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最適な学習教材を提案する仕組みをつくり、勉強が理由で学校に通えない生徒を救う

  • インタビュー
  • 2026.04.01
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プロフィール

パナソニックグループ賞受賞
企画名:「分からない」を0に。youtube学習動画コンサル
上智大学 経済学部 1年
小野木 魁勇 さん

※本記事は「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション」の受賞者インタビュー記事です。
本コンペは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(15組)、審査員特別賞(2組)の計20組が表彰を受けました。

この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

トライアンドエラーの精神でビジコンへの参加を決めた

——「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション(ビジコン)」に出場したきっかけを教えてください。

大学入学から3ヶ月ほど経った時期に、ふと「自分はこのままでいいのだろうか」と考えるようになりました。将来を見据えて、何も行動できていない自分に不安を感じたんです。そんな時、SNSを通じて今回のビジコンの存在を知りました。ビジネスについて学ぶ機会にもなるし、失敗してもいいからやってみようというトライアンドエラーの精神で申し込んだのが参加のきっかけです。

——ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

私が企画した「E.Stream」は、AI(人工知能)とYouTube、そして学びのコンサルティングを掛け合わせ、一人ひとりの生徒に最適な学習教材を提案するアプリです。学校に通うことが難しい生徒を中心に、勉強に悩んでいる人などあらゆる人々にとって、「勉強がもっと楽しくわかりやすく」なることを目指して考案したものでした。

「E.Stream」には、大きく「提案」「分析」「サポート」の3つの機能があります。「提案」では、ユーザーが入力した情報と要望に基づき、目的に応じた学習動画の紹介や、目標を達成するためのワークフローを作成します。「分析」では学びの進捗をキャラクターやグラフで表示することにより、自分の成長や得意不得意を可視化してモチベーションを高めることができます。「サポート」ではAIを活用し、読み込ませた問題の解法を提示。ユーザーのニーズに応じて苦手を解消するための学習教材を紹介する機能も設けました。

このアプリは、学習者を対象にワンコインのサブスクリプションサービスとして提供することを想定しています。また、教育というジャンルに絞ったSNSプラットフォームのため、広告などがニーズに沿って提供されるという点で、動画投稿者・教育コンテンツ制作者側にも大きなメリットがあります。この双方から収益を得ることによって、ビジネスとしての成功とサービスの持続可能性を追求しました。

効率と非効率のはざまにビジネスの糸口があると思った

——このアプリを企画しようと考えた理由はありますか?

家庭教師と塾講師のアルバイトをしている中で、勉強に対して抵抗感を抱いている生徒が多いと感じたからです。勉強への苦手意識から、学校に通うことすらできなくなってしまう。そうした現実に直面し、目の前にある問題は社会全体に共通するものなのではないかと考えました。

また、自分自身が動画を用いた勉強に効率の良さを感じていた一方で、自分のニーズに合った動画を探す手間を煩わしく思っていました。「勉強したい時に必要な動画がパッと見つかればいいのに」と感じていたんです。効率と非効率のはざまにある現状だからこそ、教育の問題を解決するビジネスの糸口があるのではないかとアイデアを広げていきました。

——今回の企画でこだわったところは?

どれだけ自分が優れたアイデアだと思っていても、その魅力が相手に伝わらなければ意味がありません。そこで、スライド制作の段階から「人に見せること」を意識して取り組みました。例えば、伝えたい内容に応じて文字のフォントを変更。細かい文章を読まなくても情報が頭で理解できるように、スライド全体のデザインにもこだわりました。 デザイン性を高めて楽しいプレゼンにすることで、「勉強を楽しく」という企画に込めたメッセージを体現したいと考えていたんです。だからこそ、受賞時にパナソニックの方から「強い熱意を感じた。自分の子どもにもこのサービスを使わせたいと思った」というコメントをいただけて、本当にうれしかったです。

発表する内容もブラッシュアップを重ねました。当初はアプリのシェア率を不登校に悩む子どもたちの5%に設定していたのですが、これは単純に私が目指したいと思っている数字に過ぎませんでした。しかし、それでは机上の空論になっているという指摘を受け、数字の根拠をロジカルに見つめ直しました。その結果、業界でトップを目指すという新たな目標にたどり着き、日本で最大シェアを誇っている既存の生徒向けサービスに準じて6.3%という数字を導き出しました。こうした努力によって発表の説得力を高められたと考えています。

——今回のビジコンに参加してよかったと思うこと、学べたと思うことは?

ロジカルに考える力を身につけられたことです。私は「ロジカルに考えること=言語化すること」だと思っているんです。もちろん人の心を動かすためには熱意も重要ですが、自分の考えや根拠を明確にすることも求められます。今回のビジコンは、魅力的な伝え方の根本を学ぶ大きなきっかけになりました。

また、グランプリファイナルイベントで他の参加者の発表を見たことも刺激的な経験でした。大学1,2年生しか参加できないイベントであるにもかかわらず、誰もが高い志を持って能動的に出場している。その輝いている様子を見て、単純に「かっこいいな」と思うと同時に、自分もその一員として参加できていることが非常に恵まれていると感じました。

たとえ失敗したとしてもその経験が将来の糧になる

——この経験をこれからの大学生活でどのように活かしたいですか?

自分の目標に向かって効率的に行動する力は、大学生活でも社会でも重要なスキルです。限られた期間の中で自分を最大限に成長させる方法を学べたことは、あらゆる場面で活かせると思います。

私の場合、現在はさまざまなことに幅広く興味を持っていて、将来的にどのようなことをしたいか模索している段階にあります。ただ一貫して、より多くの人々の幸せに貢献するために、影響力を持って発信できる人材になることを目指しています。ビジコンを通じて学んだプレゼンテーションやアイデアを生み出すノウハウは、分野や業種を問わず社会で役立てられるのではないかと考えています。

——最後に、ビジコンに興味を持つ学生にメッセージをお願いします。

「どうせ失敗するから」「もう遅いから」といった理由で行動できない人はたくさんいると思います。私自身、以前は失敗を恐れるあまり何もしていない側の人間でした。しかし、間違えてもいいという気持ちで今回のビジコンに参加してみて、たとえうまくいかなかったとしても成長の機会はたくさんあるのだと実感しています。

そんな私から伝えたいのは、失敗してもいいからとりあえず動いてみようということです。新しい挑戦に遅すぎるということはありません。そして、もし失敗してしまったとしても、その経験から生まれる成功があるはずです。さらに、行動することによって自分だけの強みが手に入る可能性もあります。このビジコンは、どんな結果になっても必ず将来の糧になります。とにかく全員参加してみてください!

※掲載情報は2026年3月時点の内容です。

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