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ディベートのお題|GDでの理想的な進め方と人事の評価ポイント

  • 就活ノウハウ
  • 2026.02.02
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就活のグループディスカッション(GD)では、ディベート形式のお題が出されることがあります。テーマは社会問題から日常的な話題までさまざまですが、人事はディベートをとおして、「論理的に考える力」や「合意形成力」を見ています。

本記事では、ディベートの基本的な進め方から、人事が見ているポイントまでわかりやすく解説します。GDで出されたディベートのテーマで慌てないためにも、さまざまなお題を想定し準備を進めましょう。

目次

    ディベートのお題と基本の進め方

    ディベートの進め方

    ディベート形式のGDでは、お題が当日その場で与えられるケースが多く、限られた時間で論点を整理し、自分の意見も主張しなければいけません。

    まず、ディベートで出されるテーマや基本的な進め方から見ていきましょう。

    GDで出されるディベートのテーマと進め方

    ディベート形式のGDでは、与えられたテーマに対して賛成・反対の立場に分かれ、限られた時間で意見を交わします。テーマは「副業を解禁すべきか?」「大学の授業を完全オンラインにすべきか?」など、社会的な話題や身近な課題が中心です。

    進め方は「導入→主張→反論→再反論→まとめ」の順となり、導入でテーマの定義をそろえ、主張で自分の立場と理由を伝えます。反論・再反論では相手の意見を整理しながら、自分の考えを補足します。

    発言時間の目安は、導入30秒・主張1分・反論/再反論、各1分・まとめ30秒ほど。スムーズに進めるには、はじめに「司会」「記録」「発表」などの役割を決めておくと良いでしょう。

    初見のお題でディベートを進めるコツ

    初見のお題のディベートでは、限られた準備時間でどれだけ冷静に整理できるかが問われます。焦って意見を出すよりも、まず考える順序を整理することが大切です

    次の3つのステップで進めましょう。

    1. テーマの定義をそろえる:「誰に対して」「どの範囲で」「何を目的に」話すのかを最初に確認する
    2. 論点を分ける:「良い、悪い、コスト、時間、公平性」など、切り口を分けて整理する
    3. 立場を決める:賛成反対ではなく、「この条件なら賛成できる」「まず一部で試す」など、現実的な立場を取る

    思いつきで議論するのではなく、筋道を立てて考えることが、建設的なディスカッションにつながります。

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    ディベートで人事が見ているポイント

    ディベートで人事が見ているポイント

    ディベートでは、発言内容そのものよりも「どんな姿勢で議論を進めるか」が重視されます。主張する力より、「聞く」「まとめる」「つなぐ」など、協調性に富んだ行動が評価されるでしょう。

    ディベートで人事が見ているポイントと、評価につながる行動について詳しく見ていきたいと思います。


    伝える力

    ディベートで人事がまず注目するのは、「相手に伝わる話し方ができているか?」です。長く話すより、1分前後で要点を伝えるのがポイント。専門用語を避け、相手の表情を見ながら話し方を調整すると、「コミュニケーション能力が高い人」と評価してもらえるでしょう。


    合意形成力

    合意形成力とは、意見の違いを整理しながら「納得できる結論」に近づける力のこと。相手の意見を否定せず、「〇〇が心配ということですね」と歩み寄り、議論を整理できるかが大切なポイントです。

    さらに、議論が止まりかけたときに「一度整理しましょう」と、相手の理解を得ながら議論の壁を乗り越えられるかどうかも見られています。


    時間管理や傾聴力

    人事が注目するのは、限られた時間の中で議論を整理し、話しやすい雰囲気を作れるかどうかです。メンバーが発言する時間に配慮し、進行が偏りそうなときに助け舟を出せる人なら、「リーダーシップがある」とも評価してもらえるでしょう。

    また、相手の話を最後まで聞いて要点を拾い、次の議論につなげられる姿勢は、協調性と理解力の表れです。落ち着いて全体をまとめられる人ほど、人事の印象に残るでしょう。

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    政策・推定・価値|テーマ別ディベートのお題の例と進め方

    テーマ別ディベートのお題の例と進め方

    ディベートでは、お題のタイプによって考え方や進め方が大きく変わります。たとえば「制度を導入すべきか」を問う政策テーマと、「本当に効果があるのか」を検証する推定テーマとでは、論点の整理方法も異なります。

