7月の前期試験が終わったら、待ちに待った夏休み!
「ぼーっとしていたら夏休みが終わっていた…」という事態にならないために、今から計画を立てることが大切。そこで、社会人300名に、大学時代の夏休みの思い出についてアンケートを実施。先輩のエピソードを、プランニングの参考にしよう!
半分以上の人が、大学の夏休みに「忘れられない体験」をしている
先輩たちに、夏休みに打ち込んだことを聞いてみたところ、以下のような結果に。
大学の夏休みに打ち込んだもの
※2017年4月実施 社会人300名のアンケートより
また、「夏休みに忘れられない体験ができましたか?」という質問では、55%の人が「はい」と回答。期間の長い大学の夏休みは普段できないことにチャレンジしやすいため、過半数の人が特別な体験をしているようだ。そこで今回は、「アルバイト」「旅行」「部活・サークル」「趣味」などの活動別に、先輩たちの「忘れられない体験」をご紹介!
一日中、クジラの骨に寄生する生物について説明!?
アルバイトの体験記
予備校講師のアルバイトをしました。夏休みは夏期講習があったため、12時間以上講義をする日も。年齢の近い教え子たちと、朝から晩まで一緒に勉強した日々は今でもいい思い出です。夏期講習で得た報酬でヨーロッパ旅行に行ったり、自分へのごほうびを買ったりと、充実した夏休みを送ることができたと思っています。 今でも当時の教え子たちと飲みにいくと、そのときのことをありありと思い出します。
(理学研究科卒/男性)
長野の民宿でアルバイトをしました。夏はテニスサークルが合宿に来るので、100人以上を相手に、朝から晩まで働いていました。お皿洗いでも食事の盛り付けでも、要領が良くないと間に合わないのでよく怒られていましたが、とても勉強になりました。また、普段東京では見られない星を見られたり、夜仕事終わりにみんなで花火をしたり、忘れられない思い出となりました。
(文学部卒/男性)
ダンススクールの事務スタッフとして、利用者の入退館や施設の管理などを担当していました。オープンして間もないスクールだったため、教室を見学・体験しにいらっしゃるお客様も多く、その際はレッスン終了後に入会をオススメすることも。それまで営業の経験は全くなかったのですが、自分なりの営業資料や会話のフローを作成するなど、工夫を重ね、2か月後にはエリア内でトップの成績を獲得! 本社からいらっしゃった社員の方に、賞品として図書カードをいただき、とてもうれしかったことを今でもよく覚えています。
(法学部卒/女性)
科学館で短期のアルバイトをしました。一日中、クジラの骨に寄生する生物や、ダイオウイカなどの深海生物について子供たちに説明していました。小さいプールでナマコを子供たちに触らせる仕事もしていました。こんなにマニアックなアルバイトはなかなかないとは思いますが、深海は不思議と夢にあふれているな、とワクワクする経験でもありました。子供が深海の未知の生き物に興味を示すということも新たな発見で、その無邪気さを目の当たりにして楽しい気分にもなりました。
(経済学部卒/男性)
舞台美術のアルバイトを経験。完成したものが撮影され、広告になり、町中で見かけたとき、「私の作ったものがこんなにたくさんの人に見られている。おもしろい!」としみじみ思いました。ほかにもマンションの模型をつくるアルバイトでは、朝から晩まで模型をつくり、修正を繰り返し、ようやく出来上がったときの達成感はすごかった!ひとつの街が出来上がっていく様子が、なんともおもしろく、これが現実のものになると思うと感動!
