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学生が継続的な健康習慣を身につけられる未来をつくる!

  • インタビュー
  • 2026.04.15
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プロフィール

オリックス賞受賞
企画名:⾷のバランスがキャラクターに反映される新体験!『Cheer☆self』
富山大学 芸術文化学部 1年 
湊 柚菜 さん、中川 真緒 さん

※本記事は「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション」の受賞者インタビュー記事です。
本コンペは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(15組)、審査員特別賞(2組)の計20組が表彰を受けました。

この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

「社会課題を解決するプロセス」に強い関心を持っていた

――「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション(ビジコン)」に出場したきっかけを教えてください。

中川さん:私たちはデザイン系の学部で、「課題解決」や「デザイン思考」について学んでいて、「デザイン思考を活用した社会課題の解決」に強い関心を持っていました。学びを実践する場を探していたところ、今回のアイデアコンペをインターネット上で見つけ、「これはぜひ挑戦したい」と思って、応募しました。

湊さん:私は、中川さんからこのアイデアコンペの話を聞いて、参加しました。大学生になってからは、社会の中で実際に活かせる力を身につけたい、そして何かしらの実践的な経験を通して自分を成長させたいと考えていました。このコンペであれば、アイデアを形にする力やビジネスとして成立させる視点など、さまざまな力を伸ばせるのではないかと考えました。

——今回受賞した企画の内容について、改めて教えてください。

湊さん:企画名は、⾷のバランスがキャラクターに反映される新体験!『Cheer☆self』です。私たちが着目した社会課題は、大学生の食生活の乱れでした。大学生になると一人暮らしを始める人も多く、自分で食事を管理しなければならなくなります。でも実際には、栄養バランスを意識できていなかったり、忙しさから食事が偏ってしまったりすることが多いと感じていました。

湊さん:これは、まさに私たち自身が一人暮らしをする中で強く実感した課題でもあります。どうすれば大学生が無理なく食事管理を続けられるのか?既存の食事管理アプリはたくさんありますが、記録するだけではなかなか継続が難しいという現実があります。そこで、私たちは「育成ゲームと組み合わせたらどうだろう?」と発想しました。楽しさがあれば、継続が難しいという課題をクリアできると考えたのです。

中川さん:学生向けにアンケート調査を行ったところ、「続けられない」という悩みがとても多いことがわかりました。もともとは自分たちの実体験から始まった課題でしたが、実際に声を集めてみると、「記録が面倒」「変化が実感できない」「成果が見えにくい」など、継続できない理由がより明確になりました。そこで私たちは、こうした原因を出発点にして、本質的な課題解決の目標を「学⽣が“楽しく続けられる健康習慣”を⾝につけられる未来をつくる」と設定しました。

湊さん:使い方としては、毎⽇の⾷事の際に料理名と写真を記録するとAIが栄養素やカロリーの分析・計算を⾏います。するとその内容に応じて、アプリ内の自分の分身であるキャラクターの体型が変化します。そこに「ミッション」や「レベルアップ」などの育成ゲーム要素を加えて、モチベーションを維持する工夫をしました。アプリ内の自分を育成することで、健康管理を「自分ごと化」できるのではないかと考えました。

多様な視点で物事を見ることの重要性に気づけた

——今回の企画を考えるうえで大変だったことは?

湊さん:一番大変だと感じたのは「ビジネス化」の部分ですね。アプリとしてのアイデアは形にできたと思うのですが、学生目線では「使いたい」と思えるものになったという手応えもありました。ただ、自分たちがやりたいことを形にするだけでなく、協賛企業との関係づくりやマネタイズまで考えるとなると、まだ知識が足りないと感じました。特に、スポンサー候補となる企業にどのようなメリットがあるのかを明確化できなかった点は、大きな課題として残りました。

中川さん:収益モデルとしては、①インストラクターや健康食品ショップからの広告費、②大学生協からの協賛、③ユーザー課金の3本柱を想定していました。そこから得た収益でアプリを運営し、成果報酬の形でインストラクターへ報酬を支払う仕組みを考えていました。ただ、プレゼン後に企業の方から、「課金を前提にすると、学生にとっては始めるハードルが高いのではないか」というご指摘をいただきました。確かに、学生が健康管理のために課金することには抵抗がある……。ユーザー課金以外でどのように収益を確保するのか、詰めが甘かったと感じています。

