就活を進めていると「外資系企業」という言葉を耳にすることがあります。「外資系企業の具体例は?」「日系企業との違いは何?」と悩む方も多いはず。
本記事では、外資系企業について、日系企業との違いや魅力、注意点まで広く解説します。イメージを具体化し、ぜひ企業選びの参考としてください。
目次
外資系企業とは?
外資系企業とはどのような企業か、日本国内の具体例と併せて確認しましょう。
「外資系企業」の意味を簡単に解説!
外資系企業とは、外国企業や海外の投資家の資本によって設立・運営されている、日本国内の企業です。法律上の明確な定義はありませんが、一般的には以下のような特徴を持つ企業が「外資系」とされており、国内に5,000社以上存在すると言われています。
外資系企業の一般的な特徴
- ・本社が海外にある
- ・外国資本の出資比率が高い
- ・外国企業によって買収された日系企業
- ・日本企業と海外企業の合弁で、外国資本が優位
日本にある外資系企業の具体例
外資系企業というと遠い存在に感じるかもしれませんが、実は私たちの身近にも多く存在します。下記はその一例です。
外資系企業の例
- ・P&G Japan
- ・日本ロレアル
- ・Apple Japan
- ・日本コカ・コーラ
これらの多くが日本国内でも新卒採用を実施しており、就職人気ランキングで上位に入る企業もあります。
外資系企業は、グローバルな環境で働きたい人にとって、身近な選択肢のひとつと言えるでしょう。
外資系企業の特徴
外資系企業には、日系企業とは異なる社風や働き方があります。ここでは代表的な特徴を紹介します。
即戦力が求められる
外資系企業では、新入社員にも即戦力としての活躍が期待されます。そのため、インターンシップや留学で得た経験、専門知識や語学力は評価の対象となるでしょう。
研修は短期間で、入社直後から大きな仕事を任せられる可能性もあります。若いうちから責任ある業務を経験できる点は、大きな成長の機会であり、挑戦意欲がある人にとっては大きな魅力といえるでしょう。
実力・成果主義
外資系企業は、実力・成果を重視しやすい傾向にあります。結果を出せば、20代でマネージャーを目指すこともできるでしょう。
自分の努力が明確に評価に反映されることで、挑戦意欲を持つことができます。成果主義にプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、努力が正当に報われる公正な環境が整っていると考えることもできるでしょう。
グローバルな環境
外資系企業には、必然的に複数国のメンバーが集まります。外国人の上司や同僚と協働する機会も多く、中には社内公用語が英語という企業も。日常的に外国語に触れることで、自然と語学力が向上するでしょう。
また、価値観やビジネス習慣の違いに触れることで視野が広がり、異文化適応力・主体性といったスキルの習得も期待できます。日本にいながらグローバルなビジネスの最前線で働ける、これこそが外資系企業ならではの醍醐味です。
一方で、自分のペースで成長したい人には日系企業の環境が合う場合も。インターン等で企業の社風などを見極め、判断すると良いでしょう。
\自分に合う働き方をサクッと知る!/
日系企業とは何が違う?職種・働き方・福利厚生
外資系企業と日系企業には、採用スタイルや働き方、福利厚生などに明確な違いがあります。職種・働き方・福利厚生における具体的な違いは下図の通りです。
「ジェネラリストとして丁寧に育成する」日系企業に対し、外資系企業では「スペシャリストとして自主独立して業務を回すスキルを求める」傾向があるといえます。
魅力は年収以外にも!外資系企業で働くメリット
外資系企業には高年収というチャンスだけでなく、若手の成長を後押しする魅力的な環境が整っています。代表的なメリットを確認していきましょう。
若手から昇進チャンス
年齢や社歴に関係なく、成果次第で重要ポジションを任される可能性が高い点は、外資系企業の大きな魅力。20代でチームリーダーやマネージャーに抜擢されることも珍しくありません。
若いうちから責任ある立場を経験できることは、成長意欲のある人にとって大きなやりがいにつながるでしょう。「結果を出せば昇進できる」という公平なルールの中で、早くからキャリアアップを目指せる点は魅力といえます。
多国籍!異文化から新しい刺激を得られる
国際色豊かな環境で働けることも、外資系企業ならではの魅力です。さまざまな国籍・バックグラウンドを持つ同僚と仕事をする中で、異なる文化や価値観に触れることができます。日本で得ることが難しい発想や知見を吸収できるのは、大きな利点といえるでしょう。
また、語学力が自然と磨かれるのも魅力です。仕事を通じて実践的な英語が身につき、グローバルに通用するコミュニケーション能力を養うことができます。多国籍な仲間と過ごす貴重な経験は、将来のキャリアだけでなく、人生観にも好影響となるかもしれません。
成果に応じた高年収
外資系企業は、成果に応じた年俸制やインセンティブ制度を導入している企業が多く、努力が収入に直結しやすい構造となっています。
初任給も日系企業より高めに設定されていることが多く、20代でも高額の年収を手にするケースも。「報酬面での満足度が、仕事のモチベーションにつながる」という価値観を持った方にはオススメの環境です。
「自分の価値観がわからない……」という方はdodaキャンパスの就活軸診断を試してみてください。【所要時間5分】であなたが大切にしている価値観を言語化できます。
\自分に合う働き方をサクッと知る!/
外資系企業で働くデメリット