    ここでは、それぞれのテーマでどのように議論し、結論を導くかを具体的に見ていきましょう。


    政策のお題が出た時の進め方

    政策テーマのディベートでは、「導入すべきか」「廃止すべきか」といった制度の是非が問われます。最初に目的を一言で明確にし、その制度が何のために必要なのかを示すことが大切。

    次に、関係者ごとの影響(例:会社や従業員)やコスト・実施期間を整理し、現実的に実行できる範囲を考えます。反論を想定して「この条件なら実施できる」と補足を入れると、柔軟で説得力のある提案になります。

    最後は、「試す条件」と「目的」をセットでまとめると、実行イメージが具体的になります。

    【例:政策のお題】

    お題 難易度 時間
    若者の政治参加を義務化すべきか ★★☆ 30分
    副業をすべての企業で解禁すべきか ★★☆ 25分
    ベーシックインカムを導入すべきか ★★★ 40分
    大学の授業を全面的にオンライン化すべきか ★★☆ 30分

    政策系のお題では、正解のある結論を出すよりも「現実的に実行するための筋道」を示せるかが評価されます。制度の賛否だけでなく、「どう進めるか?」まで語るのが理想的な流れです。


    推定のお題が出た時の進め方

    推定テーマのディベートでは、「本当に効果があるのか?」「その傾向は事実か?」などを議論します。最初に目的を一言で明確にし、その制度が何のために必要なのかを示すと、感情論ではなく事実に基づいた議論ができるでしょう。

    データや具体例を使い、「なぜそう言えるのか」を筋道立てて説明しましょう。結論は「条件つきで成立する」という形にすると、柔軟さもアピールできます。

    【例:推定のお題】

    お題 難易度 時間
    リモートワークは生産性を上げるか ★★☆ 25分
    学歴と年収には相関があるか ★★★ 30分
    テレワークは社員の幸福度を上げるか ★★☆ 20分
    SNSの利用時間は学力に影響するか ★★☆ 25分

    推定テーマでは、感覚ではなく「数字」や「条件」を使いながら主張していくことが重要です。意見を述べる前に「なぜそう言えるのか」を示すことで、説得力のある発言ができます。


    価値を決めるお題が出た時の進め方

    価値をテーマにしたディベートでは、「どちらが正しいか」よりも「どんな基準で判断するか」を明確にすることが大切です。最初に「ものさし」を決めておくと、感情論にならず冷静に比較できます。

    議論では、どちらか一方を否定するのではなく、「どちらにも価値がある」と認めたうえで優先順位を示すことが大切です。

    例えば「短期的には生産性を重視すべきだが、長期的には働きやすさの改善が必要」といったように、時間軸を使うと整理しやすくなります。また「若年層にはA、高齢層にはB」と対象を分けて考えるのも効果的です。

    最後は、「まずAを重視しつつ、条件Xが整えばBに移行する」といった条件つきの結論でまとめると、全員が納得しやすくなります。

    【例:価値を決めるお題】

    お題 難易度 時間
    仕事とプライベート、どちらを優先すべきか ★★☆ 20分
    成果主義と年功序列、どちらが望ましいか ★★★ 30分
    個人の自由と社会のルール、どちらを重視すべきか ★★☆ 25分
    環境保護と経済成長、どちらを優先すべきか ★★★ 35分

    価値を決めるお題では、相手の考えを否定せず、「自分は何を優先したいのか」を素直に言葉にすることが大切です。

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    ディベートの議題を前に進める4STEP

    ディベートは言い争いの場ではなく、考えを整理して合意をつくる場です。限られた時間で、どう議論を動かすかがポイント。

    ここでは、どんなテーマにも使える4つの進め方を紹介します。まず論点を整理し、反論で視点を広げ、再反論で修正し、最後に結論を形にする。この流れをつかめば、議論を前に進めやすくなります。


    1)論点を分解する

    ディベートを円滑に進めるには、まず全員が「何について話しているのか」を明確にすることが大切です。そのために、最初の段階で論点を整理しましょう。テーマを「良い/悪い」「関係者」「お金」「時間」「価値観」などの切り口に分けると、話の全体像をつかみやすくなります。

