就職活動の企業研究は、調べることが山積みです。AIを活用して効率的に進めたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、おすすめのAI活用方法や具体的なプロンプトをわかりやすく紹介します。企業研究プロンプト集も紹介しますので、ぜひ最後までご確認ください。
目次
企業研究へのAI活用方法
まずは企業研究へのAI活用方法を3つ紹介します。AIを上手に用いて企業研究の質とスピードを向上させましょう。
1.企業情報の要約・整理
企業の情報は、公式ホームページ・決算資料・ニュース記事といったさまざまな場所に点在しています。すべてに目を通すのは莫大な時間がかかり、情報を取りこぼす可能性も少なくありません。
そこで役立つのがAIによる要約です。企業のホームページや公開されている資料をAIに読み込ませれば、基本項目を短時間で整理できます。Deep Researchなどの機能を用いれば、インターネット上のさまざまな情報をまとめることもできるでしょう。
AIに情報を整理させることで、内容の理解や検討に多くの時間を使うことができます。限られた時間を有効活用するためにも、企業を知る初期段階から積極的にAIを取り入れてみましょう。
2.企業の強み・弱みや競合他社との比較分析
企業に刺さる志望動機を作るには、各社の競合優位性を把握し「その企業だけに向けた志望理由」を伝えることが欠かせません。しかし、競合各社を横並びで比較し、定性的・定量的に違いをまとめるのは非常に大変な作業です。
一方、AIは膨大な情報を整理する作業にたけているため、複数企業を横並びで比較するのも得意としています。志望企業を入力し、競合企業の抽出と各社の違いを整理してもらうことで、業界内でのポジションや差別化ポイントを把握できます。
出力された企業の独自性と、自己分析で見つけたあなたの価値観や強みを結びつけることで、面接やエントリーシートで刺さるあなただけの志望動機が完成するでしょう。
3.自分との適合度をチェック
企業を選ぶ際は、自分とマッチしているかどうかを慎重に見極める必要があります。しかし、社風や価値観といった定性的な要素を正確に判断するのは意外と難しいものです。
ここでもAIが活躍します。あなたの就活の軸や価値観と企業の特徴を照らし合わせ、客観的な視点でマッチ度を判断できるでしょう。自分一人では見落としがちな点も、AIとの対話を通じて整理しやすくなります。
とはいえ、この作業も短時間では終わりません。気になる企業を抽出し、自分とのマッチ度を繰り返し確認する必要があります。「もっと手軽に自分に合った企業を知りたい」という方は、診断ツールを活用するのも一手です。例えば、dodaキャンパスの企業マッチ診断では、簡単な診断であなたにマッチした業種・企業を知ることができます。
企業研究がはかどる!コピペで使えるプロンプト例
企業概要をまとめるプロンプト
プロンプトの具体例
あなたは就職活動を支援するキャリアアドバイザーです。
以下の企業のホームページを読み込み、就活生が短時間で企業理解を深められるよう「事業内容」「企業理念」「沿革」「強みとなる事業」の4項目を出力してください。
【企業のホームページURL】
なお、出力時は下記の「#条件」を守ってください。
#条件
・専門用語は使わず、学生でもわかるような内容にすること
・就活生が情報をまとめやすいよう、箇条書きや表を用いて視認性を上げること
企業のホームページのURLを添付し「要約して」と入力するだけでは、表面的な情報しか得られないかもしれません。就活で使える質の高い情報を得るためには、AIに役割や出力形式まで具体的に指示することがポイントです。
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企業の強み・弱みを分析するプロンプト
プロンプトの具体例
あなたは就職活動を支援するキャリアアドバイザーです。
以下の「#企業情報」をもとに、就職活動の企業研究の観点で「#出力内容」について出力してください。
#企業情報
・企業名:〇〇
【企業概要のまとめやホームページのURLを添付】
#出力内容
・企業の強みと弱みをそれぞれ3つずつ抽出
・弱みに対して企業がどのような改善策を取り得るか
※一般的な情報と併せて、あなたの考えも添えてください
・この企業の強みのうち、志望動機として触れやすいものを抽出し、理由と併せて説明
強み・弱みの分析は、志望動機を考えるうえでも重要です。ただし、漠然と「強みと弱みを教えて」と尋ねるだけでは、一般論のような回答になりがちです。分析の軸や活用目的まで伝えることで、より実践的な答えを引き出せるでしょう。
フレームワーク別プロンプト(SWOT・3C・PEST・5フォース)
プロンプトの具体例(SWOT)
あなたは企業分析の専門家です。以下の「#企業情報」をもとに、SWOT分析を行い、就職活動における企業研究の視点で「#出力内容」について出力してください。
#企業情報
・企業名:〇〇
【企業概要のまとめやホームページのURLを添付】
#出力内容
・強み・弱み・機会・脅威を整理し表で出力する
・各項目について、現在企業が取り組んでいる施策と、今後取り得る施策を挙げる
・各項目について、志望動機と逆質問に活用できるポイントを挙げる
プロンプトの具体例(3C)
