皆さん、ご入学おめでとうございます!
新しい友達との出会い、新たな学び、新生活…など、これまでとは異なる世界にワクワクしている方も少なくないのではないでしょうか。また、「コロナ禍の大学生活はどんなものだろう?」「自分は馴染めるだろうか…」と、不安を感じる方もいらっしゃることと思います。
本日はそんな新入生の皆さんに、大学1、2年生の先輩に実施したアンケート結果をご紹介!
学生生活において力を入れていること「ガクチカ」をはじめ、友達作りや部活・サークル、お金・アルバイト、将来について…など、今後の過ごし方のヒントにしてみて下さいね。
目次
【調査概要】
・調査対象:2024年卒・2025年卒のdodaキャンパス会員
・調査方法:インターネット調査(登録メールへのアンケート通知)
・回答期間:2022年3月2日~2022年3月10日
・回答者数:570人
大学生活・勉強について
まずは、高校と大学の大きな違いについて聞いてみました。
Q.高校と大学の授業の大きな違いは何だと思いますか?(複数選択)
最も多いのは「レポート作成の機会」、次いで「学習領域の広さ」、「学生の裁量度」という結果に。高校の勉強とは異なり、大学においてはアウトプット機会の豊富さや自律した学習を重視していることが分かります。
Q.今年1年間でオンライン授業はどの程度の割合で実施されてますか?
新型コロナウイルスによる学生生活の影響を懸念する声も少なくない中、現状としては「どちらかというとオンライン授業が多い」が最も多いという結果に。
2021年度の調査(※)では78.8%が「全てオンライン」と回答していたことから、少しずつリアル授業を再開する大学が増えていると言えるでしょう。
(※)参考資料:https://campus.doda.jp/career/life/000359.html
Q.オンライン授業のコツや注意点は?
まずは、オンライン授業の受講経験がある先輩から挙げられた注意点を見てみましょう。
<オンライン授業における注意点>
・オンラインと対面授業を併用していますが、友人は1回の対面授業を出席し忘れて単位を落としてました
・抜き打ちで顔出しさせる先生の講義も受けたことがあります。「普段顔出ししなくてもいい講義だから」といって、油断しない方が良いです。サボっていることが教授にばれている人もいました
・あらかじめリアルタイム講義なのかオンデマンド(配信型)講義なのかを確認しておくと良いです。途中からリアルタイム講義に切り替わって、欠席になってしまう可能性があります
・ツールとして、MoodleやGoogle ClassroomといったWebサービスを活用しています。動画視聴期限や課題提出の期日があるので、注意しましょう
・オンデマンド授業の場合、日程通りに授業を見ることです。オンデマンド授業を溜めてしまうと、テスト前に一気に視聴することになり、テスト対策が大変になります
続いて、オンライン授業におけるコツを押さえておきましょう。
<オンライン授業のコツ>
・「ギリギリまで寝ていて大丈夫」は遅刻のサイン。オンライン・対面に関わらず毎朝決まった時間に起きることが大事
・録画してくれない授業もあるため、適宜スクリーンショットを取る
・対面授業よりも気が緩みがちで、重要な要点を聞き逃してしまうことがありました。自分が今対面授業を受けているんだということを想定して、授業に臨んだ方がいいと思います
・課題やレポートが多いので、早めに対応しましょう
・グループワークもオンラインで緊張するかもしれないが、勇気を持って積極的に話すことが大切だと思います
・PCの付箋機能を利用して提出期限をメモする
・自ら集中できる環境をつくる(スマホを見えない場所にしまうなど)
キーワードとして多く見られたのは、「パソコン・インターネット環境」や「学習環境」といった環境整備についてのものでした。リモート環境下での授業は、つい怠惰になりがちなため、自律的に学習できる環境を整えるようにしましょう。
また、「計画的に授業を受けること」「事前の講座に関する確認」といったキーワードも多く見られました。オンデマンド講義であれば計画的に受講したり、リアルであれば授業形式について事前に確認を行っておくと良いでしょう。
一方、「休み休み受講すると楽でした」「無理しすぎは禁物」といった意見も。集中し過ぎて、肩こりや眼精疲労に悩んでいるといった人も少なくないため、メリハリを意識すると良いでしょう。
人間関係・友達について
Q.この1年で新しく友達はできましたか?
Q.その友達はどんなきっかけで知り合いましたか?(複数選択)
友達になったきっかけについては「同じ学部・学科の学生に声をかけて」が最も多く、次いで「部活やサークルに参加して」がボリュームゾーンに。
「SNSなどを活用して」と回答する人も少なくなく、コロナ禍によるリモート授業の影響やネット環境の整備などが背景にあると予想されます。
Q.オンラインイベントがきっかけで友達ができたという方にお聞きします。どんなイベントでしたか?(自由記述)
・新入生向けのオンライン交流会に参加したことがきっかけで仲良くなった
・連続したオンライン講座だったため時間をかけて仲良くなった
・オンライン留学で同じクラスになったことがきっかけです
・ビジネスコンテストに参加し、違う地域に住む大学生と同じグループになったことで仲良くなった
・実習や演習
・オンライン部活紹介
・大学主催のハッカソンイベント
Q.高校と大学における人間関係の大きな違いは何だと思いますか?
