新卒採用お役立ちコラム

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印象に残る会社説明会とは?興味を持ってもらえる方法を解説

会社説明会とは

会社説明会とは、企業が求職者に対して自社をより詳しく知ってもらうために開催する、採用活動プロセスのひとつで、企業説明会と呼ぶこともあります。会社説明会は主に2パターンあり、就職情報会社やハローワーク、商工会議所などが主催し複数の企業が参加する「合同企業説明会」と、自社独自で開催する「個別(単独)企業説明会」です。以下で、この2つの説明会を詳しく説明します。


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合同企業説明会

合同説明会とは、就職情報会社やハローワークなどの人材紹介サービスが主催する説明会イベントです。ひとつの説明会に数十社が参加する中規模程度のものから、数百社が集まる大規模なものまであり、業界別・業種別あるいは特定地域で開催されるものもあります。自社を知らない学生にも当日気軽に参加してもらえるため、採用の幅を広げることも可能です。

個別企業説明会

企業単独で開催する説明会です。会場には自社の会議室や、貸し会議室のような一般のレンタルスペースを使用します。志望度が高い学生と時間をかけたコミュニケーションがとれるため、お互いの理解を十分に深められます。昨今はオンライン形式の個別説明会も増加しており、リアルタイムに質疑応答ができる実施方法もあります。

会社説明会の目的

企業が説明会を実施する目的は、「採用活動における母集団形成」と「就活生に自社への理解を深めた状態で選考に進んでもらうこと」の2つに大別できます。ここでは、それぞれの目的を説明します。

採用活動における母集団形成

会社説明会の主な目的のひとつが、母集団を形成することです。「自社に興味を持っている応募者を集めること」とも言い換えられます。母集団の形成によって、採用の進捗把握がしやすくなったり採用後のミスマッチを抑えられたりする効果が期待できます。結果的に、採用活動全体の進行がスムーズになるでしょう。

就活生に自社への理解を深めた状態で、選考に進んでもらう

企業に対する理解度が浅い状態では、就活生自身の中で就職後のイメージが湧きにくいものです。特に業界・業種的に一般の認知度が低い企業の場合は、自社の存在を知ってもらうところから始めなければなりません。働いている自分の姿が想像できない企業へは、応募や選考まで進む可能性が低くなります。会社説明会を通じて、自社への理解を深めてもらうことが重要です。

会社説明会を印象的にする方法

就活生に良い印象を与えられれば、会社説明会後に辞退することを防げると同時に、自社へ応募してもらえる可能性も高まります。以下に挙げる方法を使えば、就活生のニーズに合った魅力的な会社説明会が実施可能です

就活生に伝える内容を吟味する

伝える内容次第で就活生に与える企業の印象が変わります。何を重点的に伝えるのか、しっかりと厳選しておくことが必要です。自社の内定を辞退した場合に応募される競合企業を調べ、その競合と差別化できるようなメッセージを作りましょう。

就活生が聞きたい内容を伝える

就活生が聞きたい内容に乏しい説明会では、自社の印象が薄くなるのも当然です。「自社に入るメリット」「社風・社内の雰囲気」「入社後のキャリアモデル」「入社後の待遇」といった就活生の関心が高い情報を伝えられるように、説明内容の取捨選択をおこないます。会社説明会後に就活生の動きが期待どおりにならない企業は、こういったニーズに応えられていないのかもしれません。

伝えたいテーマを絞り込む

ひとつの会社説明会の中で、あまり多くの情報を詰め込むのはおすすめしません。限られた時間内で多くのことを説明しようとすれば内容が薄まってしまい、印象に残らない可能性があるためです。就活生に強く印象付けられない内容は、他社の情報と混同される懸念もあります。待遇やキャリアモデル、職場の雰囲気など複数の要素を説明する場合は、「自社に入るメリットは結局どのようなものか」といった具合に共通して伝えたいテーマを絞るとよいでしょう。

他社との差別化を図りながら説明する

就活生にとって印象深い会社説明会にするには、他社との差別化を図ることが重要です。自社独自の経営理念や企業風土、カルチャーなどを理解してもらえると、他社情報との混同を防ぐのはもちろん、企業と就活生のミスマッチも減らせます。たとえば、競合他社が「大きな裁量権」を売りにしているなら、自社の強みとして「丁寧なコーチングによる温かい育成システム」をアピールするといった要領です。

就活生が興味を持つようなプレゼンテーションをする

プレゼンテーションの仕方で印象が変わります。さまざまなフォーマットがありますが、中でもBEAFがおすすめです。つかみとなる魅力的な一言(Benefit)と魅力の論拠(Evidence)を述べ、自社を受けるメリット(Advantage)および自社の特徴(Feature)を伝えます。さらに以下で紹介するテクニックを使って、就活生に興味を持たれるようなプレゼンテーションを目指しましょう。

