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インターンシップのWebテストの目的とは?種類や対策法を解説

  • インターン
  • 2024.04.02
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インターンシップへの参加を検討しているけれども、能力検査や性格検査といったWebテストについて「どんな準備すればいいの?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、インターンシップでWebテストを実施する目的をはじめ、実施する企業の特徴、種類や対策方法を解説します。

インターンシップの定義が変更となり、選考活動開始後にインターンシップで得た情報を活用できるようになったため、本記事で対策方法を押さえて事前に備えましょう!

目次

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    インターンシップでWebテストを行う目的

    インターンシップ参加者を選定するためのWebテストでは、知識や知的能力を測る能力検査や、性格・行動傾向といった項目を測る適性検査が行われます。

    このWebテストを実施する目的は、以下の2つが挙げられます。

    1)自社が求める人物像かどうかを見極めるため

    選考開始後にインターンシップで得た学生の情報が活用できるよう定義が変更となったことから、インターンシップ時点で自社との相性を見極めるためにWebテストが活用されます。

    2)選考人数の絞り込み

    人気企業には応募者が殺到するため、Webテストによってある程度人数を絞り込むことや、人事担当者の負荷を軽減するためにWebテストが活用されます。 なお、Webテストに落ちたとしても、本選考への応募は可能な場合がほとんどです。インターンシップと本選考はあくまで別物のため、Webテストに落ちただけで応募をあきらめることはありません。

    インターンシップでWebテストを行う企業の特徴

    インターンシップで適性検査が行われる割合は、中小企業やベンチャーに比べて大企業のほうが高いというデータもあります。また、大企業が都心部に多いこともあって、地方より都心部のほうが適性検査の実施率が高いようです。

    出題傾向は、企業の求める人物像によって異なるため一概にはいえません。しかし、総合職や配属部署が多い企業においては、幅広い能力を測る目的でバランスの良い総合テストを実施する傾向にあります。

    一方、専門領域に特化した適性を測る目的で実施されるケースも。

      • 外資系企業や海外勤務の多い商社:英語力を測るテスト
      • 金融・コンサル業:分析能力を測るための構造的把握力に関するテスト
      • IT業界:命令・暗号などのITと関連が深い分野のテスト

    なお、いずれの業種や職種でも性格検査は実施され、内容に大差はないようです。

    インターンシップと本選考でWebテストに違いはある?

    インターンシップと本選考のWebテストに大きな違いはありません。どちらも、次のような能力検査と性格検査が実施されます。

    テスト区分 内容
    能力検査

    ・国語、数学、英語などの学力を測るテスト

    ・学力の高い学生を選ぶというより、インターンシップに必要な一般常識や最低限の知識があるかをチェックするのが主な目的

    性格検査

    ・性格、情緒、行動パターン、モチベーションの有無などを調べるテスト

    ・企業が求める人物像によって、評価で重視される項目が変わる

    企業が定めた合格点や合格人数などによって合否が判定されるシステムも、インターンシップと本選考で同じです。ただし、本選考に比べてインターンシップの合格ラインを低く設定する企業もあるようです。

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    インターンシップで実施されるWebテストの種類

    インターンシップで実施されるWebテストは、選考実施企業が独自に作成したわけではなく、アセスメントツールの提供会社が開発した検査用ツールが用いられます。代表的なWebテストを4つご紹介いたします。

    1.SPI
    2.玉手箱
    3.GAB
    4.CAB

    1.SPI

    SPI(Synthetic Personality Inventory:総合適性検査)は、 能力検査と性格検査の2つを合わせた総合テスト。 就職活動をしていれば一度は受けるといわれるほど、メジャーなテストです。

    項目 内容
    出題範囲

    ・能力適性検査:言語分野(言葉の理解、読解力を問う問題)、非言語分野(数的処理能力や論理的思考力を問う問題)

     ※レベルは中学修了〜高校受験程度

    ・性格適性検査:どのような人物なのか、どのような仕事や組織に向くかを調べるテスト

    特徴 一般的な能力や性格を把握するのに用いられている総合的なテスト
    導入企業の傾向 業種や規模を問わず広範囲に実施されている
    過去に実施した企業(本選考含む) 三菱商事、JR東日本、住友化学、東芝、NEC、住友不動産、アイシン精機、岡三証券 など

    2.玉手箱

    玉手箱は、SPIと同じく 能力テストと性格テストが一緒になった総合テストです。SPIと異なって、設問を解く時間が短いことが特徴の一つとして挙げられます。また、長文が中心であったり、図表の読み取りがあったりと、SPIとは出題傾向が異なるため、事前対策が必要でしょう。

    項目 内容
    出題範囲

    ・言語問題

    ・計数問題

    ・英語問題

    ・性格適性検査

    ※レベルは中学修了〜高校受験程度だが、問題形式が独特なためSPIより難易度が高いと感じる場合がある

    特徴 総合職の適性を測るテスト
    導入企業の傾向 金融業、コンサル業、総合商社、専門商社 など
    過去に実施した企業(本選考含む) 三井住友信託銀行、オリックス、NTT東日本、KDDI、日産自動車、オムロン、サッポロビール など

