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教える人もモチベーションが上がる学習支援アプリを開発したい!

  • インタビュー
  • 2024.04.17
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プロフィール

アサヒビール賞受賞
企画名:「Teach Assistant 〜教えあいでさらなる高みへ〜」
大阪工業大学 情報科学部 1年
森繁 水貴 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2023」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(16組)、審査員特別賞(1組)の計20組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    「Doしよう!」「一歩踏み出そう!」という言葉に背中を押された

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2023(ビジコン)」に参加したきっかけを教えてください。

    キャリアゲートウェイのサマフェスに参加したことがきっかけです。もともとdodaキャンパスに登録していたので、告知を見て興味を持ちました。サマフェスで登壇者や先輩が「Doしよう!」「1歩踏み出そう!」と言っていたのが印象的で、自分も何か新しいことをやりたいと思って、ビジコン参加を決めました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について詳しく教えてください。

    今回発表したのは、「Teach Assistant 〜教えあいでさらなる高みへ〜」という主に中学生向けの学習支援アプリの企画です。このテーマを選んだ背景には、中学・高校時代に授業についていけず困っていた友達がいて、テストに向けた勉強を教えていた経験があります。授業は難しいけれど、塾に行く経済的余裕もない……そんな日本の教育現場について「本当に平等なのだろうか」と当時から考えていました。

    一方、学ぶ側からすると普段の勉強があまり日常で役立ったと感じる機会が少なく、学習意欲が湧かないという課題も根強くあります。この2つの課題を解決するような今までにない学習支援アプリをつくりたいと考えました。

    「Teach Assistant」は、ユーザー同士が教え合う点が特徴です。想定するユーザーは2種類。日々の勉強が「わからない人」と「わかる人」です。
    日々の勉強に課題を抱える「わからない人」に対しては、わからない分野の解説動画を検索できる機能、さらに、コメントを使ってリアルタイムで質問ができる機能を想定しました。コメントで質問ができれば、自分のレベルに合わせた勉強ができます。授業がわかりにくい先生がいてもすぐに質問することが難しい人にとっても、アプリなら気軽に質問できると考えました。

    また、「わからない人」の疑問に対して、もう一方のユーザーである勉強が得意な「わかる人」が答えるという点もこのアプリのポイントです。「わかる人」のユーザーは、勉強自体に悩みを抱えていないものの「何のために勉強をしているのだろう?」と疑問に感じる瞬間が必ずあります。そこで、学んだ内容を苦手な人に教えることで、“誰かの役に立つ実感”を得られれば、勉強の意欲が上がるのではないかと考えました。

    ユーザーの声を集め企画をブラッシュアップしていく

    ――今回の企画を考えるうえで大変だったことは?

    リアルタイムで質問できるシステムを搭載する際に、安全性の問題が懸念として挙がってきました。具体的には、名前やメールアドレスなどの個人情報を誤って入力してしまった場合、リアルタイムのシステムではそのまま外部に漏えいしてしまうリスクがあります。ユーザーに“安心して使ってもらえる”ように、AIを使った監視システムなど、最新のAI監視技術を詳しく調べながら、アプリ開発の実現可能性にもこだわりました。

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