外資系企業には押さえておきたい注意点も存在します。就職後にギャップを感じないためにも、以下のポイントを理解しておきましょう。
成果が出なければ解雇も……?雇用が不安定になりやすい
外資系企業では、成果主義が一般的です。目標を達成できなければ評価が下がり、最悪の場合には退職せざるを得ないケースも。業績悪化時にはリストラや早期退職の募集が行われることもあり、会社の事情で退職を選択する必要に迫られるケースも。但し、これは日本企業でも起こり得ることではあります。
常に成果を求められるためプレッシャーがかかりやすく、精神的な負担が大きくなることもあるでしょう。ただ、裏を返せば、努力が確実に報われる土壌があるということ。結果を出せば若くして重要ポジションに就くことも可能で、幅広いキャリアの機会が得られます。プレッシャーがある分、飛躍の機会も大きい……それが外資系企業ならではの環境です。
退職金が出ないケースも多い
外資系企業では、退職金制度が設けられていない、あるいはあっても最低限というケースが少なくありません。長く勤めた社員にまとまった退職金を支給する文化は薄く、報酬は在職中の成果に応じて支払うという考え方が主流です。
「退職時に老後安心できるまとまった資金が欲しい」「長く一社で働きたい」と考える人にとっては、退職金の有無は重要な判断材料となるでしょう。このような方が外資系企業を目指す際は、「将来に向けた備え」に関する制度が整っているか、事前にしっかり確認することが大切です。
また、外資系企業=不安定という印象ではなく、自分の価値観に合う働き方かを見極めるようにしましょう。
「将来、自分が歩むべきキャリアが見えない」と悩むなら、 どのようなキャリアが自分に適しているのか診断してみましょう!診断結果は、外資系企業へ応募するか決める判断材料としてだけでなく、新たな業界や職種に目を向ける指針としても役立ちます。
\5分で診断完了!/
外資系企業に向いている人の特徴3選
外資系企業で活躍しやすいのは、どのようなタイプなのでしょうか。ここでは、外資系企業に向いている人の特徴を3つ紹介します。自分に当てはまる点があるか確認してみましょう。
1)実力主義の環境で自分の力を試したい人
外資系企業は、「年功」より「成果」で評価される傾向にあります。「若いうちから責任ある仕事を任されたい」「自分の力でキャリアを切り拓きたい」という人には、向いている環境です。
- 学生時代にインターンやゼミのプロジェクトを主導した経験がある
- 自分が築いてきたスキルを実践の場で試したい
- スピード感を持って成長したい
こうした経験や価値観を持っている人は、外資系の実力主義文化にフィットしやすいでしょう。
2)英語を活かしてグローバルな環境で働きたい人
英語を武器に世界で活躍したい人にとって外資系企業はうってつけの環境です。会議・メール・同僚とのコミュニケーションなど、社内外で英語を活かす場面があふれています。留学経験や、異文化との交流を楽しめる人は自己の強みを大いに発揮できるでしょう。
現段階で英語に自信がなくても構いません。必要なのは「話したい」という意欲。実践の中で、語学もマインドも確実に成長します。「自分の仕事が世界規模に影響を与えている」そんな実感を持てるのが、外資系企業の魅力です。
3)自分の意見をはっきり主張できる人
外資系企業では日系企業以上に「役職や年次に関係なく、自分の意見を堂々と発言できる力」が求められます。下記の経験がある人は、外資系の文化にもスムーズに適応できるでしょう。
- ゼミやグループワークで自分の考えを積極的に伝えてきた
- 会議や議論の場でリーダーシップを発揮してきた
外資系企業に関してよくある質問
最後に、就活生が外資系企業について抱きがちな疑問に答えます。多くの学生が気になる基本的な質問を確認しておきましょう。
Q.日本で有名な外資系企業は?
A.IT・金融・消費財など、幅広い業界で活躍する企業が多数あります。
具体例
- ・IT業界:Google、Apple Japan など
- ・メーカー:P&G Japan、コカ・コーラ、BMW など
- ・金融業界:Goldman Sachs、Morgan Stanley など
- ・コンサルティング:McKinsey & Company、Boston Consulting Groupなど
- ・製薬:Pfizer(ファイザー)など
Q.外資系企業の採用形態は?
通年採用
- ・年間を通じて即戦力を柔軟に採用
- ・就活スケジュールが固定されていないため、こまめな情報収集が重要
ジョブ型採用
- ・採用時点で職種や業務内容を明確に定義
- ※「配属先に併せて育てる」のではなく「仕事に合う人材を採る」という考え方
- ・志望動機や自己PRでは「その職種で貢献できる理由」を論理的に伝える必要がある
実力主義で自分を試したい方は外資系企業も選択肢に!
外資系企業は、成果を正当に評価されたい、グローバルな舞台で成長したいという方にぴったりの環境です。実力主義で自分を試したい就活生は、早めに情報を集めて、キャリアの選択肢として検討してみましょう。
行動ポイントまとめ
・外資系企業とは、外国の企業や投資家によって運営される日本国内の企業
・「即戦力を求める」「実力主義」「グローバル」などが主な特徴
・若いうちから高年収を狙える一方で、福利厚生が限定的な場合もあるため、自分の価値観と合うかを見極めて応募することが大切
自分の強みを活かせる環境を探すために、外資系企業の採用情報や社員インタビューもチェックしてみましょう!
無料
- ▼ 自己分析に役立つ適性検査(GPS)
- ▼ 自己PR添削