    3.GAB

    GAB(Graduate Aptitude Battery:総合適性診断テスト)は、 総合職向けの適性診断テストです。GABは、玉手箱を開発した日本エス・エイチ・エルによって提供されています。GABは新卒の総合職選考によく用いられるのが特徴です。

    項目 内容
    出題範囲

    ・言語理解

    ・計数理解

    ・性格適性検査

    特徴 新卒総合職採用のための総合適性診断テスト
    導入企業の傾向 総合商社や専門商社、証券・投資、総研 など
    過去に実施した企業(本選考含む) 三井物産、住友商事、伊藤忠商事、ソニー生命保険 など

    4.CAB

    CAB(Computer Aptitude Battery:コンピューター職適性診断テスト)は、 コンピューターや情報処理に関連する適性を測定するテスト です。先述のSPIや玉手箱、GABが総合的なテストであるのに対して、CABでは、特定の分野が重点的にテストされます。

    項目 内容
    出題範囲

    ・四則演算(基礎的な四則演算)

    ・法則性(図形群から法則性を見つけるパズルのような問題)

    ・命令表(命令実行後の図形群を選択)

    ・暗号(暗号の法則、意味を推測する問題)

    ・性格

    特徴 コンピューターや情報処理に関連する適性を中心にテストされる
    導入企業の傾向 情報処理・システム関連の企業
    過去に実施した企業(本選考含む) 住友セメントシステム開発、東京ガスiネット、ニッセイ情報テクノロジー、カプコン など

    ※過去に実施した企業は、あくまで実績ですのでご卒年度の状況は企業ホームページ等でご確認ください

    インターンシップにおけるWebテストの対策法

    Webテストは出題傾向と対策を把握しつつ、事前学習が必要です。ここでは、Webテストの勉強の進め方を解説します。

    Webテストの問題集を活用する

    Webテストの問題集は少なくとも1冊購入し、解き切ると良いでしょう。なぜなら、 Webテストの出題形式と内容には独特なものがあり、慣れが必要だからです。1冊解き切ると、解き方や出題傾向がつかみやすくなります。

    先に紹介したSPIや玉手箱などのWebテストは回答時間に対して出題数が多く、スピードと正確さに加えて、時には回答をあきらめる判断に迫られるのが特徴です。知識を学ぶというより、実践的な演習のほうが成果を得やすいでしょう。

    模擬テストを受ける

    Webテストを開発した企業サイトや就活サイトでは、Webテストの模擬テストを受けられます。本番さながらの方法でWebテストを受けるため、 出題内容はもちろん画面操作も含めて練習できるのがメリットです。

    また、自動的に採点されて結果を確認できるだけでなく、全国平均点やランキング情報を提供しているところもあります。受験の模擬テストのように競争意識を持ちながら学習できるため、モチベーションアップにも有効です。

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    インターンシップのWebテストで意識したい2つのポイント

    多くの人にとって、インターンシップのWebテスト対策は、適性検査に対する初めての準備となるでしょう。ここでは、つまずきやすいポイントや学習計画の立て方などについて解説します。

    1.性格を診断する適性検査の準備も怠らない

    性格診断テストは基本的に正直に答えるだけで良いため、準備すべき内容はあまりありません。しかし、 能力診断より性格診断の結果を重視する企業は多い*ため、性格診断テストへの準備が不十分で落選するケースもあるようです。

    就活における失敗例

    それほど時間をかける必要はありませんが、性格診断テストの対策もしておくと良いでしょう。

    *参考データ:就職みらい研究所『就職白書2023』データ集 P35│図58企業が採用基準で重視する項目/学生が面接等でアピールする項目

    2.計画立てて取り組む

    Webテストの学習は本選考でも役立ちます。インターンシップの時期にしっかり勉強しておけば、本選考の忙しい時期に慌てずに済むでしょう。

    必要な学習時間は、自身のスキルや受けるテスト種類などによって変わりますが、十分な対策をするには20~50時間程度あると安心です。1日30~60分くらい勉強すれば、1〜3カ月くらいで達成できるのではないでしょうか。

    このように考えると、大学3年生でインターンシップに参加する場合、学習を始める時期は以下のようになります。

    インターンシップの選考開始時期 Webテストの学習を始める時期
    夏インターンシップ申し込み(4月~) 大学3年生の1~3月ごろ
    秋冬インターンシップ申し込み(9月~) 大学3年生の6~8月ごろ

    計画的に取り組むと、気持ちにゆとりを持ちながら結果を出しやすくなります。

    インターンシップに向けて今からWebテスト対策をはじめよう

    インターンシップの参加選考としてWebテストが実施される場合があります。 人気企業や大企業では、Webテストが選考の第一段階になっているケースが少なくありません。Webテストの種類は企業によって違うので、問題集や模擬テストなどで対策を進めていきましょう。

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