「自分を動物に例えると?」一見心理テストのようにも見えますが、これは就活の面接でしばしば遭遇する質問の一つです。事前に準備しておかないと、焦って頭が真っ白になってしまう可能性も……。
本記事では、自分に合う動物の見つけ方や好印象を与える回答方法について詳しく紹介します。動物30種類の性格一覧や回答例文も載せますので、自分に合う動物を見つけ、回答を準備しておきましょう。
目次
就活面接で「自分を動物に例えると?」と質問する3つの意図
「自分を動物に例えると?」という質問は、面接のブレイクタイムではありません。企業の質問意図を理解し、的確な回答につなげましょう。
1.性格や人柄を知るため
1つ目の理由は、あなたの性格や人柄を知るためです。履歴書や成績だけでは伝わらないあなたのキャラクターを掴み、自社の社風とマッチするか見極めようとしています。
つまり、応募者にとっては自分の強みや個性をアピールする絶好のチャンス!相応しい動物を見つけ、面接官にあなたの魅力を強く印象付けましょう。
2.自己分析力を確認するため
自分を動物に例えるには、自身の強みや特徴を把握した上で、それを適切に表現する力が求められます。面接官はこの質問から、自分自身をどれだけ理解し、客観視できているか確認しようとしているのです。
深く自己分析をしていれば「選ぶ動物の特徴」と「自己PR・ガクチカで語る強み」に一貫性が生まれます。入念に自己分析を行い、説得力ある回答につなげましょう。
3.対応力・プレゼン力をチェックするため
面接では、今回のように珍しい質問をされることがあります。企業は、想定外の状況にも慌てず、落ち着いて対応できるかどうかをチェックしているのです。
また、同じ動物を選んだとしても、伝え方1つで印象は大きく変わります。
- 論理的に筋道立てて説明できるか
- 説得力あるエピソードを交えて話せるか
- 簡潔にわかりやすく伝えられるか
こうしたプレゼンテーション能力が、この質問への回答を通じて浮き彫りになるのです。
自分に合う動物の選び方
動物を選ぶ際は、自分と企業の両者を意識することが大切です。それぞれについて詳しく解説します。
長所や性格が似ている動物を選ぶ
自分の強みがよく表れた動物を選ぶことで、回答の説得力が増します。「アピールポイントがわからない……」という方は自己分析の深化から始めましょう。自分の強みを洗い出し、その特徴を持つ動物をリストアップしてみてください。
なお、強みの探索にはAIを活用するのもオススメです。例えば、dodaキャンパスの自己分析サポートでは、AIがあなたの経験をもとに強みを分析!無料で使用できますのでぜひ活用してみてください。
企業が求める人物像にマッチする動物を選ぶ
企業によって重視する能力や社風はさまざまです。企業のニーズに合致する要素を強調できると、面接官に「この学生は入社後に活用してくれそうだ」と感じてもらうことができるでしょう。
ただし、無理やり企業に合わせようとするのは禁物です。自分に当てはまらない強みを装って動物を選んでも、深掘りされた際にボロが出てしまいます。自分の強みの中から、企業が求めるポイントと重なるものをピックアップし、その強みを象徴する動物を選ぶようにしましょう。
「自分を動物に例えると」で好印象を与える回答構成
好印象を残すには、内容だけでなく答え方にも気を配る必要があります。ここでは、伝わりやすく説得力ある回答をするための4つのステップについて解説します。
結論:動物を伝える
まず、結論として「私を動物に例えると〇〇です」とはっきり伝えましょう。冒頭で結論を述べると、その後の説明も頭に入りやすくなり、論理的な人物という印象につながります。
この時、動物は1つに絞るのが基本です。複数の動物を挙げてしまうと、結局何が言いたいのかわかりにくくなり、印象がぼやけてしまいます。一言でズバリと1匹の動物を挙げ、そこから理由やエピソードにつなげましょう。
理由:その動物を選んだ理由を説明する
結論の次は「なぜその動物を選んだのか」を説明します。動物のどんな特徴が自分の性格や強みと重なるのかを具体的に述べましょう。
好みや外見を理由に挙げるのは不適切。あなたの長所や価値観と動物の特徴を結び付け、前向きな理由を伝えてください。
具体例:根拠となるエピソードを話す
動物の選択理由を裏付ける「具体的なエピソード」を付け加えることで、説得力が向上します。強みが発揮された経験を洗い出し、より印象深いアピールにしましょう。
エピソードのポイント
- 課題に対して何を考え、どのような目標を立てたか述べる
- 実施した行動や工夫を伝える
- 数字なども用いて具体的に成果を述べる
話が冗長にならないよう注意し、要点を絞って端的に述べましょう。
抱負:入社後に強みをどう活かすか述べる
最後に、入社後の抱負を述べ、あなたの活躍するイメージを鮮明にします。自己PRと志望動機を橋渡しするイメージで、熱意や意欲を示しましょう。
