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キャリアアドバイザーが伝授!強い自己PRのつくり方 第2回 ~3ステップで「最強の強み」を見つけよう~

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  • 2018.12.06

エントリーシートや履歴書、面接で問われることになる、自己PRや強み。でも、特別な経験なんてしていないし、何をアピールすればいいのかわからない!


そこで、大学生に就活のアドバイスを行っているベネッセi-キャリアのキャリアアドバイザー孫田 博美さんに、自己PRのつくり方を聞いてみました。第2回目は、実際にどのように「強み」を見つけていったらいいのか、自己分析のやり方を3ステップでわかりやすく紹介します!



プロフィール

ベネッセi-キャリア 孫田博美
ベネッセi-キャリア「doda新卒エージェント」キャリアアドバイザー。国家資格である米国CCE、Inc認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラーを取得。今までに1000人以上の大学生のカウンセリングを担当し、内定に導いている。

自己分析には2つの方法がある

孫田さん:前回は、大学生にありがちな自己PRのNG例を5つ紹介しました。


大学生にありがちな「自己PRのNG例5つ」

NG1 体験で得たこと、学んだことをアピールするだけになっている


NG2 すごい成果を書く


NG3 たくさんの強みをアピールする


NG4 企業に合わないエピソードを書く


NG5 やたらとプライベートすぎるエピソードを書く

これらの代表的なNG例がなぜダメかというと、企業が本当に知りたいこと=「自社で活躍できる人間かどうか」がわかりづらいからでしたね。企業の視点を踏まえたうえで、今回は実際にどのように自己PRをつくっていったらいいのか、その方法を考えていきましょう。自己PR、つまり、自分の強みの見つけ方には、大きくわけて2つの方法があります。


一つは、周りの人に聞く方法。家族や仲のいい友人などに「私はどういう人間でどんな点が強みになり得るか」を聞いてみます。もう一つが、過去のエピソードを振り返り自分で考えていく方法。自己分析では、この2つを両方行うのがベストです。


今回は、やり方に少しコツが必要な「過去のエピソードからの強みの見つけ方」についてお伝えします。



ステップ1 エピソードを書き出す

まずは、大学生活で一番力を入れたことや時間を割いてきたことを考えます。アルバイト、部活、ゼミの勉強、海外留学など、「これをがんばった」と思えるものが見つかったら、特にどういった部分に力を入れたのか、工夫した点やこだわったポイントを考え、関連するエピソードを書き出してみましょう。


飲食店でのアルバイトであれば、だれよりも早くメニューを覚えた、お客さんの要求をくみ取るための努力をした、後輩指導をがんばった、新メニュー開発に貢献した……などどんなものでも構いません。


部活・サークル活動を題材にする場合は、大会で勝つために練習メニューを工夫した、新入生がやめないように気を配った、モチベーションを高めるために定期的にミーティングを開いたなど、思いついたエピソードをどんどん列記してみます。



ステップ2 強みを考える

書き出したエピソードから、どういった強みが見つかりそうか考えていきます。だれよりも早くメニューを覚えたのであれば、目標に向かって努力できる向上心が強みとなるかもしれませんし、お客さんとのエピソードからは「気配り」であったり、冷静に対応する力が見つかるかもしれません。


ポイントは、「こんな強みではダメだろうな」と否定しないこと。強みは「これだけはだれにも負けない!」というものでなくても構いません。「アルバイト先の雰囲気をよくするため、職場のメンバーには自分から積極的に声をかけるようにしている」といったものでもOK。このエピソードから、「ムードメーカーである」「周りを巻き込む力」「行動力」といった強みが見つかってくるのです。


採用担当者は、「この人はどんなふうに仕事を進めるのかな」という視点を持っています。たとえ「すごい成果」を出していたとしても、なぜその成果を成し遂げることができたのか、あなたの考えが見えてこなければ、その自己PRの評価は決して高くありません。同じように、「この経験で◎◎を得ました」など、その体験で学んだことを書くのもNGです。あなたの性格の傾向が見えてこないからです。


自己PRでは、


1.何かをするときに、何にこだわり、どう行動したのか

2.なぜそう考えたのか

3.その結果どうなったのか

このうち、特に、1と2を具体的に記述できるようにしましょう。繰り返しになりますが、企業は、あなたが何を得たのか、どれだけすごい成果を出したのかを知りたいわけではない、ということをくれぐれもお忘れなく!

ステップ3 強みの「検証」を行う

強みが見つかったら、本当にそれがあなたの「強み」と言えるのかチェックします。もし「責任感がある」という強みであれば、ほかのエピソードでも責任感の強さが発揮されているかどうか考えてみましょう。


もし、ほかのエピソードでは当てはまらないと思ったら、別の能力をアピールしたほうがいいでしょう。「責任感」ではなく、「指導力の高さ」や「根気強さ」「行動力」「前向きさ」といった言葉に置き換えられないかなど、もう一度考えてみましょう。



孫田さん:強みの「確認」をしてみて、「これが私の強みと言えそう」というものが見つかったら、あとは企業にアピールするだけ!企業研究をよく行ったうえで、自信を持ってあなたのことをアピールしてくださいね。




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