「誰かの役に立ちたい」「困っている人を支援したい」と考える人にとって、人のためになる仕事は魅力的な選択肢です。
ただ、一言で「人のためになる仕事」といっても、どんな仕事が人のためになるのか、どうやって見つければいいのかが分からず悩む方も多いでしょう。
今回は、「人のためになる仕事の意味」や「代表的な職種」を紹介し、希望の職種を見つけるコツや、必要なスキルなども解説します。就活や、将来のキャリアを考える際の参考にしてみましょう。
目次
人のためになる仕事とは?

人のためになる仕事を探す前に、まず「人のためになる仕事の定義」や「どのような仕事が人のためになるのか?」など、基本的な部分を整理しておきましょう。
例えば、「誰を対象にどんな支援をしたいのか?」などを考えることで、仕事の選択肢が具体的に見えてきます。単に「人の役に立ちたい」という気持ちだけで行動するのではなく、そこに自分の得意なことや興味関心が結びつくと、より納得感のあるキャリアが築けるでしょう。
どんな仕事が人のためになる?基本的な考え方
そもそも「人のためになる」というのは、どういう意味なのでしょうか?
多くの仕事は形こそ違えど、最終的には誰かの役に立っているものです。直接お客様と接する仕事だけではなく、裏方の企画や事務職も、間接的には「人のためになっている仕事」といえます。
「人のためになる仕事」に就きたいなら、単に業種や職種をリサーチするのではなく、「仕事を通じて提供される価値が、どのように人々を支えているか?」に注目することが大切です。
人のためになる仕事に就く魅力とは
人のためになる仕事のもっとも大きな魅力とは、「やりがいや達成感を強く感じられる点」に尽きるでしょう。
自分が関わったプロジェクトやサービスが、人々の生活を改善したり、喜びをもたらしたりすると、自分の存在価値も実感しやすくなります。仕事を通じて、「誰かの役にたっている」「社会に貢献をしている」という意識を持つことができれば、使命感も高まり普段のモチベーションも維持しやすいでしょう。
たとえ困難な場面に直面しても、「この仕事は誰かのためになっている」という意識が原動力になり、諦めずに目標達成に取り組むこともできます。人のためになる仕事や職場環境に身を置くことで、結果的には自分自身のキャリアアップや人間力の向上にもつながります。
人のためになる=責任感が伴うという意識も重要
「人のためになる仕事=責任が伴う」という意識も重要です。
ミスがあると、利用者や関係者に直接的な影響を及ぼす可能性があるため、責任感や緊張感を持って取り組む必要があります。また、職種によっては精神的なプレッシャーを感じるケースもあります。医療や教育の現場では、成功すれば大きなやりがいを感じられますが、万一失敗すると、相手の人生に影響を与えかねません。
人のためになる仕事は大変ですが、大きな責任を担うからこそ、やりがいや充足感を得られるという側面もあるのです。
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人のためになるおすすめの仕事一覧【10選】

