高校の卒業式も中止、大学の入学式も中止、まだ授業は始まらない。
よりによってなぜ自分たちだけが…。
今年の新入生のみなさんは、今回のコロナショックによる様々な不安やモヤモヤを抱えていたり、
一方で新生活へ期待感も持ち合わせながら、日々をお過ごしのことと思います。
dodaキャンパス事務局では、そうしたお声を全国から広く集めるための緊急アンケートを実施し、
計146名もの新入生のみなさんから沢山のご回答をいただきました。
「全国でも同じような不安な思いを抱えている新入生が多くいる」
「全国の他の新入生は、こんなキャンパスライフを描いている」
緊急アンケート結果をご覧いただくことで、全国の仲間へ想いを馳せ、
ポジティブにこれからを過ごしていくきっかけにしていただければ幸いです。
Q.1:4月から入学する大学キャンパスの所在地名は?
全国各地の146名の新入生のみなさんよりご回答をいただきました。
ありがとうございました。
Q.2:入学式の開催有無について、教えてください
Q.3:オリエンテーションの開催有無について、教えてください
Q.4:Q.3で「開催アリ」を選んだ方は、実施予定時期を教えてください
入学式やオリエンテーションの開催ナシの割合は、みなさんのイメージと近しいものがあるのではないでしょうか。
なお、オリエンテーションが「開催アリ」の回答者における開催時期については、4月中と答えた方が約75%を占めていますが、中には、集合形式ではなく「オンラインで開催」という大学も多数あるようです。
Q.5:新型コロナ感染拡大による、日常生活への影響や、お困りごとについて、教えてください
※一人につき、複数回答あり
▼以下、自由記述コメントより抜粋
・友達できそうなイベント全部消えた
・家におることしか出来ず、大学に同じ高校の子がいないので友達つくれず孤独。笑
・同年代の人と会話がしたい
・履修登録ミスりそう、必修漏れとか
・オンライン講義で、果たして十分な学びとなる?
・サークル募集はSNS中心?
・良い緊張感が失われ、大学生の実感がない
・コロナ影響で2年後でも留学が出来ない?
「1位:友達作りの不安/人と交流がなく寂しい」「2位:アルバイトがない/生活費の不安」という結果から、
物理的に人と会うことができないこと、企業活動にブレーキがかかってしまっていることが、多くの人に影響を及ぼしている様子がうかがえます。
また、「3位:学びや履修登録の不安不明点を解消できず」については、例年通り入学後に対面で人間関係が構築できていれば、お互いに相談ができるため、発生しづらかった問題。
「4位:オンライン授業に不満・不慣れ」については、自由記述で次のコメントが。
「オンライン講義で、果たして充分な学びを得られるのか」
これは学びの本質を突いた鋭い意見ですね。
なお筆者は、自由記述の中でも、
「良い緊張感が失われ、大学生の実感がない」
「コロナ影響で2年後でも留学が出来ない?」
というコメントに特に胸が痛みました。
Q.6:大学生活で、一番目に力をいれたいことについて、教えてください
Q.7:大学生活で、二番目に力をいれたいことについて、教えてください
▼一番目に力をいれたいこと
▼二番目に力をいれたいこと
一番目、二番目共に、力をいれたいことの上位には、
「専門分野の勉強」「教養を身につけるための勉強」「資格取得・スキル取得のための準備」
といった“学び”に関する項目がきています。
新入生のみなさん、これは本当にすばらしいことですね。
なおさら、今回のコロナショックがみなさんの行く手を阻んでいるようで、忸怩たる思いになります。
しかし新入生のみなさん、コロナショックにひるんではなりません。
今の時代の学びは、対面ではなくとも、オンラインや電子書籍など、様々なツールで一定程度享受することができます。
学びへの炎を絶やさず、専門分野のサキドリをしてみたり、人生100年時代を生きるみなさんにとって必要な教養を片っ端からかじってみるのはいかがでしょうか。
ここはしっかり腰を落ち着けて、自分の心の声に静かに耳を傾け、
今しかできない学びを、今だからできる学びに、学びに取り組んでいきましょう。
Q.8:大学生活を送るうえで、今、知りたいことがあれば教えてください
※一人につき、複数回答あり
▼以下、自由記述コメントより抜粋
・大学のテストの高校との違いが知りたい
・履修の重視するべき点、きつすぎず、けど2年になって苦労しないようにする方法
・学業とその他活動(アルバイト、インターン、趣味、サークルなど)の時間配分
・どんなバイトをしている?見つけ方も
・友達を作る上で失敗したなーという体験談
・毎日の服装コーデのコツを知りたい
・それぞれ授業違うのにサークル以外の友達ってどう作るの?彼女も
「1位:レポート・論文の書き方」については、高校時代までにあまり経験してこなかった新入生のみなさんにとっては、
抵抗感を示してしまうのは仕方がないことだと思います。
ただ、恐れるなかれ。
実はレポート・論文というのは、“起承転結型”や“結論と論拠型”といった、一定の「型」さえマスターしてしまえば怖くはないものでもあります。
また、「2位:履修登録・履修科目の決め方」「4位:学びと課外活動のバランス」など...
