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dodaキャンパス編集部が選ぶ、大学生のうちに読んでおきたい就活おすすめ本8選

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  • 2019.03.14

電車に乗っている時や待ち合わせ相手を待っている時……、皆さんはそんなすきま時間をどのように過ごしていますか?

つい暇を持て余した結果、目的もなくSNSを眺めたり、ソーシャルゲームで遊ぶ人も多いのではないでしょうか。大学生は、社会人に比べ時間があるとはいえ、なんとなく過ごしてしまうのは非常に惜しいことでもあります。

すきま時間の過ごし方として、dodaキャンパス編集部は就活に役立つ知識や教養が身につけられる本を読むことをおすすめします。言わずもがな、就活は直前になって準備をするのではなく、早くから進めておくことが必須です。

今回は、就活に備えて読んでおきたい「就活おすすめ本」を紹介します。



就活の仕組みから言葉遣いまで、幅広い知識を得よう。

まずは、就活にまつわる知識を得る本に注目。エントリーシートの書き方や面接の裏側を知っておけば、いざという時に慌てません。また、正しい言葉遣いは就活以外の場面でも役立ちます。早くから身につけておくことで、多くの人に好印象を与えられるはずです。

1.『凡人内定完全マニュアル』

【こんな人におすすめ!】

・「サークルやアルバイトで実績を残さないと就活に不利」というイメージを持っている人 ・就活に不安を持っている人

【この本で学べること】

・就活に挑むうえでの心構え ・内定を獲得するまでの流れ ・落選した際の気持ちの切り替え方

就活をしていると、自己PRとして「サークルの代表をやっていた」、「バイトリーダーとして店舗の売り上げを上げた」といったエピソードを語る人が多くいます。その一方で、就活が始まってから「サークルも入っていなかったし、バイトでも特に目立った働きがなかった」と焦る就活生も珍しくありません。この本は、そんな大学生活に何もやってこなかった“凡人”をターゲットにした珍しい就活本です。

一般的な就活本において、例として挙げられるのは、間違いなく大学生活を充実させていた人たちでしょう。しかし、この本に登場するのは実績や資格のない3人の“凡人学生”たち。元・凡人学生の著者は彼らの就活をサポートし、実際に内定を獲得するまでの経緯を伝えています。

凡人学生たちがESや面接に四苦八苦している様子からは、就活の過酷さがうかがえますが、「落選数の多さ=経験値の多さ」と述べている通り、落選したとしても次に繋げようとする前向きな姿勢が学べる1冊です。

2.『なぜ7割のエントリーシートは読まずに捨てられるのか?』

【こんな人におすすめ!】

・採用担当の本音が知りたい人 ・「学歴スクリーニング」や「グループディスカッション」の真相が気になる人 ・「就活は怖い」というイメージを抱いている人

【この本で学べること】

・企業が志望者に求めていること ・エントリーシートや面接で重要視されている要素 ・内定を獲得できる人の共通点

就活生の中には、エントリーシートを何十枚も書くことも珍しくありません。そんな就活で欠かせないエントリーシートの7割が、実は読まれずに捨てられていた……というタイトルは、多くの学生に衝撃を与えることでしょう。

この本では20年にわたってリクルートグループで働いていた著者が、学生から寄せられた質問をもとに採用活動の裏側が「バカ正直」に語られています。

学生からの質問には、「説明会の予約が取れません。大学名で差別はあるのですか?」、「グループディスカッションでは、司会役が採用されると聞きますが……。」など、真実がわからない噂に切り込んだものばかり。このような噂を耳にしているからこそ、就活生は「今日のグループディスカッションでは司会ができなかったから、もう不採用かも」と落ち込んでしまいがちです。

根も葉もない噂に動揺する就活生はもちろん、「就活ってなんか怖いな」というイメージを抱く大学生は、「これ以上怪しいノウハウに踊らされてほしくない」という著者によるこの本を読んでみましょう。企業側の手口を知ることで、不安を解消できるはずです。

3.『なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。』

【こんな人におすすめ!】

・やりたい仕事が見つからない人 ・企業分析を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない人 ・広告業界に興味がある人

【この本で学べること】

・広告をつくるまでのフロー ・自己PRの作り方 ・志望する企業の決め方

電通とマスメディアンによる共同プロジェクト「ジブンと社会をつなぐ教室」で使用されたプログラムを書籍化した1冊です。アートディレクターや戦略プランナーなど、広告のプロたちが、企業研究のやり方や自己分析を行うメソッドを解説しています。

