最近の就活で注目されているのが「オヤカク」。オヤカクには「親の確認」という意味があります。保護者へのコミュニケーション方法として、最近では対策を強める企業が増えているのが現状です。
今回は、オヤカクの意味や最近の企業側の対応、そして親が取るべき対応について詳しく解説します。
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目次
オヤカクとは?
内定辞退を防ぐために、企業が親に内定承諾をとる動きが「オヤカク」です。売り手市場が続き、就活における学生の価値観が多様化する中、親の意向が就職先選びに影響することがあります。
まず最初に、オヤカクの意味や注目されるようになった背景から詳しくご紹介します。
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オヤカクの定義
オヤカクとは「親の確認」の略で、企業が内定を出した学生の保護者に対し企業の情報を提供したり、内定承諾を取ったりする取り組みです。
親が納得しないと内定辞退につながるケースもあるため、企業側も学生だけでなく、保護者へのコミュニケーションを重視しているのが現状です。
企業がオヤカクを気にする理由
企業がオヤカクを意識する最大の理由は、内定辞退を防ぐためです。学生本人が入社の意思を示していても、親が不安や反対の意向を示せば、辞退につながることも少なくありません。
少子化が進み、かつ多様な働き方も注目される中、新卒採用予定数を確保できない企業が増えつつあります。東京商工会議所が行った新卒採用に関する調査では、2025年の新卒採用で「採用が困難」と回答した企業は、全体の96.4%。「計画以上の内定者数を確保している」と回答した企業は全体の13.4%に留まっています。
【出典】東京商工会議所公式サイト
人材採用は企業成長の要(かなめ)でもあり、内定辞退が続けば将来的な人材確保にも支障をきたしかねません。想像以上に、親の存在が就職活動へ影響を与える時代になっているといえるでしょう。
オヤカクのメリットとデメリット

【オヤカクのメリット】
保護者が企業に対する理解を深めることで、「子どもの不安を軽減できる 」という点が挙げられます。はじめて社会に出る子どもにとっては、親が企業の良し悪しを判断してくれることは、大きな安心材料になるでしょう。
【オヤカクのデメリット】
オヤカクには「必要以上に親が関与することで子どもの自立を妨げる 」というデメリットもあります。内閣府の資料「2026年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」においても、オヤカクは「学生の職業選択の自由を妨げる行為」として、指摘されています。
親は子どもとの適度な距離感を保ちながら、子どもが自らの意思で決断できるようサポートするのが理想かもしれません。
企業は親にここまでしている!最新オヤカク対応の事例紹介
企業が行う「オヤカク」の対応としては、さまざまなパターンがあります。
企業による最新のオヤカク対応事例
- 入社式や懇親会に保護者を招待する
- 保護者向けの会社説明会、オフィス見学会を設ける
- 福利厚生や社風を紹介する資料を送付する
- 社長が保護者に感謝の手紙を送る
オヤカクは企業にとって内定辞退の防止につながる重要な取り組みですが、実は親にとっても大きな意味があります。
実際に親が会社を訪問し、先輩社員や経営層から直接話を聞くことで、本当に良い会社かどうか判断できる場合もあります。業界知識や企業情報に乏しい親にとっては、企業側が用意した説明会や見学会は、非常に貴重な機会です。より具体的な話が聞けるなら、子どもが働く姿もイメージできるでしょう。
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1)財務状況と安定性
企業の良し悪しを判断する上で、財務状況の確認は欠かせません。安定して働ける職場を選ぶためには、企業が健全な経営状態にあるかどうかを確認することが重要です。
上場企業であれば、IR情報(投資家向け情報)に、「売上高」「営業利益」「自己資本比率」などの指標が公開されています。一般的には、売上成長が続き、自己資本比率(=自己資本÷総資本)が40%以上であれば、財務的に安定していると判断できるでしょう。
