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就活の筆記試験対策をやさしく解説!試験問題の種類や内容、対策法とは

  • 就活ノウハウ
  • 2020.01.31
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就活では、書類選考や面接以外にも、筆記試験が課されるケースがあります。就活の筆記試験は、出題傾向や問題の回答パターンを把握していれば、比較的短時間の勉強で対策できます。
「学生時代に勉強が苦手だったから筆記試験が不安」
「何から手を付けていいのか、わからない」
「どんな問題が出るのか?どれくらい難しいのか?」
といった就活生のために、就活の筆記試験の種類や出題内容、対策方法をご紹介します。

目次

    筆記試験を行う目的は?

    筆記試験を行う目的は企業によって異なりますが、主に以下の3つの目的があります。

    1.学力と適性をチェックするため

    社会人として必要な基礎学力と教養を持ち合わせているかどうかや、企業が求める人物像と著しくかけ離れていないかどうかがチェックされます。

    2.大量の応募者をふるいにかけるため

    採用人数を大幅に上回る応募があった場合、全ての応募者に対して個別に書類選考や面接を実施するのは現実的に難しいでしょう。そこであらかじめ、企業が求める最低基準に達していない応募者をふるいにかけるために、筆記試験が行われます。

    3.配属部署の選定材料にするため

    本人の能力や性格を事前に把握しておくことで、入社後に配属する部署選びの判断材料にする目的もあります。もちろん、あくまで目安なので、必ずしも筆記試験の回答内容だけで配属部署が決まるわけではありません。

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    筆記試験の種類は?

    1.SPI

    数多くの企業が採用している筆記試験が、リクルートキャリア社作成のSPIです。
    大企業のみならず、中規模の企業でも採用しており、就活で最も一般的な筆記試験と言えるでしょう。

    受検方式はペーパー、WEB、テストセンター、インハウスの4つです。

    ペーパー:マークシート方式の用紙に記入する方式
    WEB:インターネット接続できるパソコンから受検する方式
    テストセンター:リクルートキャリア社が指定する会場で受検する方式
    インハウス:受検企業に出向いて受検する方式

    2.玉手箱

    玉手箱を作成した日本SHL社は、他にもC-GABやIMAGESを作成していますが、企業が新卒採用において導入している割合は圧倒的に玉手箱が多いです。そのため、同社の試験を採用している企業の試験対策は、玉手箱1本に絞ってもいいでしょう。受検方式はWEBテスティング。WEB式試験を実施する企業の多くが玉手箱を採用しています。

    3.TG-WEB

    導入率ではSPIや玉手箱に劣りますが、最近実施する企業が増加しているのはヒューマネージ社作成のTG-WEB(ティージーウェブ)です。出題方式はWEBとテストセンターの2つです。

    4.企業オリジナルテスト

    上記の3つ以外では、企業が独自に作成した筆記試験を出題するケースもあります。独自試験の出題傾向が強い企業の代表と言えば、マスメディア系の新聞、出版、放送局などです。出題される試験は時事問題を取り上げたものが多いようです。

    5.その他

    導入企業数は1~3ほどではありませんが、他にもベネッセ i-キャリア社が提供しているGPS-BusinessやCUBIC、CAB、TALといった適性検査も存在します。受検方式は、主にWEBで受けるものが一般的です。

    筆記試験の内容は?

    1.SPIの場合

    出題されるのは、言語系(いわゆる国語)と非言語系(いわゆる算数・数学)と性格検査のみです。2つの学力検査の難易度は低めに設定されており、高校卒業レベルですが、出題される問題数が非常に多いので、事前に練習問題に取り組み本番に備えるといいでしょう

    SPI、CAB、GABとは?筆記試験の概要と対策法を徹底解説

    2.玉手箱の場合

    SPIで出題される言語系、非言語系、性格判断に英語が加わります。SPIと比べると難易度は高めですが、高校生でも問題なく解けるレベルですので、こちらも事前にしっかり対策を行いましょう。

    3.TG-WEBの場合

    言語系、非言語系、英語、性格判断は上記2つと同じですが、言語系と非言語系がそれぞれ2つに分かれ合計6種となり、SPIや玉手箱と比べると難易度は遥かに高くなります。
    しかし、採用している企業は非常に少ないので、志望する企業が実施していない場合には、対策する必要はないでしょう。

    筆記試験の対策法は?

    1.過去問を解く

    「過去に出題された問題をたくさん解くといいでしょう。特に、SPIはある程度問題のパターンが決まっているので、過去問を解くことで回答方法のパターンが身についていきます。過去問や問題集は、何冊も用意する必要はなく、1冊を徹底的にマスターすることを意識しましょう。特に、自分が何度も間違えてしまう苦手箇所の解説を読み込み、回答パターンや回答プロセスを理解するといいでしょう。

    2.模擬試験をこなす

    本番と同じ時間制限で、模擬試験を受けることも大切です。制限時間に対して出題される問題数が多い傾向があるので、短時間で多くの問題を処理する感覚を養うことをおすすめします。

    3.大学のSPI対策講座を活用する

    各大学では、就活生向けにSPI対策講座を開催していることもあります。「SPIとは?」といった基本的なガイダンスを受けられたり、出題頻度の高い問題を集中的に対策して実践力を養ったりできます。ほとんどの場合、学内で受講できるため利便性が高く、また受講料金も大学から補助が出るケースもあります。

    4.性格検査の対策

    性格検査は、出題される問題に対して「はい、いいえ」、「Aに近い、Bに近い」や、「あてはまる、あてはまらない、どちらかといえばあてはまる、どちらかといえばあてはまらない」などの複数の答えから一つを選択する形式です。

    性格診断の質問数は非常に多いので、一つの質問をあれこれと深読みして時間を掛け過ぎず、素早く進めていくことをおすすめします。

    また、企業が求める人物像に近づけるために、虚偽の回答を選択することは避けたほうがいいでしょう。仮に性格検査を突破して面接に進めたとしても、性格検査の結果と面接の場での印象に乖離があれば、不信感を抱かれてしまいます。「いい印象を与えよう」といった考えは捨てて、設問には正直に答えることを意識するといいでしょう。

    まとめ

    筆記試験対策を軽視してしまう就活生もいるかもしれませんが、筆記試験に通らず、面接にすら呼ばれないのは非常にもったいないことです。自己分析や企業研究など、他にもやることは多いですが、筆記試験対策も無視はできません。

    就活の筆記試験は難しく感じるかもしれませんが、ある程度出題のパターンは決まっています。過去問や問題集を繰り返し解いて回答パターンや回答プロセスを理解することで、本番に備えることができるでしょう。

    また、同じ種類のテストセンターを活用している企業の場合は、試験結果を使いまわせます。もちろん、異なる種類のテストセンターや有効期限の切れた試験結果を使いまわすことはできませんが、テストセンターは基本的に何度でも受検可能。何回か受検して、最も出来がいいと判断できた試験結果を使いまわせば、効率的な就活ができるでしょう。自己分析や企業研究など、他にもやることが多い就活。筆記試験対策は短時間で効率的に済ませましょう!

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