(芸術学部卒/男性)
福祉のアルバイトをしました。最初は不安な気持ちもありましたが、子供たちとかかわるなかで、一人ひとりのキャラクターの良さがわかり、子供たちの個性を伸ばす仕事に就きたいと思うようになりました。大変なこともありましたが、そこで働く職員の方と試行錯誤することによって解決できたこともあり、苦労も良き思い出になりました。アルバイト先には感謝の気持ちでいっぱいです。
(現代コミュニケーション学部卒/女性)
イベントコンパニオンのアルバイトでは、企業の受付や、有名な展示会・ショーでの業務を任されるまでに成長できました。このお仕事を通じて、業界問わずたくさんの社会人と出会い、お話ができたことは非常に役立ちました。
(法学部卒/女性)
みんなに「無謀だ」と言われたけれど……
旅行・留学の体験記
ドイツへ留学に行きました。はじめは現地の人とコミュニケーションが取れず、ただつらかったのですが、そんな私にも外国の人は話しかけてくれるし、「わからない」と言えばゆっくり話してくれるとわかりました。たまたまスタバで出会ったアニメ大好きな外国人と仲良くなり、5年以上たった今でも連絡を取り合っています。
(農学部卒/男性)
卒業後は都会で研究職に就きたいと思っていた私ですが、大学の海外研修で僻地の医療を目にしたことで、地域医療の魅力にとりつかれました。看護学校での研修でしたが、普段とは違った視点から医療を見ることができたのもよかったのかもしれません。海外の医療を勉強したことで、英語の重要性も再認識することができたし、将来海外で働くという新たな選択肢も見つけることができました。
(医学部卒/男性)
大型バイクの免許を取り、納車1か月後というタイミングで日本一周旅行へ。東京から神奈川・静岡方面へ、太平洋の海を沿うように走り、9日目で鹿児島へ着き、今度は日本海の海を沿うように走り、20日目で北海道へ到着。そして東京へ帰還しました。いろいろな地域に泊まり、その土地の美味しいものを食べながら1か月間旅ができて本当に楽しかった!行く前にはだれもが「無謀な挑戦」だと言っていましたが、それを跳ね除けて達成でき、何にも変えがたい思いで一杯でした。
(法学部卒/男性)
はじめての海外旅行でしたが、ツアーに申し込まず、自分たちで交通手段や飲食店を調べて、オリジナルの旅行をつくり上げました。言葉がわからなくても、ある程度周りの人たちが助けてくれるということがわかりましたし、何よりもそこでしか見られない景色や体験を友達と共有できるということが楽しかった!自分たちだけでもできるんだという自信にもなり、忘れられない旅行となりました。
(教育福祉学部卒/男性)
2週間の北欧3か国のデザイン研修に行きました。各国のデザインの大学の講師にお話をうかがい、その大学の歴史や、デザインで大切なことなどを学びました。滞在中はデザイン性に優れた建築物やグラフィック、インテリアなど、常に刺激にあふれた時間を過ごせました。個人の滞在中の記録として、食レポ日記をつけており、それは今でも大切に保存してあります。また、現地の記念としてジュエリーショップで片言ながらも英語で話しながら時計を購入しました。
(メディア造形学部卒/男性)
アメリカへの短期留学は何もかもが新鮮で、20年間生きてきたなかで一番充実した時間になりました。「Google」に企業訪問に行ったのですが、雰囲気がとても自由で、「こんな社風だからあんなにすばらしいものができるのだ」と思いました。
(商学部卒/男性)
南米をバックパックでまわりました。南米旅行を目標にそれまで必死にアルバイトをし、単位も早い段階で取得しました。南米では思っていたより英語が通じず、たどたどしいスペイン語で生活する毎日でしたが、圧巻の自然や景色に、がんばって来て本当に良かったと思いました。一番感動した景色はウユニ塩湖で、忘れることができない光景でした。また、メキシコで宿が見つからず困っていたときに、現地の同じ年くらいの学生が親切にしてくれ、スペイン語で現地のホテルに交渉してくれて、人の優しさに感動しました。
(経営学部卒/男性)
孤児の男の子から優しさをもらった
ボランティアの体験記
障害者乗馬の施設にボランティアへ行きました。普段感情をあまり表に出さない児童が乗馬中は笑顔を見せたりしている姿がとても印象的でした。馬には底知れない力があるなと実感した瞬間でした。ボランティア中はとても暑く、馬の世話も大変でしたが、きれいな緑とたまに吹く風、馬のたてがみ、匂いなどがとても印象に残っています。
(農学部卒/女性)
