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社会で活躍するエース社員が語る!エース達のガクチカ

  • 大学1,2年生
  • 2023.12.26

プロフィール

鈴木 朋子さん
・慶應義塾大学文学部人文社会学科4年(24卒)
・「dodaキャンパス ゼミコミュニティ」インターン生としてコラム執筆やイベント運営を担当

※本記事は2023年8月5日、6日に開催された「キャリアゲートウェイ 2023」のイベントレポートです。

「キャリアゲートウェイ2023」は、大学1,2年生を対象に開催したイベントです。全国の仲間とともに、自分のキャリアと向き合うきっかけを作り、自らのキャリアや将来について考えてもらうことを目的に開催しました。

2日間にわたるイベントでは、「“まなぶ”と“はたらく”をつなぐ」さまざまなセッションを開催。
このレポートでは、イベントの中でも満足度が高かった「エース達のガクチカ」のセッション内容をお届けします。

本セッションでは、川島 香織 さん(オリックス株式会社)、櫻井修治さん(パナソニックグループ)、三厨 敬祐 さん(本田技研工業株式会社)を迎え、大学時代の経験を伺いました。社会で活躍するエース社員の「ガクチカ」とは?大学生活の過ごし方の参考にしてみてください。

(本ページ下部にアーカイブ映像へのリンクURLがあります。ぜひご覧ください。)

目次

    エース達のガクチカ

    就活をすると必ずと言っていいほど聞かれることになる、「ガクチカ(学生時代に力を入れた経験)」。それぞれの会社で活躍しているエース社員は、学生時代にどんな経験をしてきたのでしょうか。

    川島さん:私のガクチカは大学3年生の時に所属していたラクロス部での経験です。

    司会:二部リーグにいたチームを一部リーグまで引き上げられたんですよね。

    川島さん:はい、まずは一部リーグに上がらないと全国を目指せなかったんです。その後、日本一を目指すために誰をコーチにするか考えて、日本代表のヘッドコーチをされていた方に頼み込みました。ただ、部員からは相当反対されましたね。

    司会:なぜ反対されたのでしょうか?

    川島さん:「変える」ということに抵抗があったんだと思います。ですが、私は日本一を目指すためには必要なことだと信じていました。だからこそ一人ひとりを説得し、最終的には全員に納得してもらうことができました。1対59がだんだんと10対50になる喜びは今でも仕事に活きていると感じます。

    司会:櫻井さんはいかがでしょうか?

    櫻井さん:私の場合は、大学の目標だったアメフトを大学1年の夏にケガが原因で挫折してしまったのですが、それを機に始めたカラオケ店のアルバイトがガクチカになりました。目の前の仕事を一生懸命頑張り、2年生の時には店長代理もやっていましたね。

    司会:ガクチカでアルバイトを話す学生さんは多いですが、櫻井さんが伝えたいのは、店長代理をやることがすごいということではないんですよね?

    櫻井さん:そうですね。「そもそもガクチカでアルバイトを話すのが良くないんじゃないか」と思ってる学生さんもいるかもしれませんが、全然そんなことはないんです。私は店長代理になるまでの過程でさまざまな工夫をして、PDCAサイクルを回すことを身につけることができました。これを堂々と話すことができたことが評価につながったと思います。

    司会:三厨さんはいかがでしょうか?

    三厨さん:私の場合は留年という挫折経験です。高校1年生の時、遊び過ぎて留年してしまい、親をひどく心配させてしまって…。その時に「自分としっかり向き合わなければ」と思いました。そこからは心機一転、無遅刻無欠席で2回目の高校1年生を頑張りました。

    司会:その経験がその後につながっていったんでしょうか?

    三厨さん:はい。留年によって、0からスタートする経験ができたことはその後の生活にも活きたと思います。例えば高校で初心者から始めたテニスも、大学まで続けて全国大会に行けたこと、ゼミの副代表も分からないなりに頑張ってやり遂げられたことも、留年の経験があったからだと思っています。

    司会:学生さんの中にも、高校受験や大学受験で失敗した苦い経験がある方も多くいると思います。三厨さんにとっても「ひた隠しにしたい過去」だったんですよね?

    三厨さん:そうですね。留年してからもいろいろな挑戦をしてきましたが、どうしてもこの過去は消せない。だからできるだけ知られたくないと思っていました。ただ、就活のタイミングでガクチカについて考えた時に、「ちょっと待てよ」と。先の例にも出したように、この留年が自分にとってのターニングポイントだという結論にたどり着いたんですよね。
    過去の事実は変えられないけれど、その評価はその後の行動で変えられるということに気付きました。

    就活でガクチカはなぜ聞かれるのか

    ここまでで、3人のガクチカが今の社会人生活にも大きな影響を与えていることが分かりました。ここからは人事担当者としての目線からガクチカを面接で聞く理由を伺いました。

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