また、営業利益率(=営業利益÷売上高)も重要な指標です。5%以上であれば、収益性が高く安定したビジネスモデルを持っている可能性が高いといえます。
中小企業や非上場企業の場合でも、会社案内や説明資料に「過去3年間の売上推移」などのデータが記載されているため、しっかりチェックしておきましょう。
「知名度があるから安心」といった感覚だけで判断するのではなく、客観的な数値をもとに企業の経営状況を判断するのが理想です。
2)離職率
離職率も重要なチェックポイントです。企業の採用ページを見ると、「新卒3年以内離職率」や「平均勤続年数」が記載されていることがあります
また、厚生労働省の資料を参考にして、同じ業界の平均離職率と比較してみるのも有効です。
【参考】 厚生労働省資料「令和5年雇用動向調査結果の概況」12頁「表4-2産業、就業形態別入職率・離職率・入職超過率」
離職率が高い企業は、職場環境や人間関係、労働時間などに課題を抱えている可能性があります。子どもが安心して長く働くためにも、離職率が高い企業は慎重に見極めることをオススメします。
3)社風や働きやすさ
数字には表れにくい「社風」や「働きやすさ」も、企業選びにおいて非常に重要なポイントです。会社の公式サイトや採用ページで紹介されている社員インタビューや福利厚生、育児・介護支援制度などをチェックすることで、会社がどれだけ社員に配慮しているかが見えてきます。
SNSでの発信内容や社内イベントの様子から、職場の雰囲気を感じ取ることもできるでしょう。
「子どもに合いそうな企業かどうか?」を判断するには、制度面の確認とあわせて、「「企業が人をどう扱っているか?」」を見ることが重要です。
就活の考え方|親と子どもの違い
就活において、親と子どもの考え方が食い違うことは珍しくありません。親は「安定した会社」を望み、子どもは「やりがいのある仕事」を追い求める。このようなすれ違いから、就職先をめぐり、対立してしまうケースもあります。
就活における親と子どもの価値観の違いや、その溝をどう埋めるかについても見ていきましょう。
「親は安定性重視」「子どもはやりがい重視」ということも
親自身の過去の経験が影響し、就活における考え方に違いが出ることも少なくありません。親世代は、これまでバブル崩壊やリーマンショックなど、度重なる経済不況を乗り越えてきた経験があるため、就活では「大企業」「公務員」「終身雇用」といった視点で企業を選びがちです。
一方で、今の学生は”好きなことを仕事にしたい”働きたい”といった「やりがい」や「自己実現」を重視する傾向があります。終身雇用がなくなり、転職や副業も当たり前になりつつあるZ世代にとっては、「安定=1社で働き続けること」ではないのかもしれません。
就活では、「親と子、どちらの考え方が正しいか?」ということではなく、そのような考え方に至った世代間の背景について、お互いが理解することが大切です。
子どもの考え方とのギャップを埋める方法
就活において、親と子どもとの間に考え方のズレが発生すると、子どもが選んだ企業に対し否定的な意見を出してしまうこともあるでしょう。「親として助けになりたい」という想いが強いほど、「この会社には将来性がない」「この職種はやめたほうが良い」など、過干渉になってしまう恐れもあります。
ギャップを埋めるには、「子どもの価値観を理解しようとする姿勢」が大切です。頭ごなしに否定するのではなく、その会社のどんな点に魅力を感じたのか、対話の中で子どもの考えを引き出してみましょう。
安易に「昔はこうだった」など、自分の経験を押しつけてはいけません。今と昔とでは、企業に求めることも働き方も大きく変わっています。子どもが納得して就職先を選べるように、子どもに寄り添うスタンスで接するのが理想です。
就活では子どもを信じる姿勢が大切!
就活における業界や企業選びは、子どもにとってはじめての人生の選択です。親として心配になるのは当然ですが、最終的には子ども自身が決めた道を信じてあげましょう。
就活における親の役割は、「正解を教えること」ではなく、「子どもが正しい選択ができるよう公平な立場でアドバイスをすること」です。身近な理解者として寄り添う姿勢こそ、子どもにとっては何より心強い支えになるでしょう。
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