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【イベントレポート】ビジネス理解が力になる!社会を動かすアイデアを生み出すには|角川ドワンゴ学園/JTB/パーソルキャリア/ベネッセコーポレーション

  • dodaキャンパス活用法
  • 2020.09.03
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With/Afterコロナで、社会は大きく変わりました。学校生活自体も大きく変わって、身近なところで不便に感じることもありますよね。

それでも、学生団体を通してオンラインで旅を実感するイベントを開催するなど、多くの学生が柔軟なひらめきで、新しい社会を動かしています。

そんな学生の力に期待して集まった、学校法人角川ドワンゴ学園/株式会社JTB/パーソルキャリア株式会社/株式会社ベネッセコーポレーションの担当者と共に、「ビジネス理解が力になる!社会を動かすアイデアを生み出すには」のオンラインイベントを実施しました!

イベント内で伝えた、「学生への期待」と「アイデアを作り出すヒント」をレポートします。参考にして、2020年9月15日(火)締切のアイデアコンテストにチャレンジしてください!

■目次


新しい次の世界をつくる<Create the Next World>

2020年9月15日(火)を締切に実施している大学生アイデアコンテスト。それぞれの企業テーマが、今の社会の変化に直結した課題になっています。各社は学生にどのような期待をしているのでしょうか。企業紹介とともに、テーマへの想い、またトークセッションへと繋がっていきました。

Q1.企業がテーマに込めた思い/アイデアのポイントは?

学校法人角川ドワンゴ学園:ユーザーを正しくイメージして、最適解を思考し続けること

荻野さん:未来のネットの高校と呼ばれるN高では、高校卒業を目的にするのではなく、高校時代に自分の個性・武器が見つかるように、様々なカリキュラムを用意しています。生徒は、その道のプロによる授業や職業体験はもちろん、最新のITツールに触れて自分の好きや強みを広げられます。

今回のテーマである「新しいオンライン教育」を考えるうえでも忘れてはいけないのは、「ユーザーを正しくイメージして、最適解を思考し続けること」。教育サービスとして提供する以上、だれに届けるのか、その人のどんな課題を解決するサービスなのか、教育を受ける前後でどんな変化が生じるのかというポイントも押さえて、新しいサービスの提案をワクワクしながらお待ちしております!

株式会社JTB:旅行に限らず「交流」を軸に、柔らかい発想を

細溝さん:JTBは旅行だけでなく、様々なユーザーの課題に対して、JTBの強みである「交流」の力で新たな価値を生み出していく会社です。例えば子育て家庭に向けた体験プログラムによって、リアルな学びを得たい家族と活性化が必要な地域を交流させて、それぞれの課題を解決するなど、交流の力を強みにしています。

今、なかなかリアルな交流がしづらい状況ですよね。だからこそ、交流への欲求は高まっています。こうした課題を乗り越えるような、解決する手法を提案いただきたいです。JTBとして、どんな交流の機会を提供していけばよいか、学生の皆様の柔らかい発想を楽しみにしています!

パーソルキャリア株式会社:自分がなりたい姿や、やりたい働き方を考えてみる

今村さん:パーソルグループは、働きたい人と企業を結びつけて、雇用の課題を解決する会社です。「はたらいて、笑おう」というグループビジョンを大事にしていて、自分の仕事が誰かのためになっていると実感することはもちろん、信頼できる仲間とはたらけている世の中作りに取り組んでいます。

今回のテーマでぜひ考えてみてほしいのは、「人はどんな体験で自分の可能性に気づくんだろう?」「人の可能性って何だろう?」「収入以外の大事にしたい軸って何だろう?」ということ。自分がなりたい姿や、やりたい働き方を考えてみることも、アイデアに繋がってくると思います。ぜひ考えてみてください!

株式会社ベネッセコーポレーション:グローバルの学びとは?外国に行かない留学は?