小学生が100キロ歩く体験の企画運営のボランティアを行い、当日、サポートをしながら一緒に歩きました。保護者への説明会も開き、さまざまな意見を聞きつつ、子供たちの成長の発達段階も考慮してサポート方法を考え、スタッフ全員で一致団結して企画を進めました。疲れたけれど、子供たちの成長が間近で感じられ、歩ききったときの感動は忘れられません。
(教育学部卒/男性)
海外ボランティアでカンボジアに行きました。裸足の子供やぼろぼろの服を着ている子がほとんどで、学校にも行かず街中で物乞いしている子もいて、想像以上の状況でした。それでも、目を輝かせ、飛びきりの笑顔で接してくれました。日本の方が裕福でも、笑顔では負けているのではないかと感じました。貧しいから不幸かと言うと一概にそうは言えないし、その逆もしかり。そういうことを肌で感じられたのは大きかったです。
(理工学部卒/男性)
音楽祭のボランティアで、仲間と協力することの大切さを実感。さまざまな考え方や価値観を持った人と出会い、最初は反発やすれ違いもありましたが、議論してみたり衝突したりすることで相手を理解することができたし、最後には充実感がありました。以前はあまり積極的に人とかかわることがありませんでしたが、一歩踏み出してみると貴重な体験ができることを知りました。また、一人で達成するには困難なことも、仲間と助け合うとすぐできることを知りました。
(文学部卒/女性)
スポーツイベントのボランティアで、サッカーの得点速報係として、メディアの方に得点を伝えていました。その際に、一人の記者に呼ばれ、なぜそのボランティアをしようと思ったのか、ボランティアをしてみてどのように感じているか、その体験をどのように生かしたいかなどインタビューをされ、タウン誌の小さな面に載せてもらいました。ボランティアの一人として注目をしてもらえるとは思いませんでしたが、うれしかったです。
(文学部卒/男性)
大学2年生のころに、西アフリカのガーナ共和国で約1か月のボランティア活動を行いました。印象的だったのは、ガーナで出会った子供たちとの出来事。私は、物乞いをされても絶対にお金はもちろん、食べ物や物品を渡さないようにしていたのですが、ある孤児の男の子からオレンジをもらいました。人に優しくすることを学ばされました。
(教育学部卒/男性)
夏の部活こそ、ど根性を発揮!
部活・サークルの体験記
4年間の夏休みは9割部活に打ち込みました。夏の日差しの強いなか、朝から夕方までひたすら海に出てヨットに乗っていたことは今となってはとてもいい思い出です。40人以上の部員と寝食を共にしたことで、関係の深い友人や先輩、後輩ができました。また、初心者しかいないような部活でありながら全国大会に出場し、その中でも戦い抜くことができたのは大きな成果だと思います。
(理工学域卒/男性)
映画製作サークルで、初めて大掛かりな製作に取り組みました。やり方もまともにわからないまま、多くの人に連絡を取ってひたすらに情報を仕入れ、人生で初めて「がんばった」と言える体験をしました。みんなでワイワイ楽しみつつ、知識も増やし、本当に充実していましたが、がんばりすぎて体を壊してしまいました……。その映画製作をキッカケに大学内外に仲間ができ、それぞれ卒業後も何かと協力し合っています。
(情報コミュニケーション学部卒/男性)
サークルを仲間で作りました。練習場の確保に苦労したり、仲間を指導しながらチームの実力向上に向けて練習したりと楽しいことばかりではありませんでしたが、中身の濃い練習をすることができました。大会ではチームで良い成績を残し、リーグを1段階上げることができました。初心者の仲間とともに、競技で良い結果を最終的に残すことができたのが良い思い出です。
(工学部卒/男性)
別れのときにまさかの号泣
インターンシップの体験記
インターンシップでは、老人ホームへ5日間体験に行きました。介護の仕事を理解することもできましたし、お年寄りとの交流がたくさんできました。5日間を終えて、お別れのときには泣いてくれるおばあちゃんや、がんばって!と応援してくれるおばあちゃんがいて、あいさつのときに私まで泣いてしまい、施設の方に、「こんな感動的なインターンもあるんだね!」と驚かれました。
(法学部卒/男性)
大学3年生で体験したインターンシップ。はじめはチームのメンバーの意見がまとまらず口論になったりもしましたが、小さなひらめきによりチーム全体が納得した企画を立案することができました。最終的には自分たちが企画した案が一番評価され、企業からもウケが良いという結果に。この体験を通して、人それぞれの長所を生かすことの大切さや、しっかりとメリットを伝えれば賛同を得られることを学びました。
(経済学部卒/男性)
企画したアート展が大成功!
