採用力を高めるために知るべき「学生のホンネ」 就活に関するアンケート|2021年2月
オンライン説明会やweb面接などが主流になったことにより、学生の本心が分かりづらくなってきました。
本記事では、効果的な採用活動にするために、21卒の学生(4年生2月時点)のアンケート調査をもとに解説していきます。
母集団形成や、選考中・内定後の繋ぎ止めのヒントにしていただけると幸いです。
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イベントや選考への参加理由
「希望業界/職種だったから」以外にも、「事業内容や仕事内容に魅力を感じた」という理由も多数
最も多い「希望業界/職種だったから」に次いで、4~5割の学生が「事業内容が面白そうだと感じたから」「仕事内容が面白そうだと感じたから」と回答。
企業情報・採用サイト・求人票・説明会等で、事業や仕事内容をいかに魅力的に伝えるかが重要であることが分かる。
選考を進むための判断材料
役立ったイベントは、「企業理解セミナー」の他に、「社員交流・座談会」「業界理解セミナー」
全体の6割以上が「企業理解セミナー」が有効だったと回答。また「社員交流・座談会」「業界理解セミナー」も4割以上の学生が選考を進むための判断材料になったと回答している。
初回のイベントに関して、一般的には企業理解セミナーのみを行うことが多いが、企業理解の前に業界理解を深めるためのセミナーを実施したり、現場社員を交えた交流会を実施することも有効だと分かる。
「社風・環境」を重要視している学生が最多
選考を進む上で重要視しているポイントとして「社風・環境」と回答した学生が6割以上。「給与」や「勤務地・オフィス環境」といった条件面を挙げる学生も多いが、「事業内容や市場の成長性」を回答した学生も約4割いた。
選考辞退理由
他の会社を選択した以外の理由には、仕事内容・事業内容への興味や社風が合わなかったという学生も
「他の会社に意思決定をした」という回答は全体の4割以上だった。「仕事内容に興味が湧わかなかった」という回答が全体の2割、「社風が合わない」と感じて辞退した学生は全体の約1割いることが分かった。
※以下、選考辞退理由についての具体的な理由
■働き方の懸念
- 仕事はあくまで自分の生活の一部であると考えていたので、仕事中心的な考えが滲み出ているところは嫌だったため
- 総合職は配属によって内容が大きく変わるため
- ワークライフバランスや定着率など、自分のライフプランと齟齬が生じ得る可能性が高かったため
■選考プロセスの中での懸念
- 社員紹介の中で容姿について褒めたり貶したりしていて不快だったため
- お会いした社員さんと自分との考えが合わなかったため
- 選考連絡時に自分の名前や日程に誤りがあったため
■その他
- 選考結果が出る前に別に内定を頂いた会社の内定承諾期限が来てしまったため
- 福利厚生が充実していなかったため
内定者フォローでモチベーションが高まったものや不安を取り除いてくれたもの
5割以上の学生が「内定者懇親会」を選択
「内定者懇親会」を選択した学生は5割以上に上る。他にも「人事からの定期的な連絡や面談」などがモチベーションを取り除く要素として必要だとわかる。
内定承諾の決め手
「興味のある業界や仕事内容だったから」が最多。次いで、「他社より、社員交流などを通して社員や会社の雰囲気を味わえたから」と回答した学生も
最終的な意思決定には、「業界や仕事内容に興味があったから」と回答した学生が全体の4割以上。「社員交流などを通して社員や会社の雰囲気を味わえたから」と回答した学生も次いで2割近くいた。
※内定承諾の決め手についての具体的な理由
- コロナ禍でも業績が伸びている点に惹かれたから
- 安定が望めたから
- 内定が早かったから
- 自分の成長につながると思ったから
- 社員が楽しそうに働いていたから
- 1番早く内定をもらえたから
- 自分らしさを尊重してくれ、また自分を知ろうとしてくれたから
- 面接官の方達の雰囲気がとても良かったから
- 社員の方々の雰囲気が自分と合っていたから
当初の希望業界/職種と内定承諾先
当初から希望していた業界に決まったのは4割、職種の場合は5割
当初から希望していた業界に決まったのは4割である一方、3割以上の学生は当初の希望とは違う業界に意思決定しており、約6割の学生は、就職活動当初の希望とは異なる業界に意思決定、または最初から希望が決まっていなかった。
職種に関しては、当初から希望していた職種に決まったのは約5割、当初の希望とは違う職種に意思決定した学生は約2割にとどまった。
【調査概要】
・調査期間:2021/2/7~ 2021/2/21
・調査対象: 21卒dodaキャンパス会員
・調査方法: メール告知・ Webアンケートにて回答
・有効回答数:257人
まとめ
「当初の希望とは違う業界に意思決定、また当初の希望は定まってなかった学生は全体の約6割。」という結果がありましたが、新卒向けダイレクトリクルーティング「dodaキャンパス」では、別業界を志望している学生を惹きつけることが可能です。
知名度に課題のある企業であっても、ダイレクトリクルーティングなら学生への興味の惹きつけに有効です。
学生に直接個別でアプローチするため、学生ごとに自社の魅力も伝えることができ、学生の興味を引き付けやすいためです。
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