〇〇で影響を与えることができています。複数のアルバイト経験で相手のニーズをくみ取れるようになり、かつ、アナウンススクールで日本語の表現・文章力を鍛えて、何かを伝える力を強めてきたからです。
(結論)だからこそ、相手のニーズを読み取って良さを分かりやすく伝え、ファンを作る力が私の武器です。この力は、広告メディアの企画や制作で活かせると考えています。
以上、構成が伝わりやすいように箇条書きで書いておりますので、内容はあくまで参考にご覧ください。
「最も伝えたいことに絞る」「採用担当者のニーズに応える」「結論・理由・具体例・結論を意識する」でさらに磨きをかけると、より魅力的に表現できます。
ぜひ検討してみてください。応援しております。
「学生の頃にこの添削受けたかったなー!」
というのが正直な感想ですね。書いていただいた内容は基本中の基本のことだと思うのですが、 なかなかできないことなので、今回こういったコメントをいただけて、本当にありがとうございます!!
キャリアノートに限らず、普段の業務でも非常に重要なことなので、ハッとさせられました。
自分なりには「うまくできた」つもりだったので、ちょっとショックでしたね(笑)
就活生のみなさんは、私の文章をベースに具体的な書き方を教えてくれているので、参考にしながらご自身のキャリアノートや自己PRを見直していただけたら。
これを参考に修正していったら、絶対にいい自己PRが書けると思います。ほんとに。
適性検査(GPS)を受けてみた!
たくさん「S」をもらってしまって、綺麗な三角になって嬉しいですが、まだまだ精進せねばな!と思いました(笑)
また、表示されたパーソナリティは自己PRだったり、日々の業務で心がけているところが評価されている気がして、このあたりは改めて自分の適性への納得感と理解を得られました。
最近できていないかも?と思うこともあるので、このあたりは気を引き締めないとダメですね。いい刺激になりました!
こちらを受けるのは「無料」とのことなので、就活生の皆さんは一度は受けてみることをオススメします。
毎年受けられるようなので、早くからやっておくのがお得だと思います!何より、こうやって自分を知ることは、就活や選択のカギだと思いますので。
まとめ
さて、本日はここまでにしたいと思います。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます!!
今回、コラムでの企画とはいえ、久方ぶりに自己PRを書きました。
社会人として経験してきたことを出来るだけ避け、学生時代の関野が就活の際に書いたら?
を想像して、頑張って書いてみました。少しでも学生の皆さんにとって、参考になるものがあれば嬉しいです。
それでは、また次回お会いしましょう!!
無料
- ▼ 自己分析に役立つ適性検査(GPS)
- ▼ 自己PR添削