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【社会人インタビュー】ベネッセi-キャリア リクルーティングアドバイザー 家石聖さん

  • インタビュー
  • 2021.12.22

プロフィール

家石 聖 さん
株式会社ベネッセi-キャリア 新卒エージェント事業本部
東日本新卒エージェント営業部 アシスタントマネージャー
現在社会人8年目。新卒では不動産×ITのベンチャー企業に入社。翌年の秋にパーソルキャリア株式会社に転職。
3年前に株式会社ベネッセi-キャリアへ出向し、アシスタントマネージャーとして企業の新卒採用支援に携わる。
飯塚 ねね さん
都内4年制大学生活科学部2年(24卒)
2021年7月より「dodaキャンパス クリエイティブキャリアサークル」コミュニティに参加し、社会人と学生の座談会を企画するイベント企画運営プロジェクトに所属。
笠原 真由 さん
都内4年制大学法学部 笠原麻由(24卒)
2021年7月より「dodaキャンパス クリエイティブキャリアサークル」コミュニティに参加し、社会人と学生の座談会を企画するイベント企画運営プロジェクトに所属。

目次

    ――まずは、現在のお仕事について教えてください。

    就活生と企業の間に立ち、就活生に対してはその人に合いそうな企業を紹介し、企業に対してはその企業で活躍しそうな就活生を紹介しています。

    学生から話を聞いて就活を支援する「キャリアアドバイザー」という立場と、求めている人材を得るためにどのような取り組みや面接をすべきかといったことや同業他社との比較などを企業に提案する「リクルーティングアドバイザー」という立場があり、僕はリクルーティングアドバイザーとして企業とやり取りをしています。

    就活体験談

    ――家石さんご自身は、何を武器に就活をされていましたか?

    大学ではラクロス部で主将をやっていたため、どんな目標に向けて取り組んできたか、主将としてどんな風にチームを引っ張って来たか、ということを売りにして伝えていました。

    ――どのように伝えればそのガクチカを最大限生かすことができるかについて、意識していたことはありましたか?

    当時はそういったことは全く考えずに、自分のやってきたことをありのままに話していただけでしたね。部活に対する努力量や温度感だけは高かった自信があったので、熱量の部分だけでカバーしてしまった部分はあるかなと感じています。

    ――熱量を持って自分のガクチカを伝えられなかったら、その経験談は無に帰してしまうのでしょうか?

    企業がガクチカについて重視していることは、取り組んだ内容や結果はもちろんですが、どちらかというと「なぜそれに取り組み始めたのか」という背景です。ガクチカの背景から、その人の価値観やこういう理由で判断・意思決定をする人なんだなってことを読み取って、自社に適切な人材であるかどうか考えています。

    もちろんガクチカの内容自体が素晴らしければ評価はされますが、いくら内容が素晴らしくてもきっかけが「親に言われたから」では、企業側は採用するのが怖いと思ってしまいます。自発的に選択して結果も残していたら最高だな、という感じですね。

    ――企業はガクチカの内容や結果よりも、始めたきっかけやどんな気持ちで取り組んでいたかということを重視しているということでしょうか。

    ガクチカの中身・結果と同じくらい背景を重視していると認識していただけるといいと思います。

    同じ経験をしたとしても、感じ方や何を学んだかは人それぞれです。人の価値観は過去の経験をもとに形成されていくので、企業はそういったところを見ているという感じですね。
    一生懸命ガクチカを作っても、ありきたりな伝え方になってしまうと「本当にそう思ってる?」と受け取られてしまうので、ガクチカの内容ももちろん大切ですが、そこからどう感じ、何を学んだのか、ということを自分の言葉で話せているかどうかということも同じくらい大切だということですね。

    企業の裏事情

    ――リクルーティングアドバイザーとしてのお仕事の中で知った企業の裏側を教えてください。

    同じ年であっても採用基準はかなり変動するということですかね。
    企業にはそれぞれ採用目標人数があるので、採用基準にこだわりすぎて目標人数に達しないのはまずいです。そのため、判断基準に達していなくても何かしらの項目を甘く見て採用するということをしていたりします。
    時期や採用目標人数によって採用ハードルは変わるので、不採用通知を引きずりすぎることはないということは知っておいてほしいですね。

    ――印象に残る学生や自己PRの特徴は何だと感じますか?

