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必要な時に信頼できる相手とつながるアプリで、学生が成長できる機会を増やす

  • インタビュー
  • 2026.03.18
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プロフィール

NTTデータ賞受賞
企画名:PeerBridge 〜学内の”困りごと”と”得意”をつなぐスキルシェアアプリ〜
創価大学 理工学部 2年
金田 茉莉江 さん、近藤 友美 さん

※本記事は「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション」の受賞者インタビュー記事です。
本コンペは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(15組)、審査員特別賞(2組)の計20組が表彰を受けました。

この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

スキルを提供する側にもメリットのある仕組みを考えた

——「キャリアゲートウェイ2025-アイデアコンペティション(ビジコン)」に出場したきっかけを教えてください。

金田さん:もともと学外のビジコンに参加してみたいという思いがあり、大学の先生から「こういうイベントがあるけど、力を試してみませんか?」と教えていただいて興味を持ちました。私の所属する理工学部ではビジネスについて深く学ばないので、自分の可能性を客観的に評価してもらえる機会を求めていたんです。初めてのビジコンということで信頼できる仲間と挑戦したいと考え、近藤さんに声をかけて一緒に参加することを決めました。

近藤さん:私もビジコンには興味がありつつ、なかなか機会を見つけられずにいました。そんな時に金田さんから誘ってもらい、チャンスだと捉えて参加することにしました。ビジコンに参加すれば多忙になることは予想していましたが、これも大学生活の醍醐味だと前向きに考えていましたね。

——ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

金田さん:自分たちが大学生ということもあり、学生にしかできない企画を提案したいと思っていました。そこで私たちが考えたのが、“困りごと”を抱えている学生と、それを解決できるスキルを持った学生をつなぐアプリです。具体的なアプリの展開案として、提供する側のユーザーには自分の持っているスキルを登録してもらい、依頼する側のユーザーはピンポイントで相談相手を検索。双方のマッチングによって課題の解決を目指します。履修登録や研究、留学、就職活動など、幅広い悩みを相談できる学内限定のプラットフォームとして機能させることを想定しました。

近藤さん:依頼する側からすれば、悩みの解決や新たな知識の獲得といった効果を期待できます。しかし、スキルを提供する側の学生が善意だけで動いてくれるとは限りません。そのため、「教える経験」による知識の定着やコミュニケーション能力の向上、企業にアピールできる「ガクチカ」の実績、学食で使用できるクーポンの発行など、問題解決に貢献した場合のメリットを打ち出しました。また、ビジコンを主催しているベネッセi-キャリア様をはじめ、学生と企業をつなぎあわせるサービスを提供している会社との連携も視野に入れると同時に、大学にとっても学習支援効果のあるアプリとして紹介することでビジネスとして成立させたいと考えました。

金田さん:もともとは学生が抱えている「誰に聞けばいいかわからない」という孤独を解消するための企画を考えていました。しかし学内でアンケートを収集した際に、「将来や学習について相談できる相手がおらず諦めてしまった」「今のままでは社会で活躍できる自信がない」といったより深い不安をキャッチしました。こうした声を聞いたことで、単に課題や孤独を解決するだけでなく、「学生が成長するうえでの機会損失を防ぐ」という本質的な目的を設定。「課題解決」を超えて「スキルのシェア」に重点を置いた提案へとブラッシュアップすることができました。

AIで解決できない課題に対して人間ならではのスキルが価値を発揮する

——今回の企画でこだわったところは?

近藤さん:これは発表後に企業の方から言われて気がついたことなのですが、AI(人工知能)ではなく人間同士の交流によって課題を解決するという点がひとつの魅力になっていると感じています。近年はAIが進化していて、自分も含め多くの学生にとって簡単に相談できるツールとなっています。しかし、大学生活に関するピンポイントな相談は、AIに対応してもらうことができません。一方、実際に体験している学生に聞くこのアプリでは、本当に役立つ情報を得られる可能性が高いと考えています。

金田さん:AIに頼らずに課題を解決した経験は、スキルを提供する側の学生にとっても成長につながると考えています。人から相談を受けた際には、自分自身の主体性や想像力を発揮して相手と向き合わなくてはなりません。AIに引き出してもらった「ガクチカ」ではなく、自ら真剣に取り組んだ活動だからこそ、自信を持って社会や企業にアピールすることができると思います。

——ビジコン期間中に苦労したことはありますか?

