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自分の強みがわからない時の見つけ方のヒントは自己分析!

  • 自己分析
  • 2025.07.09
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自分の強みの見つけ方

「あなたの強みは何ですか?」という問いは、エントリーシート(ES)や面接における頻出質問の一つです。しかし「自分の強みがわからない……」「具体的にどのようなことを答えればいいの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

この記事では、強みを見つける方法や、好印象を与える伝え方について詳しく解説します。自身の強みについて悩んでいる方は、ぜひ最後までご確認ください。

目次

    企業が「強み」を質問する理由

    まずは企業が「強み」を質問する理由について解説します。意図を理解することで、採用担当者に好印象を与える回答ができるようになるでしょう。

    入社後に活躍できるかを探るため

    採用担当者は、学生の「強み」を聞くことで、応募者が入社後に活躍できるかを確認しようとしています。企業が新入社員に求めるのは、単にスキルや知識の有無だけではありません。組織の中でどのように個性を発揮できるかも重要なポイントです。

    特に新卒採用の場合、実務経験がないため、これまでの経験や行動パターンからポテンシャルを判断します。

    dodaキャンパスが採用担当者586名に対して実施した調査では「企業が面接で見極めようとする能力」として「コミュニケーション力(92.5%)」「協調性(69.1%)」「柔軟性(60.1%)」がTOP3に挙がっています。これは、単なる学業成績よりも、実際の職場で活躍できる素質を見極めたいという企業の意図を反映しているといえるでしょう。

    人柄が企業の社風と合っているか見極めるため

    企業が採用を決める際、社風や価値観に合った人材かどうかも重要な判断基準となります。社風に適応し、周囲と円滑にコミュニケーションを取れる人材は、長期的な活躍に期待ができるためです。

    企業の社風と自分の強みがマッチすることを伝えるためには、強みの分析と併せて企業研究を深めることが大切です。説明会やオープンカンパニーなどにも積極的に参加し、企業の社風理解に活用しましょう。

    自分の強みが分からない原因

    基本的に「アピールできる強みが無い」という人はいません。強みが思い浮かばない方は、以下の先入観を持っている可能性があります。

    エントリーシートと履歴書の違い

    • 自分には強みがないと思い込んでいる
    • 強みには大きな実績が必要と考えている

    では、どうすれば見つかるのか具体的な方法を見ていきましょう。

    自分には強みが無いと思い込んでいる

    自分の強みが分からないと感じる原因の一つは「自分には特別な強みが無い」と思い込んでいることです。自分の得意なことを過小評価し、大したことではないと考えてしまっているかもしれません。しかし、誰もが独自の経験やスキルを持っており、それが強みとなり得るのです。

    自分の強みを見つけるためには、日常の些細な出来事や他者からのフィードバックに目を向けることが大切です。自分では当たり前と思っていることが、他者から見ると大きな長所である場合も多いのです。

    強みには大きな実績が必要だと考えている

    もう一つの原因は「強み=大きな実績や成果」と考えていることです。確かに、大きな成果は分かりやすい強みとなりますが、日々の小さな努力や習慣も重要な強みとなります

    例えば、毎日コツコツと勉強を続ける習慣や、友人の相談に親身になって乗る姿勢なども立派な強みです。これらは成果としては目立ちませんが、継続力や共感力といった重要な資質を示しています。

    過去の大きな成果だけでなく、日々の行動や習慣にも目を向けてみましょう。小さな積み重ねが、あなたの強みを形成しています。


    ともすれば、自己分析は主観的になりがち。客観的データを用いてあなたに合った働き方や価値観を抽出する診断も自己分析に役立ちます。

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    自分の強みを見つける方法

    自分の強みを見つける方法

    ここでは、強みを見つける方法を3つ紹介します。
    自分の強みが固まっていない方は、ぜひご参考にしてください。


    自己分析を深める

    過去の経験を振り返ることで、自分がどのような環境で力を発揮できるのか、どのような仕事に向いているのかが明確になります。

    学生時代に頑張ったことや、うまくいった経験、周囲から評価されたことをリストアップしてみましょう。「なぜ成功したのか」「その時何を考えたのか」を掘り下げることで、自分の強みのパターンが見えてくるはずです。

    自己分析の代表的なツールとして、モチベーショングラフ・自分史・SWOT分析などがあります。それぞれ分析できる特徴が異なるため、複数活用してみましょう。


    友人や家族など親しい人に確認する

    強みは、意外と自分では気付きづらいものです。そのため、友人や家族といった親しい人にヒアリングするのもおすすめです。他者の視点を取り入れることで、自分では当たり前だと思っていたことが、実は大きな強みであると気付くかもしれません。