就活生が理解できる言葉づかいをする

仕事内容などを説明する場合、ビジネスの知識がない就活生にも理解できるように配慮する必要があります。就活生でも知っているだろうと、KPIやOJT、B2Bなどの専門用語を使ってしまいがちです。業界用語はもちろん、一般的なビジネス用語も言い換えをするか、補足説明をするべきでしょう。また、就活生が専門用語の意味を誤解しているケースもあります。正しく情報を伝えるためにも、わかりやすい説明を心がけることが肝心です。

就活生に聞く必要性を伝える

就活生に集中して説明を聞いてもらわなければ、自社の魅力を十分に伝えることはできません。プレゼンテーションを始める前に、就活生の集中力を「ブースト」する言葉を投げかけるのがポイントです。
 
「今日お越しいただけた学生さんだけに、今から秘密の情報をお伝えしたいと思います。」
 「これは自社を応募する学生さんには、絶対に知っておいてほしいことを言いますね。」
 
などの発言をして、就活生が「何を話すんだろう?」と身を乗り出して聞くような状況を作り出しましょう。

見やすい資料をつくる

プレゼンテーションをする際、たいていは映像やスライドなどを使います。プレゼンテーションの資料を見やすくするコツは、ひとつのスライドにあまり多くの情報を入れすぎないことです。1スライドあたりの発言内容は40秒程度(約200文字)を意識して作成します。スライドの文章は端的な表現で記述し、集中して聞いてもらうことで全情報が手に入るように工夫するとよいでしょう。伝えるメッセージもひとつに絞ったほうが、意識が散漫にならず理解しやすいです。適度に画像を入れることで説明にメリハリがつくだけでなく、アイキャッチの効果も得られます。


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就活生が面白いと感じる会社説明会の特徴とは

「この会社説明会に参加したからこそ得られた有益な情報」であると、就活生に感じてもらう必要があります。有益な情報を与えることで就活生の興味を引き、面白い説明会だったと思ってもらうためです。ここでは、就活生が面白いと感じる会社説明会の特徴を解説します。

自分が働く姿がイメージできる

「もし自分がこの会社で働いたらどうなるか」を、就活生がなるべく具体的にイメージできることが重要です。1日の業務スケジュール例や自社の典型的なキャリアパス、プロジェクトチームにおける仕事の進め方などを紹介すると、どのように働くのかを想像しやすくなります。仕事の苦労やトラブルについて話すのは、表現しだいでプラスにもマイナスにもとられるため、伝え方には十分に注意してください。

会社概要に載っていない情報を得られる

「社風・社内の雰囲気」のような社員でなければわからない情報は、インターネットやパンフレットだけでは就活生には伝わりにくいため、会社説明会では特に重視すべき内容です。社員の話しぶりや服装などのノンバーバル(非言語)情報からも、就活生はどんな企業なのかを知ろうとしています。採用担当者は、説明会当日の服装や言葉づかいについて事前に調整しておきましょう。

就活生が楽しめる内容が盛り込まれている

就活生は多くの会社説明会に参加します。その中で特別に「面白い」という感想を持ってもらうには、何らかの仕掛けが必要です。たとえば就活生が楽しめる内容を盛り込みたいなら、体験型のコンテンツを用意するのがよいでしょう。時間の関係で特別なコンテンツを盛り込めなかったとしても、社員が楽しそうに話すだけでも就活生に与える印象は変わります。まずは「就活生と企業がお互いに楽しんでいる」という雰囲気づくりが重要です。

会社説明会で印象に残るコンテンツとは

就活生に「参加して勉強になった」「社員さんと楽しく話せた」と思ってもらいたいのなら、就活生の印象に残る魅力的なコンテンツを会社説明会に取り入れましょう。次のようなコンテンツがおすすめです。

先輩社員との座談会

会社説明会で先輩社員と話してみたいと考える就活生は多いものです。近年の会社説明会の動向では、先輩社員による仕事の体験談やパネルディスカッション、社員との懇談などのコンテンツは就活生から高い評価を得ています。座談会のような形で現場で働く社員と接する機会を設けることで、社員同士のつながりや仲の良さを印象付けることも可能です。

グループワーク

グループワークを取り入れることで、就活生も能動的に楽しめる会社説明会にすることができます。就職活動やキャリアプランの作成に役立つような自己分析ワークや、自社の業務プロセスを体験できるようなグループワークなど、説明会の目的に沿った内容にすることが重要です。作業の様子やコミュニケーションの取り方を見れば、自社に適性がある就活生かどうかの判断材料にもなりえます。

まとめ


就活生の印象に残るような会社説明会をおこなうには、「どんな内容を伝えるか」「どのようにプレゼンテーションするか」がポイントになります。就活生が「面白い」「楽しい」と感じるようなコンテンツを盛り込むことも大切です。
 
会社説明会では「母集団の形成」や「自社への理解」を図ることができますが、近年ではダイレクトリクルーティングによる効率的な採用活動も広まってきています。「dodaキャンパス」は国内最大規模のダイレクトリクルーティングサービスです。会社説明会だけでは採用が難しい状況なら、採用成功への手厚い支援が受けられる​​​​​​​dodaキャンパスを検討してみてはいかがでしょうか。


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