池田さん:関わるお客様すべてが「よく生きる」、つまり、よりよい人生が送れるよう支援することを会社の理念として大事にしています。企画やサービス、ものづくりをするときにも、「それって『よく生きる』につながってるのかな?」というキーワードが出てきます。

このビジョンのもと、私たちが取り組んでいる留学について、テーマを出させていただきました。皆さんもご存じのように、コロナの状況下でことごとく留学が出来なくなってしまいましたよね。ただ、オンラインも発達して、日本にいても世界の一流の教育が受けられるようになってきています。

グローバルの学びって何だ?これから必要になるグローバル人材ってどんな力を持っていたらいいんだろう?ぜひ、外国に行くことだけが留学なのかや、行けるようになったらどんな留学がいいのか、などの切り口で、新しいグローバルな学びの形を提案してください!

Q2. 最近採用されたアイデアや新規事業は?なぜ採用されたのですか?

ユーザーにやりたいと思ってもらえる解決アイデアになっているか

荻野さん:例えば、EXPGさんと提携したダンス部とか、N高投資部とか、本当に様々なことに取り組んでいますね。お金の教育ってすごく大事だけど、日本ではお金の教育をあまりやらない。そこに課題感を持ちつつ、N高生にどうアレンジするかを考えて出したのが「N高投資部」です。

人気漫画のインベスターZとコラボしたりもしています。実はこの企画は入社1年目の社員がコンセプトを作り出したんですよ。
西村:入社1年目の社員ですか!?過去の経験など、特別な人だったんですか?
荻野さん:いえいえ、特別な社員ではないですよ!上司と共に対話しながら、たくさんの人にアドバイスや助けをもらいながら考えを深めてアイデアを実現させました。

利用後の未来も見越した課題解決を

細溝さん:最近の事例で言うと、オリンピック関連が多いですね。延期になったため、まだこれから提供するサービスも多いですが、一つは「ホテルシップ」という事業があります。横浜港に大型船を持ってきて貸し切りにして、ホテルとして使う、というものです。

この事業が解決したい課題は、もちろん「オリンピック中にホテルが足りなくなる」という点です。ただそれだけでなく、オリンピック後の未来も見越して、誰も使わないような負の遺産にならないように「移送可能なホテル」ということが、アイデアのポイントになりました。

「技術的なアプローチ」と「言葉の解釈を変える」という視点

今村さんアイデアを考える視点として「技術的なアプローチ」と「言葉の解釈を変える」ことで生まれた2つの例をご紹介しますね。

一つ目は、技術的なアプローチとして、面接技術を向上するツールです。言葉の使い方など、相手が感情としてちゃんと受け取れているかを判断するツールを開発しています。このツールを使うと、面接がうまい人をモデルに、自分がたりないところを見つける練習ができるようになります。

二つ目は、言葉の解釈を変える視点で、「転職同期」というサービスがあります。同期といえば、同じ会社や大学の同学年、というイメージがあるかもしれませんね。ここでは、同じタイミングで転職した人を転職同期と呼んでいて、同じタイミングで転職した人達は、似たような悩みを抱えていることが多く、その悩みを解決するサポートサービスを「転職同期」として提供しています。「同期」という言葉の解釈を変えて生まれたサービスの例です。

留学で身につく学びが何かから、留学の代わりを考える

池田さん:まさに今、新規サービスを作ろうとしているところです。今回のテーマ、「留学の代わりを考える」ということが、新規サービスの軸になっています。

オンラインでの留学方法はもちろん考えますが、外国に行くことがすべてじゃないはず。国内でできる留学の代わりになる学びはないのか、を今まさに考えているところです。

Q3. アイデアを発想するうえで大事にしていることは?

