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ポイ捨てされたゴミを撮影・投稿。蓄積された情報を自治体で役立てる

  • インタビュー
  • 2024.03.20
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プロフィール

川崎重工業賞受賞
企画名:「みんなで守る未来のまち」
広島文教大学 教育学部 1年
板倉 雪乃 さん
橋本 尚明 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2023」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(16組)、審査員特別賞(1組)の計20組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    目指したのは、環境に優しく持続可能なまちづくり

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2023(ビジコン)」に参加したきっかけを教えてください。

    橋本:中学の頃に授業を通じてSDGsに関心を持ち、高校時代にはまちづくりに関するアイデアを発表するコンテストにも参加していました。その延長線上で、同じ教育学部で興味の近い板倉さんを誘って今回のビジコンに応募することを決めました。

    板倉:私も高校でSDGsについて学び、ビジコンの存在を橋本さんから教わって挑戦してみたいと思いました。ただ、ビジネスアイデアをプレゼンする大会に参加するのは2人ともこれが初めてでした。

    橋本:アプリの仕組みやマネタイズについての知識がなかったので、情報を調べながら話し合いを重ねるところからスタートしましたね。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    橋本:私たちが考案したのは、「ピッてりん」というアプリです。「Pick up(拾う)」と「Littering (ポイ捨て)」を掛け合わせたその名の通り、街の中のポイ捨てを抑制したいと思って企画しました。メインとなるのは、ユーザーが落ちているゴミを撮影して投稿することでポイ捨てを可視化する機能。ゴミが捨てられやすい場所は人目につきにくいところが多く、その情報を集積することによって、地方自治体による清掃活動を効率化し、費用を削減できるのではないかと考えました。目指していたのは、環境にやさしく持続可能なまちづくりです。

    板倉:このアプリでは、写真の投稿やゴミ箱に捨てる行動に対して、ポイントが付与されます。集めたポイントは協力企業の割引券などと交換することが可能です。アプリ自体の売上や広告収入に頼らず、アプリ内に情報を蓄積することでビジネスに展開する構造は、今回の発表において軸にしていた部分ですね。

    2人だからこそ異なる視点からの発想が生まれた

    ——今回、2人で参加したことにメリットはありましたか?

    橋本:写真を撮って投稿する機能やアンケートを利用した機能は、普段からよくSNSを利用している板倉さんがいたからこそ出たアイデアなのかなと思います。自分にはあまりなかった視点だったので、非常に助かりました。

    板倉:私がアイデアを出した際に、橋本さんはすべてを肯定するのではなく、「ここはもっとこうした方がいいよ」と率直な意見を言ってくれて。実際、その通りに修正するとすごくよくなることが多かったんです。お互いに気を使い過ぎず、自由に意見を言い合えたことで発表の内容が洗練されたと感じています。

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