夏インターンシップが終わり、まもなく早期選考が始まる時期。まさに選考本番を迎えます。今後の活動はどのように進めていくべきなのか?と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、dodaでお馴染みの人材大手「パーソルキャリア」に新卒入社した先輩社会人に、リアルな就活エピソードを聞いてみました!
第一弾のテーマは、『就活軸の絞り方』です。
自分に合った企業と出会い、納得のいく就活にするためには企業を選ぶ『軸』を持つことが非常に重要。夏までは「視野を広げる」動きをしていた方も、先輩社会人のエピソードを参考に、徐々に「絞り込む」就活を進めていきましょう!
目次
阿野さん
2024年 経済学部卒業。
興味のある業界だけでなく幅広く検討。とにかく自分で確かめることを徹底した就活をした。
現在はキャリアアドバイザーとして学生の就職支援に従事。仕事のやりがいは「秘めた可能性を見出すお手伝いができた瞬間」。
持田 優さん
2024年 国際学部卒業。
アルバイト経験をきっかけに、やりたいことが明確に。興味を深ぼりして効率的に就活をした。
現在は、キャリアアドバイザーとして学生の就活をサポート。仕事のやりがいは「人生の転機に寄り添っていると感じられること」。
先輩社会人のプロフィール
2024年 国際文化学部卒業。
就活中の出会いによって希望業界が激変。時間をかけて自分とも向き合い、人に”流されない”就活をした。
現在は法人営業として、企業の採用支援に従事。仕事のやりがいは「できなかった事ができるようになるなど、成長を感じられること」。
まずは視野を広げて、自分の軸を探した
Q:最初から希望条件を絞って活動しましたか?
まずは興味のある業界や名前を知っている企業のインターンを確認してエントリーしましたね。いわゆるミーハー就活ってやつです(笑)
アルバイトの経験から、なんとなく教育業界を見てみたい気持ちはあったのですが、それ以外は特に決めていなかったです。とりあえず色んな業界を見ていました。
業界も希望条件も具体的にわかっていなくて。完全週休二日制も知らないくらい、ノウハウがないところからスタートしました。
先輩からのアドバイス
●最初は無理に業界を絞らずでOK!
●視野を広げる活動をしておくことが重要
●少しでも気になる企業は積極的に話を聞く
Q:夏の間はどれくらいの業界を見ていましたか?
BtoCの企業は知っているし楽しそうなイメージがありましたが、話を聞いてなぜか面白そうと思えなかったので、選考には参加しませんでしたね。
私は「時間があったら就活に使いたいタイプ」ではなかったので、業界は最低限にとどめて、その分自己分析に注力しました。その結果、就活中に希望業界が大きく変化しました(笑)
やりたいことが特になくて、自分がどこに向いているのかもわからないし、まずは話を聞いてみたいなと思っていました。業務内容だけではなく、関わる人も大事だと考えていたので、自分で見て確かめることを大切にしていました。
先輩からのアドバイス
●名前を知っている企業でも、実際に話を聞くとイメージとは違うこともある
●だからこそ、自分の目で確かめることが重要!
●やりたいことが見つからない時は、広く話を聞いてみる
Q:視野を広げておいて、良かったと感じたことはありますか?
たとえば面接で志望動機を話した際に「●●の業界でも合っているんじゃないですか?」と他の業界の話題を振られることってありますよね。
そんな時も広く他の業界の話を聞いていたからこそ、明確な理由が話せました。
幅広く話を聞いていたからこそ、選考を受ける企業を選ぶときの判断基準ができましたし、志望動機も明確になり、選考の中で説得力のある回答ができるようになったのがよかったです。
興味はあまりなかった、とある企業の営業職インターンを受けた時の出来事ですが、インターンに参加したものの「何か違うな」という感覚がぬぐえなかったんです。
違和感の理由を考えた時、私は「自分が興味を持てるもの」や「本当に勧めたいと思うもの」でないと、仕事としてやっていけないと気づき、この出来事が業界や企業を選ぶ軸を絞るきっかけになりました。
興味ある業界・企業しか見てなかったら、気付けていなかったポイントかもしれないので、あの時あのインターンに参加してよかったと思います。
先輩からのアドバイス
●視野を広げることで、業界・企業の違いに気付くことができる
●「やりたいこと」だけでなく「やりたくないこと」を知る機会にもなる
●結果的に、志望理由が明確になってくる!