あなたは経営戦略の専門家です。以下の「#企業情報」をもとに、3C分析を行い、就職活動における企業研究の視点で「#出力内容」について出力してください。
#企業情報
・企業名:〇〇
【企業概要のまとめやホームページのURLを添付】
#出力内容
・自社(企業)・競合・顧客の3つの観点で分析・整理し、表でまとめる
※競合:具体的な企業名を挙げたうえで違いを説明
※顧客:想定される顧客層とそのニーズを簡潔にまとめる
・この企業ならではの強みが、顧客のどのようなニーズに応えているか、就活生が面接で説明しやすい言葉でまとめる
プロンプトの具体例(PEST)
あなたは経営戦略の専門家です。以下の「#企業情報」をもとに、PEST分析を行い、就職活動における企業研究の視点で「#出力内容」について出力してください。
#企業情報
・企業名:〇〇
【企業概要のまとめやホームページのURLを添付】
#出力内容
・政治・経済・社会・技術の4つの観点から、事業への影響が大きいと考えられる要因をそれぞれ2つずつ挙げる
・各外部環境の変化に対して、現在企業が取り組んでいる施策と、今後取り得る施策を挙げる
プロンプトの具体例(5フォース)
あなたは企業分析の専門家です。以下の「#企業情報」をもとに、5フォース分析を行い、就職活動における企業研究の視点で「#出力内容」について出力してください。
#企業情報
・企業名:〇〇
【企業概要のまとめやホームページのURLを添付】
#出力内容
・以下の5項目について競争圧力の強さを高・中・低で評価し、理由を添えて表でまとめる
※専門用語には、就活生にもわかるよう簡単な補足を加える
1.既存競合との競争
2.新規参入の脅威
3.代替品の脅威
4.買い手の交渉力
5.売り手の交渉力
・上記の業界構造を踏まえたうえで、この企業が生き残るための強みと課題を、あなたの考えを1文で示す
AIで企業研究する時の注意点
AIは企業研究を効率化してくれる便利な存在ですが、使い方によっては思わぬ落とし穴もあります。ここでは、AIを活用する際に意識したい注意点を紹介します。
情報の正確性は必ず自分の目で確認する
AIで出力される情報がすべて正しいとは限りません。学習データの時期によっては古い情報が含まれていたり、事実と異なる内容が混ざったりする可能性もあります。企業研究でAIを活用する際は、AIが出した情報をそのまま信じ込むのではなく、必ず企業のホームページや公式発表など、一次情報で確認する習慣をつけましょう。
特に、数値や固有名詞に誤りがあると、エントリーシートや面接で大きな失点につながりかねません。AIの回答を参考情報として活用しつつ、最終的な確認は自分自身で行うことが、企業研究の精度を高めるうえで重要なポイントです。
AIに頼りすぎず自分の考えも大切にする
企業研究のすべてをAIに任せるのはおすすめできません。AIが出した強み・弱みの分析をそのまま丸写しにすると、話に深みが出ず、他の学生と似たような内容になってしまう恐れがあります。
AIの分析はあくまで自分の考えを整理するための材料と捉え、そこに自分の経験や価値観を重ね合わせることが大切です。AIで効率的に情報を収集しつつ、最終的な判断や言葉は自分自身で作り上げる姿勢が、説得力のある志望動機につながるでしょう。
企業研究でAIを使う時によくある質問
ここでは、企業研究でAIを活用する際に、就活生が抱えやすい疑問に回答します。不安を解消してから、安心してAIを企業研究に取り入れましょう。
Q. 企業研究にAIを使うのは危険?
A. 正しく使えば危険ではありません。
むしろ、情報の要約や比較分析といった企業研究の効率を大きく高めてくれる心強い味方です。ただし、AIが出力した情報を信じ込み、そのままエントリーシートへ記載してしまうと、誤った情報を伝えてしまう危険性も。出力された情報はしっかりと出典元を確認しましょう。
Q. 企業研究にはどんなAIを使えばいい?
A. 目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
自分でプロンプトを入力する場合、ChatGPT・Gemini・Claudeといった有名な生成AIサービスであれば、企業研究で出力される品質に大きな差はありません。使い慣れたサービスを活用するとよいでしょう。
一方で、プロンプトを考える時間すら惜しい方や、短時間で効率的に企業研究を進めたい方には、dodaキャンパスの企業マッチ診断がおすすめです。簡単な質問に答えるだけの診断形式のため、プロンプトを考える必要がなく、自分に合った業種や企業を手軽に知ることができます。
AIを上手に活用して企業研究を効率化しよう!
企業研究は、就職活動の土台となる大切なプロセスです。調べる項目が多く、時間がかかる作業だからこそ、AIをうまく取り入れることで、効率と質の両方を高めることができます。AIの情報に自分の考えも反映させ、あなただけのアピールを磨いていきましょう。
最後に本記事の内容を簡単にまとめます。
本記事のまとめ
- 企業研究にAIを活用すると、情報の要約や企業比較などを効率的に進められる
- AIの情報は必ず自分の目で出典元を確認し、最終的な考えは自分自身の言葉でまとめる
- プロンプトを考える時間がない方は、dodaキャンパスの診断ツールもおすすめ
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