就活を始める際、必須なのは「何をやりたいのか」、「どんな仕事に就きたいのか」という視点です。自己分析によって目指すべき方向性を定めていれば、落選が続いて自信を失った時に「どうせ駄目なんだ」、「内定をもらえるなら、やりたくない仕事でもいい」とマイナス思考に陥るようなことはなくなるかもしれません。

この本では、自己分析を切り口に「何がしたいのか」、「どんな自分になりたいのか」という疑問から志望業界や職種の選択につなげられます。また、作中で使用されているワークシートが公式サイトでダウンロード可能。実践しながら、自分の強みを早くから見つけてみてはいかがでしょうか。

4.『すぐに使えて、きちんと伝わる 敬語サクッとノート』

【こんな人におすすめ!】

・敬語を勉強し直したい人 ・自分の敬語に自信を持ちたい人 ・印象アップにつなげるヒントを知りたい人

【この本で学べること】

・正しい敬語 ・好印象を与えられる言葉遣い

就活では面接日程の連絡やOB訪問のお礼など、目上の人とコミュニケーションを取る場面が非常に多くあります。メールであればインターネットで検索して見つけた文面が使えますが、実際に会ってお話するときは当然ながらそれができません。就活はもちろん、アルバイトやサークルで重要なのは正しい敬語が使えるかどうか。自分の印象を良いものにするためにも、本を使って敬語を学んでおきましょう。

この本では社内や社外のコミュニケーション、接客といった仕事の場面のほか近所付き合いなど、日常でも使える敬語が実例とともに紹介されています。間違った例も合わせて読めるため、自分の敬語を見直すきっかけにもなるはずです。

タイトル通り、読むだけですぐに使えるのも嬉しいポイント。基礎から学び直し、自信を持って自分の気持ちを伝えられるようにしておきましょう。マナーや雑談に特化した、同じ作者によるシリーズも出版されています。より学びたい分野をそちらで身につけるのもおすすめです。

5.『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』

【こんな人におすすめ!】

・「せっかくなら説得力のある人による就活本が読みたい」と思っている人 ・早い段階から就活に向けて動きたい人

【この本で学べること】

・就活の攻略法 ・就活の全体の流れ

この本は大手外資系メーカーのマーケティング部の内定を獲得した著者、トイアンナさんの体験や、就活塾での指導内容が多数紹介されています。難関企業の内定を勝ち取った経験を持つだけに、アドバイスのひとつひとつに説得力が感じられるでしょう。

冒頭では就活を「攻略法のあるゲーム」と語っていますが、どんなゲームもルールと攻略法さえ押さえておけば勝つことは十分可能です。そんな就活の必勝法について、基礎知識から自己分析、エントリーシート、OB・OG訪問やグループワーク、面接と段階を踏まえて解説されています。つまり、就活に備え、1、2年生の段階で読んでおけば、就活の全体像やフローが理解できるのです。

この本では採用活動を行う企業側の本音も書かれており、「学歴」、「外見」、「コネ」の要素が大きく影響していると述べています。いずれも自分は有していないと落ち込むのではなく、同じく解説されている「武器となるもの」を身につける意味でも、早い段階から読んで武器を作っておくことが重要です。

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面接のネタになるかも? 本で教養を学ぶ。

面接で聞かれるのは、志望動機や将来のことだけとは限りません。ときに予想外の質問もあるかもしれませんが、「最近読んだ本について教えてください」という質問は、教養や自分らしさをアピールできるチャンス。読んでおけば面接官に「他の学生とは違う、鋭い視点があるようだな」と印象付けられる本をチェックしてみましょう。

6. 『1分間菜根譚 差がつく実学教養4 (1分間名著シリーズ)』

【こんな人におすすめ!】

・名著を手軽に読みたい人 ・就活に関してだけでなく、なんとなく不安を感じている人 ・面接で座右の銘を聞かれることを想定したとき、何も思い浮かばない人

【この本で学べること】

・老若男女を問わず、共感できるような生きるためのヒント ・社会に出た後にも役立つ処世術

江戸時代末以降に日本で刊行されて以来、多くの人の間で読み継がれてきた『菜根譚(さいこんたん)』。処世訓の最高傑作のひとつとして知られ、あの松下幸之助も愛読していたとされています。