    質問する際「どんな場面で強みを感じるか?」のように深く質問をすると、具体的な答えを得やすくなります。複数の人から共通して挙げられる要素があれば、それが自分の本当の強みである可能性が高まるでしょう。

    また、他者視点という意味では大学のキャリアセンターで相談することもおすすめです。専門家の視点から自分の適性や強みを見つけるサポートを受けることができるでしょう。


    弱みを強みに変換する

    弱みを強みに変換することも有効なアプローチです。自分が苦手だと感じることも、視点を変えると強みとなる場合があります。例えば「決断が遅い」という弱みは「慎重に考えて行動する力がある」と言い換えることが可能です。自分の短所を別の角度から見ることで、強みとしてアピールできないか検討してみましょう。

    また、苦手なことを克服しようと努力した経験も強みになります。「プレゼンが苦手だったが、練習を重ねて人前で話すことに慣れた」という方は「努力を継続する力」としてアピールすることが可能です。

    まずは自分の短所をリストアップし、それらをポジティブな表現に言い換えることから始めてみましょう。

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    好印象を与える「強み」の伝え方

    あなたの強みをしっかりと採用担当者に理解してもらうためには、伝え方も工夫する必要があります。強みを伝える際、特に大切となるポイントについて確認していきましょう。

    アピールする強みは一つに絞る

    複数の強みをアピールすると、焦点がぼやけてしまう可能性があります。「結局この人の一番の強みは何なの?」といった疑問を与え、かえって印象が薄くなってしまうでしょう。

    また、アピール内容を絞ることは、説得力の向上にも繋がります。複数の強みをアピールしようとすると個々の内容が浅くなり、強みの裏付けが弱くなってしまう可能性も……。

    アピールしたい強みが複数ある際にも、企業の社風や価値観、事業内容などを加味し、最も企業にマッチする内容に絞ることが大切です。そうすることで、あなたのアピール内容は採用担当者に好印象を与え、強く記憶に残るでしょう。

    強みを裏付ける経験を述べる

    強みを伝える際は「〇〇が得意です」といった主張だけではなく、それを証明できる具体的な経験をセットで話すことが大切です。経験を伴わない強みの主張は、説得力に欠けるため、面接官に「本当にその強みがあるのか?」と疑問を持たれてしまう可能性があります。

    例えば「計画性」をアピールしたい場合「アルバイトやゼミなどで計画性を生かしたエピソード」を交えることで、面接官は「この人は本当に計画的に物事を進められるのだな」と納得できるでしょう。

    また、経験を話す際には「状況→課題→行動→結果」という流れを意識すると、話に筋が通りやすくなりますので、ぜひ活用してみてください。

    強みを企業でどのように生かすことができるか伝える

    自分の強みを伝える際は、それが企業にとってどのように役立つのかを説明することが大切です。「企業が「強み」を質問する理由」の項で説明した通り、企業は、応募者が入社後にどのような価値を生み出せるか知りたいと考えています。

    この時「その強みを生かした具体的な行動」を示すことも重要です。「営業でコミュニケーション能力を生かします」といった漠然としたアピールではなく「コミュニケーション能力を生かしてどのように立ち振る舞うか」まで言及できると、業務での活用イメージが明確になります。

    このように「強み+具体的な活用方法」を伝えることで「この人が入社したら、会社にとってどのようなプラスになるのか」が伝わりやすくなり、好印象を与えることができるでしょう。


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    強みの回答例文8選

    前の項で解説した「伝え方」を活用した回答例文を確認してみましょう。自分の強みと近いものがあれば、ぜひ参考にしてください。


    1.コミュニケーション能力

    回答例

    私の強みは、相手の意図を的確にくみ取り、円滑なコミュニケーションを図る力です。

    過去、私のアルバイト先のカフェでは、店長不在の時間帯に、ベテランスタッフと新人スタッフの間で業務の分担がうまくいかず、新人が戸惑う場面が多く見られました。この状況を改善するため、私はスタッフ同士の意見を聞き取り、それぞれの得意な業務を整理し、役割分担を明確にしました。結果、業務の流れがスムーズになり、チームのコミュニケーションも活発になりました

    この強みを御社の営業職でも生かしたいです。お客さまの潜在的なニーズを丁寧に引き出し、最適な提案を行うことで信頼関係を築き、売上向上に貢献したいと考えています。


    2.継続力

    回答例

    私の強みは、一度決めたことを粘り強く続ける継続力です。

    大学1年生の時、英語が苦手でTOEICのスコアも450点ほどしか取れませんでした。しかし、昨今のグローバル社会の中で活躍するために英語力を伸ばしたいと考え、毎日30分のリスニングと単語学習を継続しました。途中で伸び悩む時期もありましたが、勉強方法を見直しながら続けた結果、3年生で750点を達成することができました。