「自分の強みをうまく言語化できない……」という方はAIを活用するのも一手。例えば、dodaキャンパスの自己分析サポートAIでは、あなたの経験をもとに強みを言語化できます。無料で使用できるので、まだ使ったことがない方はぜひ活用してみてください。
「自分を動物に例えると」の動物一覧と性格別回答例文
性格別の動物一覧は下記の通りです。各グループの回答例文も紹介しますので、自分に近い動物を見つけて参考にしてください。
| グループ | 動物 | 特徴・性格の説明 |
|---|---|---|
| 協調性・チームワーク型 | 犬 | 忠誠心が強い |
| ペンギン | 仲間の動きを見て行動できる | |
| ゾウ | 周囲への気配りができる | |
| オオカミ | チームで目標に向かって行動する | |
| シャチ | 戦略的に集団行動する | |
| コツコツ努力・継続型 | リス | 小さな努力を積み重ねる |
| アリ | 計画的に行動する | |
| ラクダ | 粘り強く最後までやり遂げる | |
| イノシシ | 目標に向かって一直線に進む | |
| ワニ | 忍耐強くチャンスを待てる | |
| 主体性・リーダーシップ型 | ライオン | 統率力があり、責任感が強い |
| トラ | 行動力がある | |
| ゴリラ | 面倒見がよく、チームをまとめる力がある | |
| タカ | 高い視点で全体を俯瞰できる | |
| マグロ | バイタリティがある | |
| 柔軟性・発想力型 | イルカ | 好奇心旺盛で、社交的 |
| チンパンジー | 柔軟な発想力がある | |
| カメレオン | 状況に応じた対応ができる | |
| コアラ | 環境適応力が高い | |
| フクロウ | 静沈着で観察力が高い | |
| マイペース・個性発揮型 | 猫 | 周りに流されずに行動できる |
| ナマケモノ | 自分のペースで忍耐強く活動する | |
| パンダ | 温厚だがここぞというときに力を発揮する | |
| ハムスター | チャレンジ精神がある | |
| ヒツジ | 洞察力がある | |
| スピード・機動力型 | ウサギ | 機敏で好奇心旺盛 |
| チーター | 瞬発力が高い | |
| ダチョウ | 刺激を受けるとすぐに行動する | |
| ハヤブサ | 状況に応じて臨機応変に方向転換できる | |
| ウマ | 着実に目標に向かって進む |
1)協調性・チームワーク型(ペンギンなど)
例文
私を動物に例えると、ペンギンです。ペンギンは仲間の動きを見て協力し合う特徴を持ち、私自身も周囲との連携を得意としています。
例えば、大学のマーケティングゼミで企業共同プロジェクトに取り組んだ際は、メンバー全員の意見に耳を傾け、互いの考えを尊重しながら役割分担を決めました。意見が食い違う場面では、間に立って話を整理し、全員が納得できる解決策を検討しました。結果、納期を1ヶ月も前倒しして課題を完遂することに成功しました。
入社後も協調性という強みを生かし、周囲と積極的にコミュニケーションを図りながら業務に取り組みます。また、新しい環境でも周囲と溶け込み、信頼関係を築きながら早期に戦力として貢献したいと考えています。
2)コツコツ努力・継続型(リスなど)
例文
私を動物に例えると、リスです。リスはコツコツと木の実を巣に運び、冬に備えて蓄える習性があります。これは、地道に努力を積み重ねて目標を達成する私の長所と似ていると考えています。
大学では有機化学の研究に力を入れました。化合物の選択的合成をテーマに研究を行いましたが、実験の結果が思うように出ない時期が半年以上続きました。それでも諦めることなく仮説と検証を繰り返し、データを丁寧に集めて分析を継続。結果、最終的には実験に成功し、学会発表の機会をもらうことができました。
入社後もこの粘り強さを生かし、困難な課題にも諦めずに取り組み続けることで御社に貢献したいと考えています。
3)主体性・リーダーシップ型(ライオンなど)
例文
私を動物に例えると、ライオンのオスです。私は目標に向かってチームをまとめることを得意としており、統率力や強い責任感を持つライオンに似ていると感じています。
大学のテニスサークルで部長を務めた際に、この長所を発揮しました。就任後は「チーム戦の市区大会で優勝する」という目標を掲げ、練習メニューの見直しやメンバー間の役割分担を主導。サークル内で衝突が起きた時は、双方の話を丁寧に聞いてから解決策を提案し、全員が同じ方向を向くよう尽力しました。結果、チームの結束力が高まり、最後の大会では優勝を成し遂げました。
入社後は早々に基礎知識を固め、早くにリーダーとしてチームをけん引したいと考えています。チーム内のコミュニケーションを円滑にし、一人ひとりが最大限力を発揮できる環境を作ることで、組織全体の成果に貢献します。