先輩たちが実際にやった「企業を選ぶ軸」の絞り方
Q:いつ頃から、どのように軸を定めていったのですか?
夏から秋まで、様々なイベントに参加して企業の話を聞きました。
その結果、興味ある業界・ない業界が分かれてきたので、それぞれの共通点を整理していきました。
共通点を整理できたことで、自分が何を求めているのか、何を大事にしたいのかが見えてきたので、自然と企業を選ぶ軸も絞られていったと思います。
軸が少しづつ整理できてくると、過去の経験などとも照らし合わせて「こういう事ができればいいな」ということも見えてきたので、エントリーシートの作成もスムーズになりました。
それまでは「人と関わる仕事」という観点で、教育・人材・福祉などを中心に幅広く見ていたのですが、アルバイト先でキャリア相談をした際、「持田さんはどんな風に人と関わりたいの?」と質問されたことが、軸を絞る大きなきっかけになりました。
その質問を考えていく中で、「人の悩みを解決できるよう直接サポートしたい」という想いがあることに気づき、それを中心にしながら軸を絞っていきました。
軸を絞るきっかけになったのは、就活エージェントのキャリアアドバイザーの方に「大事にしたい軸」を質問されたことです。
もともと「航空・観光業界」に憧れがあったのですが、実際に話を聞くうちに少し違うかもと思い、方向転換をしました。
色々見た結果、業界はITと人材に絞れたものの、企業のことはあまり見れていなかったので就活エージェントに相談へ行ったところ、面談の中でされた「企業を選ぶ軸は何ですか?」という質問に即答できない自分がいました。
そのことがきっかけで「自分は何を求めているのだろう」と改めて考えるようになり、周りや自分と対話しながら、少しづつ軸を整理していったことを覚えています。
先輩からのアドバイス
●興味ある領域・ない領域の共通点を探してみる
●やりたいことが漠然としていると感じる時は「どのような関わり方をしたいか」を深ぼってみる
●時には人との対話を通して、自分の考えを整理することも大事
軸が見つかったことで、その後の就活がスムーズに
Q:軸を決めたことで、その後の活動は変わりましたか?
実際に、興味本位で見ていた企業は全くESが書けなかったです(笑)
また、軸を決める前は先輩や周りの話を鵜呑みにしている節もありましたが、周りに流されずに「私自身はこう思う」と考えられるようになった気がします。
先輩からのアドバイス
●軸を整理することで、無駄な焦りがなくなり、効率的に活動しやすくなる
●選考の際に確認すべきポイントが明確になる
●周りに流されず、自分の考えを大事に就活ができるようになる
Q:軸が変化したり、ブラッシュアップされた経験はありましたか?
ちなみに、最終的な軸は11月ごろに定まりました。秋ぐらいにある程度大事にしたい方向性は絞って、その後本選考に向けて洗練していけたらいいなというイメージで進めていました。
先輩たちの「企業を選ぶ軸」をご紹介!
阿野さん | ・他者に長く深く影響を与えられること ・自分が生きた証を残せること |
持田さん | ・顧客に寄り添った仕事ができるか ・特定業界ではなく、幅広い業界を対象にした仕事である ・チャレンジできる社風があるか |
濱砂さん | ・会社が掲げるビジョンへ共感できる ・ビジョン実現に対する会社・社員の熱量の高さ ・入社後にチャレンジできる領域は幅広いか |
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今回インタビューに登場いただいた3名の方に、当時の「企業を選ぶ軸」を教えてもらいました!
「軸」と聞くと、ハードルの高さを感じたり、面接の中で答えても恥ずかしくないものを用意しないと…と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、先輩たちの話を聞いていくと「企業を選ぶ軸」というのは、軸だけが重要なのではなく、軸を見つけるまでのプロセスが重要であることが分かるのではないでしょうか?