どちらかといえば周りから決められた枠の中で日々が動いていた高校時代と、すべて自分で日常生活や未来をカスタマイズする大学生活との間の“ギャップ”に対して心の不安が表れているのかもしれません。
なお、レポート・論文の書き方や、高校と大学の違いなどについては、
「みんなのオリエンテーション」でも取り上げていますので、ぜひご覧ください。
Q.9:大学生活を送るうえで、不安なことがあれば教えてください
※一人につき、複数回答あり
▼以下、自由記述コメントより抜粋
・コロナで遠隔授業になったが、どうやって学部内の友達を作ればいいのかわからない
・友達もまだおらず、この先の大学生活は不安でいっぱいです
・一人暮らしでホームシックになってしまった。帰省するのも危険だと思います
・大学のガイダンスは始まっているが、前後左右の人との席は離れているし、席を立ってのおしゃべりは禁止
・サークルに入れていないので先輩から履修登録のことを聞けず、時間割の組み方が分からない
・同じクラスの人と一度も顔を会わせずsnsで繋がったが、不安
・私はSNSなどに疎く、他の子は友達を作っているのではないかと不安
・高校が女子校だったために男の人との接し方が分からない
・大学生の恋愛のしかた、先輩方との上手な付き合い方が知りたい
・似たようなサークル(ダンスや吹奏楽など)が複数ある時の決め手は?
・サークルに入らねば過去問が手に入らず、大学生活が不利になる?
「友達の作り方」「人間関係」などの不安が大勢を占めています。
新入生のみなさんのこうしたお悩みにこたえるべく...
先日、dodaキャンパス事務局が主催として、在学生のセンパイが大学生活についてのアドバイスを行うオンライン番組を企画・配信しました。
番組内で在学生のセンパイからは、
「例えばSNSで同じ大学のセンパイ学生を見つけて、ダイレクトメッセージでアプローチして、大学生活の不安などの相談にのってもらってみては(勇気さえ出せれば)。私はこうしてよく相談受けます」
「無理して、サークルに絶対入る必要性はない。高校時代までと違って、人間関係もやりたいことも、日々のスケジュールも、自らカスタマイズすることができるのが大学生」、
などのアドバイスをいただきました。
これらは一つのアドバイス例に過ぎませんが、何をやるにも、誰と人間関係を構築するかも、すべては「自由」なのが大学生なのです。
ただ、その「自由」には「責任」が伴うことも、きちんと意識しておくようにしましょうね。
緊急アンケートの結果をご覧になっていかがでしたでしょうか。
この4月、大学が始まるまでのこの時間を「空白」にしてはもったいないと思います。
「みんなのオリエンテーション」、「dodaキャンパスゼミ(オンラインイベント)」なども活用しながら、大学が始まるまでの期間を有意義に過ごしましょう。
逆境を乗り越えた今年の1年生は違うな、って言われたいですね!
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