    たとえばお題が「リモートワークを増やすべきか?」なら、まず論点をいくつかの観点に分けて考えます。

    「生産性は上がるか下がるか(良い・悪い)」「社員と企業のどちらに影響があるか(関係者)」「コストはどう変わるか」「時間の使い方は効率的か」「働き方としての価値はあるか」といった視点に分けると、話が整理しやすくなります。

    ※例:「まず、良い/悪い/関係者/お金/時間/価値に分けます。今日は生産性が上がる理由A、下がる理由Bの2点を中心に話を進めます」

    このように整理すると、全員が同じ方向を向いて話を進めやすくなります。時間配分も意識しながら、深掘りすべき点に集中することがポイントです。


    2)議論を広げるための反論

    反論は、相手を否定するためではなく、議論を深めるために行うものです。まずは前提を整理し、「それは原因ですか?結果ですか?」など、ズレを正す質問を投げかけましょう。前提をそろえるだけで、議論が一気に整理されます。

    次に、「この条件なら賛成です」という「条件付き賛成」を使うと、協調性を保ちながら議論ができるでしょう。例えば、「週3日までの導入であれば私も賛成です」と言えば、柔軟に意見をすり合わせる姿勢が伝わります。

    さらに、「管理職の立場ではどうか」「長期的な人材育成の面では?」といった新しい視点を加えることで、議論の幅が広がり、内容がより深まります。


    3)再反論をする

    再反論では、相手を言い負かすのではなく、意見の食い違いを整理して、より現実的な方向に話を進めることを意識しましょう。まずは、相手の発言を言い換えて確認するのが、上手く進めるコツです。「つまり、生産性の低下が心配ということですよね?」のように受け止めると、相手も落ち着いて話しやすくなります。

    次に、その不安を踏まえて提案を少し変えます。「では、出社日を週2にして様子を見るのはどうでしょう?」や「まず営業部だけで試してみるのは?」といった形で、条件を絞った案を出すと納得感が生まれます。

    このように、再反論では相手の意見を尊重しながら、少しずつ合意に近づけていくことが大切です。意見を重ねていくなかで、「どうすれば実現できるか」という前向きな議論に変えていきましょう。


    4)議論を締める

    議論を締めるときは、全員が納得して「これで進めよう」と思える形にまとめることを意識しましょう。「反対意見では、生産性の低下とコストが課題として挙がっていましたね」と全体を振り返る一言を入れると、落ち着いた印象になります。

    そのうえで、「まずは営業部で3か月間試し、成果が出たら他部署にも広げる」など、具体的な案を出しましょう。ここで大事なのは、条件と次の行動をセットで示すことです。

    最後に、「人事部が結果をまとめて、◯月末に報告する」など、誰が・いつ・何をするのかを明確にすれば、次の行動につながる締め方になります。

    ディベートの準備・練習方法

    ディベートは、「どれだけ準備して臨めたか」で結果が変わります。テーマを聞いてすぐに意見をまとめられる人は、実はその場で考えているのではなく、日ごろから情報整理の練習を重ねています

    ディベートの本番前までに、どのような準備をすべきなのか、いくつかの方法を見ていきましょう。


    一次情報を収集しKPIを決める

    ディベートで説得力を高めるには、「信頼できる一次情報」が欠かせません。一次情報とは、政府や自治体、企業などが公表した公式データのこと。ニュース記事のような二次情報ではなく、根拠のある明確な情報を選びましょう。総務省の統計データ、厚生労働省の白書、企業のIR資料などが代表例です。

    次に、KPI(重要指標)を設定して、「主張を数字で裏づける」練習をします。具体的には、「離職率5%改善」「満足度スコア+10点」のように、結果を数値化すると話に説得力が出ます

    テーマを決めたら、「現状→課題→根拠となる数字→提案」の順でA4メモにまとめ、自分の言葉で1分以内に説明できるよう練習しておきましょう。


    最初に定義を揃える

    ディベートの練習でまず意識したいのが、「定義をそろえる」習慣をつけることです。どんなに意見が出ても、「何を・誰の立場で・どんな前提で」話しているのかがずれていると、議論は噛み合いません。

    たとえば「リモートワークを増やすべきか」というお題なら、「対象(一般社員か管理職か)」「頻度(常時か週2か)」「目的(生産性かワークライフバランスか)」を先に決めておくことで、全員が同じ基準で話を進められます。


