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本格的な就活がはじまる前に!企業研究の方法をマスターして、ぴったりな就職先を探そう

  • 業界・企業研究
  • 2019.01.31
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就活でまずやることと言えば、業界研究と自己分析でしょう。特に業界研究は、自分が生涯を通してどんな仕事に就きたいかを考える上で必要です。

しかし、業界研究だけでは不十分。自分が応募する企業の研究もしなければなりません。企業研究は、応募する企業への志望動機・志望度をアピールする上でも重要になってきます。

では、企業研究はどのように行えばよいのでしょうか? この記事で詳しく解説していきます。

企業研究の目的とは?

企業研究の目的は、大きく2つあります。「自分が働きたい企業を探すため」と「本当に働きたい企業かどうか検討するため」です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

・自分が働きたい企業を探すため

まずは、自分が働きたい企業を探すという目的があります。テレビCMを大量に流している企業や、日常的に購入している商品を販売しているメーカーなど、身近にある企業については、皆さんはよくご存知でしょう。そのため就活の初期は、自分の働きたい企業は探す際にどうしても大企業を中心になりがちです。

しかし、日本には約421万社の企業があり、大企業(大企業に厳密な定義はありませんが、中小企業庁の調査では「資本金3億円超の事業者等」と定義しています。)はその0.3%である約1.2万社しかありません。たとえん、あなたが知らない中小企業でも、その業界ではシェアNo.1という企業は多く存在します。大企業ばかりを調べるのではなく、中小企業まで視野を広げて調べてみることで、自分が働きたいと思う企業の可能性が広がっていくはずです。

中小企業庁『企業数』

中小企業庁『○中小企業基本法』

中小企業庁『下請等中小企業の取引条件の改善に向けた調査結果をとりまとめました』

・本当に働きたい企業かどうか検討するため

「自分が働きたい!」と考える企業をリストアップしただけでは、企業研究とは言えません。実際に自分が働く姿を想像し、働く上で譲れないもの、身につけられるスキルや経験、共感できるビジョンなど検討する項目はいくらでもあります。

たとえば、プライベートも充実できる企業で働きたいのか、それとも若いうちにガッツリ働きたいのか。女性の場合は、産休・育休制度が整っているかどうか、実際にその制度を利用して復職した人がいるのか。女性管理職がどのくらいいるのかといったこともリサーチ対象となるでしょう。将来的に海外で働きたいと考えているのならば、海外に支店や現地法人を持っている企業が候補となるはずです。

このように、一口に働くと言っても、その価値観や優先順位は人それぞれです。自分の希望をすべて叶えてくれる企業は存在しないので、何を優先したいのか、あらかじめ整理しておくと良いでしょう。整理の手段にはいろいろありますが、どんなやり方がいいのかわからない方は「譲れない」「譲歩できる」「どちらでもかまわない」の三段階で分けてみましょう。たとえば、「転勤」が絶対にイヤなら「譲れない」。「残業」が多少なら許容できるのであれば「譲歩できる」というように、ひとつひとつ判断してみてください。

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企業研究の方法とは?

企業研究の方法にはいくつかありますが、ここでは以下の方法を実践してみましょう。

本で調べる

企業研究に関する書籍は、書店にたくさん並んでいます。なかでも株式企業東洋経済新報社が発行している『会社四季報 業界地図』と『就職四季報』が便利。前者は、166業界3990社の企業の業界規模などが掲載されており、研究をしたい企業の業界での立ち位置を調べたい時に役立ちます。後者は、各企業の採用実績や選考ポイント、求める人材像などの他、有休取得状況、離職率、残業時間などがまとめられています。

どちらも膨大な情報量が載っているので、まだ志望業界や企業が固まっていない方にもおすすめです。パラパラとめくっているだけでも、多くの企業のデータを知ることができ、必ず気になる企業が見つかるはずです。就活生必読の2冊です。

Webサイトをチェックする

それぞれの企業に関するWeb サイトを見てみましょう。チェックすべきWebサイトは、①採用サイト、②コーポレートサイト、③口コミサイトの3つです。

採用サイトとは、企業が採用のために開設した特設サイト、もしくは大手人材紹介企業が運営している就職ポータルサイト内のWebサイト、Webページのことです。募集職種や仕事内容など情報が豊富であり、先輩社員のインタビューなど企業研究での第一歩と言えるでしょう

コーポレートサイトとは、簡単に言えば企業のオフィシャルホームページ。企業概要、沿革、企業理念など企業の様々な情報が掲載されています。投資家向けに経営状態や財務状況などを公開しているIR(Investor Relations)のページが設置されているところもあるので、こちらもチェックしておきたいところです。また、企業の代表メッセージも必ずチェックしましょう。その企業が目指すべき姿やビジョンなどが記載されており、理念に共感できるかどうかの判断にも役立ちます。

口コミサイトとは、企業で実際に働いている人や、退職した人が口コミを投稿するサイトです。採用サイトやコーポレートサイトには書かれていない、リアルな声を調べることができます。その企業の働きやすさや待遇はもちろんですが、社員(元社員)が考えるその企業の強み・弱みを知ることができるので便利です。しかし、あくまでも口コミ。口コミサイト内の情報は発信元がわからない匿名の投稿も多く、正確でないものもありますので、すべてを鵜呑みにしないように気をつけましょう。

この他、テレビや新聞などで志望企業のニュースを押さえておきましょう。M&Aや新規事業などの情報は、面接時の会話のネタとして使えます。

合同企業説明会(合説)に行く

合同企業説明会(合説)とは、複数の企業がひとつの会場に集合して、求職者向けに企業説明会を行うイベントのことです。主に就職情報サイトが主催しているものと業界団体などが主催する合同説明会の2種類があり、前者は業界を横断した多数の企業が集めることに対して、後者は特定の業界の企業が数多く参加します。大学内で行われるものからコンベンション・センター(幕張メッセなどの大きな会議場)で行われる合同説明会、数百人が来場する小規模なものから数万人もの就活生が集まる大規模な合同説明会までさまざま。一度に複数企業の資料などを集めることができるので、効率的に情報収集できます。

また、直接採用担当者と話すことができるので、その企業に関する質問をぶつけてみましょう。Webサイトなどに掲載されていないことを聞いてみると良いでしょう。

入社後のギャップをなくすためにも企業研究を

企業研究というと、履歴書に記入したり、面接で話したりするためだけに行うものと思われがちですが、「本当に働きたい企業かどうか検討するため」には必要不可欠です。

企業研究を疎かにしてしまうと、入社後に企業側と求職者にギャップ(ミスマッチ)が生まれてしまう可能性が高くなります。後悔のない就活をするためにも時間をかけて企業研究し、本当に働きたい企業を見つけましょう!

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