正解を求めず、まずはチャレンジして、出してみること

池田さん:アイデアを発想するうえで大事にしていることは、正解を求めず、まずはチャレンジして、検証して改善すること。最初から発明みたいないいアイデアは出ないので、まずは書いてみる、出してみる、やってみることです。
西村: 丁度、アイデアコンテストも、何案でも出してもいいことになっていますので、ぜひ思いついたアイデアを多数応募していただきたいですね。

アイデアの反応を見て改善するには、自分の知っている優しい友達や親など、否定しない人に聞いて反応を聞いてみる、という手段もぜひ使ってみてください。

「掛け合わせ」が大事/少し効率が良くなる・便利になるだけでもアイデアとして重要

今村さん:今までのもので「掛け合わせ」が大事。いますごく普通に行われていますが、テレビ会議と面接の掛け合わせでWeb面接を実施するとか。

少し効率が良くなるとか便利になる、というのも事業アイデアとしてとても大事。難しいかもとか前提に捉われないで考えてみる。ビジネスになるかどうかは、より深く検討するタイミングで改良されるものなので、まず、アイデアは数を出すことが大事ですよ。

お客様のことを考え続けること/自社の強みを掛け合わせる

細溝さん常にマーケットから何が求められているのか、お客様の課題は何か、を常に意識しています。ここを考え続けることでアンテナが高くなり、「これを掛け合わせたら課題が解決できるんじゃないか」という発見が不意に得られることがあります。何事もお客様のことを考え続けることが源泉だなと思いますね。

お客様を考えることにプラスして、自社の強みを把握することも大事です。JTBの強みを何に掛け合わせるかという視点です。

面倒だな、このままでいいのかな、といった課題から見つかる

荻野さん:アイデアは、急にひらめいた!となるといいのですが、実際は、面倒だからもっと効率化できないかなとか、これってこのままでいいのかな、という視点から生まれていくものだと思うんですね。

アイデアは思いついたが、実現できるのかどうかうまく整理がつかないときもあります。そんな時は、5W1Hなどのフレームワークを使って、考えられていないところがないか深めることをやっていますね。

難しく考えすぎず、まずチャレンジしてみて!~質疑応答~

ここから、様々な学生の質問に回答していきました。特に印象的だった質問と回答を紹介します。

Q. オンライン教育が進む中で、今の時点でオンラインで補えないと感じるのはどんな点ですか?

荻野さん:リアル体験はやはり難しいですね。N高の職業体験は刀鍛冶をしたりしますが、現場でのリアルな空気感がないと、達成感はなかなか感じにくいかもしれませんね。オンラインで実現されると面白いかも。

今回のテーマはオンライン教育ですが、学生向けだけではなく、保護者向けや女性向けなど、対象を広げてもOKです。今あるサービスでは補えていないような課題へ、解決アイデアを考えてほしいですね。

Q. 子供や学生向けの教材を創るとしても、お金は保護者が払うと思います。どちらに向いて、サービスやモノづくりをしたらいいですか?

池田さん:いい質問ですね。実際に使う人とお金を出す人が違う場合の、サービスやモノづくりについてですね。

まずそもそも学習者が学習を継続的に使えなければ学習効果が出ません。だから実際に使う学習者を向いてモノをつくります。ただ、保護者の方はその教材やプログラムに何を期待しているかというと、「わが子がしっかり育つ」という効果に期待しているわけです。

成長する、ということを約束できる商品であれば、子どもも保護者もハッピーになれる。子どもにだけ良いものでもなく、親だけが喜ぶものでもなく、どちらも重要になります。

Q. AIなどが発達すれば、外国語学習はいらなくなるのではないですか?

池田さん:テクノロジーのおかげでどんな人でも繋がれるようになりましたよね。逆に、すぐに繋がれる分、出会った人に瞬間的に自分の想いを、自分らしい言葉で伝えるのは、AIなどでは解決しきれないと思います。語学の学習はなくならないと思いますよ。

Q. 実現性とアイデア性(革新的)どちらを重視されますか?

西村:今回のアイデアコンテストに限って言えば、革新性を重視しています。
今村さん:ただ、革新性といっても、ほかにないまったくのオリジナル、とは思わないでほしいです。自分が考えたことは誰か考えているものなので。

これって本当に新しいのかな?ということを、あまり気にせずどんどん出してもらいたいですね。アイデアは似ていても、どんな課題に対して提案しようとしているのか、に違いが出るかもしれませんよ。