「人のためになる仕事」と聞くと、医療や介護など、直接的に人を助ける職種だけを想像しがちです。
しかし、さまざまな業界や職種に目を向けると、人や社会に貢献できる仕事が多数存在します。ここでは、代表的な10の職種をピックアップし、それぞれがどのように「人のためになるのか」を紹介します。
1.マーケティング
マーケティングの仕事は、消費者のニーズを分析し、最適な商品やサービスを必要な人に届ける橋渡しを担います。市場調査やプロモーション戦略の立案を通じて、人々の生活を豊かにし、企業の成長にも貢献できる点がやりがいです。
マーケティング職は、世の中のトレンドを読み取りながら、社会や顧客にとって有益な価値を創り出すことが求められるため、クリエイティブ思考に長けている人に向いています。
2.製品開発
製品開発は、ユーザーの声や社会課題を分析し、新たな製品をゼロから形にするのが仕事です。自分が携わった商品が世の中に出て、人々の暮らしの向上に貢献できれば、大きな喜びややりがいも感じられるでしょう。
使いやすく便利で、かつ革新的な製品が世の中に登場することで、多くの人の生活が大きく変わることがあります。ものづくりが好きで、間接的にでも人々の生活を支えたいなら、製品開発の仕事もチェックしてみましょう。
3.人事・労務
企業や組織で働く人たちを支えるのが、人事・労務の役割です。採用活動を通じて優秀な人材と組織を結びつけたり、キャリアプランをアドバイスして社員の成長を促進したりと、裏方から人を支える側面があります。
労務管理では、健康や安全に関する制度導入に携われたりすることも多く、「組織や社員のためになっている」と実感できるでしょう。人の成長を間接的に支えたり、組織に貢献したりしたいなら、人事や労務の分野がおすすめです。
4.公務員
自治体や国の機関で働く公務員は、生活支援や子育て支援、インフラ整備など、幅広い分野で地域や社会を支える役割を担います。
住民の声に耳を傾け、公共サービスを通じて生活の安心・安全を実現する仕事は、多くの人に貢献している実感を得やすいでしょう。職種によっては、防災や教育、環境保護など専門知識が求められる場面も多く、その分だけ大きなやりがいがあります。
高い責任感が求められる仕事ですが、自分の取り組み次第で地域や社会を支援できることも多いため、モチベーション高く働ける職種ともいえるでしょう。
5.ITエンジニア
ITエンジニアは、ソフトウェアやアプリケーションを開発し、さまざまな人々の生活や仕事を効率化する役割を担います。IT技術が急速に進化する現代において、システムやアプリがなければ、生活が成り立たない場面も増えています。
アプリやシステム開発だけではなく、オンライン医療の普及や教育のICT化など、社会課題の解決に寄与できるチャンスも多いでしょう。高度なスキルが必要となるものの、社会に大きなインパクトを与えられるため、人のためになる実感を得やすい仕事といえます。
6.医療関係者
人の健康や命に直接関わる医療の現場では、困っている患者や家族を支える大きなやりがいを感じられます。医師や看護師・薬剤師をはじめ、リハビリやメンタルケアの専門職など、多彩なスキルを持つメンバーと連携しながら、患者をサポートするのが特徴です。
ただし、医療関係者は「責任の重さ」や「不規則な勤務形態」などハードな側面もあり、強い使命感や自己管理能力が求められます。大変さはありますが、関わった人から直接「ありがとう」と言われる機会も多く、深い達成感を得られる仕事ともいえます。
7.教育関係者
子どもの未来を育む教育関係の仕事は、若い世代の成長や可能性を直接目の当たりにできるため、大きな充実感を得られます。
教師や塾講師だけでなく、教育関連の教材開発やカウンセラーなど、幅広い職種が存在します。生徒の悩みを聞いて一緒に解決策を模索したり、新しい学習プログラムを研究したりと、子どもたちの将来を支えるうえで欠かせない仕事です。
世代を超えて社会に貢献したいと考える人には、非常にやりがいのある仕事といえます。
8.研究開発職(R&D)
新しい技術や製品を生み出す研究開発職は、社会の発展に大きく寄与できる仕事の一つです。市場ニーズを研究し、かつ学問的な知識を活用しながらアイデアを具体化する過程では、多くの困難や試行錯誤が伴うでしょう。
しかし、その先にある成果は、医療や情報分野など多岐にわたる課題解決につながり、社会全体に貢献できる可能性を秘めています。地道な実験や分析が欠かせないため、探究心と根気強さが求められる職種といえます。
9.品質管理
製品やサービスの安全性や信頼性を確保する品質管理の仕事は、「消費者が安心して利用できる環境を作り出す」という意味では、まさに人のためになる仕事といえるでしょう。
品質管理の仕事には、不具合や欠陥を防ぐために検査体制を整えたり、製造プロセスを見直したりするような業務が含まれます。地道な作業から顧客からの満足度が上がり、企業や組織への信頼性が高まるなら、やりがいも大きいでしょう。
表舞台で目立つ職種ではないかもしれませんが、裏方として多くの人の安全や利便性を支える重要な仕事といえます。コツコツとデータを分析したり、問題点を追求したりすることが好きなら、一度チェックしてみましょう。
10.広報
企業の魅力や取り組みを発信する広報の仕事も、間接的に人の役に立つ仕事といえます。
広報は、プレスリリースの作成やSNS運用、イベントの企画などを通じて、多くの人々に会社のメッセージや価値を届けるのが仕事です。情報を正確かつ魅力的に発信することで、必要としている人へ「安心感」や「ワクワク感」を届けられるでしょう。
社会課題に取り組む企業活動を広報する際には、その取り組みをより多くの人に知ってもらうことで、協力や支援の輪を広げられるかもしれません。「広く世の中の役に立ちたい」という思いがあるなら、ぜひ広報の仕事にもチャレンジしてみましょう。
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自分に合う「人のためになる仕事」を見つける4STEP

