プロフィール
「LO活」とは、『Local+就活』の意で、地方就職を考える若年層を応援する厚生労働省のプロジェクトです。全国46の自治体(道府県)・200以上の学校との連携により、地方就職に特化した情報を、どこよりも詳しく掲載しています。 「地方で自分らしい生き方、働き方」を見つけてみませんか?
新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けて、「これまでの働き方」が大きく変わろうとしています。
より一層「自分軸」が重要になる中で、ファーストキャリアを踏み出す皆さんに「どこでどのように働くか」を考えるきっかけの1つとして、今回は「LO活」さんに「地方就活=Uターン・Iターン就活」について教えていただきました。
目次
地方就活の動き方と先輩の事例
「地方の企業は大都市圏の企業に比べ採用規模が小さく、なかなか採用されないのではないか?」という点については、地方就活を希望する上で、まず最初に考えることかと思います。
「地方」というだけで決めつけず、実際のところを理解するためにも、興味のある企業についてはしっかり研究しましょう。
希望勤務地の企業だけでなく、地方に支社、工場などを持つ全国採用型の企業も、視野に入れておくとよいでしょう。
また、インターンや、説明会、選考において、「オンライン」開催が増えています。
地方就活においてこれまでの一番の課題だった「交通費」をかけず、地方企業の選考に参加することも可能になっています。
さまざまな企業の採用情報を、早い段階で幅広く収集することが、地方就活成功のポイントと言えそうです。
A さんの事例
先輩の体験記
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都内の大学に通いながら、地元である北海道の企業への就職も選択肢に入れて活動。実際、東京+北海道約 30 社にエントリー、約 20 社の採用試験を受ける。結果的には、東京 2 社・北海道 2 社から内定をもらい、北海道の金融機関に就職。
Aさん
B さんの事例
先輩の体験記
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新潟県出身、大学時代は埼玉県で過ごす。
大学進学時点で「卒業後は地元に帰って就職したい」という思いが強く、就活においても早い段階からUターンに絞って動く。夏休みの帰省時には、地元の企業で実施していたインターンシップにも参加した。
3年生後期試験後は、地元での就活のため帰省し、合同説明会やインターンシップに参加し、より多くの地元企業を知ることができるよう動いた。
並行して、ES添削や面接対策を行った結果、新潟県 3 社にエントリーし、そのうち 1 社から内定をもらう。Bさん
LO活:Aさんは、東京で開催された選考を上手く受けながら、最終的には選考解禁時には帰省し、地元の両親にも相談した上で就職先を決めたとのことでした。
早い段階で、インターンシップに参加したり、東京と北海道に絞っていろんな企業にエントリーし、選考を受けられたことが良かったようです。
Bさんも、早い段階で「地元で働く」ことを自分軸に置いて就職活動に取り組んだことで、納得する結果を得ることができたケースになります。
地方就活の頼れるパートナー
新卒応援ハローワーク
ハローワークでは、専用の求人情報提供端末を使って、リアルタイムに更新される地元企業の求人情報を確認できます。個別の就職相談をすることもできるので、活用してみると良いでしょう。
地方就活に特化した就活サイト
大手の就活サイトだと地方の求人は埋もれがちですが、地方での就活に特化したサービスでは、都道府県ごとにまとめられているので探しやすいです。さらにセミナーや勉強会もあるので就活力の向上にも使えます。
各自治体のUIターン就職センター
各自治体が実施している、「交通費補助」「奨学金返済免除・支援」「住宅・転居支援」「職業訓練」「就職・移住支援 その他」などの各種支援事業および、「地方で開催されるインターンシップ」「地方で開催される移住・就労体験事業」などについて知ることができます。出身地であっても、今まで知らなかった情報が得られることもあります。
「LO活」では以下のような「地方就活」に役立つ情報をお届けしています!
例えば・・・
①各自治体が設定している「交通費」や「大学の奨学金返還」などの助成支援制度を調べることができます。
②オンライン、地元、首都圏で開催される地元企業のイベントやセミナー情報が多数あります。
③地元企業の紹介サイトを案内しています。
④オンラインにてプロの相談員が地方就職における相談を無料で受け付けています。
「LO活」オンラインセミナー開催中!
「地方で働く」メリット・デメリットを知る
「環境面」について
Uターン就活なら愛着のある地元に戻れますので、家族や友人、親戚のいる環境で生活ができることは気持ちの面で安心感にもつながります。
ただ、人によっては人間関係の繋がりが濃い地方での生活に住みにくさを感じてしまう可能性も少なくありません。
「金銭面」について
Uターンの場合、地元の実家に住めば、都会で一人暮らしをするよりも生活費が抑えられます。Iターンの場合でも、基本的に地方は都心よりも物価や家賃が安いため、ある程度生活に余裕が出てくるでしょう。物件や地域にもよりますが、家賃が都心よりも半分以上安い場合も。
ただ、一般的に都会よりも地方の方が「給料」が低い傾向にあります。
「時間」について
業種にもよりますが、都会に比べて地方は長時間労働が少ない傾向にあるため、自分の時間が確保しやすいでしょう。また、都心では働く人の多くが満員電車での通勤を余儀なくされますが、電車も都心に比べると混雑していないですし、地方ではマイカー通勤を許可している企業が多く、通勤のストレスを軽減できるでしょう。
ただ、交通の便は都心の便利さと比較すると劣る場合が多く、移動時には時間の余裕が必要ですので、慣れるまでは少しストレスに感じることもあります。
LO活:あなたが働く上で「これだけは大事にしたい」というものは何ですか? 地方に住み、働くと、一般的にどんなメリットとデメリットがあるのかを知り、あなたが地方で働くことに「向いているか」「向いていないか」をまず考えてみてください。
地方就活を成功させる上で重要な4つのポイント
人生に関わる決断であることを理解する
これまでの項目でも述べましたが、地方と首都圏では生活環境が異なるため、人生が大きく変わる可能性もあります。 たとえ慣れ親しんだ土地であっても、離れている間にこれまでと変わってしまった部分が多々あるかもしれません。 そのため、どのような形であれ移住して就職するということは、人生に関わる決断だと思ったほうがいいでしょう。
地域独自の文化を受け入れる
人との繋がりや食文化、しきたりなど、移住先の地域独自の文化を理解することが大切です。 これから生活していく地域のことなので、自分の価値観と異なる部分があってもある程度受け入れる体制を整えておいたほうがいいでしょう。
目的意識を持つ
「なんとなく住み心地が良さそう」という漠然としたイメージだけで地方への移住を考えると、ミスマッチに繋がりかねません。 「なぜその地域で就職したいと思うのか」という目的を明確にしておきましょう。 目的意識をしっかり持って就職活動に臨めば、自ずと将来のビジョンが見えてきます。
事前に繋がりを作っておく
移住する前にその地域を訪問し、繋がりを築いておくのもおすすめの方法です。 たとえば、気になっている企業の人事担当者と会って話をするなどしておくと、ネットワークを広げやすくなるかもしれません。 地域に住んでいる人や働いている人の生の声を聞けば、移住後の生活をイメージしやすくなるでしょう。
LO活:移住してから後悔しないためにも、しっかり準備を整えておくことが大切です。
まとめ
自己分析=自分は働く上で何を重視したいか?で考えてみると、また新しい発見があります。
自分の働いている姿がイメージできない場合は、「勤務地」だけで選ぶのではなく視野を広げてみるのも良いでしょう。
今は、「リモートワーク」など働き方も変わってきているので、早い段階で情報収集して、満足のいく「ファーストキャリア」を踏み出しましょう!
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