プロフィール
企画名:「ソノサキ ~大学・職業選びサポートAIアプリ~」
横浜市立大学 データサイエンス学部 1年
横尾 優和 さん
※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2023」の受賞者インタビュー記事です。
本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。
「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(16組)、審査員特別賞(1組)の計20組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。
目次
自身の興味を企画として形にしてみたいという気持ちでエントリー
――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2023(ビジコン)」に参加したきっかけを教えてください。
もともと起業に興味があったので、このビジコンの案内をもらったときは「とりあえず参加してみようかな」とあまり難しく考えずに参加を決めました。現在、データサイエンス学部に通っているので、アプリのアイデアコンテストなら、大学の学びにもつながるかなと思ったことも決め手の1つです。もともと教育とITに興味があったことから、これらを融合したアプリの企画を考えたいと思い、取り組みを進めていきました。
――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。
私が考えたサービスは「ソノサキ」という、「大学・職業選びサポートAIアプリ」です。このアイデアを思いついたきっかけは、自分が大学受験のときに困ったことがあったからです。情報が多すぎて、何を優先していいかわからない……。この経験から、現在のプロフィールや将来のゴールを入力するとAIが自分に合う大学や職業をおすすめしてくれるアプリがあったらいいなと考えました。
さらに、AIが大学や職業を表示してくれるだけでなく、志望する大学や企業に所属する先輩にチャットで質問できる機能なども付加して、既存サービスとの差別化を図ることを考えました。
――このアプリのビジネスモデルはどうなっていますか?
まず、ユーザーがアプリをダウンロードしたら、プロフィールを登録してもらいます。入力内容をもとにAIによるおすすめ診断結果が表示されます。興味・関心が変化したら、いつでも更新可能です。
登録ユーザーが増えたら、次のステップとして、「自己分析がさらに詳しくできる」「おすすめ大学の先輩とチャットで話せる」という有料コンテンツの案内をすることで、この利用料を収益とすることを考えました。さらに、ユーザーが増えたらアンケート結果などの分析データを教育系企業に提供して、収益を得られる可能性も考えています。
ビジネスモデルなんて考えたこともなかったので、ビジネス書を読んだり、ネットを検索したりして、有料コンテンツや広告収入などマネタイズの具体例を調べながら自分の企画に落とし込んでいきました。
「なぜこのアプリが必要なのか?」SNSでユーザーアンケートを実施
――今回の企画を考えるうえで大変だったことは?
アイデアを企画にするにあたり、「なぜこのアプリが必要なのか?」という問いに対して、説得力のある根拠が必要だと考えました。そこでゼミコミュニティやSNSを通じて行ったユーザーアンケートの声なども反映して、内容をブラッシュアップしていくことに。ユーザー調査も初めてのことだったので、企画に説得力を持たせるほどの人数から声を集めることはやはり大変でしたね。
――ビジコンに参加して、どのようなことを学べましたか?
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企画立案にあたり、アイデアを考えるだけでなく、ビジネスとして成立させることの大切さを学びました。このサービスによって、ユーザーにどのような気持ちの変化を与えられるのか。これがこのアプリの価値になり、ビジネスとして成立する可能性を高めます。
もうひとつ、新しいことに挑戦するには、情熱が必要だということも再認識しました。実は今回、「地域活性化」をテーマにしたもうひとつのアプリ企画もエントリーしていたのですが、そちらは途中で情熱が薄れてしまって……。やはり自分は教育に興味があるんだと再発見できたことも、自分の将来を考えるうえで大切な気付きだったと思います。
自分から動けば何でもできると思えるように
――この経験をこれからの大学生活でどのように活かしたいですか?
今回のビジコンへの参加を通じて、「自分から動く力」が鍛えられたと思っています。自分で行動して、ゼロから企画を考えた経験は、残りの大学生活はもちろん社会人になっても必ず役立つと思っています。
また、意識の面でも大きな変化がありました。参加前は、「自分にはできることもあるけれど、できないこともいっぱいある」と思っていました。今回の経験から「自分から動けば何でもできるんじゃないか」と思えるようになったことが1番の変化ですね。参加を機に、自分自身に対する将来への期待が大きくなったので、今後の大学生活もこの意識を持ってチャレンジしていきたいなと思います。
――次年度の参加者に向けてメッセージをお願いします。
大学1,2年生なら全員参加して損はないと思います。ビジネスに興味がある人なら学ぶことばかり。興味がない人でもアプリを考えることは想像より楽しいはずです。楽しんでいるうちに将来につながるスキルも自然に身につくので、私自身も参加して良かったなと思っています。
また、参加するなら情熱を持てるテーマでチャレンジしようということも伝えたいです。私がそうでしたが、入賞しそうなテーマを選んでも途中で楽しくなくなってしまいます。入賞よりも自分の好きなことでチャレンジしてみてほしいですね。
※掲載情報は2024年1月時点の内容です。
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