『菜根譚』は中国民時代に生きた学者、洪自誠(こうじせい)によって書かれた書物であり、誰もが日々直面する出来事について「どのように解決するのか」、「どのように考えるのか」といった処世術が述べられています。

中国の学者が書いた本と聞くと「なんだか難しそう」という印象を抱く人もいるかもしれませんが、この本では「論語」や「武士道」の解説書も手がけた教育学者、斎藤孝さんの手でわかりやすく解説されています。

内容も「うらやんでいるより、裏で励んでいる者が上に行く。」、「恨みは水に流せ。恩は自ら返せ。」という生きる姿勢から、「リーダーは、部下の支配者になるよりも支持者になってやれ。」というリーダー論までさまざま。教養を学びつつ、生きるためのヒントを得られる魅力が詰まった1冊です。

7.世界中で話題!人類史からビジネスを学ぶ。/サピエンス全史

【こんな人におすすめ!】

・面接で読んだ本を聞かれたときのネタを探している人 ・話題の本を押さえておきたい人 ・しっかりした知識を学べる本を読んでおきたい人

【この本で学べること】

・「人類史」を軸にした、幅広い視点 ・資本主義の根幹

テレビ番組で取り上げられたことをきっかけに、多くの人に知られている『サピエンス全史』。この本は「なぜ人類は食物連鎖の頂点で文明を繁栄できたのか」について、「認知革命」、「農業革命」、「科学革命」という3つの革命に迫りながら、貨幣や企業の役割から経済学、人類学などさまざまな知識を網羅的に解説しています。

『サピエンス全史』では、人類がここまで発展した最大の要因は「虚構を信じる力」にあるとしています。国家や宗教、法律や自由は、いずれも実体のない虚構です。しかし虚構はそれぞれの人間を強く結びつけ、社会を作り出したとも言えます。そんな今ある社会の成り立ちについて、人類史を切り口に「資本主義」の真相を突き止める本書はビル・ゲイツやバラク・オバマといった著名人たちも絶賛。日本国内では2017年のビジネス書大賞を受賞しています。

『サピエンス全史』は、上下巻合わせて約600ページを超える長編作品。「すごく長いし、難しそう……」という印象を持つ人もいるかもしれませんが、読者の感性を刺激するようなユニークな比喩、それまで意識しなければ知ることもなかった知識はあなたを飽きさせないはず。続編にあたる『ホモ・デウス』と併せて読めば、ビジネスパーソンとして高い教養を獲得することができます。

就活を前に「面接のネタに読んでおくか」と思っても、読書のための時間を確保することは難しくなります。だからこそ、早いうちから手に取ってみてはいかがでしょうか。

楽しみながら、就活のヒントを学ぶ小説。

近年、あらゆる作家が就活を題材にした小説を執筆し、大きな注目を浴びています。その人気の理由は、上手くいかない就活に悶々としながらも、内定に向けて戦い続ける登場人物の姿に勇気をもらえるからでしょう。息抜きをしながら、就活への心構えを学べる就活小説を紹介します。

8.『格闘する者に◯(まる)』

【こんな人におすすめ!】

・面白い小説を読みたい人 ・就活に挑む際の勇気が欲しい人

【この本で学べること】

・好きなものに携わる業界を志望する際の姿勢 ・就活生の実態

就活生を主人公にした小説の中でも、とりわけユニークな『格闘する者に◯』。就活生である物語の主人公・可南子は説明会に派手な私服で参加したばっかりに会場で浮いてしまう、適正検査(SPI)を「スパイの試験」と勘違いしまう……、なんてとぼけたエピソードには思わず笑ってしまうかもしれません。

その一方で、可南子は幼い頃から漫画を愛しており、「編集者になって、良い漫画を作りたい」という思いから出版社への入社を熱望します。面接のシーンでは「どうすればより多くのファンを獲得できるのか」、「このような戦略が必要だと思う」といったところにまで踏み込んだ意見を述べており、面接での意見の作り方も学べます。面白く、就活のヒントも得られる小説で対策をしてみるのも良いでしょう。

時間は有限。ためになる本を読んで、就活に備えよう。

「大学生には時間がある」と余裕だった人ほど、就活が始まってから「何もしていない」、「何から始めたらいいのかわからない」と困惑するケースは往々にして見られます。そんな状況に陥らないためにも、早い段階から就活に役立つ本を読み、スムーズなスタードダッシュに備えるのは何よりも有効な手段です。

まずは紹介した本から、明日の自分に生きる知識を得てみてはいかがでしょうか。

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