企業からの内定メールが届いたら、内容を確認したうえで「承諾」または「保留」する旨を返信しなければいけません。本記事では、「内定承諾メール」を書くうえで押さえるべき基本マナーや例文、保留をお願いする場合のメールの書き方について解説します。
内定承諾メールは、あなたが社会人として歩み始める重要な第一歩です。入社熱意を示しつつ、失礼のない返信を心がけましょう。
目次
新卒の就活生が押さえるべき内定承諾メールの基本マナー
内定承諾メールを送る際には、社会人としての基本的なビジネスマナーを押さえることが重要です。企業から届くメールの内容を細かく確認し、失礼のない返信を心掛けましょう。
企業から届いたメールは条件欄や出社日など詳細を確認しておく
企業からの内定連絡メールには、入社日・勤務地(出社場所)・待遇や条件面など、入社時に必要な情報が記載されています。これらの内容を見落としてしまうと、「勤務地と入社式の場所が違った」など、後々トラブルにつながりかねません。細部まで、しっかりと目を通しましょう。
不明点や気になることがあれば、返信時に質問したり電話で確認したりして、出社日までに疑問や不安を解消しておくことが重要です。
返信は24時間以内がベスト!遅くとも3日以内には返信する
内定承諾メールは、基本的に「即レス」が良いでしょう。企業側も、内定通知を送ったら「早めに承諾可否を把握したい」と考えています。内定承諾メールを送るタイミングは24時間以内、遅くとも3日以内には返信しましょう。
パソコンメールをスマホに転送したり、迷惑メールフォルダに振り分けられないようドメイン設定をしたりしておくと、見逃しも防げます。就活中は複数の企業からメールが届く可能性があるため、適宜チェックして対応漏れを防ぎましょう。
署名欄は氏名と連絡先を忘れずに書く
内定承諾メールの文末には、必ず署名を入れましょう。
氏名・電話番号・メールアドレスなどを入れておくと、企業側もすぐに連絡がとりやすくなります。
gmailやOutlookの設定によっては、返信時の署名設定が自動的に適用されない場合もあるため、送信前には抜け漏れがないように再確認しておくのがマナーです。
署名欄の例
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△△ △△(氏名)
電話番号:090-××××-××××
メール:xxxx@example.com
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内定承諾メールで伝えるべき内容
内定承諾メールでは、「承諾します」という意思表示はもちろん、内定をいただいたことへの感謝や今後の意気込みを伝えましょう。入社日や勤務開始日などの詳細連絡が届いた場合は、指示内容を確認した旨を伝えておくと、人事担当者の方にも安心してもらえます。
内定を頂いた御礼と承諾の意思
内定承諾メールで最初に伝えるべき内容は、「内定をいただいたことへの感謝の気持ち」です。
「このたびは内定をいただき、誠にありがとうございます」といった丁寧な言葉を添えましょう。その上で、「このたびの御社からの内定を、正式に承諾させていただきます」という意思をしっかりと伝えます。
内定承諾メールを送るときのポイントは、感謝と承諾の意思をセットで表現し、意気込みをしっかりと示すことです。
入社日や出社場所の再確認
メール本文に入社日や出社場所が明記されている場合は、「〇月〇日の出社、承知いたしました」や「〇〇ビルへの初出社承知しました」など、指示内容を確認した旨をしっかり伝えましょう。
もし不明点があれば、返信時や電話で確認しておくことも重要です。
入社の決意表明
内定承諾メールの最後は、「決意表明」で締めくくりましょう。
「入社後は御社での業務に全力を尽くし、成果を出せるよう努めてまいります」といった一文を入れておくと、あなたに対する期待感も高まります。
過剰な意気込みや抽象的すぎる表現は避け、簡潔かつ前向きなトーンでまとめることがポイントです。
内定承諾メールの例文
基本的な承諾メールと、入社日など確認事項がある場合のメール、それぞれの例文をご紹介します。これらを参考に、自分なりにカスタマイズして送信しましょう。
内定を承諾する基本的なメール例文
件名:Re: 【内定通知】○○株式会社 内定のご連絡
○○株式会社 ○○様
お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の△△ △△と申します。
このたびは内定のご連絡、誠にありがとうございます。
御社からの内定を、正式に承諾させていただきたく存じます。
入社後は一日も早く戦力となれるよう、精一杯努力して参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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△△ △△(氏名)
電話番号:090-××××-××××
メール:xxxx@example.com
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入社日など確認事項がある場合のメール例文
件名:Re: 【内定通知】○○株式会社 入社手続きのご案内
○○株式会社 ○○様
お世話になっております。△△ △△と申します。
このたびは内定をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ内定を承諾させていただきたく存じます。
また、内定通知メールに記載がございました「〇月〇日 〇時に○○事業所へ出社」の件につきましても承知いたしました。当日は何卒よろしくお願いいたします。
念のため、当日の服装や持参物など、他に注意事項があればお知らせいただければ幸いです。
入社後は微力ながら御社の発展に貢献できるよう、全力を尽くして参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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△△ △△
電話:090-××××-××××
メール:xxxx@example.com
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内定承諾メール送信時によくある質問
内定承諾メールを送る際、返信時の対応や電話連絡の必要性など、さまざまな疑問が生じることがあります。
内定承諾メールに関する、よくある質問と回答についても確認していきましょう。
他企業からの内定を待つため内定承諾を保留したい場合はどうすればいいですか?
他社選考結果を待ちたい場合は、正直かつ丁寧に「他社選考中のため、〇月〇日までお時間を頂けますでしょうか」と期限を設けて返信するのがマナーです。
内定を保留する際は、理由を端的に伝えましょう。また、明確な回答期日を提示し、可能な限り早く結論を出せば、企業との信頼関係も損なわずに済みます。
内定承諾メールの「返信の返信」はするべきですか?
追加の確認事項がなければ、企業からの返信に対し、さらに返信する必要はありません。
何度もメールを往復させると、相手企業に無用な手間をかけてしまいます。明確な質問や伝達事項がない限り、返信の返信は不要です。
内定承諾では電話をしたほうがいいですか?
企業側から「電話での連絡を希望」といった指定がない限り、電話する必要はありません。
ただし、内定連絡が電話で行われ、あなたがその際に電話を取れなかった場合は、当然ながら電話で承諾の意思を伝えましょう。
内定承諾メールの送信を忘れてしまった場合の対処法は?
内定承諾メールの返信を忘れてしまうと、場合によっては辞退と見なされる可能性があります。
気づいた時点ですでに手遅れとなり得るため、内定通知を受けたら「後で返信しよう」と保留するのではなく、即座に返信するよう心がけましょう。
本当に返信を失念してしまった場合は、まず電話で直接謝罪し、内定承諾の意思を伝えることが大切です。
内定承諾メールを送る際は基本マナーと返信期限に注意しよう
内定承諾メールを送る際は、企業から届いた案内を詳細まで確認し、件名や署名欄の書き方など、社会人としてマナーをわきまえた返信を心がけましょう。
基本マナーを抑えたメールとスピーディーな返信を心がけ、企業の人事担当者の手間を煩わせないようなメールが理想です。
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