授業やサークル、アルバイトなどアイデアを考える場面は意外と多くありますよね。でも、そんな時、どうしたらいいかなと迷ってなかなか良い発想がでてこないことはありませんか。アイデアはひらめきというイメージが強いかもしれませんが、アイデアを作るための考え方というものが存在します。
このコラムでは、そのアイデアを作りための考え方をワークシートや具体例を使って紹介していきます。良いアイデアを出す考え方を知り、実践して磨きをかけていきましょう。
また現在は、大学生向けのアイデアコンテストを実施中!ぜひあなたのひらめきから生まれたアイデアを、ご応募ください!
あなたのひらめきが社会を動かす 「大学生アイデアコンテスト」by dodaキャンパスゼミ
スケジュール
応募応援イベント(A):2020年8月25日(火)応募応援イベント(B):2020年9月2日(水)・8日(火)
応募締切:2020年9月15日(火)
結果発表:2020年9月30日(水)
テーマ
『共通テーマ:Create the Next World』・学校法人角川ドワンゴ学園:新しいオンライン教育サービスとは?
・株式会社JTB:新しい時代の新たな旅行のカタチ(商品・サービス)とは?
・パーソルキャリア株式会社:働く人が「自分自身の可能性」に気づく、きっかけを与えるサービスとは?
・株式会社ベネッセコーポレーション:海外留学に代わる、新しいグローバルな学びのサービスとは?
賞品
最優秀賞(1組) ギフト券10万円分企業賞(4組) ギフト券1万円分
入賞(40組) ギフト券1,000円分
※また、全アイデアに審査コメントをお送りします
応募資格
応募時点で、専門学校、短大、大学、大学院に在学中で、2021〜2024年に卒業予定の方。応募時、利用規約に同意した上でdodaキャンパスに会員登録済みの方。登録無料。
応募方法
各企業ごとのテーマに対して、あなたのアイデアをご応募ください。募集要項等の詳細は、dodaキャンパスの特設ページをご覧ください。
アイデアの作り方1)ジブンゴト化する
アイデアが形になるまでには大きく3つのステップがあります。
中でも重要なのはテーマのジブンゴト化という段階です。テーマは与えられることもあれば、自由に設定できることもあるでしょう。いずれにしても、まずは立ち止まって「なぜ、自分がそれに取り組むのか」ということを考えてみることです。
いきなり考え始めても価値のあるアイデアはなかなか沸いてきません。また、より良いアイデアを出そうというこだわりも持ちにくいです。テーマについてじっくり考えたり必要なことを調べたり、時には試してみて初めて良いアイデアが浮かぶようになります。ですから、なぜやるのかを考えて自分をやる気にさせることから始めましょう。
このステップをおざなりにすると次のようなNG行動からちょっと残念なアイデアしか出てこないなんていうこともあります。
◆アイデアを作る時のよくあるNG行動
・最初に思いついたアイデアで満足してしまう。
・情報収集せず、自分たちの身の回りだけを基準に考えてしまう。
・思いついたアイデアの要素を全て盛り込もうとしてぼやけてしまう。
・直観や主観だけで選択してしまう。
アイデアの作り方2)アイデアを広げる
取り組む動機付けができたら、いよいよアイデアを考える段階です。この段階はさらに2つにわけることができます。
テーマを探求するために問いを立てる
まずは準備から。問いを立てて、必要なことを調べながらテーマについて探求していきます。例えば、「学力向上」という抽象的なテーマと「Aさんが次回のテストで成績を上げるには」という個別具体的なテーマでは考えやすさが全然違います。アイデアを出す前に「誰のどのような課題やニーズか」という点をクリアにしておきましょう。そのために、「どのような問いを立てて考えればよいのか」、1つの参考例を紹介します。ここで深めるべき観点は(1)対象、(2)課題/ニーズの2点です。もちろん、これ以外にも自分なりの問いを立てて調べることができると、より独自性のあるアイデアにつながりやすくなりますのでぜひ取り組んでください。
◎対象
・どんな人?(属性や特徴など)
・どんな環境にいる?周りでどんなことが起きている?
◎課題/ニーズ
・困っていることは?それはなぜ?
・ありたい姿/理想像は?
・今まではどうしていたのか?
・今、できていることは?
・類似した事例やケースはある?
1つでも多くのアイデアを出す
ここまで準備ができたら、次は解決するためのアイデアをたくさん出していきましょう。1つでも多くのアイデアを出すことがポイントです。この段階では質より量が大事ですので、アイデアの良し悪しは判断しないようにしましょう。また、ポストイットを使って思いついたことをどんどん書き出していくと次の段階がやりやすくなります。もしアイデアが煮詰まったら、一見関係なさそうなキーワードを掛け合わせてなにかできないか考えていきます。例えば、農業というテーマに対してITでなにかできないか、キャッシュレスというテーマに対して子どもを掛け合わせてなにかできないか、などテーマから少し離れてみることが発想を広げるコツです。それでも考えが浮かばないときは、前の項目に戻って問いを立て、再度テーマについて考えを深めましょう。
アイデアの作り方3)アイデアをまとめる
アイデアをまとめるコツとして、分類→比較→選択と分解して取り組んでいきましょう。
まず、たくさん出たアイデアをカテゴリーごとに分類していきます。この時1つにまとめられるのであれば、集約します。もし、分類する中で新しいアイデアがでたら追加しても構いません。
そして、候補になるアイデアに対してメリットとデメリットや問題点を考えて比較していきます。デメリットや問題点を考えたらそれを解消する方法、つまりアイデアを改善できないかという点も考えてみましょう。
最後に、いい点も悪い点も踏まえて検討したうえで1つの最適なアイデアを選びます。その際に、対象者にとってどんな良いことがあるのかという視点をもって考えられるとより良いアイデアを提案することができます。また、なぜそのアイデアを選択したのかという理由と共に今までに考えたことや調べたことを整理して他の人に自分たちのアイデアを説明する準備もしておきます。
実践例付き!ワークシートをもとにアイデアを考えよう!
今回紹介した考え方をワークシートにまとめました。また、参考例も紹介しますので、ぜひ一度やってみてくださいね。
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実践して学ぼう
知っていることとできることは別です。ぜひ、今回ご紹介した考え方を使って、実際にアイデアを作ってみるとより自分の力を磨いていってください。その実践的な学びは必ず自分の役に立ちます。
例えば就職後を考えた時、教えてもらって解決する「答えのある仕事」というのはAIに置き換えられてしまいます。一方で、明確な答えがない仕事に取り組むことが様々な企業で当たり前となり、アイデアの力はどのような仕事でも活躍する人の共通スキルとなるでしょう。実践の場にふさわしいコンテストを紹介しますので、この機会にチャレンジしてみてください。
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