趣味の体験記
趣味のアートを何か形にしたいと、知人と展覧会を開いたのが良い思い出になりました。企画からすべて自分たちで行い、美大生の友人に協力を仰ぎながらの作業は、とても新鮮でした。作品制作も無心に作品に向き合うことができ、こんな時間を今後もつくっていきたいと強く決意しました。小さなアトリエは自己満足と言えばそのとおりなのですが、それでもお客様に足を運んでいただき感想をいただくと、うれしかったです。
(文学部卒/女性)
夏休みこそ、大学の仲間と青春ど真ん中!
大学祭実行委員の活動の体験記
大学祭実行委員に所属していたため、夏休み明けの大学祭に向け、夏休み中も頻繁に大学に通いました。日にちが近くなるにつれ、仲間たちと朝早くから夜遅くまで、ときには泊まり込みで作業を行いました。次第に形になっていく様子がうれしく、当日大成功できたことでとても感動しました。ほかのサークルではできない体験であり、自分の限界に挑戦しつつも仲間たちと協力し、一つのものをつくり上げた経験はとても貴重な財産になったと思います。
(看護学部卒/男性)
「鬼」の課題をこなした私って偉い!
大学のゼミ・課題の体験記
アルバイトと大学の課題に追われていました。ルーズリーフ200枚にびっちりの文字を書かないといけない課題は本当に鬼でした。しかし夏休みの8月だけで毎年13万円稼ぐほどのアルバイトをしながら課題をこなせたときの達成感はハンパなかったです。
(家政学部卒/女性)
ゼミ合宿に参加しました。心理学のゼミで、合宿ではワークの一貫としてゼミ生に手紙を書いたり、現在抱えている悩みを打ち明けて、その悩みにみんなで共感したり、泣いてしまったりしました。はじめは単なる顔見知り程度のゼミ仲間でしたが、そうした経験を通じて、自分のことをなんでも知っているかけがえのない存在になりました。心から大切にできる友人ができたことは一生の財産だと思っています。
(ライフデザイン学部卒/男性)
こんな感動エピソードも
そのほかの体験記
大学2年の夏休みに地元で演奏会を開きました。300人ものお客様が来てくださり、自分の音楽で感動したと聞いたとき、これが音楽を続けていける力にもなると思いました。 その演奏会に来られなかった祖父の家で、祖父のためだけに演奏したのですが、認知症でしゃべれない祖父が私の音楽に合わせて口ずさんだという出来事がありました。家族全員とても驚き、音楽の力を感じました。それからは自己満足の音楽ではなく、他人に伝える努力も考えるようになりました。
(芸術学部卒/男性)
以上、先輩の「夏休みに思い出に残っているエピソード」を紹介しました。
夏休みの可能性は無限大!今から何をしたいか考え、一生の思い出となる忘れられない夏休みにしよう!
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