    もちろん飛びぬけた能力や資格を持っていたり珍しい経験を持っていたりしたら印象には残ります。同じような経験をしてきた人の中で目立つためには、やはり「自分の言葉」でどれだけ話せているかということが大事になるかと思います。

    なぜ始めて、その中で何を学び、どのような価値観を形成したのか。「その経験をもとにこう感じたから就活の軸がこうなり、将来の目標はこうだから、御社を志望しました」と、過去の経験から培われた価値観と将来像の延長線上にその企業があるということを話せると、だいぶ印象に残るんじゃないかと思います。

    「お客様のためになりたい」という言葉だけだとありきたりになってしまうので、なぜ「お客様のためになりたい」のか話すとか。そういったところが印象に残るか残らないかの違いになってくると思いますね。

    ――過去の経験をもとにこういう将来の目標ができたので御社に入りたい、といった話をするときに意識すべきことや注意点はありますか?

    こういった話をするときに大事なのは、「自己理解と相手の理解」です。

    みんな大体自己分析はしっかりやるんですけど、それと志望する企業が接続されているかが大事だと思います。

    僕は表面的な仕事内容の理解だけでは不十分だと思っていて、誰を相手にどんなことをどれくらいするのか、例えば、同じ営業職だとしても、幅広い層の多くの相手に行う営業も少ない相手に絞って行う営業もあります。そこまで理解したうえで、自分に合っていると言えているかという点は、差が出やすいポイントだと思います。「熱心に志望してくれているけど、本当にイメージできているのかな?」と人事が感じることは多いと思うので。

    把握した情報の質やどれだけしっかり理解できるかという点では、OB訪問など社会人と接点を持っていただくことが近道かと思います。

    ――新型コロナウイルスの影響により、24卒の選考はどういった形態になるのか不安に感じている人も多いと思います。企業側は24卒の選考の準備をどの程度進めているのでしょうか?

    24卒の採用方針は来年の夏から秋にかけて固まってくると考えていただければいいかと。
    その前に行われる春や夏のインターンは、企業側も手探りの部分が多いので、そのあたりをつかむためにも、早めに企業と接点を持っておくといいと思います。

    コロナ禍でのガクチカの作り方

    ――コロナ禍ではガクチカを作りづらいと感じるのですが、もし家石さんが学生時代にコロナ禍にいたら、どのようにガクチカを作ると思いますか?

    僕は体育会系の部活に所属していたので、オンラインでも技術を高められる場を作ったり、短時間で効率のよい練習をしたりすると思います。

    コロナ禍という身近なお金のリアル制約がある中でどれだけ自発的に行動を起こせていたかが差になると思うので、制限がある中で何に取り組んできたのかということに焦点をあててアピールすると思います。

    ――コロナ禍ではガクチカを作りづらいと感じるのですが、もし家石さんが学生時代にコロナ禍にいたら、どのようにガクチカを作ると思いますか?学問分野や大学の方針によっては、周りと比べて大きな制約がかかってしまう学生もいると思います。そういったことについてはどうお考えですか?

    企業が採用で重視していることのひとつに、「自責・他責」ということがあります。環境は様々かと思いますが、「環境のせいでできなかった」と状況に甘んじるのではなく、たとえ小さなことであっても「このような環境にあったが、こんなことを自分から取り組んできた」ということを話せることが大事だと思います。

    ――みんなに制約がかかっている中でどれだけ自分から行動を起こせるかどうか、という点で周りと差をつけることができるということですね。

    選考時に必要な知識・スキル

    ――選考時に必要なスキル・知識を一言で表すとしたら、ズバリ、何でしょうか?

    「自己理解と企業理解の両立」ですね。

    どちらかがだけが成り立っていても企業は内定を出しづらいので、自分のことを理解し、企業のことも理解したうえで、御社を選んだ、というところまで行けると、割とどんな業界でも通過できるのではないかと思うからです。

    ――自己分析と同じくらい企業分析に力を入れている学生は少ないのではないかと感じますが、両立が大切なのですね。

    大学の学内会社説明会や企業の1時間程度の説明会で得られる情報だと、表面的な情報になってしまうので不十分なんですよね。

    興味を持った企業に対して、OB訪問や社員に話を聞きに行くなどの行動が起こせるといいですね。

    2年生のうちにすべきこと

    ――就活にむけて2年生のうちからしておくべきこと・できることはありますか?

    できるだけいろいろなコミュニティに属し、社会人との接点を意図的に持つようにするといいと思います。

    学生と社会人の一番大きな違いは、今まで接したことがないようなタイプ・世代の人と仕事をすることが多い点です。学生時代をともに過ごす同じ学部・サークルの人は自分と近いタイプであることが多いですが、社会人になると全く違ったタイプの人と関わることも多くなります。そのため、様々な人とのかかわりを持つことが大事かと思います。

    全国の大学2年生が参加しているクリエイティブキャリアサークルも、様々な人とかかわる良い場になるのではないでしょうか。

    ――社会人との接点は、どういうところで持つことができますか?