自分が大切にしたいものを言語化する過程で、自分の考えが整理され、結果的にその企業を志望する理由が明確になります。 そうすれば、おのずと企業との選考の中でも、納得感のある志望動機を伝えることができるようになるのです。
ぜひ、あなたらしい「軸」を見つけていきましょう!
今すぐできる!軸を見つけるための第一歩とは?
先輩たちも同じように悩みながら、夏以降、動き方を少しづつ変えていった様子がうかがえますね。
就活の進め方はそれぞれですが、3人とも、一度視野を広げてから、しっかり軸を絞ったことで、納得してその後の就活に向き合えた様子でした。
では、企業を選ぶ軸を見つけていくために、今すぐできることは何でしょうか?
まずは、dodaキャンパスの「希望条件」を見直してみよう!
自分が大切にしたい軸を考える第一歩として、dodaキャンパスで設定している「希望条件を見直してみること」をやってみましょう!
気になる業界・企業の条件が見えてきたと感じる方は、「今」気になる業界、条件を設定するようにしましょう。
dodaキャンパスは、希望条件を変えると届くオファーが変わるので、希望条件は定期的に更新しておくと、あなたの求める企業と出会いやすくなります。
まだ気になる業界・企業の条件が見つかっていないという方は、今の段階でいいなと思う選択肢を複数設定しておき、幅広い企業と出会うようにしましょう。
さまざまな企業の話を聞きつつ、共通点を整理したり、周囲と対話しながら、少しづつ軸のベースになるものを探していくと、あなたの軸が見えてくるはずです。
軸を整理するのに役立つ3つのサポート
dodaキャンパスでは就活軸を絞り込むのをサポートするコンテンツが盛りだくさん!すべて無料で利用できるので、あなたらしい「軸」を見つける上で活用してみてください。
(1)講師と一緒に『軸』を整理できる!夏インターン振り返りイベント
・話は色々聞いたけど、何をやりたいか分からない
・この先どうやって企業を選べばいいの?
・周りの凄さやスピード感に圧倒され気味…
夏が重要と言われて就活をやってきたものの、夏インターンが終わり、このような悩み・不安をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?
そこで、就活支援のエキスパートと一緒に、夏の経験を振り返り、 これからの方向性・軸(ネクストステップ)を明らかにするイベントを開催します!
一人で悩まず、同じ悩みを抱える就活生たちと一緒に、納得感のある軸を整理しませんか?
(2)あなたが大切にしたい軸が分かる!就活軸診断
dodaキャンパスの就活軸診断は、18問の質問に答えるだけで、あなたが大切にしている「企業選びの軸」がわかります。
所要時間は5分!診断結果はそのままキャリアノートに反映することもでき、その結果を見た企業からオファーを受け取ることが可能です。
ぜひ診断を通じて、あなたが本当はどのような軸を大切にしているかを考えるきっかけにしてください。
(3)キャリアアドバイザーに直接相談できる!個別カウンセリング
個別に企業を選ぶ軸を整理したいというご要望を受け、期間限定でキャリアアドバイザーと1対1で「軸を整理するためのカウンセリング」を開催します。
マンツーマンで実施するからこそ、「あなただけの軸」がきっと見つかるはず。
希望者には、カウンセリングで整理した軸をもとに、キャリアアドバイザーがあなたに合う求人をご紹介することも可能なので、早期選考が始まる前の今、ぜひ活用ください!(※本企画は2026年卒の方が対象となります)
あなたらしい軸を見つけて、納得のいく就活にしよう!
今回は、人材大手のパーソルキャリアに新卒で入社した3名の先輩たちに、『軸の絞り方』について詳しく話を聞きました。
視野を広げる作業より、軸を絞る方が決断する勇気が必要ですよね。
ただ、決めてみることで向き合い方が変わってくるものです。
後からブラッシュアップもできるので、まずは今のあなたが大事にしたい『企業を選ぶ軸』を定めてみましょう!
軸を決めることのメリット
●無駄な焦りがなくなり、効率的に活動しやすくなる
●納得感のある志望動機を準備できるようになる
●大切にしたい価値観に沿って入社先を選べるようになる
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