プロフィール
・関西国立大学に通う2022卒学生
・在学中は様々な学生団体やNPO法人に属し、組織を動かす楽しさ・難しさに夢中に。
・人材・コンサル業界のインターンシップに複数参加し、人材大手に就職予定。
インターンシップに参加するにあたって、以下のように考えている方も多いのではないでしょうか?
・インターンシップ当日に向けて何の準備したらいい?
・インターンで活躍して今後の就活に活かしたい!
インターンで活躍するためのコツ、それはズバリ「フレームワーク」です。インターンに臨むにあたってフレームワークを知っているのといないのとでは大きく差が開きます。
この記事では、インターンシップで使えるフレームワークを3つご紹介します。フレームワークを身につけ、インターンシップで企業から評価されるための第一歩を踏み出しましょう!
目次
フレームワークとは?
フレームワークとは?
そもそもフレームワークとは、一体どういうものでしょうか?
フレームワークとは、なにか物事を考える際に現状分析・施策立案の手助けとして当てはめる思考の枠組みのことです。特に、ビジネスにおいては企業研究や市場分析において用いられることが多いです。
どうしてインターンでフレームワークが必要なの?
ではどうしてインターンシップにおいてフレームワークが必要になってくるのでしょうか?それは、インターンシップ本番においては、複数日・長時間かけてワークを実施するからです。
グループディスカッションや面接などは一般的には長くても1時間程度だと思います。しかし、多くのインターシップは「就業体験」として企業から与えられたお題に対し、長時間かけて取り組むので、現状分析・施策立案の質を高めるために通常のビジネスシーンで使われるフレームワークが必要になってきます。
フレームワーク①:3C分析
3C分析とは?
一番有名かつ頻出のフレームワークが3C分析です。3C分析とは、市場・競合・自社の3つのCの観点から市場環境を把握するフレームワークのことです。インターンでは、主に現状分析をする際に用いることが多いです。
Customer(市場・顧客)
Customer(市場・顧客)では、自社が位置している市場や顧客の動向を把握することが目的です。主な着眼点としては「市場規模」「市場の変化・成長性」「顧客の潜在的なニーズ」などがあります。インターンでは、この3つをキーワードにCustomerを分析することがオススメです。
Competitor(競合)
Competitor(競合)では、自社と同じ市場に属している競合の動向を把握することが目的です。主な着眼点としては「競合各社のシェア」「各社の強み・弱み」「各社のポジション」などがあります。
Company(自社)
Company(自社)では、その名の通り自社そのものを分析します。主な着眼点としては「自社の強み・弱み」「自社のアセット(資産)」「自社の現状」などがあります。
これら3つの要素を分析し、並べて見ることで自社が市場において、競合と比較して有利に事業をすすめるためのポイントが見えてきます。
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フレームワーク②:4P分析
4P分析とは?
次に頻出なのが4P分析です。4P分析とは、商品・価格・流通チャネル・広告の4つのPを分析することで、「誰に何をどのように届けることが最適なのか」を明らかにするマーケティングのフレームワークです。インターンでは、主に現状分析後の施策立案の段階で用いることが多いです。
Product(商品)
Product(商品)では、「自社の商品として何を売り出すのか?」「消費者が求めている商品機能・ブランドイメージは何か?」などを分析し、消費者にとって価値ある商品・サービスを立案することが目的です。特に、消費者目線で分析するということがここでは需要になってきます。
Price(価格)
Price(価格)では、「商品をいくらで売るか?」「適切な販売価格はいくらか?」を分析します。ポイントとしては、消費者の許容の範囲内で、自社の利益を最大化する適正価格を目指すことにあります。
Place(流通)
Place(流通)では、「商品をどう届けるか?」「どこで販売するか?」を分析し、自社の商品・サービスを消費者の元に円滑に届けるための販売場所や流通経路を考えます。近年だと、商品の販売場所をリアルな市場(スーパー・百貨店など)にするか、ネット販売にするかなどは重要な観点となります。商品に対する消費者のニーズによって最適なPlaceは決まります。
Promotion(広告)
Promotion(広告)では、「商品をどのように消費者に知らせるか?」「どうやって社会的な認知度をあげるか?」などを分析し、自社の商品・サービスを売り出す広告施策を考えます。周知する手段を考えることも重要ですが、ここでは表出していない顧客の潜在的ニーズを引き出すことがポイントになってきます。
これら4つの要素を分析することで、自社が市場に向けてどんな商品・サービスで勝負していくかを考えることができます。
フレームワーク③:SWOT分析
SWOT分析とは?
最後にSWOT分析です。SWOT分析とは、自社における内部環境と外部環境を分析するフレームワークです。内部環境として、Strong(強み)とWeakness(弱み)を分析し、外部環境としてOpportunity(機会)とThread(脅威)を分析します。これは自社の現状把握→新規事業立案に繋げたり、現状の事業改善等で用いられることが多いです。
Strong(強み)
Strong(強み)では、自社が競合他社よりも勝るような強みを分析します。例えば、ブランド力の高さや技術力の高さなど、自社にしかない強みを特定することで競合の差別化を実現することを目指します。
Weakness(弱み)
Weakness(弱み)では、逆に自社が競合他社と比べて劣っている弱みを分析にします。例えば、コストの高さや認知度の低さなど、自社の弱みを明らかにして、それをカバーするような戦略を考える際に役立てます。
Opportunity(機会)
Opportunity(機会)では、新しく事業を始めるにあたって自社にとって有利になるような環境や経済の変化、競合他社の動きなど自社からみて外部の環境を整理します。どんなに小さな変化でも自社にとって有利になり得るピースを集め、アイデアに繋げることが重要です。
Thread(脅威)
Thread(脅威)では、逆に、新しく事業を始めるにあたって危険性のある外部の変化を分析します。自社の動き等はもちろん、コロナなどの社会的変化も企業が事業を打ち出していく上で大きな脅威になり得ます。しかし、脅威を知ることで新たなチャンスを生み出せる可能性もあるので、目を背けず脅威をしっかり洗い出すことがポイントです。
これら分析した4つの要素をクロスして、「強み×機会」「弱み×脅威」のように考えていくと検討するべき論点がまとまり、自社がどのようにこの先の事業を展開するべきかが見えてきます。
フレームワークを使いこなすには?
フレームワークはただ知っているだけでは意味はありません。最初は使い慣れませんが、実際に使ってく中で使い方のコツを身に付けて初めて使いこなせるようになります。
そのため、この記事を読んでフレームワークの知識を得た後にすることは、『実践』あるのみです。 その上で1点だけ注意点をお伝えすると、「フレームワークはあくまで枠組み・型でしかない」ということです。
物事を整理して考える・漏れなくダブりなく考えることにおいては大きなメリットがありますが、フレームワークに頼りすぎてしまうと思考が偏ってしまうのがデメリットです。
フレームワークはあくまで考え方の1つでしかないと認識し、その状況に合わせた自分がベストだと思う考え方を模索していきましょう!
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