人生で1度も失敗しない人がいないように、就活においても最初から最後まで完璧にこなせる人は多くありません。就活では大なり小なり誰もが失敗するものです。
自分と同じような失敗をした人を探してみた経験がある学生もいるでしょう。今回は就活生が実際に体験したことのある失敗や、その失敗に対するアドバイスや対策方法を紹介します。
就活でよくある失敗
新卒での就活は人生で一度きり。だからこそ、できるだけ失敗の数は減らしたいですよね。失敗を減らすための一番の方法は、ずばり「失敗から学ぶこと」です。起こりやすい失敗から同じような間違いをしないように対策をしたり、実際に失敗をしてしまったときに参考にすることもできます。これまで就職活動をやったことがある先輩たちはどんな失敗を経験してきたのでしょうか。
今回、dodaキャンパス編集部では社会人の方にアンケートを取り、就活生の時にどんな失敗をしたのかお伺いしました。実際に経験した生の声は貴重な情報。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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遅刻・スケジュール管理の失敗
【よくあるミス】
・前に入っていた説明会、面接が予想以上に長引いてしまった
・寝坊してしまった
・朝早く説明会を予約していたものの、起きたら面接の30分前だった
・説明会・面接の日程を間違えた、被った
・気づいたらWebテスト・エントリーシートの期限が過ぎていた
上記のようなミスは珍しくありません。同じ日にいくつもの説明会や面接の予定を入れていたが、最初の予定が想定以上に時間がかかってしまったなど、予期せぬアクシデントに見舞われたケースも。大学の授業であれば、出席できなくても「1回くらい、まぁいっか」となったかもしれませんが、就職活動では一度しか説明会に参加できない企業もありますし、当日のキャンセルは基本的に受け付けていないことがほとんど。
面接にいたっては、採用担当者はあなたのためだけに時間を割いてくれています。無断で欠席することは絶対NG。できるだけ電話で連絡し、どうしても口頭での連絡が難しい場合はメールを送ったりといった対応をしましょう。しっかりと事情の説明を連絡することで、場合によっては別日に再調整してくれるかもしれません。
とにもかくにも、遅刻は厳禁。意識して早めはやめの行動を心がけましょう。
先輩の体験記
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【実際にあった先輩の失敗談①】余裕を持って家を出たはずなのに……
駅から会社のオフィスまでの道が分かりづらく、余裕を持って家を出たはずなのに道に迷ってしまい、結局時間ギリギリになってしまった。道が分からない場合はGoogleマップのストリートビューを使って確認することをおすすめします。また、電車が遅延してしまう可能性もあるので、余裕だと思っていてもさらに一本早い電車に乗った方が安心です。(27歳 女性)
企業のオフィスは、あなたが今まで足を運んだことがない場所であることがほとんど。土地勘がない人は道に迷ってしまうことも考えられますし、オフィス街では似たようなビルが乱立しているので見極めがつかないこともあります。
特に地方から都心に就職活動に来た場合は、新宿駅や東京駅などのターミナル駅は構造が複雑なため、駅構内から出るのにもひと苦労することも。地図やマップアプリを見てもわからない場合は、駅員や交番の警察官など人に尋ねることもおすすめです。もし、余裕があるなら、事前に企業の場所を確認するために訪れてみてもいいでしょう。
電車が遅延してしまった場合は、焦らずに企業へ連絡を入れるべきです。できれば電話で一報を入れたいですが、電車に乗ってしまっているなど電話をかけづらい状況の場合はメールでもかまいませんので、電車が遅れており、開始時刻に間に合わない旨を伝えましょう。
服装や選考過程での失敗
先輩の体験記
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【実際にあった先輩の失敗談②】服装自由(スーツは不可とは言ってない)
説明会に参加する際に、普段通りの服装で気楽に来てくださいと言われていたので、清潔感あるシンプルな服装と気楽な態度で行ったら、周りはスーツで厳粛な雰囲気を出しており、場違いでした。完全に気を抜いていたので、企業に関する情報量や自分に必要な策を簡単に練りすぎていたのが失敗した原因だと思います。(28歳 女性)
近年では私服で面接をする企業も増えてきましたが、新卒の就活では未だに根強い「リクルートスーツ」着用のカルチャー。説明会や面接の際に、「服装自由」「スーツでなくても構いません」と書かれていると逆に悩んでしまう学生も多いでしょう。
アパレル企業などであれば就活生のファッションセンスを見定めるために私服を指定することもありますが、一般的な企業では本当に私服で行っていいものなのか、迷うのも無理はありません。実際に就活生の間では、「服装自由」でもスーツで参加する人が多いようです。
結論からいうと、わざわざ「スーツでなくても構いません」と企業側が明記している以上、私服で参加したとしても問題ありません。とはいえ、ジーパンにスウェットといった格好は避け、清潔感のあるオフィスカジュアルで伺うようにしましょう。
面接での失敗
【よくあるミス】
・企業のサービスについて聞かれてなにも答えられなかった
・集団面接で自分だけ全然答えられなかった
・用意していた質問への答えを忘れた
・グループディスカッションでなにも喋れなかった
・第一志望かどうか聞かれて否定してしまった
・想定していた質問とは違い、テンパり意味不明の供述をしてしまった
先輩の体験記
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【実際にあった先輩の失敗談③】正直者がバカを見てしまった
最終選考で「うちの企業が第一志望ですか?」と聞かれたので正直に、「実は第一志望は別の企業です」と答えてしまいました。選考では企業への関心や、入社したら取り組みたいことなどアピールしましたが、後日その企業から電話があり、「第一志望でないということで、申し訳ないが辞退して頂きたい」という連絡を頂き、選考を辞退することになりました。(28歳 女性)
先輩の体験記
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【実際にあった先輩の失敗談④】え?ここでやるの?
面接で「特技を披露してください」と言われましたが、とっさのことで上手くいかなかったです(具体的には、外国語を特技にしており、今なにか喋って欲しいと言われた)。面接で実演系の質問がくると思わず用意していませんでした。動物にたとえたら? 一発ギャグや特技を披露、などの要求はないだろうと考えていたため、まったく対応できませんでした。(26歳 女性)
面接での失敗は「準備不足」が原因であることがほとんど。ですが、中にはしっかりと準備していても答えられないような質問もあります。そのような質問は他の就活生も答えるのが難しく、企業側も的確な答えを求めているわけではなく、対応力や応用力、度胸などを見ているケースもあります。100%満足に答えられなくても気にする必要はないでしょう。
しかし、面接の準備・練習をするだけで面接がスムーズにいく確率が上がる、というのも事実です。それでも通らなかった企業はあなたとマッチしなかっただけ、と割り切ることも大切。準備不足で力を出しきれずに落ちた場合は後悔が残ってしまいます。だからこそ、就活はしっかりとした準備が重要になってくるのです。
失敗しても落ち込みすぎず、次のアクションに活かそう
「失敗は成功のもと」
「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。 byトーマス・エジソン」
ことわざや偉人の名言でも触れられているように、“失敗”は自分の糧となり、成長させてくれるもの。
今回紹介した内容以外にも、多くの失敗のバリエーションがあります。たとえ就職活動の中でどれだけ失敗したとしても、落ち込みすぎず次のアクションに活かすことが大切です。納得のいく企業から内定をもらえば「就職活動は成功」したといえます。失敗を恐れず、就活に挑みましょう!
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