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海外で学ぶ同世代に聞く!海外での生活と今後のキャリア

  • 大学1,2年生
  • 2024.02.09
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プロフィール

原口 なつみさん
・津田塾大学総合政策学部総合政策学科4年(24卒)
・「dodaキャンパス ゼミコミュニティ」インターン生としてコラム執筆やイベント運営を担当

※本記事は2023年8月5日、6日に開催された「キャリアゲートウェイ 2023」のイベントレポートです。

「キャリアゲートウェイ2023」は、大学1,2年生を対象に開催したイベントです。全国の仲間とともに、自分のキャリアと向き合うきっかけを作り、自らのキャリアや将来について考えてもらうことを目的に開催しました。

2日間にわたるイベントでは、「“まなぶ”と“はたらく”をつなぐ」さまざまなセッションを開催。
このレポートでは、「海外で学ぶ同世代に聞く!」のセッション内容をお届けします。

本セッションでは、海外で学ぶ3名の学生に、留学を決めた理由や大学生活、今後の進路についてお話を伺いました。留学を考えている方は、ぜひご自身の留学の参考にしてみてください。

ご登壇者

・浦田 愛梨さん(アテネオ・デ・マニラ大学)
・松田 花奈さん(ペンシルベニア大学)
・山森 葉月さん(インペリアル・カレッジ・ロンドン)

(本ページ下部にアーカイブ映像へのリンクURLがあります。ぜひご覧ください。)

目次

    未知の世界に飛び込む決意

    司会:浦田さんから海外に渡った経緯を教えてください。

    浦田さん:実家が農家で、私が小学生の頃から技能実習生を受け入れていたので、大学進学で家を出るまでの約15年間、フィリピン出身の技能実習生と一緒に過ごしてきました。彼らとの生活の中で、異文化の中で暮らしてる人々との共生やフィリピンという国自体に興味を持ち、 留学が必須となっている今の大学の学部に進学しました。

    司会:フィリピンの大学の中でも、アテネオ・デ・マニラ大学を留学先に選んだ理由はなんですか。

    浦田さん:アテネオ・デ・マニラ大学は、フィリピンの中でも、富裕層の学生が多いことが特徴です。私が技能実習生との生活経験から、“貧困格差”について研究したいと考えていたこともあり、この大学で富裕層の若者がフィリピンの社会全体をどう捉えているかを知りたいと思い、選びました。

    司会:松田さんはいかがですか。

    松田さん:高校1年生の時に、3週間ニュージーランドに語学留学をして、さまざまな国の人と出会いました。語学留学中の授業で、彼らと前提や常識が違いすぎて、ディスカッションする際にすごくストレスを感じたことがあります。ただ、ストレスと同時にそれが楽しくもあり、「こんな環境で今後も勉強できたらいいな」と思って、海外の大学に進学する決意をしました。

    司会:「ストレスを感じたけど楽しかった」と思えたのはなぜでしょうか。

    松田さん:今までできなかったことをやらなければいけない状況が、突然目の前に現れるとストレスになるんだと思います。私の場合は、それを“自分が試されている”と捉えて楽しむことができているのかなと思います。

    司会:山森さんはいかがですか。

    山森さん:私はアメリカで生まれて、その後14年間、高校に入るまで南米の国々を転々としていました。“海外/日本”という区別がそもそもなかったので、大学受験を考えた時に海外という選択肢も当たり前のようにあったのかもしれません。

    司会:最終的になぜ海外の大学を選んだんですか。

    山森さん:もともと化学、特に実験が好きでした。日本の大学と違い、海外の大学では1年生の時から実験ができるところも多く、好きなことを深められる点に魅力を感じました。
    一度、日本の大学の模擬授業を受けに行ったこともあったのですが、あまり実験がなかったんです。自分で手を動かしたいと思っていたので、それがきっかけで海外に行く意思が固まりました。

    司会:留学先でイギリスを選んだ理由はなんですか。

    山森さん:私はイギリスとアメリカの大学に出願していましたが、「1つのことに集中して取り組んでみたい」と思い、イギリスの大学に決めました。アメリカの大学は自由度が高いことが特徴なのですが、私がそのような環境に行ったら、さまざまなことに手を出して収拾がつかなくなるのかなとも思いました。

    司会:専門を突き詰めるイギリスと、自由に学びができるアメリカ、という違いがあるのですね。

    松田さん:アメリカの大学に実際に通う私から見ても、その区別は納得です。

    スランプとソウルフード

    司会:松田さんはアメリカに行った当初はどんな心持ちでしたか。

    松田さん:最初は「アメリカに来たぞ」とワクワクしていました。学業の面では、 英語があまり通じないことを覚悟していたため、英語で困ることはなく、楽しい日々を送っていました。
    ただ、最初は留学生だからとゆっくり話してもらっていたのですが、半年ほど経つとそれがなくなっていって…ホームシックも重なり、周りとの差を感じ始めるようになりました。

    司会:どうやって乗り越えたんですか。

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