4)柔軟性・発想力型(チンパンジーなど)
例文
私を動物に例えると、チンパンジーです。チンパンジーは身近なものをおもちゃにするなど、非常に柔軟な発想力を持っています。私の強みも発想力であり、この点が類似していると考えています。
私は大学のビジネスコンテストでこの強みを発揮し、独自の企画アイデアを形にするためチーム一丸となって実現を目指しました。商品化実績のないサービスを考案したため、最初はメンバーも半信半疑でしたが、データや実例を示しながら粘り強く説得。結果、プレゼンでは審査員から高い評価をいただき、私たちのチームは最優秀賞を獲得しました。
入社後は、この強みを生かして新しい視点やアイデアを業務に取り入れたいと考えています。激しい外部環境の変化にも柔軟に対応し、常に最適な方法を模索する所存です。
5)マイペース・個性発揮型(ナマケモノなど)
例文
私を動物に例えると、ナマケモノです。ナマケモノはゆっくりしたイメージが先行しがちですが、木につかまったまま長時間過ごす忍耐強さも持つ動物です。私も周りに流されず、自分のペースで粘り強くやり遂げます。
カフェのアルバイトでは、自分のペースを崩さず冷静に対応した成功体験があります。私のアルバイト先は、お昼のピーク時になると長い行列ができ、スタッフのミスも多くなりがちでした。しかし、私は優先順位を考えて落ち着いて判断し、一つひとつの注文を着実に処理していきました。結果「仕事の丁寧さ」をお客様アンケートで集計・評価するアルバイト先のランキングでは常に1位をキープ。店長からも信頼される人材となることができました。
入社後も、慌ただしい状況に直面しても、優先順位を付けて落ち着いて取り組み、確実に成果を上げたいです。また、自分の落ち着いた姿勢で周囲にも安心感を与え、チーム全体の士気を向上させたいと考えています。
6)スピード・機動力型(ウサギなど)
例文
私を動物に例えると、ウサギです。ウサギは機敏で好奇心旺盛な動物として知られており、外部からの刺激に素早く反応して動きます。私も行動力があり、やると決めたらすぐに実行へ移すフットワークの軽さが持ち味です。
大学のゼミで発表準備をしていた際、予定よりも発表日が大幅に早まることになりました。私はすぐに計画を洗い替え、全員にタスクを再割り振り。急ピッチの準備となりましたが、迅速に行動したことでチームは迷いなく対応でき、発表を成功させることができました。チームメンバーからも「〇〇の行動力に救われた」という嬉しい言葉があがりました。
入社後も、この強みを活かし、スピード感を持って仕事に取り組みます。突発的なトラブルが発生した際も、冷静さを保ちながらも素早く対策を講じ、被害を最小限に食い止めたいです。そして、仕事の正確さとスピードの両立により、周囲から信頼される存在になりたいと考えています。
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「自分を動物に例えると」回答時のNG例・注意点
ここでは、回答する際の注意点について紹介します。好印象を残すためにもしっかり把握しておきましょう。
動物の特徴ばかりを長々と話しすぎない
面接官が知りたいのは動物の豆知識ではありません。動物の説明に時間を使いすぎてしまうと、肝心な「あなた自身を説明する時間」が短くなり、アピールポイントが曖昧になってしまいます。
動物の特徴説明は1文程度に抑え「似ているポイント」「根拠(エピソード)」「企業での活かし方」に時間を使えるよう構成を意識しましょう。
自己PRと動物のイメージは一致させる
「自己PR」で話した内容と「動物の特徴」が矛盾していると一貫性が失われ、説得力がなくなってしまいます。面接官はあなたの発言全体を通して人物像を判断しているため、回答内容の整合性は非常に重要です。
矛盾している例
動物 → チーターのように瞬発力があります
動物を選ぶ前に、まず自分が面接全体を通して伝えたいアピールポイントを明確にしましょう。自己PRと動物の特性が一致していれば、あなたの強みをより自然に印象付けることが可能です。
自分に合った動物を見つけて説得力あるアピールをしよう!
「あなたを動物に例えると?」という質問は、あなたの強みを面接官に印象付けるチャンスです。企業の求める人物像に当てはまる自分の強みを選択し、それに合致した特性を持つ動物を選びましょう。最後に本記事の内容を下記にまとめます。
本記事のまとめ
- 企業は「動物に例えると?」という質問で「性格」「自己分析力」「プレゼン能力」を確認している
- 「動物に例えると?」と聞かれたら「結論→理由→エピソード→活かし方」の構成で話すとわかりやすくなる
- 「自己PR」の内容と「動物の特徴」を一致させ、動物の説明は簡潔にする
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