    初めてのお題は「5分下書き」で形にする

    初めてのお題に出会ったときは、すぐに話そうとせず、まず5分だけ考える時間を取りましょう。整理せずに話し始めると、主張が曖昧になったり、言いたいことが伝わらなくなったりします。構成をメモに書き留めておけば、筋道の通った議論ができるでしょう。

    例えば、前半2分で、自分の立場を一文でまとめ、理由を2つだけ書き出します。1つは数字や事例などの具体的な根拠を添えると説得力が上がります。次の3分で、想定される反論を2つ挙げ、「この条件なら賛成できる」という形で答えを用意しておきましょう。


    最後のチェック

    発言の前に内容を振り返る癖をつけておくと、当日も落ち着いて整理された話ができます。練習の段階から、次のポイントをチェックするよう意識しましょう。

    【チェックポイント一覧】

    項目 具体的な確認ポイント
    定義があいまいになっていないか 「誰が、どこで、いつまで、どんな条件で」を一言で説明できるか?
    感情・主観的になっていないか 事実・根拠・データをもとに話せているか?
    結論が先に来ているか 最初の10秒で立場と理由を簡潔に伝えられているか?
    時間配分は適切か 導入1分・主張3分・反論3分・まとめ1分を目安に進行できているか?
    チーム全体の整合が取れているか 他メンバーと結論や方針がずれていないか?

    このチェックを練習段階から習慣化しておくと、本番で焦らず発言できます。準備の丁寧さはそのまま安定した話し方につながり、人事にも「落ち着いてまとめられる人」という印象を与えます。

    FAQ|就活の「ディベートのお題」でよくある質問

    ディベートのGDでは、途中で立場を変えたり、強い相手に押されたりと、予想外の展開が起こることもあります。ここでは、ディベートに関するよくある質問について回答をまとめました。本番で慌てないように、事前にイメージしておきましょう。


    Q「途中で立場を交代と言われたら?」

    A:立場を逆にするよう求められたときは、柔軟な思考が試されています。まず相手の意見をまとめ、「つまり○○という考えですね」と整理してから、自分の主張を組み立て直しましょう。


    Q「発言力の強い相手に押されたときは?」

    A:発言力の強い相手に圧倒されても、焦らず冷静に整理していきましょう。「少し整理してもいいですか?」と切り出し、「今の論点はAとBの2つですね」とまとめ直せば、場を落ち着かせつつ主導権を取り戻せます。


    Q「人数差がある時はどう対処する?」

    A:人数が偏っているときは、発言回数より内容の質で貢献しましょう。少人数側なら、相手の意見を整理したり、論点を深めたりして議論を支えるのが効果的です。例えば「今の意見を具体的に言うと〜ですね」と補足すれば、流れを止めずに存在感を出せます。


    Q「オンラインGDのコツは?」

    A:オンラインでは、発言は1分以内に要点をまとめ、聞くときは「うなずき」や「表情」で反応を示しましょう。人事は、声のトーンやテンポ、リアクションから協調性を見ています。「今の意見に付け加えると」など、自然なつなぎを意識すると印象が良くなります。


    Q「恋愛テーマはあり?」

    A:恋愛テーマでは、価値観を整理し冷静に話せるかが見られています。面白おかしく議論するのではなく、「社会的に見てどうか」「一般論としてどうか」という視点で考えるのがポイントです。


    Q「面白いディベートのお題は?」

    A:ユニークなお題では、発想力と論理性のバランスが評価されます。たとえば「猫派と犬派、社会に貢献しているのはどっち?」なら、笑いを狙うよりも「犬=協調性」「猫=個性」などの比喩で話を広げましょう。楽しみながらも筋道を立てて考えられる人が、高く評価されます。


    Q「社会問題テーマの例は?」

    A:社会問題のディベートでは、「AIと雇用」「少子化」「教育格差」「環境と経済成長」などがよく出題されます。知識量よりも、論点を整理して根拠を示せるかが評価のポイントです。「出生率1.2の現状では〜」「CO₂を30%減らすには〜」など、数字を一つ入れるだけで説得力がぐっと増します。

    ディベートは「筋道」と「合意形成」が重要!

    ディベートで評価されるのは、正しさよりも筋道と合意をつくる力です。自分の意見を押し通すのではなく、相手の考えを整理しながら、現実的な結論を導くことが大切。

    論点を整理し、根拠を示してまとめる流れを意識すれば、どんなお題でも落ち着いて対応できるでしょう。

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