「人のためになる仕事に就きたい」とは思うものの、「どんな仕事が自分に合っているのかわからない」と悩む人も多いでしょう。
「どんな仕事が人のためになり、かつ自分に合うのか?」と迷うなら、下記4つのステップで考えてみましょう。
- 自己分析で「誰の役に立ちたいのか?」を考える
- 「どんな方法で役に立ちたいのか?」貢献の形を考える
- 「業界研究や職種研究」で数多くの選択肢をチェックする
- 会社説明会やインターンシップで情報を収集する
1.自己分析で「誰の役に立ちたいのか?」を考える
「人のためになる仕事を探す時は、はじめに「自分がどんな相手に貢献したいか?」を整理してみましょう。
例えば、下記のような選択肢があるかもしれません。
- 対象:個人を直接サポートしたいのか?企業や組織を支援したいのか?
- 分野:どのような分野で役に立ちたいのか?(医療、人事、IT、行政など)
- 範囲:どの範囲で役に立ちたいのか?(世界、国、地域社会、企業の従業員など)
- 世代:どの世代の人の役に立ちたいのか?(子ども、働き盛りの世代、シニア世代など)
「誰のために」や、「どの対象に」といった範囲が絞られてくると、目指すべき分野や職種が見えやすくなります。
2.「どんな方法で役に立ちたいのか?」貢献の形を考える
「特定の相手や社会に貢献する」といっても、その関わり方はさまざまです。
例えば、下記のような選択肢があります。
- 教える:直接指導や支援を行う
- 創る:技術や製品でサポートする
- 整える:仕組みを整備したり、人やモノのルールを管理したりする
自分が得意とする手段や好きな方法を整理してみると、おのずと選択肢も絞られてくるでしょう。
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3.「業界研究や職種研究」で数多くの選択肢をチェックする
やりたいことや貢献したい相手が固まったら、次は業界や職種を幅広く調べてみましょう。イメージだけで職種を限定せず、興味のある企業の情報などを確認しながら「こんな働き方もあるんだ」と選択肢を増やすとよいでしょう。
業界研究では「市場規模や将来性」、職種研究では「具体的な仕事内容や必要スキル」などを押さえておくと、自分とマッチしそうか判断しやすくなります。
4.会社説明会やインターンシップで情報を収集する
実際の仕事の雰囲気などは、机上のリサーチだけではわかりません。現場の声や会社の方向性などを直接確認したいなら、会社説明会やインターンシップに足を運んでみましょう。OB・OG訪問で先輩の体験談を聞くのも、有効な情報収集手段となります。
実際に働く方の想いや苦労、やりがいなどを知ることで、自分がイメージしていた「人のためになる仕事」と現実のギャップを埋めることもできます。インターンシップでは、業務の一端を体験する中で自分の適性を確認しやすく、将来のキャリア選択にも役立ちます。
人のためになる仕事に就くためにやるべき事(資格やスキル)

「人のためになる仕事」を目指すなら、就活中に下記の準備もしておきましょう。
- 社会課題に関する知識を深める
- 要な資格やスキルを身につける
- インターンシップやボランティアで、人のためになる仕事を体験してみる
社会課題に関する理解を深めたり、専門的なスキルを少しでも培っておけば、就活の際に自分の強みとしてアピールしやすくなります。
社会課題に関する知識を深める
人々の役に立つ仕事をするなら、社会がどんな課題を抱えているのか、ある程度知っておく必要があります。
例えば、環境問題や高齢化・地域活性化など、身近な問題や世界的な課題まで調べておくと、自分がどの課題解決に関われるかを明確にできるでしょう。特にSDGs(持続可能な開発目標)の観点から考えると、さまざまな選択肢が出てくるはずです。
ニュースや専門サイト、書籍を活用して情報収集に力を入れ、気になるテーマを深堀りしてみましょう。
仕事に必要な資格やスキルを身につける
人のためになる仕事には、専門的な知識や技術が求められる場合があります。業界や職種にもよりますが、直接的に人の役に立ちたいなら、「資格やスキル」「語学力」なども必要になってくるでしょう。
IT関連のスキルも、あらゆる分野で役立つ汎用性の高いスキルの一つです。また、資格取得やスキルアップの過程で得られる学びは、面接やESでのアピールポイントにもなります。
インターンシップやボランティアで人のためになる仕事を体験してみる
実際に現場を体験することは、自分が本当に人のためになる仕事を続けていけるのかを見極めるうえで非常に重要です。インターンシップでは、企業や団体の業務を体験しながら、働くやりがいや大変さをリアルに感じられます。
また、ボランティア活動に参加すれば、直接困っている人をサポートでき、社会貢献の手応えをダイレクトに感じられるでしょう。

まとめ|自分にとっての「人のためになる仕事」を見つけよう
人のためになる仕事は、やりがいや社会貢献の手応えが大きい反面、高い責任感が求められます。それでも、「誰かを支える喜び」や「人の役に立つやりがい」は、ほかには代えがたい魅力です。
就活では、「どのように?誰を支えたいのか?」を具体的にイメージしながら、多角的な視点で業界や職種をリサーチしてみましょう。きっと「あなたしかできない、人のためになる仕事」が見つかるはずです。
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