    部活・サークルやゼミのOBが一番近い存在だと思いますし、長期インターンなどに参加したり、アルバイト先の社員さんに話を聞いたりするのもいいと思います。

    質問コーナー

    後半では皆さんからいただいた質問に答えていただきました。

    左上 家石聖さん

    Q. 就職活動について会社のセミナーやインターンに参加するといった抽象的なルールしか分かっていないため就職活動の一連の流れを具体的に知りたい

    これはどっちが先かということは無いのですが自己理解と企業理解が両軸で大事になってきます。
    自己分析だけやり尽くして全然企業と接点を持たないみたいなことはやめてほしい。多様な業界や規模感、社風の会社の説明会選考に参加することで自分に合う、こんなところはちょっと違うなという気づきがあると思います。なぜこの会社に違うと思ったのだろうか、なぜここの会社に惹かれたんだろうといったことを言語化する作業も自己理解の1つだと思っています。自己分析と企業の中の説明会参加、OB訪問などをすべて並行して進めていくのがいいかなと思います。

    Q. 就職活動において本当に役立つ資格を知りたい

    役に立たない資格はないと思うのですが、業界によって魅力的に感じられる資格はそれぞれ違います。不動産業界に興味あるのならば宅建の勉強だと思うし、将来経理とか総務といったことをやってみたいと思うのならば簿記がいいいと思うし、IT系に進みたいなら基本情報技術者や応用情報技術者みたいなところチャレンジするのがいいと思います。これは個人的な意見なのですが、mosとかは企業はみてないかなと。ExcelやWordの資格を大きく評価する企業はあまりないと感じています。

    基本的にDX化が進む社会なので文系でITの知識はあった方がいいと思います。また簿記に関してはどんな職種でも数字に強いってことはプラスに働くと考えています。

    Q. 正しい自己分析の方法を知りたい

    自己分析は自分1人でやろうとする人は気をつけた方が良いなと思っていて。1人で自己分析するよりは2人でお互い壁打ちのように自分自身のことを話して、相手からフィードバックもらう方がいいです。複数人で自己分析をすることが大事だと思います。

    Q. 就職活動において周りと差をつけるにはどのようなことができるのか

    自己理解・自己分析みたいなところはみんなやろうとするので「自分こんなこと頑張ってきました」とか「自分はこんな人間です」ということは話せているので、やはり企業をちゃんと理解して話しているかが差がつくポイントかなと思います。「私はこういう人間で御社の仕事はこうだと思うので私は活躍できると思うんです」というそこの接続までできたら素晴らしいと思います。

    自己PRでウケを狙ってみたりするのは好きな業界と好きじゃない業界があります。就活全般としてお勧めするわけではないかなという感じですが、説明会でちょっと奇をてらっているような会社だったらそういうことは喜ばれると思うし、手順通りに固く説明してくれる会社にそれをやっても引かれるだけなので。相手を理解した上でやるのだったらいいと思います。

    Q. SPI試験などの対策は大学2年生時点から行った方がいいのか

    SPIの勉強はしておくに越したことはないと思います。特に非言語の分野に関しては苦手な人もいるので、後回しにしてしまう感じはあると思います。SPIの対策ではあるけど非言語の部分の考え方やとか数学ができるようになる、といったことは仕事にも活かせると思っています。
    僕もド文系で法人営業の仕事ではありますが、数値を基に顧客に提案したり、計画を立てたりすることも多いです。非言語の部分ができて損することはないので、時間のあるうちにやっておいた方がいいと思います。

    おわりに

    自己PRにおいては、過去の経験から形成された価値観と思い描く将来の延長線上にその企業があるということを「自分の言葉」で伝えることが重要であり、そのためにも、自己理解と企業理解を両立させることは必要不可欠であると学びました。また、社会人をはじめとした幅広い範囲の様々な人々とかかわりを持つことが大事であると教えていただき、以前よりもバイト先の社員さんやお客さん、大学の教授、サークルの先輩など同学年以外の方々に積極的に話しかけるようになりました。(飯塚)

    企業の立場で採用活動に携わっている方とお話ができる貴重な時間になりました。採用する側がどのような視点をもって就活生を評価するのか、基本の部分を理解することができました。特に「ガクチカ」の持つ意義について考えが深まりました。志望する企業が求めるものを把握して自分のアピールポイントと結び付けられるようにしたいです。(笠原)


    【出典】dodaプラス事業の更なる進化を――プラスARCSから見る連携の在り方とはPERSOL CAREER CO.,LTD.

    (執筆:飯塚ねね、笠原真由)

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