Q. クライアントの課題を引き出していくために、具体的にどんなことを意識していますか?

細溝さん:話す相手は人ですので、重要なのは「信頼関係」です。いきなり初対面に、あなたの課題は何ですか?悩みは何ですか?と聞いても、本当に困っている課題は教えてもらえません。悩みを話してもらえる、関係性をつくることが大切です。

お客様のことを知る方法は、相手に聞くだけではなく、ホームページや新聞、ニュース、業界の情報などもインプットできます。そうやって勉強しておくと、「私たちのことを深く考えてくださっていますね」とお客様からの信頼にもつながりますよ。

Q. 最後に、今回のアイデアコンテストで学生に期待していることを一言お願いします!

荻野さん:皆さんもコロナ禍で、多くがオンライン講義になって、実際にオンライン教育を体感していると思います。アイデアを出すのが怖いという方もいらっしゃるかもしれませんが、身近なテーマですので、積極的に出していただけるのを楽しみにしています!
細溝さん:人の流れが止まっている中、JTBの事業をどう展開していくか、私たちも正解は持っていません。ぜひ若い皆さんからの柔軟なアイデアを募集しています。

コロナによって人の交流が止められて分かったこととしては、「人と人の接点を持つこと」「交流すること」は大事だなと思った人は多いはずです。交流が止められたら止められただけ、その交流に飢えている。「新しい交流」を皆さんのアイデアで作ってください!
今村さん:我々のテーマを考える時は、今の社会人を想像して考えてもいいのですが、皆さん自身が、これからの社会がこうなっていると嬉しい、可能性が見つかる、というように考えてください。あまり前提を難しく考えずに、自分が欲しい、というものを応募いただきたいです!
池田さん:いつも自分のチームのメンバーに伝えていることは、「大学生の年齢に近い若手社員の方がみずみずしいアイデアを出してくれる」ということ。

ぜひ、自分は学生だしとか、プロの社員が見たら変なのでは、と思う必要はなく、ユーザーと同じ年齢の自分だからこそいいアイデアを持っていると信じてください。躊躇することなく失敗を恐れず、ぜひチャレンジしてくださいね。
西村:皆様、本日はありがとうございました!

最前線で頭をひねっている方々のかっこいい姿に、ワクワク

イベントがきっかけでコンテスト参加を決めた方も

90分という短い時間でしたが、レポートにまとめてみると、様々な気づきがありました。大学生アイデアコンテストに向けて、ヒントはつかめましたでしょうか?イベント後のアンケートでは、下記のような声をいただきました。

先輩の体験記

  • アイデアをどのように生み出していくのかを実際の社員の方たちから聞くことができ、これから就活をしていく中でも、ビジネスにおいてもとても役立つお話を聞くことができました。 アイデアを出すことは難しいことですが、同時にとてもワクワクすることだと改めて気づくことができました。

    武蔵野大

先輩の体験記

  • 社会人の方とお話しを伺うとなると人事の方であることが多かったのですが、今回は実際にアイデアを出して事業を展開されている方であるところにとても満足感を得ました。最前線で頭をひねられている方々のお話はとても為になりました。

    京都産業大

先輩の体験記

  • 働いている方々に夢があると感じられた。大人になるにつれてあまり大きな夢をもたず、現実的になった方が良いのかな?と思っていた。しかし今回前向きにより良い方向に向かおうとしている方々のカッコいい姿を少し見ることができたため、目標を持つことは大切だと改めて気づかされた。

    関西学院大

自分のこれまでの学びや気づきを、アイデアコンテストにぶつけてみませんか?難しく考えず、チャレンジすること。今回提案してもらったアイデアには、全てコメントを返します。出すこと自体、意味のあるコンテストです。ぜひ、皆さんのアイデアをお待ちしております!

キャリアの可能性を拡げるアプリサービス「マイポテ」 by パーソルキャリア株式会社

今回登壇いただいた、パーソルキャリア株式会社の今村さんが提供している「マイポテ」。新卒としての就職活動だけでなく、その先も続いていくキャリアを考えるヒントに、ぜひご活用ください!

サービス概要:キャリアの可能性を拡げるアプリサービス
提供開始日:2019年12月9日(月)
料金:無料

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