ボリュームゾーンは「さまざまな地域、属性の人と出会える」、次いで「積極的なアクションが必要」という結果に。
さまざまな地域、属性の人に出会える可能性が拡がる一方で、積極的に行動しなければならないという側面もあると言えるでしょう。
部活・サークルについて
Q.部活やサークルはどのようにして選びましたか?一番近いものをご選択ください。
「入っていない」が最も多く、次いで「SNSを含めたネット情報を参考にした」、「大学の広告(掲示内容)を参考にした」という結果に。
この他にも、友達や家族、先輩に相談して決めたという人も多く、さまざまな情報をもとに部活・サークルを選んでいることが分かります。
お金・バイトについて
Q.学費を除く、1カ月の生活費はいくらですか?
「0~3万円」(38.6%)と「3~5万円」(35.5%)がほぼ同数で、次いで「5~10万円」(22.4%)という結果に。「10万円以上」は3.5%でした。
Q.生活費はどのように取得していますか?(複数選択)
生活費の取得状況については「家庭からの支給」が最も多く、次いで「アルバイト」、「奨学金」という結果に。
中には「小さい頃から貯めてきたお年玉やお小遣い」や「貯金」と回答する人もいました。
Q.現在、アルバイトはしていますか?
Q.アルバイトの職種を教えてください(複数選択 ※かけもちの場合は、現時点での個数をお答えください)
「飲食店・フード系」が最も多く、次いで「講師・塾」がボリュームゾーンに。「アルバイトしていない」(16.2%)という回答も少なくない状況でした。
少数派として「カメラマン・動画編集」や「筆耕(※)」といったユニークな回答も見られました。
(※)筆で文字を書いて報酬を得ること
Q.アルバイトはどのようにして見つけましたか?(自由記述)
『タウンワーク』や『バイトル』、『Indeed』といったアルバイト専門媒体を利用する人がボリュームゾーンとなっており、ネットやアプリを活用した人が多い状況に。
この他にも、「友人や先輩の紹介」や「自分が生徒だった学習塾の責任者に誘われた」といった声も見られました。
<こんな探し方も!>
・部活の先輩からの紹介や学校の掲示板に貼られていたものを見て決めました
・店頭に掲示されていた案内を見た
・単発のバイト(ワクチン接種会場やイベントなど)
・大学の講義で先生が募集をされていた
・やってみたい職種が何かを探し、アルバイトを募集しているか電話で聞くなどしていました
・近所を歩いて、募集の張り紙がないか確かめた。店の規模(混み具合)や営業時間、家からの近さを考慮した
将来・ガクチカについて
Q.大学生活で力を入れていることは何ですか?(複数選択)
最も多いのが「学部や学科の学習」、次いで「資格取得に向けた学習」「アルバイト・長期インターン」がボリュームゾーンに。「趣味」や「部活やサークル」を挙げる学生も少なくありませんでした。
また、少数派意見として「ゲーム」を挙げる学生もいました。
Q.大学卒業後に対する不安はありますか?
Q.その不安を解消する方法を持っていますか?
約8割以上が将来に対する不安を抱えており、不安解消の方法を持っていない人は約4割存在しているという結果に。
不安要素が解消できない理由としては、「相談できる人がいない」「具体的に何をしたら良いか分からないから」というものや、「就活のときにコロナ禍で頑張っていたことを聞かれると思うと憂鬱」という意見が挙げられました。
Q.現時点で具体的に不安を解消するために取り組んでいることはありますか?(複数選択)
Q.大学生活での目標はありますか?
Q.大学生活での目標について、具体的な内容を教えてください。
圧倒的に多かった回答は「資格取得」に関する内容でした。
次いで、「TOEICスコア」や「英語力を高める」といった内容も多く見られ、何らかの実績を形として残しておきたいと考える人の多さがうかがえます。
・ちゃんと4年で卒業し、就職先も確定させること
・自分の今後の進路や人生設計と向き合う
・やりたい仕事を見つける
・社会に出る前に適切な価値観を育てること
・人とのつながりを増やし、さまざまな課題にチャレンジする
・尊敬する友達から刺激を受けながら、自分も行動していきたい
・自分の興味のある分野の学びを深め、楽しいと思える大学生活を送ること
先輩アンケートから知る大学生活、いかがでしたでしょうか。
これからの大学生活をどのようなものにしたいのか、このアンケートを参考に考えてみるきっかけとしていただけたら幸いです。
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