近藤さん:私たちは同じ大学・学科ですが、それぞれ注力している活動があり、お互いの時間を調整することには苦労しました。限られたスケジュールの中で、どれだけ濃い時間をつくり出すのか。2人で試行錯誤しながら発表に向けた準備を進めていましたね。

金田さん:今になって振り返ってみると、大変だったことも含めて楽しかったと感じています。メンターの方から「“学生だからできること”を突き詰めたほうがいい」とアドバイスをいただいた時には、オンラインで深夜まで議論を白熱させたこともありました。

近藤さん:打ち合わせの時間以外でも、学内で顔を合わせればビジコンについて話したりしていましたね。その時はお菓子を食べながら雑談するような気楽な感じでした(笑)。友人と参加したからこそできた進め方だったと思っています。

さまざまな人の視点に立って社会のニーズを汲み取る力が身についた

——今回のビジコンに参加してよかったと思うこと、学べたと思うことは?

近藤さん:アイデアを考えること自体は、これまで大学の授業などでも経験してきました。しかし、アイデアに具体性を持たせる企画力や、さまざまな人の立場から社会のニーズを汲み取る力は、今回のビジコンを通じて初めて身につけられたと実感しています。ひとつのアプリを考える場合であっても、社会や企業からお金を出して協力したいと思ってもらえるような魅力が求められるということ。そして、身の回りにある商品やサービスの一つひとつにも深い背景があることに気付かされ、社会に対する尊敬の念を抱くようにもなりました。

金田さん:限られたプレゼンテーションの時間の中で、自分たちの思いを明確にした経験は勉強になりました。要点を絞り込むことはもちろん、聞いている人の心を掴むために問いを投げかけるといった工夫を通して、人に伝える力が成長したと感じています。

——この経験をこれからの大学生活でどのように活かしたいですか?

金田さん:これからの大学生活でもプレゼンテーションの機会がたくさんあると思うので、率先して今回の経験を活かしていこうと考えています。また、「相手の立場から考える」という視点は社会に出ても重要になるはずなので、周囲と協力して何かを成し遂げる場面で役立てたいです。

近藤さん:自分たちと同じ大学生の目線だけでなく、大学や企業といった幅広い目線から物事を考えた時間は、さまざまな場面に応用できる力を鍛えてくれたと思います。また、社会貢献として取り組んだ活動が自分の成長につながるということも実感しました。そうした経験を踏まえ、将来は誰かに貢献できる仕事をしたいと思っています。

——最後に、ビジコンに興味を持つ学生にメッセージをお願いします。

金田さん:このビジコンはSDGsの課題に関連していれば、特に縛りなく自由にアプリのアイデアを考えることができます。そのため、ビジネスに関心のある人はもちろん、興味のない人にこそ独自の視点からアプローチしてほしいと思います。私たちと同じ世代には、自分の能力や必要性に自信を持てない人が多いように感じています。しかし、その人にはその人にしかない強みや能力が絶対にあるはずです。その点、このビジコンは想像以上に学びのある機会なので、存分に自分の力を発揮していただけたらと思います。

近藤さん:私自身、社会や将来に対する漠然とした不安を抱えた状態で今回のビジコンに参加しました。そんな中、社会の現場で働いている企業の方々に評価していただけたことは貴重な経験となりました。こうした機会は自分から探さなければなかなか出会うことができないと思うので、オリジナルのアイデアに対して具体的なアドバイスを求めている人は気軽に参加することをおすすめします。「少し興味がある」「ガクチカがほしい」など、どんな動機であってもいいのでぜひ挑戦してみてください。

※掲載情報は2026年3月時点の内容です。

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