    この強みを生かし、御社の営業職では、新しい製品やサービスの知識を日々学び続け、顧客対応の品質向上に貢献したいと考えています。


    3.計画性がある

    回答例

    私の強みは、ゴールを見据えて計画を立て、効率よく行動できることです。

    大学のゼミで、学内の成果発表会に出場することになりました。限られた期間で質の高いプレゼンを仕上げるため、私は最初に全体のスケジュールを立案し、各メンバーの役割を明確にしました。また、進捗確認のミーティングを週1回実施し、遅れが出ないよう調整しました。その結果、チームは余裕をもって準備を終え、発表会で準優秀賞を受賞しました。

    この強みを御社の研究職でも生かしたいです。長期間の試験スケジュールを細かく設定し、PDCAを回しながら、最適な研究方法を検討したいと考えています。


    4.主体性がある

    回答例

    私の強みは、課題を見つけ、自ら行動を起こせる主体性です。

    私が所属している大学のゼミでは、3年生による学外発表があります。しかし、例年発表資料の作成が遅れ、準備不足のまま本番を迎えることが多いという課題がありました。そこで私は、自主的に過去の発表を分析し、必要な準備項目をリスト化したうえで、全体の進捗管理を実施しました。その結果、ゼミ全体の準備がスムーズになり、発表の質も向上しました。

    この主体性を生かし、御社の工場職では、既存の工程フローを見直し、原価低減や効率化のための施策を積極的に提案・実行したいと考えています。


    5.リーダーシップ

    回答例

    私の強みは、周囲を巻き込みながら目標に向かって行動できるリーダーシップです。

    3年生になった時、所属している大学のサークルで、新入生の入会率低下という課題が顕在化し、サークル存続の危機に直面しました。そこで私は、メンバーと話し合い、新入生が興味を持ちやすいイベントを企画しました。また、先輩と新入生の交流を深める機会を増やし、入会後の定着率向上を目指しました。その結果、前年よりも入会者数が1.5倍に増え、活気のあるサークル運営につながりました。

    この経験を生かし、御社でもチームメンバーと協力しながら、目標達成に向けて行動したいと考えています。また、メンバーとの積極的なコミュニケーションにより、チームの雰囲気を良くし、チームリーダーをサポートしていきたいです。


    6.自主独立性がある

    回答例

    私の強みは、周囲の指示を待たず、自ら考えて行動できることです。

    現在、飲食店のアルバイトでホール業務を担当しています。アルバイト開始当時、店内が混雑すると、スタッフの連携がうまくいかず、料理の提供が遅れることがありました。そこで私は、スタッフ同士の動きを観察し、効率的な動線を考えました。その結果、ピーク時の提供時間を短縮でき、店長からも評価されました。

    この自主独立性を生かし、御社の営業職では、商談の際に顧客の課題を自ら発見し、最適な解決策を提案します。そして、新規契約の獲得や顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。


    7.チャレンジ精神がある

    回答例

    私の強みは、未知のことにも積極的に挑戦し、成長できることです。

    大学2年生のとき、これからのIT社会で活躍の場を広げたいと考え、未経験ながらプログラミングの勉強を始めました。最初は理解が難しく挫折しそうになりましたが、先輩にアドバイスを求め、オンライン教材も活用して独学で勉強を続けました。その結果、半年後には簡単なアプリを開発できるようになりました。

    このチャレンジ精神を生かし、御社でも新しい業務や課題に前向きに取り組み、成長し続けたいと考えています。


    8.分析力

    回答例

    私の強みは、データや状況を冷静に分析し、最適な判断を下せることです。

    大学の研究活動で、マーケティングの調査を担当しました。大量のアンケートデータを分析する必要があり、私は統計ツールを学びながらデータを整理し、消費者の購買傾向を明確にしました。研究発表会では、この分析結果を活用して具体的な新商品提案を行い、高評価を得ることができました。

    この分析力を生かし、御社の企画職では、顧客データを基に売上向上施策を提案し、販売戦略の最適化に貢献したいと考えています。

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    自分の強みを見つけてESや面接でアピールしよう

    自分の強みを明確にし、それを適切に伝えることは、就職活動において大きな武器になります。強みが分からないと感じる人も、自己分析を深めたり、過去の経験を振り返ったりすることで、必ず見つけることが可能です。

    大切なのは、ただ「強みがある」と言うのではなく、それを裏付ける経験や、企業での生かし方を具体的に伝えること。自分の強みを理解し、自信を持ってアピールすることで、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まるでしょう。

    就職活動は、自分自身を深く知る貴重な機会でもあります。焦らずじっくり向き合い、自分らしい強みを見つけて、堂々とアピールしましょう。

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