——一方で、プレゼンテーションの評価は非常に高かったようですね。

中川さん:プレゼンテーションについては、2人で何度も相談を重ねた部分でした。参加者の多くが1人でプレゼンする中で、2人であることをどう強みにするかをずっと考えていました。ただ順番にセリフを言うだけでは印象に残らないし、話し手が変わるだけのプレゼンにはしたくありませんでした。そこで、YouTubeに上がっている上手なプレゼンを参考にしながら、聞き手を引きつける言葉の投げかけ方、ペース配分、スピード感などを研究しました。練習のたびに細かく修正しながら、2人だからこそできるかけ合いや流れを意識して、本番に臨みました。

――今回のビジコンに参加して学んだことや得たことがあれば、教えてください。

湊さん:一番の学びは、物事はひとつの視点だけで見てはいけないということです。自分たちで考えた案だからこそ、課題や欠点が見えなくなりがちです。そこで、企業の方やメンターの方からフィードバックをいただいたことで、自分たちが本当に向き合うべき課題や詰めきれていない部分が見えたのは大きな発見でした。自分たちが「よい」と思っているからこそ、あえて目を向けたくない部分にも向き合わなければならない。その姿勢の大切さを学べたことが、大きな収穫だったと感じています。

中川さん:今回、他社比較をすることで、企画の独自性や実現性が大きく変わると気づきました。特に大事だと感じたのは、似たアプリやサービスを徹底的に調べ、実際に自分で体験してみることです。その中で「何が足りないのか」「どう変えればよくなるのか」を考えることで、初めて企画に説得力が生まれます。今回のビジコンでは、類似サービスからの気づきやアイデアをアプリのプロトタイプに機能として落とし込むことまで挑戦できたことは今後の学びにも活かせると思います。

最後までやり切れば、驚くような成長が待っている

——この経験を、これからの大学生活や社会に出た際にどのように活かしていきたいと思いますか?

湊さん:今回のコンペに2人で参加して、本当によかったと感じています。この案も1人ではここまでたどり着けなかったと思います。対話を重ねる中で、新たな気づきが次々と生まれました。アイデアを考えること自体は1人でもできますが、よりよいものに磨き上げていくためには、他者の視点を取り入れながら自分の考えをアップデートしていくことが大切だと学びました。この経験を活かして、これからもコミュニケーションを大切にしながら、さまざまなことに挑戦したいですね。

中川さん:私もチームで取り組むからこそ生まれるものが本当にたくさんあると実感しました。また、もう一つ学んだのは、「考え過ぎずにまずやってみること」の大切さです。これまでは、企画書を提出となると、どうしても概要をきれいにまとめたり、文章を整えたりすることを優先してしまいがちでした。でも本当に大事なのは、実際にプロトタイプをつくってみたり、アンケートを取ってみたり、自分にできる行動を起こしてみることだと気づきました。動いてみるからこそ、見えてくる課題もある。やってダメなら戻ればいいだけです。その姿勢を大学生活や就職活動でも活かしたいと思います。

――最後に、ビジコンに興味を持つ学生にメッセージをお願いします。

湊さん:最初は正直、こういうコンペに取り組むには、たくさんの知識や経験がないと難しいのかな……と思っていました。でも実際に参加してみると、企業やメンターの方からアドバイスをいただきながら、自分たちで考えていくというスタイルだったので、思っていたよりもハードルは高くありませんでした。むしろ、挑戦する中で学んでいけばいいんだと気づきました。少しでも興味があるなら、それだけで十分なきっかけになります。難しく考えすぎずに、まずは挑戦してみてください!

中川さん:少しでも「やってみたいな」という気持ちがあるなら、思い切って挑戦してみてほしいです。中途半端に終わらせるのではなく、一度決めたなら最後までやり切ってみる。踏み込んで、走り抜けてみる。その経験は、想像以上に大きな学びになります。繰り返しますが、「やるなら、最後まで」。その先に、きっと自分でも驚くような成長や気づきが待っていると思います。

掲載情報は2026年2月時点の内容です。

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