dodaキャンパス活用事例 Vol.22

内定出しが10人越え!実績以外にも大きな収穫が得られたはじめてのダイレクトリクルーティング

トナミ運輸株式会社/運輸・物流
トラックによる荷物の運送に加えて、引っ越しや航空国際事業も展開している運輸・物流会社。富山県に本社を置き、全国に約130箇所の事業所を設けている。
23卒までは、実質的に採用活動のすべてを一人の担当者が担っていた。ただ、コロナ禍による採用活動の早期化や売り手市場化が進む中で対応に限界を感じ、採用活動全体の見直しを図ることに。その一貫として、企業側から学生へと積極的にアプローチできるダイレクトリクルーティングに興味を抱き、dodaキャンパスの導入に至った。


業種:運輸・物流
規模:約4000名(2023年7月現在)
dodaキャンパスご利用の目的:母集団形成、選考移行率の向上

この企業の成功ポイント

  • ダイレクトリクルーティングの導入と並行して、採用活動の体制を刷新。人員を増やし、2名体制でdodaキャンパスを運用した
  • 学生を検索する方法をその都度柔軟に変更し、オファー対象者を広げた
  • オファー送付後は、送信者が学生と個別に面談。関心を強めて、選考へ繋げた

①採用活動の方針

採用活動において重視されている考えをお聞かせください

当社は「自分なりの方法で、他者と適切にコミュニケーションを図れる」「多様な」人材を迎え入れることを重視しています。

当社は大手のメーカーから個人の商店まで、様々なお客様にご利用いただいています。また全国に展開している関係で、事業所ごとの連携も求められるため、社内・社外のどちらにおいても、全国各地の様々な方とコミュニケーションする必要があります。ですから、どのような人とでも円滑にコミュニケーションできる資質が、活躍するうえで重要なのです。

自分から積極的に意見を発信できる、他者の話に真摯に耳を傾きかけられるなど、どのようなコミュニケーションが得意かは問いません。自分なりの方法で他者とコミュニケーションが取れる人材を求めています。

また、お客様が多様である以上、当社の人材も多様でありたいと考えています。例えば、学歴をはじめ、なにか一点に寄りかかるのではなく、様々な経歴や経験を持った人材を確保するよう常に意識しています。

採用にかけられる工数が限られた状態で、採用活動の大きな変化を乗り越えるのは難しいと判断。体制や活用するツールを大きく見直す必要があった。

②dodaキャンパス導入の経緯

はじめてのダイレクトリクルーティング(以下、DR)として、24卒の採用活動からdodaキャンパスをご活用いただいています。どういった経緯でDRに関心を持たれたのですか

dodaキャンパスの導入は、採用活動の新たな体制づくりの一貫の中で決断しました。

実は、23卒までは一人で採用活動のほとんどを担っていました。ただ、コロナ禍で採用スケジュールがどんどん前倒しになり、徐々に一人では対応しきれなくなっていました。さらに、売り手市場に変わっていく中で、従来通りナビサイトを使っているだけでは、十分な人数を確保できなくなっていました。

ただ待っているだけでは、必要な人材が集まらない。採用担当者の手も足りない。方法から体制まで、なんとか見直さなければと考えていたタイミングで、dodaキャンパスからのお声がけがありました。

dodaキャンパスに惹かれた理由はなんでしょうか

一つ目は、大学とのつながりが強いところです。当社もなんとか採用をスムーズに進めようと、この数年は特に試行錯誤して学校とのつながりを強化していたところでした。同じ方向性を向いていると安心できましたし、ベネッセグループなら頼りになるだろうと感じました。ほかのDRも調べたのですが、利用するならここだろうなと早い段階で決心していましたね。

それから、DRでは後発であるにも関わらず、学生の登録者数や信頼感で他社に引けを取っていないところもよかったですね。十分な結果を出しているのだろうと感じられました。二つ目は、導入しやすい費用だったところで、導入に踏み出すきっかけになりました。

「こだわりすぎない」学生の探し方で、多様な人材にオファーを送付。またdodaキャンパスの担当者を2名用意し、丁寧かつ多量のオファー送付を実現した。

③導入後の運用

導入後は、どのように体制を変更されましたか

オファーをはじめとしたdodaキャンパスの運営に2名、説明会や学校訪問・一次面接の対応に1名ずつ加え、計4名で採用活動にあたりました。

導入後の具体的な採用プロセスをお聞かせください

オファー承認後、面談を受けていただいてから選考に移ります。選考はエントリシートの提出と適性検査の受験、一次面接、二次面接、最終面接の流れで進みます。

オファー送付について、工夫された点をお聞かせください

基本は希望勤務地のエリアと職種や業界などの関心のかけ合わせで候補者を絞り込みましたが、あまり検索条件にこだわりすぎないよう意識しました。例えば、運輸・物流業界に関心を持っていることを絶対条件にせず、必要に応じて検索条件から外すといったようにです。今関心が弱かったとしても、オファーを受けてから関心を抱いていただける可能性がありますし、そうした人にこそ、当社の多様性を高めるうえで入社していただきたいと思っています。

またオファーの送付時は、自己PR、将来像、あるいはお写真からその学生の魅力に感じた部分を必ずメッセージで伝えるようにしました。当社を知らない学生に「あなたをちゃんと見ている」と伝えることで、信頼してもらうメッセージになると考えたからです。

検索条件にこだわりすぎないとのことですが、最終的にオファーは何件ほど送られたのですか

24卒は約800件送りました。オファーを承認してもらうには、やはり数を送ることも大事だと思います。

ただオファー1通にかける時間は、導入したての頃でも10分ほど、慣れてからは4~5分しかかかりませんでした。もちろん一人ひとり、オファーの文章は変えています。dodaキャンパスのプロフィールが見やすいからでしょう。項目こそ多いですが、タイトルで内容が強調されていたり、レーダーチャートでスキルがまとめられていたりと、学生の長所や考え方を直感的に把握できました。

オファー承認から選考までの間に面談を設けているのは、どういったご意図でしょうか

オファーを承認したからといって、選考を受けていただけるとは限りません。そうした学生の志望度を醸成するためのプロセスです。当社についてアピールする、学生の関心や経験を確認する、学生から質問してもらうなど、互いに理解を深める場としています。

また面談中は基本的に1人で対応しますが、必要に応じて上司が質問に回答したり、若手の社員にも話をしてもらったりしています。多様な人材が活躍できている会社だと認識してもらうための工夫です。

採用目標が50名の中で、10名以上への内定出しを達成。採用活動の新しい体制も確立できた。

④成功のポイントと今後

24卒の採用活動を振り返って、成果はいかがだったでしょうか

まず採用人数ですが、春の時点で内定出しが12名、うち4名から承諾を得られました。例年の動向から見ても、大きな成果だと感じています。上長からも、DRの成果が出ていると大きく評価してもらえました。人材の面で見ても、様々な属性の方に内定を出せましたので満足していますね。

最後に

dodaキャンパスの導入をきっかけに、これまで一人で担当していた採用活動を分担し、社内の人材の成長に繋げられたと感じています。また従来はナビサイトのオープンに合わせて準備していたところを、学生の動きに合わせて、柔軟にコミュニケーションを取りながら進めていく方法も学べました。どちらも成果につながる変化で、かつこの変化自体が、当社が得た大きな成果だと感じています。

この企業の成功ポイント

  • 興味関心のある分野と職種のかけ合わせでターゲット学生を絞り込む
  • オファーは直球勝負。学生の長所や魅力をストレートに伝える
  • 選考時は改善できるポイントをはじめ、フィードバックまで丁寧に行う

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